2階のベッドでフリちゃんと一緒に寝ました。
フリちゃんがシーツの中に潜ってきたのでシーツを持ち上げて彼女を見たら、いつものようにナイトライト
が点いているからか、彼女の瞳がいつもよりもずっと大きくて、耳も大きいからまた仔猫に見えました。
可愛くって、こんなの寝てる場合じゃないぞと
私もシーツの中に潜って、フリちゃんを撫でながら
フリちゃんのエラいところを一つ一つ羅列していったら、彼女もまた私をじっと見ていて「う」となり
ボロボロ泣いていたら、そのまま私は眠ってしまったようです。
仄かな灯りの中の、僅かな戯れでした。
朝、気が付いたらそこに彼女はおらず、
探すとやはり、トイレの暗い隅のタオルの上で横になっていました。
私が寝入ったところでそっと立ち去ったんだと思います。
朝が来て、今日も朝日を浴びさせようと、新鮮なお水を用意してフリちゃんを連れて来ました。


ぽちゃ。
美味しそうにお水を飲んで、
そのまま1時間ほどくつろいでいましたが

暫くしてまたトイレの隅へと戻って行きました。
静かに、ただじっとしているだけ。
フリちゃんが目の前にいるのに彼女はもうそこにいないような、ものすごく寂しい気持ちだけが胸に残ります。
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