もーーーーーーーーーーーーーー(涙)
再検査に呼ばれてね、また行ってきたよ。
親が大騒ぎしないうちに結果だけさっさと言っとくね。
結果は
異常なしだったよ(安堵)。
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マンモをしてきたのが先週の金曜日。
結果は一週間後ぐらいに、って言われてたんだけど、
なんと月曜日に病院から電話がかかってきた。
基本的に異常がなければ、結果は封書で届くんだ。
だから電話がかかってきたときは、すっげー落ち込んだよ。
3年前、初めてマンモやったときに引っかかって再検査やったことあるんだけど
その時は両方の胸が再検査でね、大体2つあるものを検査して両方共にガンが発生することってまずないんだって。
今回は右側に
塊りがありますから、と言われてさー、心の底から
今回はヤバいかもって思った。
それにしても早いよね。
金曜日に検査して、月曜日にはもう再検査の知らせとは。
『吉報は寝て待て』っていう言葉があんじゃん。
良い知らせほど、のんびりやってくるんだよ。
やっぱり悪い知らせってのは早く届くね。
再検査は次の日の午後だったんだけど、その日、仕事が全く手につかないの。
最悪の場合のことを考えて、それはそれで受け止めよう。
今、見つかったとしても、早期発見で、ステージゼロまたはステージ1ぐらいだから。
ずっと後で見つかって、その時はもう手遅れだったっていうよりもずっといいじゃん。
って思ったら次の瞬間、すっごい恐怖に襲われたりね。
で、また前向きに思い直したり。
そんなこんなで、再び同じ施設でマンモ(右側だけ)をやることになったんだけど
その
問題の箇所を見てびっくりしたのよ。
思わずレントゲン技師に「この場所は『胸』って呼べる範囲以内なの?」って聞いたぐらい。
乳首からは結構遠ざかったところ、銀河系で例えて乳首を太陽だとすると、その問題の箇所ってほとんど
海王星
ぐらいのところなのよ。
彼女、「そうなの。とっても離れているから今回はもっと皮膚を引っ張らないと画像がちゃんと撮れないかも」
と言って、前回にも増して皮膚を引っ張る引っ張る。
でも実際、絶対に皮膚が切れるわ、という心配よりも
こんなに何度も何度も放射線を浴びて大丈夫なのかワタシ?って思った。
で、その写真にやっぱり同じ怪しい箇所があるってんで、今度はエコー(超音波)検査。
そこにはまた別の助手(女)がいた。
エコーは全く痛くない。
胸の周りにジェルぬって、
テレビのリモコンみたいなやつで箇所をぐりぐり。
何度も何度も同じところをぐりぐりするわけだ。
しつこいほどに、何度も何度も。
すっごい恐くなってきて、「乳がん検診を受ける人のどれぐらいの割合が再検査で戻ってくるんですか」って
何気に聞いたの。
統計やってる仕事上、そういう数字とか結構興味あるのでね。
彼女は、大体20パーセントぐらいが再検査で戻ってきて、その中のやっぱり20%ぐらいが本当に悪い結果だと
言っていた。
仮に100人の患者がマンモをしたとして、20%にあたる20人が再検査をする。
そのうちの20%が悪い結果を受け取るとすると、その人数は4人になる。
統計的には本当に悪い結果を聞くことになる人ってのは少ないわけである。
そっか、そっか...と考えながら、「ワタシ、大丈夫ですかね」と明るい答えを期待して聞いたら
「結果はもうすぐわかりますよ。」とそっけなく言われた。
たぶん、そこで気を利かせて患者が喜ぶようなことを言って、実はそうではなかったってことがあるから
軽々しく返答はできないんだろうなと、分析する。
彼女が何度も行ったり来たりする画面を見ると、本当にそこには丸い怪しい物体があり、
検査が終わるまえに心臓発作で死ぬんじゃないかと思うぐらい。
長いエコーを終え、その助手は『数分で戻りますね。次は先生と戻ってくるけど、それは必ずしも悪い結果を言いに
戻ってくるとは限らないから、驚かないでよ。』と姿を消した。
おぉぉぉぉ。
時間があるだけ祈ろう。祈っておこう。
そして先生とそのさっきの助手が戻ってきた。
先生はきっと私よりも年が若いだろう、東南アジア系の男の医師で
なかなかの美形であった。
トシノブ・クボタに似てたかも。
なんじゃこりゃ
初めまして、と握手して、トシノブ・クボタは助手がやったように
問題の箇所を何度も何度もグリグリ。
そして助手に『...僕もキミの意見に同意するよ。間違いないね。』とか言ってる。
私は彼と彼女の顔を交互に見ながら思う。
アノ スミマセンガ ナンノコトヲ ハナシテルンデショウカ?
そしてトシノブ・クボタは言う。
『これは間違いなく線維腺腫ですよ。乳がんと勘違いして患者を慌てさせる症状の一つですよ。
多くの若い人にこれがあるんです。
特にこれと言って治療する必要もないし、サイズも2ミリですっご~~い小さいんです。
全く問題はありません。6ヶ月後にまたエコーやりましょう。
消えてるかも知れないし、大きくなってるかも知れない。大きいやつで5センチとか持ってる人もいるんですよ。
大きくなっていても、線維腺腫でしかなく、ガンに発症することは絶対にないから安心してください。』
その時点で私は
歓喜の舞をクルクルという心境というよりも
安堵で気絶しそうだったわよ。
確か3年前もこんな感じだったなと思い出した。
こういう経験は、何度しても慣れないと思う。
そして、『そう言っていただけて本当に嬉しいんですけど、何か半信半疑なんですよねー。』って言ったんだ。
そしたらトシノブ・クボタは自信ありげに
『もし、たったわずかの疑いが僕の中にあったとしたら、確実に細胞診をやりますよ。
その必要もないんです。僕は責任を持って異常なしっていう結果を出しました。』
って言ってくれたわ。
医者っていろんな角度から見て「神」って呼ばれるのがわかる気がするね。
別れ際に、『今晩は安心して美味しい晩ごはんを食べてください。』って言われたときは
すっごい嬉しかったな。
っつーことで、まず安心である。安堵である。
半年後にまたエコーをやるが、できれば消滅していてくれてることを願うのみ。
あー、恐かった。
この恐怖感、伝わっただろうか。
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その日の夜、食べたサーモンとローストポテト、それからブロッコリーサラダ。
生のブロッコリーはモサモサして嫌だと、ハニバニがブーイングしてきたので
登場回数はこれからは少ないと思う。
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最近とても涼しくなった北バージニア。
朝の気温なんて10度ぐらいにまで下がるんですよ。
昼間でもちょっと冷えるときがあって、陽だまりを見つけたミディさんはそこで伸びるのです。
猫はよく知ってるよね。
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いつもありがとう。