バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

倹約しなさい

2009年02月26日 | お仕事
今日、ボーナスがでた。

私が勤める会社では毎年1回、
売り上げに基づいてボーナスが支給される。

アメリカでボーナスのでる会社はそうたいしてない。

今アメリカでは、というか、全世界で大恐慌が起こっていて
仕事を与えられていることだけでもラッキーともいえるこんなときに
ボーナスが支給されるなんて奇跡に近い。

金額は去年よりも少しだけ下がってはいたが
それでもまとまった額の金額になる。

社内はもちろんお祭り騒ぎだ。

インターネットを通してCEO(社長:最高責任者)から
スピーチがあった。

いつもは私はあまり真剣に聞いてはいなかったが、
今年は彼がいつも言わないことを言っていたので
つい聞き入った。

「私はそのお金の使い道のことは指図しませんが」と彼は続ける。

「まず、抱えてる借金を片付けなさい。」そして、

「払い終わったら、今持ってるクレジットカードの1枚に
ハサミを入れ、使えないように切ってしまいなさい。」 そして、

「倹約を心がけなさい。」

と言う。

ここまで聞いて、社員それぞれが抱えるクレジットカードの借金は
いくらなんでもそのボーナスでは払いきることはできないだろうと
思ったが、

彼が言っていることはとても正しく、
私は100%彼に同意して聞いていた。

私は『借金』が大嫌いで、それゆえに払い続けなければならない
クレジットカードの支払いがない。

クレジットカードも、
アメリカ人が所有するクレジットカードの平均枚数(5枚だったかな)
を下回る2枚しかない。

昔はかなり物欲が強く、欲しいものはその場で何でも
購入していたが、今となっては去勢された雄犬のごとく
特に欲しくて欲しくてしょうがないものもなくなった。

いや、欲しいものはけっこうあるのだが、
このご時世、倹約する癖がついたといえるかもしれない。

だからCEOのスピーチも、そうよねそうねと
思わず腕組みして、大きくうなずいた。

なのに、

どういうわけか、そのボーナスは毎年
小切手で支払われる。

社員の大半は、その小切手を握り締め、
その足で銀行へと向かい、キャッシュに換えてしまう。

その週末で買い物をする人がたくさんいる。
CEOの言葉も木っ端微塵

それはそれで、景気を盛り上げるかも知れないので
悪いとはいえないが、
私の頭の中では今はすっかり

一寸先は闇...かもしれない

という懸念があるので、私は毎年そうするように、
そのまま銀行に預けてしまおうと思う。

でもね、

とりあえず、こないだからなんとなく欲しくて購入を
ためらっていたスターバックスのシンプルな白いコーヒーカップ($5)
を買って   私ねえ、こういうところが妙にケチなんですよ

そして、ハニバニを食事に連れて行こう。

それぐらいは余裕で楽しめそうだ。


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今日は冷蔵庫に適当にあったチキンで
トマトシチューを作ってみました。



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こないだの親子丼よりもはるかに美味しかったです。

↓  ↓  ↓

いつもありがとう。



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男はそれに気がつかない

2009年02月24日 | 家族
土曜日に美容院に行ってきた。

美容院には定期的に5週間に1度の割合で
予約を入れるようにしている。

私の髪にはたくさんのレイヤーが入っているので
4週間目ぐらいになると、毛先の不揃いが目立ってきて
毎朝セットする髪にも影響してくる。

毎回のことだが、今回も毛先をトリミングするだけの
カットだ。

トリミングといえど、1インチぐらいカットするわけだから
2~3cmはカットされる。

家に帰ってきて

「あはは。頭がすっきりしたよ。」

と言うと、ハニバニは不信な面持ちで、じっと私の頭に目を集中させる。

「ビューティーサロンに行ってきたんでしょう?」と彼は言う。

「そうだよ。」と私は答える。

「今朝、出かける前と全く変わってないじゃん。
また無駄遣いしたねえ。」
とハニバニ。

そうなのだ。

女同士なら、相手がトリミングでもしてもらえば
なんとなく髪型の違いがわかる。

男はそれがキャッチできない。

髪型だけではない。

口紅の色、新しい香水、新しい靴。

こっちから「これは今日初めて使ってみたよ」と
言うまで絶対に気がつかない。

それを職場の女の子と語って盛り上がった月曜の朝。

女の微妙な変化というものは
男にとっては理解しがたいミステリーらしい。

ハニバニにとってはミステリーというよりも
浪費
以外の何ものでもないらしいが。

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さて、昨日はアカデミー賞の授賞式がありましたね。 

夕方からこんなもん作って


胡桃入りのブラウニー

夜遅くまで頑張って鑑賞しました。 
だから今朝はまるでゾンビ状態よ

日本人、快挙でしたね。
異国から私も応援していましたが期待はしていなかった
だけに、大きな驚きでした。

さて、これは今夜作って食べた親子丼。



自分で言うのもなんだが

私が作る親子丼は

かなり不味い。


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モックンってなかなか老けない顔なんですね。

↓  ↓  ↓

いつもありがとう。






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いとしの天使たち

2009年02月20日 | 猫の話
最近、うちの彼女たち(猫x2)が愛しくて仕方ない。

私にとって彼女らは、いつも天使だ。
可愛くて可愛くてしょうがないのだけど、
最近特にそう思う。

なぜかというと、

今週に入ってから、昼休憩に家に帰ることをやめているからだ。

駐車場問題が悪化してきて (詳しくはここから)
一度会社を離れると、帰ってきたときには駐車ができなくなってきている。

これは、彼女らにとってはランチ抜きにあたるわけで、
なんだか申し訳ないやら、かわいそうやらで
私も昼休憩になると小さな罪悪感を感じてしまう。

だから仕事を終えて家に帰ってきたときの
彼女達の熱烈な歓迎振りはすごい。

私ってそんなに愛されていたのか (照)

と思わせるような騒ぎだ。

いや、実際は

「ちょっと!遅かったじゃないの。何時だと思ってるのよ?」

と悪態をついているかも知れないが、

私には

「おかえり、ケイエス!!!」

って聞こえるのだ。

想いこみの世界に浸れる自分ってすごいかも知れない。

急いでキッチンに入ると、



やたら機嫌の悪いミディと
やたらそわそわして挙動不審なフリスキーに見守られながら
私は彼女達の食事の準備をする。

猫缶をかぱっと開けて器に盛るだけなんですけどね。

うぅ。
ひもじい思いをさせて悪いねえ。

これも全て、会社の駐車場のせいなんだよ。


*****

今日の晩御飯は
手抜きには見えない手抜き料理です。


サルサチキンとアボカドスライス

ご飯には日本人が大嫌いなシラントロの刻まれた葉っぱが
大量に入っています。

チキンをソテーして、サルサソースをそのフライパンに
好きなだけぶち込んで煮たせて完成。

アボカドが、ちょっと熟れすぎました。


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人でも動物でも、ご飯を喜んで食べてもらえるとすごくうれしいんですよ。

↓  ↓  ↓

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彼が日本の経済

2009年02月19日 | ALL ABOUT JAPAN
昨夜、K姐からメールが届いていた。

内容はいつもどおり、彼女の近況を知らせるものだったが
終わりの方に、

「G7会合の日本の中川大臣の記者会見見た?」

とあった。

私は昨日のニュースといえば、さらに下落に拍車がかかる
DOWインダストリーしか頭になかったので
「中川大臣の記者会見」が何のことかさっぱりわからなかった。

ウェブで検索してみると、
出てくるわ出てくるわ、彼の記者会見のYouTubeが。
ほんま、便利な世の中になったよね

さて、そのビデオだが
見始めてすぐに、顎がデスクにぶつかっちゃうのではないかと
いうほど、開いた口が塞がらなかった。

が、仕舞いには笑い転げてしまった。


ひっく。 うぃ~♪

これではバーのカウンターで
「てやんで~ ば~ろ~。」

などほざいているおっさんではないか。

おぉ。
これは恥ずかすぃ。

イギリスだったかどこかの国では

『日本のファイナンスプライムミニスターは
SAKE プロブレムで云々...』

って報道してたよ。

ハニバニが何もそのニュースについて触れてこなかったので
こうこう、こういうことがあったのよと教えてあげると

「あ。それなら知ってたよ。」と言う。

さらに彼はこう付け加えた。

「日本の経済って今すごい悪いじゃん。
そういう国のファイナンスリーダーって、彼はもうやる気なかったのでは
ないかな。気持ち、わかるな。

だと。

でもね、彼は大臣ですよ?

大臣!    (今となってはすでに過去形)


私は異国にいながらも、日本がかつて手にしたあの
バブル経済が再び起こらないかなあと思っていたので
彼のでろんでろんな記者会見は、ショックであった。



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お酒といえば、妹はザルで、私はゲコなんですよ。

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”I love kids” と彼女は言う

2009年02月18日 | アメリカ生活
今アメリカで、世間を騒がしている、
いや、怒らしている人がいる。

     この人だ。
       ↓


かなり有名なのでアメリカに住んでる人なら知ってる人
多いと思うけど、

彼女の名前はナディアさん、33歳。
今月、八つ子を産んだ。

これでも驚きだが、彼女は八つ子を授かるまえに
すでに6人もの子供がいる。

だからこれで合計14人の子供の母。

私なんて子供は大の苦手で、
仮に法律かなんかで

一世帯に、少なくとも子供一人を引き取って育てること

なんぞできよったら、私は頭を抱えて本気で困り、
そして完璧に引きこもるだろう。

なのに彼女は14人の子供の母。 OMG

どうしてそんな彼女が世間を怒らせているかというと、
彼女はシングルマザーで、職を持たない。

これから大学院に通う予定なので働く予定もない。

だから一般市民にサポートを依頼しているらしい。

ここで言う「一般市民」とはカリフォルニアに在住のみなさんで、
ここで言う「サポート」は、そのカリフォルニア市民の
税金から賄われるということだ。

だからカリフォルニア市民のみならず、アメリカ市民全体が
怒っているのですね。

「だって子供が大好きなんだもん。」

と発言してしまったことから
彼女の我がままぶりがバッシングの対象になってしまった。

さらには、インタビューに答えるべく(上の写真)メディアに
登場してきてわかったが、
彼女はなんとなく女優のアンジェリーナジョリーに
似てるといわれたいオーラがあり、
こっちのタブロイド雑誌なんかはそれをネタにいろいろ書きまくって
いるようだ。


これがアンジェリーナ。かわいいねえ(惚)

私は実際に彼女を(八つ子の母)を見たときに
清川虹子さんに似てると思った。

それはいいとして。

本気で怒っているカリフォルニア市民の中には
実際に脅迫状を彼女に送ったとかで、
彼女が危険を察してどこかにかくまってもらっているとか
こないだ聞いた。

彼女はこれからもバッシングされ続けるだろう。

それにしても

自分が彼女の立場だったら...

と、無理やりシュミレーションしてみる。






子供の名前が覚えれん  悪いけどナンバープレートつけてくださる?






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結婚した芸能人カップルに「お子さんは何人欲しいですか」っていうお決まりの質問、
個人的にバカバカしいと思います。


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くたばれ偽日本料理屋

2009年02月15日 | 食べ物
今日はこっちもバレンタインデー。

甘い日のはずなのに、夕飯を終えて帰宅した私もハニバニも
元気がない。

なぜかというと、行ってきた日本料理屋に
かなり失望してきたからだ。



事の始まりは先週。

車を走らせて20分ほどのショッピングエリアに
とある日本料理店がオープンして半年になるのだけど
いつも行ってみたいと思っていて、いつも忘れていた。

先週、思い出したように、ウェブサイトでそのレストランを
チェックしてみると、評価に星がたくさんついていて、

「これぞ本物の日本食」だの
「街で一番の寿司を食べさせてくれる」だの、

それはそれは高い評価を受けていたので、
単純な私はそれは行かねば!と思ったわけだ。

別に今日がバレンタインデーだからというわけではなく、
単に土曜日だからという理由で(私たちの外食は週末が多い)
ハニバニと行ってみた。

店構えもなかなか。

ただ、ウェートレス達が韓国語で話をしていたのが
少々気になったが、和食料理屋で外国人が働くぐらいいいではないか。

テーブルに案内され、メニューに目を通していた。

「あ、焼き鳥」

私はまずそれを注文しようと思ったが、咄嗟に目がその品目に釘付けになった。

Yakidori

普通、焼き鳥をローマ字に書き換えると
Yakitori
ではなかったか。

その時点で間違いは始まっていた。

可哀想なことにハニバニは出てくるもの全てが大失望だったようで、
項目にすると、こうだ。

1.出されたお茶が安物の玄米茶で「焦げの臭いがする」と不機嫌だった。

2.出されたサラダのドレッシングが強烈なゴマの風味で
鼻を摘まんで「これは臭い」と、さらに不機嫌だった。

3.注文した天ぷらうどんにマッシュルームが入っていた。

4.しかもそのうどん、「ケイエスがつくるうどんのがはるかに美味いよ。」
と言った。その天ぷらうどん、よっぽど不味いとみた。

5.注文したカリフォルニアロールを出されて、
「そんなもの注文してません。」と言ってしまったほど、でてきたそれは
カリフォルニアロールとは似つかないものだった。

私なんて、焼きそばを注文したら
やたら水分の多くて、マッシュルームとズッキーニの入った
焼きそばがでてきたし、

ベジタブル天ぷらなんて、ズッキーニとスイートポテトだけだった。

お店の名前はいっちょ前に日本人の名前
(例えばKansaiみたいなね)を使っているのに
寿司シェフもよく聞いてみれば韓国語で話しよった(涙)

和食をおちょくっとるんですか?

もちろん2人は、普通ならありえないほどの量を
残して、その場を去った。

もうそこへは戻らないことを決心した。

私はため息をつき、ハニバニは

「ダメェェェェェェェェェ!!!(怒)」  (←もろに日本語で)




と、各々に怒りと落胆をあらわにして家路に着いたのだった。

決心しました。

もうローカルな日本料理店には足を運びません。



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皆さんのバレンタインデーが甘かったことを祈ります。

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バレンタインデーに対する疑問

2009年02月14日 | アメリカ生活
今日は13日の金曜日。

特に意味はなかったけど、ハニバニが休暇をとったので
私もそれに合わせて休暇をとった。

人が働いている日に自分は堂々と休むっていうのは
とても気分が良い。

昨夜、いつもの散歩から帰ってきて例のごとく
「牛、丸ごと食べたい症」に陥っていた私は、
ランチにチーズバーガーが食べたくて、11時ごろに家を出た。

ちょうど会社の前を通ったときだ。

いつもならランチのデリバリーの車でいっぱいな会社の玄関が、
今日はそれとは違うデリバリーの車で一杯になっていた。

どうやらお花のデリバリーらしい。

今日はまだバレンタインデーでもないのに、
会社には彼氏、または旦那から彼女または妻に花のプレゼントが届く。

これには理由がある

と、私は思う。

毎年毎年、必ず思っているのだが
なぜ会社にわざわざ花を届けるのか。

遠距離恋愛している恋人同士ならわかる。

わからないのは、どうして夫が妻に花をプレゼントして
職場に届けるのだろう。

一緒に住んでるんだから、家に花を買ってくればいいではないか。
そっちのが安上がりだということを知らないのか。

あ。

もしかしたら自分で買って、配達を頼んだ可能性もある。

これはどう見ても、虚栄心丸出しのバレンタインだ。

私は性格が悪く、物事を斜めに見ることがしばしばあり、
今日もそんなことをハニバニに言って聞かせた。

ハニバニは運転席で黙って聞いていたが、
一通り聞いた後、ぶっと吹き出して

「女の人はそういうことも分析の対象にしてしまうんだね。」

と、まるで「男でよかった」と言わんばかりの
あきれた顔をこっちに向けた。


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ランチはRedRobinというバーガー専門店で。



私のオーダー:Chedder Cheese Burger



ハニバニのオーダー: Burning Love Burger

彼のオーダーしたバーガーはとってもスパイシーで、
レタスをちょっと食べてみたが、それだけで悶絶しました。

目的達成。
ああ。満足。


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Happy Valentine's Day!!!

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課題は駐車場らしい

2009年02月13日 | お仕事
今まで再三に亘ってうちの会社の駐車場についての文句をぶつけてきた。

去年の秋ごろ、やっと工事が終わったので
ランチから戻ってきても余裕で車を停めることができたのだが、
今年に入ってからまたもや車を流して、少しさ迷わないと見つからなくなった。

特に月曜日が一番タフな日で、
どんなに流浪しようともまったくスペースがなく、
90%の確立で、近くのショッピングセンターまで行かなくてはならない。

そこから歩いて会社にたどり着くのは問題ではない。
歩くのは体にいいから、全然平気なのだ。

困るのは、そのショッピングセンターのオーナーとかが
ショッピングもしてない私の車を法的にレッカー移動できると
いう事実だ。

会社はすでに、CarPoolという、
相乗り制度を強化していて、そういう人たちのためのパーキングスペースを
増やした。

その制度が来週月曜日から実施される。

そうすると、今までそこに普通に駐車できた人がそこへは
駐車できないわけだから、よそへ駐車する。

そうすると、連鎖反応式にそれまで普通にそこへ駐車していた人の
スペースが奪われるということになる。

これは困ったことになった。

今日、社内メールでから
駐車場の今後のプランがビデオレターになって届けられた。

この不況と言われるなか、この会社は運良く業績を伸ばして
もっと人材を雇った。

その結果、もう200台駐車できるほどのスペースを確保しなくては
いけなくなった。

そのエラそうな男はさらにこう続けた。

「今私たちが抱える問題は、経済的なものではないんです。
いかに駐車場を確保するかなのです。
抱えてる問題が駐車場、だなんて、素晴らしいことじゃないですか。」

と、思い切り理不尽な説得を力説していた。

ま、リストラされるよりはましか。

あーあ。
来週からランチに家に帰ることも難しくなってきたな。

非常につまんない。
ってか、うちの彼女らの機嫌が悪くなるよ。

***********

最近ハニバニの健康向上のために、
努めてヘルシーな材料の料理をしてきているが、
たまには羽目をはずしてフライドチキンなんぞ食べたくなる。

でも巷で売られてるフライドチキンは
今のハニバニにとっては大敵だ。

でもフライドチキン、食べたい。

こうして生まれたのが



なんちゃってフライドチキン

鳥の胸肉を使って、フライドチキン用の粉を使って
薄く油を引いたフライパンでカリカリに焼くだけ。

KFCとかには及びませんが
それなりに満足するチキンでした。


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やっぱり私はチャリで通勤すべきでしょうか。

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自慢のヘアスタイルが

2009年02月12日 | アメリカ生活
家族や友人に、私がこっちでどんなに寒くて
ミジメな生活をしているかをメールで常々愚痴っている私だが、
なんと今日は2月とは思えないぐらい暖かくて
最高気温が華氏75(24℃)だった。

2月ではありえない気候だ。

「2月でこんなのって気味が悪い」という人もたくさんいるが
私はそんなのお構いなしで、異常気象の恩恵をエンジョイした。

しかし、時として異常気象はうれしくないものも
一緒に連れてくる。

今日は突風だった。

それも車ごと持ち上げんばかりのすっごい突風。

おかげで私の自慢のヘアスタイルはぐちゃぐちゃに。

しかも、普通の髪型をぐちゃぐちゃにされるのではなく、
スーパーハードでセットされたハイメンテナンスな髪型を、だ。

私は週末を除いて毎朝、大きなカールで髪をセットし、
仕上げにヘアスプレーを撒き散らす。

しかもシュ~っとひとふり、というようなデリケートな
やり方ではなく、

付近でタバコを吸わないで下さい

みたいな、まるでガソリンスタンド級な警告がつく
ダイナミックなやり方だ。

ハニバニはそれを見ながら、

地球の温暖化は、ここが原点だったか

とまで言う。


話がそれたが、今日はそんな私の自慢のヘアスタイルも台無しな日だった。

ちょっと不機嫌になったまま、
ランチ休憩から戻るエレベーターの中で男2人組みと一緒になった。

彼らはカフェテリアでランチをしていたらしい。

男のひとりが言う。

「なんか外、すっごい暖かいってよ。」

それに応えて、もうひとりの男が言う。

「らしいね。しかも風もかなり強いらしいよ。」


そして2人の視線は私の自慢だったヘアスタイルに。







ほっといてくれ(涙)




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風の強い日はDCに戻ってくる可哀想な飛行機を想うのです。

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It was not my time

2009年02月10日 | アメリカ生活

昨夜は満月でしたね



今朝、いつもの打ち合わせのために隣にある別館を
歩いていたときのこと。

こないだから最近さっぱり見なくなったなと思っていた
ゲイルを見かけた。

彼女は年にして60歳ぐらいか。

年こそとっているが、エネルギーレベルは私よりもはるかに
高い、とても元気な人だ。

だけど、久しぶりに見る彼女は
どことなく一回り小さく見えてびっくりした。

呼び止めて彼女に言った。

「最近全く見かけませんでしたから心配してたんですよ?」

すると彼女は大笑いし始めて、こう言う。

「当たり前じゃないの。私事故って死にかけてたんだから。」

なんでも彼女はいつもの夜勤を終え、
月曜日の正午ごろハイウェイをぶっ飛ばして家路に向かっていて、
車線を右から左へ変更していて、そこからもう記憶が全くないと言う。

気がついたら救急病院で、体のあちこちにワイヤーやら
注射器やらが引っ付いていて、体は痛いし、精神的にパニックに陥った。

警察の説明で、車はガードレールを突き破って、
対向車線との間にあった、大きな木に激突したらしい。

ブレーキの後がなかったところから、警察は居眠り運転だと
責めたらしいが、ゲイル本人はとにかく記憶がないと言い張った。

そんなゲイル、いきなり声を潜めてこう言った。

「あのね。本当は居眠りだったかも知れないのよ。
だけど、後々でいろんなところで自分の発言が問題になったりするから、
都合が悪いときは『記憶にございません』って言うのよ。わかった?」

と、アドバイスをしてくれた。

私が不信な面持ちをしているのもお構いなく、
彼女はさらに続ける。

「肋骨をバキバキに折ってね、それが肺を突き刺したから
肺に穴があいてね。けっこうヤバかったらしいのだけど、
It was not my time.
私が逝く番ではなかったらしいのよね。
あんた、あの日から私の人生変わっちゃったわよ。
毎日がファンタスティックでさ。
生きてるって素敵ね。じゃあね。」

しゃべるだけしゃべって、ゲイルは自分の職場へと帰ってしまった。

ぽかんとして聞いていた私は

「おかえり。」

と彼女に言ってあげる隙間もなかった。

なんだか彼女は長生きしそうだなと思いながら、
彼女のレンガ色の眉毛が気になった。


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車の運転は気をつけましょうね。

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会議にて

2009年02月07日 | お仕事
                
                           スカッと晴れた金曜日




時は午前11時。

今日は突然会議に徴集された。

私は金曜日に行われる会議が好きではない。
しかも、突然アポなしで徴集されるのは大嫌いだ。

なんと言っても、個人的に何も準備が出来ていないからだ。

今回特別出演を依頼された理由は、

海外支店に支払うコミッションのパーセンテージを聞かれたときに
誰かが答えなければならない


から。

コミッションを管理するのは私の仕事だ。

しかし、

そういうことって、マネッジメントが知っていなければ
ならないのではなかろうか。

「嫌だ」

とも言えるはずもなく、渋々会議に特別参加する。

会議はドイツ支店とのテレカンファレンスだった。

テレカンファレンスとは、単に電話をスピーカーフォンにして
顔は見えないが、あたかも全員が同じ場所にいるかのごとく
意見を言い合う会議のことだ。

滑稽なのは、スピーカーが小さすぎて相手の声が聞きづらく、
仕舞いには大声で話さなければならないという事実だ。

大声で話し合う会議って結構疲れる。

会議は最初っからコミッションの話ではなく、
私が全く訳がわからないところから始まった。

どんな会議に参加していても、自分に関係がない、または
興味がないとわかった時点で、私は妄想してしまう悪い癖がある。

たいてい考えることは、食べ物のことだ。

今日は「ランチには何を食べるべきか」というトピックが出来上がっていて、
サンドイッチを作って食べる自分や
ラーメンを作って食べる自分を
シュミレーションして楽しんでいた。 ←馬鹿炸裂

と、その時何かが私の脳を激しく揺さぶった。




どこからともなく漂うフレンチフライとケチャップのかほり。



私はフレンチフライをケチャップで食べるのが大好物だ。
壁越しに誰かがランチを食べているらしかった。

妄想からすっかり戻ってきて、
今度はその芳しい香りに陶酔し始めた。

時間も時間で、空腹で気が狂いそうだ...


というよりも気が遠のきそうだ。

結局、その会議ではコミッションの話など全く出ず、
一体何のための徴集だったのだろう...

やれやれと言う感じに重い腰を上げると
マネッジメントのボブが

「あの。ケイエスさん。」

と呼び止める。

しまった。

妄想で爆走がばれたか。

「悪かったね。お昼どきに。」とボブ。

「大丈夫です。気を使っていただいてありがとう。」という私にボブは

「いやね、なんだかとても脱力していたので大丈夫かなと思って。」



私は心も体もどっかに行ってしまっていたらしい。





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Have a nice weekend!

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いつもありがとう。


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日本人が嫌うアレ

2009年02月05日 | 食べ物
アメリカに移住してくるまで食べることができなかった物がある。

セロリやアボカド、そして豆類(グリーンピースは今もダメ)だ。

セロリなんて臭くて臭くて、誰があんなもん『食べ物』として
扱い始めたのだろう、なんて思っていたぐらいだ。

それが今や、セロリもアボカドも豆類も大好きな食べもので
ことセロリに関しては、スティック状にカットして、
レンチドレッシングで食べるのが非常に美味しい。

今でこそ矯正してるので、今までみたいにバリバリと
良い音をさせて齧りつくことはできないが
以前はあの音を聞くのも楽しみで食べてたりしていた。

あれほど嫌だったあの「臭い」が「匂い」へと変身し、
今ではあの匂いをかいだら反射的に空腹を覚える。 まるでパブロフの犬

実はセロリをザクザクと刻むのも大好きだ。

だけどなぜこんなに変わっちゃったんだろう?

こっちに来てから食べれるようになったものは他にもある。

例えばこれ。




フルーツのたくさん入ったチキンサラダ。

おぇ。

って思うひと、たくさんいるだろう。

私も果物が入った料理が大嫌いで大嫌いで、
給食でサラダにりんごなど入っていた日には
機嫌が悪くてそのままグレてしまおうかと思ったことがある
ほどだ。

それが、今ではサラダにはフルーツが入っているものを選んで
買うようにまでなった。

例えば上のサラダ。
入っているフルーツは、

タンジェリンオレンジ
リンゴ
ブドウ
イチゴ

とにかく、このフルーツがサラダの味を引き立てるのだ。

フルーツ入りのサラダを最初に食べたころは
あの違和感に耐えられなくて、いつも残した。
しかもレンチドレッシングも気持ち悪くて使えなかったぐらいだ。

だけど、あのレンチドレッシングの美味しさがわかるようになったころ
フルーツ入りのサラダも全くOKになっていたのだな。

なんかこう、無理やりにお見合い結婚をして
最初はぎこちなかったが、次第に相手の良さがわかり始めて
気がついたら彼のこと、大好きになってたの~

みたいな感じだ。

わかってくれるだろうか、この気持ち。



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酢豚にはやっぱりパイナップルでしょう?。

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スリリングMonday

2009年02月03日 | お仕事
今日は月初めの出社で、月末レポートがやってきた。

今まではマネッジメントモーニングレポートまでやってたわけだから
忙しい月曜日とはいえ、あれをやらないですむということだけでも
とっても気が楽だ。

肩の荷が軽い。

昨日はこちらはSuperBowlでお祭り騒ぎだったから
週末明けた今日なんてみんな朝からその話ばっかりしてる。

私はフットボールにはまったく興味がない。

しかも目の前にはやっつけないといけない
レポートの山。

さっそくいつものように愛用のiPodを取り出して
プレイボタンを押して、

「げっ」

となった。

充電してからの持ちがとってもいいので、
最近充電を怠っていて、今日気がついたら充電の表示が

Red Zone

になっていた。

でもRedZoneからでも結構長持ちするんだよね。

気にせず仕事に没頭すること数時間。

嫌な予感がして、思い出したように充電の表示をみたら











もうRedZoneすら消えかけておった。

私は仕事中はずっとiPodの世話になりっぱなしで
あれがないと集中ができない。

まして今月末レポートをやり始めたばかりなので
集中ができないと困るではないか。

今までもこんな絶体絶命のピンチに出くわしたことはあったが、
ルイスがいつもUSBケーブルをもっているので
それを借りてPCから充電ができたのだ。

しかし、こんなときに限って今日は奴は休みだ。

うー。

マイiPodよ、お願いだから就業までオンガクを鳴らしてくれ。


日ごろの行いが良いので、願いは通じた。

それからマイiPodは、残業を少しした4時まで
何事もなく作動してくれた。

ああ、よかった。

しかし、安心して家路に急ぐ私を待っていたものは
またしてもショッキングな発見だった。

ガスケージにふと目をやると、なんとガソリンのメモリが



に落ちていた(涙)



ガソリンも『E』になってからも結構車は走るとか言うけど、
その『E』になってから、私は一体どれくらい走っていたのだろう。
全く気がつかないって、ある意味ハッピーでいられるということか。

最寄のガソリンスタンドまで頼むから走ってくれ...。

いつもは近いガソリンスタンドが
今日はやけに遠かった。

無事に到着して、大きなため息。

スリル満点だな。


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スリル映画は好きですが、自分に振りかかるスリルは嫌です。

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From TOKYO

2009年02月01日 | ALL ABOUT JAPAN




今朝、キッチンでコーヒーを挽いていたときのこと。

誰かがドアのチャイムを鳴らして
ハニバニがドアを開けた。

どうやら郵便配達らしい。

「ジャパンからお届け物。」とハニバニが言い、
「ワオ。すごくでかいよ。」と続ける。

ああ。母がまた日本からラーメンを
商売が出来るほどたくさん送ってくれたのだろう。

だけど、ラーメンならこないだたくさん送ってくれたけど?

キッチンに入ってくる彼を見るなり、私はビックリした。

その郵便物は、中身は絶対に大型クッションだろうということを
想像させた。

さらにビックリしたのは、送り主は母ではなく
東京に住む、友人のエムだった。

郵送物には『Photograph』(写真)と明記されていた。

実はエムのご主人はフォトグラファー(写真家)で、
名前もとても知られている人だ。

とにかく一刻も早く開けたいが、
梱包が頑丈でハサミと格闘すること数分。


闘った相手は手ごわかったわよ

出てきた写真入りの額を見て、息をのむ。

送られてきた写真は、東京タワーや富士山までも一望できる
東京のサンセットのようだった。


著作権を配慮しているので小さめの写真ですがオスソワケ

暮れてゆく空のブルーと、夕日のオレンジのコントラストが
絶妙だ。

私はその写真の入った額を抱えてキッチンに座ったまま
そのTokyoに見とれた。

世界のTokyoは、やはり美しい。

あの飯嶋愛も、東京の夜景が大好きだったと聞いた。

写真に見とれる私の横で、同じくハニバニも
そのTokyoを見とれてていた。

と、彼いわく

「Tokyoの写真。なんかさ、もっとこう壁一杯に大きければいいのに。」

壁一杯の東京の夜景。

それではまるで80年代に流行った、安物のポスターではないか。
芸術を知らん男は、これだから困るよ

写真の右下にはエムのご主人のサインが、
そして額の裏には「Tokyo Mood」と書かれてあった。
それがこの作品のタイトルなのだろう。

エムにはこれまでも、ご主人が撮った写真のポストカードなどを
送ってくれたりしたが、今回のこの作品は本当に素晴らしいと思う。

手に職がある

ってこのことを言うんだろうな。

自分の感性を作品にして、それを残してゆけるなんて
素敵ではないか。

私はそれからもうしばらく、
そのTokyo Moodにひたった。

<エムへ>
素晴らしいプレゼントをありがとう。
ありがたく、家に飾らせてもらうね。

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ちなみに私、一眼レフの意味も知りません。

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