バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

ゲームを超越したゲーム

2008年04月30日 | アメリカ生活
                  

今日は何の日かというと、Grand Theft Auto IVという、ゲームソフトの発売日。

なんだ、ただのゲームじゃん。...というなかれ。

この犯罪アクションゲーム、今すごい社会現象を巻き起こしている。

実は、今日4月29日発売だったのだが、正確に言うと、4月29日午前零時に発売になった。
もちろんお店もそれにあわせて開店する。

そう。真夜中からこのゲームを求めて店頭に行列が出来るのだ。

そんなん馬鹿馬鹿しい。
そんなゲームを買う奴、どこのどいつじゃい。





















                   

                                ......。

って、それはうちの夫(ハニバニ)。
彼はシリーズ1も2も3も制覇している。
奴は前もって予約をしていたのだ。


前々から予約してまで欲しいゲーム。
その情熱を私に向けてくれないか。

さすがに真夜中に行列してまで買いに行きはしなかったが、
今日、仕事を終えて家に戻るなり、

「今日は、夕食は外食。おごるし。だからちょっと付き合って。」

そして二人はゲームストアへ。

すでに行列はなかったものの、店内は賑わっていた。

私にはわからない。
私は基本的にビデオゲームというものがあまり好きではない。
ヘタクソだ、というのが一番の理由なのであるが。

真夜中に買いに行った人は、今日はあらかじめ休暇をとっていた。
一晩中ゲーム三昧なのだろう。
なんと不健康なことか。

そのあとは、いつものアメリカナイズドメキシカンレストランによって、
フィッシュタコスを食べた。

 私はまだ遠慮がちなチップス&サルサ

 K姐、わるいね。またあなたの分まで食べたわよ



かくして、ハニバニの眠れない夜は始まったばかりだ。

コメント

彼の家に棲むテロリスト

2008年04月29日 | 猫の話
今日、昼休憩から戻ると、昼休憩のひとコマらしく、
同僚がひとかたまりになって話をしていた。

休憩中に送られてきたメールに目を通していると、
ルイスが聞いてくる。

「ね、ケイエス、仔猫欲しくない?」

私は猫が大好きで、仔猫なんて大ファンだ。
でもうちには猫がもう2匹もいて、それ以上飼うつもりはない。

正直、もっと欲しい気持ちは一杯なのだが、
そうしてしまうと、責任に自信が無くなってくる。

我が家は今のところ、猫と人間の頭数が一緒なので、愛情が行き渡っている。
人によっては、どんなにペットの数が増えようとも同じように愛情を
注ぐことができるよと言える人もいるだろうが、私が100%、責任をもって
育てることができるといいきれるのは、2匹までだ。

それをルイスに伝える。

彼の話によると、彼の友達が家の近所の駐車場で2匹の仔猫を拾った。
放っておけないので、引き取り手を捜しているとのことだった。

「僕がね、一匹を引き取ることにしたんだけど。」

と、その言葉に私の心臓が、どーんと、堕ちてく。

彼には、妻、娘二人に、ある事情で親が面倒を見ることができない
他人の娘二人、プラス、子犬がいる。

その彼の娘(レイラ:2歳)が、どんなに凶暴か
私は彼から聞いて、知っているのだ。

レイラはまだ子供ということもあって、物事の良し悪しがまだわからない。
人の痛みなんて皆無だ。

こんな小さな子供に子犬を与えたらどうなるか。

いつも彼は職場で『昨日の晩、レイラがクローイ(子犬)にしでかしたこと』を
言って聞かせる。

引っ張って、引きずり回しただの、おもちゃで叩きまくるだの、
周りは「ああ、レイラはやんちゃね。」と、笑って聞いているが、
私は全く笑えない。

何ひとつ、可笑しくも、可愛くもない。

かわいそうな子犬だなあ、と思うだけだ。
クローイは、ブルテリアかなんかの種類で、決して大型犬でもなければ、
中型犬ですらない。

子供が簡単に「おもちゃだ」と思える大きさだ。

そんな家庭に拾われようとしている仔猫。

心から、気の毒になる。

さらにルイスが聞いてくる。「猫は扱いは簡単なの?」

「自立しているから簡単だけど、心は繊細だから違う意味で難しいかもね。」と
アドバイスする。

遠まわしに『やめとき』と伝えてるつもりだった。

「でも引っかいたらどうしよう?」

猫じゃけー、引っかくのは当然じゃんか。ぼけ。と思って毒付くが、
「だからね、ちゃんとしつければいいじゃん?」と、言葉から棘を抜く。

そこにレベッカが加わる。

「それなら簡単よ。爪を獣医で抜いてもらったらいいのよ。うちもしてるし。」

この辺りから、私は完全に気分を害していた。

猫が引っかくのを懸念するなら、どうしてその要因になるものを取り除くことを
考えないのか。

しつけてもダメなら、爪切りを定期的にすれば良いではないか。

どうして人間の都合で、猫の大切な体の一部を奪うのか。

私の目の前では、すでに料金の話になっている。

私は気分を害すと、すぐに顔に出るので、口論になるまえにさっさと
デスクに戻って、やっつけないといけない私の仕事に気分を切り替えた。

「ルイスの家にはテロリストがいるけど、
とりあえず、ご飯と寝床はゲットできるね。」と無理して前向きに考えた。

ルイスの気持ちが変わって、「やっぱりやめといたわ。」
とか、明日聞けたらいいのだけど。




あんたたち、よかったね。うちにテロリストがいなくてさ。






気分を変えて、今夜の晩御飯は、酢豚にした。



うちの酢豚にはパイナップルが入っている。

と、以前日本にいる友達に言ったら、『うげぇ』とか言われた。
日本人って、料理に果物って嫌がる人多いね。

うちでは、ポークソテーにりんごのスライスとか、
ローストチキンにクランベリーソースを添えるとか言うと、
すっごい嫌な顔をされたぞ。

美味しいのに。
コメント (7)

手抜きな日々 終わり

2008年04月27日 | アメリカ生活
金曜日の夜、長い出張を終えてハニバニ(夫)が帰宅した。

これまでも、このブログで私がどんなに手抜きな生活をしていたかを
楽しげに挙げていたが、そんな日々もとりあえずは終わりだ。

とりあえず、というのは、彼は出張がしょっちゅうなので、
手抜きな生活も、また先で再開されるのだ。

手抜きな日々では、私の手抜きな食生活を中心にブログにしてきたが、
火曜日に口内矯正のワイヤーの調整があってから数日間は
噛めない日が続くのはわかっていたので、
ハウスのクリームシチューを大量に作り、小分けにして
それを毎晩食べていたので、それを写真に撮ったりしていたら、

「ここは手抜きな食生活を自慢するところなん?」

と、一応読者である母が嘆いてしまう恐れがあるので、やめた。
(母に心配かけてはいけません)

クリームシチューを毎晩食べるのって、なんかこう
とにかく胃を満たせれば、それでいいダロ!みたいななげやりな
感じがしてたなあ。

でも、ワイヤーがぎぅぎぅと締め付けるときに、グルメな気分なんて
これっぽっちもないのだ。

さて、ハニバニが出張の間に、急に暖かくなって、雨もずいぶん降った。

彼がカリフォルニアに向けて出発したときは、まだ少し肌寒かったので、
見るもの全てに色があまりついていなかったのだが、
彼が不在のときに、春はいきなりやって来たようで、こないだも
裏庭の芝生の写真を撮ったように(参考記事)、景色がいっぺんに色付いた。

うちの庭のアザレア。春でいっぱい。

 4月23日撮影

 4月25日撮影

 こっちもほぼ満開

特に手入れも何もしてないのに、毎年春が来るたび律儀に咲いてくれる。

ハニバニは帰って来るなり、「鮮やかだねぇ。」などとうっとりしていた。

今日は、彼は朝から張り切って庭の芝を刈ったり、植木の形を整えたり、
完全に庭師と化していた。
疲れを知らん人じゃね。

時差ぼけもあるだろうから、しっかり寝てればいいのに。

出張中は彼は外食ばかりで、ジャンクフードに溺れる毎日だったので、
さすがにランチを「マックのチーズバーガーが食べたい」とは言わなくて、
軽くサンドイッチを作って一緒に食べた。

それからは、近くのショッピングセンターペットフードなど見て歩いたりして、
数時間過ごした。

もちろんディナーも手作りでしたよ、母。
海老とトマトの白ワインパスタ。ハニバニ大喜び。

気楽だった手抜きな日々は終わったが、ハニバニが帰ってきたら、
やっぱり楽しいや。

手抜きもたまにするから、面白いのだよね。

コメント

フリスキー 3歳

2008年04月24日 | 猫の話
日本はすでに24日になってしまっているが、
4月24日は、フリスキーの3歳の誕生日だ。

彼女をもらってきたときはまだ、3ヶ月ぐらいで、
好奇心のかたまりだった。

 攻撃態勢 ON

彼女が触る全ての物がおもちゃと変身してゆく。
それ見るのがとても楽しい時期だった。

突然現れた彼女の存在に、ミディはどう思ったか知らないが、
ケンカやトラブルもなく、2匹は仲良く暮らし始めた。


 我が家にもある 階級制度

ミディは決して体の大きな猫ではないが、
仔猫だったフリスキーと比較すると、やっぱりミディのが
はるかにでかい。
仔猫って、本当に小さくて柔らかくて、抱く人の心まで優しくなれる
ような気になってくる。




そんな彼女もどんどん大きくなって

 しっぽ くるん


いつの間にか、ミディよりも大きくなりよった。

 何で急いで成長しちゃうのさ


特に大きな病気も怪我もなく、丈夫に育って感謝感謝。



フリスキー、時としてあんたは生意気だけど、
いつも家庭に笑いをもたらしてくれてありがとう。

 Happy Birthday To You

...おまえ、なんだか女王様みたいだな。



コメント

涙一滴 こぼれるほどね (歯列矯正 通院4回目)

2008年04月23日 | 歯列矯正
 Can you see it?

今日、昼休憩に家に戻ってサンドイッチを食べていると、
猫が窓にしがみついて、カッカッカッと歯をがちがち鳴らして
(この行為は猫を飼っている人しか分からないだろうな)
興奮しているので、何かと思って見てみると、
裏庭の木の幹で、リスが寝てた。
ただそれだけ...。

猫はそういうことで大喜びできていいよな。



さて、今日は通院4回目で、ワイヤーの調整だった。

思ったよりも早くクリニックに着いたので、
とりあえずトイレに行って、何気なくトイレの壁を見ていたら、
その壁のペイントの色がとてもシックで、良いなと思い、
思わず写真に撮ってみる。

 何やってんだ、私



今日も窓際の『庭園テーブル』へ通される。
キャスパー君を始め、ここのスタッフの女の子たちはいつも親切だ。

いつものように、助手が手際よく古いバンドをパチンパチンとはずしてゆく。

 この庭園テーブルから小鳥を眺めたりできる



それにしても、毎回思うが、変色したバンドが情けない。
濃い色の飲み物はストローで飲んでいるが、食べものは
ストローでは吸引できない。しょうがないよね。
新品のバンド(残骸の左上)と比較してみよう。
新品のバンドの、なんと美しいことか...。

 だって毎朝のコーヒーは大切でしょう?


そしてキャスパー君登場。「ハーイ。バネ、あれからどうしてる?」

さっそく受け口状態(関連記事)を説明して、
「これも計画のひとつなんでしょう?そうでしょう?」と
聞いてみた。まさか、それはアクシデントで...とは言わないだろう。

「えー。受け口になっちゃったの? (思考中)...。」

ワタシ ハ スコシ コンワク。 


「わははは。もちろん、そうなることはわかってたよ。
でも、下の歯が上ほどは動いてないってことだね。
今日は別の作戦でいこう。」

と、出してきたのは、「パワーチェーン」という
ラバーバンドが連なったリボンのようなゴムだった。
名前からして、力がある鎖...すごそう。
(写真撮るの忘れたよSorry)

これを下の歯全体と、上の歯の犬歯から奥歯までに装着してもらった。

 下の歯のブラケットに引っ掛かっているリボン見えるかな

装着するのが大変で、バネもすごい力だったが、
このパワーチェーンはもっとすごい。
助手が装着する際、引っ張ると、顔全体が引っ張られる感じだ。
その上から、犬歯と奥歯をさらに近寄せるために、
別のクリアなワイヤーでグルグル巻きにして締めてゆくのだ。

この助手は、この「グルグル巻き」にまだ慣れていないようで、
他の助手に、聞いている。

「どれくらい引っ張って結べばいいのかしら?彼女に
痛みを加えたくないんだけど。」

その助手は答える。

「理想的なのは、患者の目から涙一滴こぼれるぐらいよ。」

一瞬、助手と目が合う。

「...。まさか彼女、本気じゃないでしょうね?」と真顔で聞いてみる。

そしてキャスパー君が笑って再登場する。

「わははは。それは冗談。でもそれぐらいきつく締めないとね。」

とにかくものすごい圧力感なのだ。
歯を上下かちかちやってみると、もうすでに噛みごこちが
違う。うへー、今夜は鎮痛剤がいるかも...と言ったら、
「はい、これお土産ね。」と、本当に鎮痛剤のパッケージくれたよ。


帰り際、キャスパー君のクリニックで今やってるコンテストの
ある賞に私がノミネートされたことを知った。

そのノミネートされた部門は、『Excellent Dental Hygiene』、
要は、『キレイに歯が磨かれているで賞』みたいなやつ。

当然じゃん。1日に5回も6回も歯磨きするのだから。
でもうれしい。

それにしてもその賞に最終的に選ばれたら何もらえるのだろう?
矯正歯科費用全額払い戻しとか...

まずないね。






コメント

まずは簡単なことから

2008年04月21日 | アメリカ生活
土曜日はとっても良いお天気だったのに、
今日は朝からすごい雨。

去年はこの辺、雨が降らなくて大変だったのに、
今年に入ってから、理想的に降っている。
どうりで庭の芝生が青いわけだ。

 「隣の芝生は青い」っていうことわざあったね

朝からこんなだと、猫x2も寝てばっかし。つまんねー。




掃除をすませてから、一週間分の食料品の買出しに行きましょうと、
冷蔵庫を開けて、今初めて気がつきましたとばかりに、
これに目が行く。そろそろ処分しなくては...。

 黄色い頃は『バナナ』と呼ばれてた物体

いつから冷蔵庫にあったのだろう。

処分っつっても、すぐにゴミ扱いするなんてもったいない。
こと食べものに関しては、無駄に捨ててしまうなんて
貧乏性の私にできようか。

こんなに変色したバナナを、職場でみんなの前で食べる勇気はないので
バナナブレッドにしてみた。
これぐらい変色してると、糖分値も高くてベイクすると美味しいのだ。

できあがりがこれ。

 捨てなくてよかったよ

バナナケーキではなくて、ブレッドなので、甘味もちょうどよく、
朝食として、コーヒーと相性ばっちり。

そういえば、私は無駄が嫌いで、
買い物に行った際にお店がくれるあのビニール袋が大嫌いだった。
かさばるし、環境にすごく悪いってね。
ある日、それがもう嫌で、ついに買いました。エコバッグ。

 色がいかにもエコらしい

7袋ぐらい買った。一週間分の食料品って多いから、
それぐらい必要。

何だか良いことをしているみたいな気分になる。

そういえば、家でも、普通の電球(左)から
優れた省エネ効果を発揮するというこれ(右)に変えた。
はい、全部の電球を替えました。

 渦巻きがかわいい

このエコ電球、すごく長持ちするのだけど、弱点は
スイッチをONにしても、発光するのに少々時間がかかるということ。
室温が低ければ低いほど時間がかかるので、冬なんかは気長にしてないと
腹が立ってくる。でも一度発光し始めると、とっても明るく部屋を照らす。

あと私がやってる「環境保護」は、リサイクルをちゃんとしてるということか。
日本ほどではないけれど、普通のゴミと、リサイクルできるゴミの分別。

アメリカでも日本みたいにゴミの分別するといいのにと思う今日この頃。

とりあえず、小さなことからやっていこう。




 全てはこの青い惑星のために
MSN
コメント (2)

この笑顔を守ろう

2008年04月20日 | ALL ABOUT JAPAN
今日は、完璧に身内の話。


ずっと前、妹の娘ほのちゃんがどういう経緯で産まれてきたか
をここで挙げた(ハネムーンの呪縛がとけるとき)。

彼女に最後に会ったのが、2006年11月で、
あの時彼女は、まだ生まれて6ヶ月ごろしか経っていなかった。

 は・じ・め・まっして~私がOBAよ♪



彼女も、来月で2歳になる。

 彼女の横で微笑むイビツなヤツ、それはeebee



もうすっかり話もできるし、自我が出てきて可愛い盛りだそうだ。

 Geeちゃん&Baaちゃんとこ。即席の滑り台(こたつ)

 ほの下落 Baaちゃん大笑い


今度彼女に会うのは今年の11月ぐらいかな、と思う。

私はアメリカ生活が長いが、ホームシックになって
早く日本に帰りたい...などと思ったことは、
今まで一度もなかった。

ほのちゃんが誕生するまでは。

電話やメールで報告されてわかるだけの彼女の成長。
想像力をフルに利用して、だんだん大きくなる彼女を
頭に浮かべる。

次に会う時は、彼女は私のことを覚えていないだろう。

「おばちゃん、誰?」

とか言われたら、どうしよう...。

そして、今ふと思ったこと。

この場合、「どうしよう」と思うのは、

おばちゃん』と言われることなのか
誰?』と聞かれることなのか。

うーん。どちらも、やだな。


 Rainbow in Guam


全ての親は、子供の幸せを心から祈る。

健康でありますように
怪我をしませんように
すくすく育ちますように

 Dancing with dad


でもたくさん生きてると、避けられない壁にいくつか出会う。

私が彼女に願うのは、将来、どんなに辛いことに出会っても、
負けないで欲しい。

どんなに泣いても、笑顔を取り戻して欲しいということだ。

 Happy Breakfast in Guam

...って言っても、彼女にはまだわからないだろうな。

とりあえず、妹と義弟の泰司くんに私の願いを託すとして。






               

                     彼女の笑顔が、ずっと続きますように。
コメント

自分の顔を笑う

2008年04月19日 | 歯列矯正
 Cats in the kitchen

昼休憩で家に戻ると、キッチンの窓辺の日向で、猫が幸せそうにしてた。
いつも、そんな彼女たちを見て、いいなと思う。
会社に戻るのが嫌になる、金曜日の午後。





そういえば、歯列矯正を始めてから早くも5ヶ月が過ぎた。
というと、カレーを食べなくなってから5ヶ月経ったということか。
(いつもカレーにこだわる私)

口の中のブレーシスも、全く気にならない。
もうすっかり、「口の中にあるもの」の一部と化している。

来週の火曜日がワイヤー交換の日で、キャスパー君に会いに行ってくる
わけだが、数週間前から口がすごいことになってきている。

こないだのワイヤー交換で、やっと外側に向かって押し出していた歯を
内側に向けて閉める工程になった(参考記事)のだけど、
4週間たったぐらいから、上の歯のワイヤーの端が
どんどん奥に向かって伸びていっているのは知っていた。

歯が奥に向かって動くから、余計なワイヤーが出てくるのだ。

「ワイヤーが出てきて痛いようなら、すぐに来てね。カットするから。」
と言われていたが、特に支障はない。
邪魔だな、と思うぐらいだ。それにあの伸び具合で、
「ああ、すごい動いてるんだな」と実感できる。

で、下の歯はどうかというと、上ほどではないようだ。

これが今、大変なことになっている。

もともと私は「出っ歯」ではないにしろ、上の歯がやや下の歯よりも
前に出ていた。
それが数週間前には、下の歯と同じ位置で噛み合うようになり、
一週間たった先週にはじりじりと上の歯が内側になってゆき、
今週の頭には、「受け口状態」と化した。

 ちょっとわかりづらいが、下の歯が上の歯を覆っている

 これと比べるとわかるかも。これが1月の始めに撮ったやつ。

先日、職場でいつもどうり、みんなで何かの話題について大笑いしていて、
ふとデスクに置いてある鏡の中の自分と目が合った。

思わず、変な気分になる。

笑った顔が、なんかこう、コロッケが岩崎宏美とか、
志村けんをまねたときにする、あの変な顔みたいだ。

 ここまで酷くないけどね、同じ線上かも(ぶっ)


家に帰って来てからまじまじと見てみた。
やっぱり受け口そのものだ。なんか滑稽。
でも自分の顔見て笑うのって、全く楽しくないぞ。

それにしてもこれって、
キャスパー君の作戦の一つなんだろうか。





さて、今夜の手抜きの一品。

 Chiken and Broccoli

チャイニーズの皆さん、手抜きの場ではいつもお世話になってます。
コメント

フェイクも楽しい

2008年04月18日 | アメリカ生活
これはあくまで私の意見にすぎないので、鵜呑みにしないように。


私は、この世で『偽物(フェイク)』として受け入れられるものが、
3つある。

1. 入れ歯・差し歯・ウィッグ・義足など 
医療的に本物を失った場合にね。

2. 日焼け 
ローションで肌を小麦色にするやつ。
私の夏の必需品。太陽で日焼けなんてこの年ではもう無理。

3. フェイクファー 
本物ではない毛皮。
だいたい地球温暖化が進んでるこのご時世、毛皮を必要とする
人々って誰だ。ロシア人とか、アイスランド人?
毛皮にされる動物が、本当にかわいそうでならない。


どうしてこんなことを思ったかというと、
今日は、「偽物」について考えさせられたからだ。

今日の午後、経理課の主任と話をするべく経理室にいた。

そこで働くシェリーがやって来て、
「今朝、エレベーターの中で一緒になったときに思ったんだけど、
私ケイエスのもってるバッグ、とても可愛いと思うの。」と言う。



『ケイエスのバッグ』とは、日本の象徴とも言える(ぶっ)、

これ
     だ。(とほほ。)

そして、シェリーは、
「私も持ってるの!」と、彼女のLVを見せてくれたが、
私は思わず息を飲んだ。

なんじゃ、あの怪しいパッチワークは...。

写真がないのが悔しいが、思わず、
おぉぉぉぉ
と言ってしまいそうな、ニセLVであった。

「でもケイエスのは、どうせ本物でしょう?
私のはフェイクで、NYのストリートベンダーで20ドルだったの!
良い買い物したでしょう?」
(ストリートベンダーとは、路上で物を売る商売のこと)

ここで気になる発言が二つある。

一つ目。『どうせ』とはどういうことだ?
本物で悪いか!!!

2つ目。『良い買い物』???どうして「良い」の?

さらには、シェリーは続けて、「おまけで付いていた」と
いう、財布まで見せてくれた。それにもわけのわからぬパッチワークが
付いていて、私はついに笑ってしまった。

でも彼女はうれしそうだ。

そういえば、数ヶ月前にも同じようなことに
エレベーターの中で遭遇した。

知らない女性と乗り合わせたのだが、
彼女はとっても可愛いプラダの真っ赤なバッグを持っていて、

「それ、とっても可愛いね。プラダだね。」と言ったら、
うれしそうに、

「バーゲンで40ドルでゲットしたの。信じられないでしょう?」

日本でもよく知られているそのデザインは、
日本円でも10万近かったと思う。


...そうか。

私はフェイクな超有名ブランド品を持つぐらいなら、
名前が知られてないブランドの本物の品がいいと思うが、
人によっては、偽物でも、超有名ブランドなら良しなのだ。

しかも本人たちは、満足げではないか。


こういうことがあって、なんとなく
「偽物(フェイク)」について考えていた午後だったのだ。

フェイクについての意見、ここまで。




さて、今日の手抜きの一品。



残り物パスタ

冷蔵庫に残っていて、パスタと一緒に使えそうな物
(玉ねぎ、ハム、赤ピーマンそれからマッシュルーム)を
適当に炒めて、茹でたスパゲティーと少量のパスタソースであえただけ。

それにしても、冷蔵庫の中、すっきりしてきたな(空に近いとも言う)。

**************************

4月18日はK姐の誕生日。
Happy Birthday、K姐!!!

私よりも年上になったね?(すぐに追いつくけど)

あなたにとって、ステキな一年になりますように!!!





コメント

憂鬱な月曜日には

2008年04月15日 | お仕事
これを読んでくれてる方の月曜日がどんななのかは知らないけれど、
私の月曜日って、本当に過酷だ。

朝は6時に仕事が始まるので、4時15分起きだし、
月曜日はやる気がないので、髪も化粧もなんだか気合い
入ってないし、とにかく眠い。

職場について、メールからチェックする。
金曜日の午後、私が帰宅してから、土曜、日曜も
セッティングされてるレポートが添付されたメールは
規則正しく送られてくるから、未開封のメールばかりだ。

メールを片付けたり、レポートを作成したり、
あれやこれやで、最初の4時間なんてあっと言う間に
終わってしまう。

月曜日が苦手なのは、私だけではないようで、
他の誰もが、『憂鬱』な感じを漂わせている。

金曜日は、あんなにみんなハッピーでスマイリーなのに、
月曜日は、別人だ。

とにかく、みんなカリカリしてるし、疲れてるし、
朝から、「もう家に帰りたい」ビームをバキバキと放出しているのだ。

だるそうにみんなが仕事してる中、Outlook(メール)だけが
頻繁に作動している。

そんな中、一通のメールが、昔一緒に仕事してた男の子から届いた。
もちろん、私だけに、というわけではなくて、職場全員に。

ちょっと紹介したい。(以下は私が和訳した実際のメッセージです。)


携帯電話における新法律

2008年、6月から改正される携帯電話についての法律で、
車の運転中の使用を、「ハンドフリー」を覗いては禁止されることになりました。
(ハンドフリー: 携帯を持たなくても通話が出来るヘッドセットみたいなもの)
さっそく大型電気店で、ハンドフリーのアダプターを購入したところ、
僕の携帯(特別な機種)に合うのは50ドルでしたが、
そこに勤務する友達の協力で、
大量に注文すれば、かなり安く購入ができるアダプターもあるとのこと。
そのキットは、通常売られている携帯のどの機種にも合います。

そのキットの写真を添付しておくので、もし欲しければ予約を受け付けるよ。
家族、友達も欲しければ言ってね。






























                 






そして、思わず笑いがこみ上げる。

...輪ゴムかよ。
しかも、顔に食い込んどるし。

そして、彼はこう続ける。


やっと笑い声が聞こえてきたよ。
もっと笑おうぜ!
Happy Monday!!!


みんな、ちゃんと笑ってる?
残りの4日間も頑張ってね。



コメント

私に潜む多国籍軍 (日本人なのに - 例外編)

2008年04月12日 | アメリカ生活
関連記事 日本がない (日本人なのに - 前半) 
     日本を代表するもの (日本人なのに - 後半)


ここで3つ、例外を紹介しておく。


例外1:

ずっと昔、海兵隊基地のオフィスで秘書として働いていた
ときのこと。

当時、フードサービスの課でウェイトレスかなんかを募集していて、
4人ぐらいで来た日本人妻がオフィスにやって来た。

彼女たちは私を、韓国人か中国人か、とにかく日本人以外だと
思っていたのか、英語で話し始めたが英語は苦手らしく、
会話が続かない。

「私日本人ですので日本語でいいですよ。」と言ったら、
いきなり機関銃のように話始めたのを覚えている。

彼女たちが帰ってから、その会話の一部始終を眺めていた
他の来客(彼は別の用事で待合室にいた)が、

「さっきあなたが話していたのはどこの国の言葉?」
と聞く。

「日本語です。」

「わあ。じゃ、あなたのお父さんとお母さんの言葉、両方を
マスターしてるんだね。すごい、すごい。」

「...両親は日本人ですが。」

「え。君、ハーフじゃないの?」

<解説>
恐らく、彼は私の顔、というよりは、化粧から何だかさっきの日本人とは違う
と思ったと思う。だって、私の化粧は濃い(特に目元)し、
それに4人の日本人妻は、スッピンだので。

例外2:

去年、ハニバニの長期出張先であったハワイに遊びに行った。
そこで彼の同僚と少し話して、それからは別行動だった。

帰りの飛行機が、その同僚と同じだったのでまた適当に話しをする。

私のいないときに、同僚がハニバニに聞いた2つの質問。

「えっと、奥さんの名前なんていうんだっけ?」
「で、彼女、ヒスパニック系だよね?」

<解説>
私はハワイに行く前に、こっちで日焼けを施していて(セルフタニングローション)、
現地に観光で来ている日本人よりは、ずっと焦げていた(爆)。
日本人の美白は、ハワイでとても目立つ。私をより焦げた人に見せた(爆)。
おまけにあの化粧だ。
ヒスパニック系というよりは、フィリピン人に近かったと思うが。


例外3:

これは少し例外からも外れそうだが、ずっこけたので
挙げておく。

2年前に、広島にいる両親に会いに帰国した。

今では、日本でももうすっかり定着した「フルアイメーク」も
父にとっては珍しいらしい。

父は、「あんたは(目の周りを)描くのぅ!上も下もじゃいや。」
(訳:あなたは(目の周りを)描くね!上も下もだね)←何か変な訳

と言って、ジロジロと見ていた。

ある日の夜。
みんなで母の手料理をつついていたときだったと思う。

TVではアメリカの政治のことをやっていた。

おもむろに、父が私を見て言う。

ライス国務長官を見ると、あんたに似とるのぅと思う。」

 全然似てないけど、彼女のスマイルの美しさぐらいは似てたいな。


これには本気でずっこけました。

父は続ける。

「目元の描き方が、ライスさんみたいでの。」

だったら、今、日本はライス国務長官でいっぱいではないか。

<解説>
...なし。




どうやら私は多国籍でいけるようだ。






コメント

日本を代表するもの (日本人なのに - 後半)

2008年04月11日 | アメリカ生活
関連記事 日本がない (日本人なのに - 前半)


「私は日本人よ!」と声を大にして言いたかった
もう一つの出来事。

違う職場にいたころ、同僚だったローリーとお互いの夫の話をしていたときだ。

ローリーが何気なく聞いてきた。


「ケイエスの旦那さんも、やっぱりコリアンなの?」


ここでお分かりのように、かちんとくるもの 

           ↓

「ケイエスの旦那さん、やっぱりコリアンなの?」

この手の質問は、本当に本当にむかつく。

出来るだけ穏やかに、優しく(←すでに芝居がかっている)

「えっとね、NoNoよ。」

ローリーがギョッとする。やっぱり私は顔にすぐ出るようだ。

「私は日本人で、夫はアメリカ人。覚えといてね。」

ローリーは、やはり気まずそうに、

「ゴメンねー。知らなかったの。」と言う。

知らんのんじゃったら最初から聞けーや!と、つい広島風に毒付いてしまうが、
ローリーも悪気があったわけではない。我慢、我慢。

それにしても、何で勝手に決めつけるのだろう。

DC近辺、とくに北バージニアはコリアの人が多いが、
アメリカでは、アジアンはひっくるめて「チャイニーズ」と
呼ぶ人が多い。

アジア諸国の個性なんて、アメリカ人にとっては無なのだ。

しかし!!!


驚くべきことが起こる。

ある日、エレベーターで(エレベーターは会話が始まる場所なの)
ある男に、

「あなた日本人でしょう?」

と聞かれた。

その時の私の顔を想像できるだろうか。本当にビックリした。

「当たりです。どうしてわかるん?滅多に当てる人おらんのに。」

顔がほころぶ。

が、彼の次の発言で、気分がガラガラと崩れた。

「だって、あなたのバッグが、


















なので、そうだと思って。当たってよかったよ。」



...わたくし、言葉を失いました。




そうか。そうだったのか。
日本人はもはや、アイテム無しでは日本を主張できなくなっているのか。
そっか...。


オリンピックのジャパンのユニフォームと同様、
アピール度ハイレベルなLV。

私は肩を落として職場に戻ったのだった。


(次回は「日本人なのに(例外編)」)
コメント

日本がない (日本人なのに - 前編)

2008年04月10日 | アメリカ生活
「どこで生まれたの?」

今日、エレベーターの中でこう聞かれた。
この手の質問はしょっちゅうある。

「どこで生またの」という質問は、少し変な感じがしないでもないが、
移民が集まってできた国アメリカでは、こんな質問が頻繁に飛ぶ。

私のことも、移民だと思ったのかもしれない。

「日本で生まれて育って、そして今でも日本人です。」と答える。

相手は「ああ、そうなの。」と、納得できないように言う。

私はアメリカに移住して、かれこれ10数年たつ。
でもアメリカ国籍は所得していない。

質問してきた相手は、「どうしてアメリカ国籍を所得しないんだろう」
とでも思ったか。

だって、今のとこ、所得する理由もないのだ。

夫がアメリカ人なので、永住権があるし、仕事もできる。
ないものといえば、選挙権と、国家公務員として
働けないということか。

日本という国は厳しいのか、二重国籍を認めていない。
ある国では、アメリカ国籍と、本国の国籍、どっちでもいいよ、
ってところもあるのに。

日本国籍でいるか、アメリカ国籍にするか...。
ディナーはイタリアンか、メキシカンか...を決めるのとは
わけが違う。

話は戻るが、私はこの手の質問は好きだ。

苦手なのは、「あなた○○人でしょう?」と、
適当に、アジアのどこかの国を挙げて、言い切られることだ。

オリンピックの選手のように、『私は日本代表です!』と、
背中に日の丸を背負っている感覚はないが、
日本以外の、よその国を挙げられると、なんだかむかつくのだ。
あてずっぽうに言うならば、最初からどこ出身か聞いてくれば
いいではないか。

私にも愛国心というものがあったのかと、なんだか笑えてくる。

そういえば、思い出したことがある。
思い出すだに、まじでむかつく、というか、あきれる。

今の職場で初めて仕事をし始めたころ、
当時同僚だったドミニクがやって来て、

「ケイエスはもともとどこで生まれたの?」

と聞く。もともとというのが、やっぱりアメリカっぽい。

今回は、私は何ジンということになるのだろうと思い、当てさせることにした。

「ドミニク、あててごらん。」

彼は、韓国から始まり、知っているアジアの国をどんどん挙げた。

そのたびに私は、

ノー

違う

はずれ

トライアゲイン

などと、日本がでてくるのを待っていた。

が、でてこないのだ。

しまいには、「えーと、えーと。もうわかんない。」と、
彼は諦めてしまった。

「日本よ、ジャパン。肝心な国、忘れとったね。」

と言ったら、すごく申し訳ない顔をしていたので、可哀想になり、

「いいよ、もう。ドミニクの世界地図には日本がないんでしょう?」

と、優しくフォローしたつもりだったが、
全くフォローになっていなかった。

彼はとってもバツが悪そうに、苦笑いしていた。

私は笑顔で言ったつもりだったが、
目が笑ってなかったんだろう(爆)。


ドミニクへ。ここがジャパンよ。あなたの世界地図に加えておいてね。




それにしてもだ。

日本をアジアから完全に忘れ去るとは
一体どういうことなんだろう。

アジアといえば、日本ではないか...と、
愛国心もどきが、むくむくと顔をだす。

オリンピックのユニフォームみたいに
国旗が入ったジャケットでも着て、
日本をさりげなく(ちっともさりげなくない)アピールするべきか。
コメント (2)

血は拭えなかった

2008年04月08日 | 歯列矯正
先日、K姐からのメールで、鼻血が抜けたと報告があった。
(そう。そういうことも報告し合う仲なの)

なんでも入浴中に突然起こったハプニングだったようで、
しかも、鼻から出る出血も結構なものだったと言う。

が、さすがK姐。
足元に溜まる血液の量と、鼻から流れ出す血液を見ながら、

「まるでホラー映画のようでね、ケイエスに見せたかったよ。」

と、至ってのんきだ。

そんな感じで『流血』の話をしていて、ふと思い出したことがある。


私は去年の10月に、親知らずを4本、
今年の1月に、歯列矯正のために犬歯の隣の歯、
上下で4本、抜いてもらっている。

その際、もちろん麻酔をかけてもらうのだが、歯を抜くのに
全身麻酔になるとは、今まで夢にも思わなかった。

いや、厳密に言うと、「局部麻酔」か、「全身麻酔」を選べる
オプショナル制度、というべきか。

親知らずも、犬歯の隣の歯も、別々の口内手術歯科で抜いてもらったのだが、
(親知らずは、あのリビエラ爺に抜いてもらった)
どちらの医師も、口を揃えて言ったことがあった。

『局部麻酔のが安いんだけど、歯を抜くときに患者にストレスが
かかっちゃうんだよ。ほら、すごい力で引っこ抜いたり、
砕いたりするでしょう?』

そして、こう続ける。

『しかもね、音が気持ち悪いって他の患者さん、言うんだよ。わかるなあ。』

私はホラー映画は、変な言い方だが、得意だ。
グロテスクなシーンも、音も、平気だ。

ただそれが、自分の頭から聞こえてくる音となると、話は別である。

私は考える間もなく、「全身麻酔でお願いします。」と言った。

この麻酔の話はまた別の機会で挙げるとして、
今回思い出したのは、2度目の抜歯(犬歯のとなりのやつ)での
ことだ。

根がとても深い歯だったからなのか、出血がすごかった。

血をそのまま飲み込むと『おぇ』となるので、病院からもらった
ガーゼの塊りを口の中に詰め込んで、血と唾液をそれにしみこませて
いた。

全身麻酔だったが、歯茎にもなにか打たれていたのだろう、
口元の感覚が、全くない。口も閉じることが出来ないほど
パンパンに腫れてる感覚がある。

このままアイスピックでも唇に突き刺せそうだ。

痛み止めが効いてきたのか、ほどよく眠気が覆いかぶさる。

その日の運転手を務めてくれたハニバニは、2階に上がって
パソコンでもつついているというので、私はそのまま
ソファーにもたれたまま、眠ってしまった。



どれくらい寝てしまったのか。
ハニバニが2階から降りてくる音で目が覚めた。

そしてハニバニは、私を見るなり、

「うお」

と言って、あとはゲラゲラ笑ったり、不思議そうに私を見ていた。

私がどんな状態だったか...。


















これはあくまで参考イメージだが、かなり近い。
(はっきり言ってこれよりも、もっと汚らしい感じだった)

T-シャツの胸元まで血がしたたり落ちていた。

だってねえ、

口が閉まらないのだ。
手でアゴを持ち上げて閉めても

ぱか

って開いちゃうのだ。

何を打たれたのかは知らないが、とにかく強力な麻酔であったことは確かだ。

あれからさらに、数時間もあんな状態で、コップから水なんて
飲めない状態だったので、ストローを使ったが、
それすら唇でくわえることができなかった。


あんなあほづら、夫がかつて「恋人」だったころに見せていたなら
100年の恋も失せて、裸足で日本を逃げ去っていただろう。

コメント

いつもの土曜日だけど

2008年04月06日 | アメリカ生活
 散り際を 知ってこそ 花

近所に咲いている桜の木が、今満開だ。
桜の花が、はらはらと散ってゆく姿は、
見ていて飽きない。

桜のように華麗な散り方が似合う花なんて
他に挙げようがない。




そんなのどかな土曜日。

今日は昼食を家で済ませて、午後からは
ハニバニとウィンドーショッピングに出かけた。

これといって特に買うものはなかったのだが、
そろそろベッドのマットレスと、リビングルームのTVを
買い換えようと思っている。
今日はそれの下見。

ハニバニが、「ついでに散髪もしてくる」というので、
「じゃ、私はマーケティングリサーチ(市場調査)」と言って、
化粧品カウンターや洋服売り場を散策していた。

が、いつも散策だけではすまないのが私のマーケティングリサーチ
の悪い癖なのだ。

エステーローダーでマスカラ、チーク、ファンデーションを買って、
Jones New York とIzodで、シャツを1枚ずつ買った。



予定外の買い物であったが、そういうのも楽しい。

それからはスタバに行ったり、本屋に立ち寄ったり、
適当に歩いてから、ほどよく4時になったところで
Bob Evansという、朝食メニューがメインのレストランに行った。
これが今日の夕食。

 ハニバニの夕食。なんだか見栄えが悪いな。

 私の夕食は、アメリカの典型的朝食(トーストにすれば良かった)。


帰りのドライブで、ハニバニのiPodの
80年のアメリカンポップを聴きながら、
あーでもない、こーでもないと盛り上がりながら
あっと言う間に家に着く。


ドアを開けると、3日間何も食べてない(様なフリをする)猫x2を発見。

彼女たちにも夕食を振舞う。

これからハニバニは一眠りして、私はこうやってブログを更新している。

あと1時間ぐらいしたら、ハニバニを起して、DVDを鑑賞する。



なんのことない、いつもの土曜日だけど、
私がとても大切にしているもの。




コメント