バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

またひとつ

2014年04月24日 | 猫の話

4月24日はフリちゃんの9歳の誕生日。


          

相変わらずブサイクな昼間のフリちゃんです。(つーか、ハッピーバースデーを歌ったらこんな顔された)


今年も無事にまた年をとることができました。


          


          


ふりちゃんのおヒゲは四方八方に散らばりまくり。


よく食べてよく寝て、No2もモリモリで元気一杯のフリちゃんです。



フリちゃん、誕生日おめでとう。



いつも笑わせてくれてありがとね。




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先ほどものすごい雷雨があったんだけど
それがさっと過ぎたあとは、はっとするような夕暮れでした。










みなさま、良い週末を。

↓  ↓  ↓

いつもありがとう。
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これって奇跡

2014年04月23日 | アメリカ生活

昨日、私はとんでもないことをした。


今思い出しても背筋がぞぞぞってしてくる。



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昨日の昼、私はデミ嬢と一緒にランチをとるため近所にあるスーパーの中のスタバにいた。


と言っても11時ごろ私は自分のデスクでさささっと10分程度でサンドイッチを食べていて
「あなたね、たまには立って歩かないとそのうち血液の塊ができるわよ」とデミ嬢に言われ、
それならちょっと息抜きでもいいかと思い、コーヒーでも飲みに出かけたのだった。


彼女と仕事の愚痴を話したりして45分ごろが経過し、私たちは会社へ戻った。


私の手には、そこで飲みきれなかったコーヒーカップが握られている。



会社に戻ると留守電にメッセージが残されており、それを確認してその相手に電話をかける。
用件を聞き、電話を切る。


そうだ。口紅でも塗りなおそう。
さっきコーヒーを飲んで、口紅が薄くなっている。


そして口紅を塗ろうとしていつもバッグをいれておく引き出しを開けると、バッグがない。
机の上を右から左、左から右へと見たが、やはりバッグがない。
床を見てみる。
やっぱりない。





5秒ぐらい間をあけて、私は弾かれたように口元を手で覆った。






私はバッグ丸ごと、スタバに置き忘れて帰ってきてしまったのだった。






デミ嬢に「ねえ、帰って来るとき私バッグ持ってなかったっけ?」と誰かと商談中にも関らず割り込んで聞く。
「あんたバッグを椅子に引っ掛けてたのは見たけど...。え。まさか忘れて帰ってきちゃったの?」
とりあえず、さっきの場所に戻ってみなよという彼女の言葉と同時に私は走っていた。


そんな日に限ってヒールの高い靴を履いていた。


こんな高いヒールで全力疾走したことは今まであっただろうか。


走りながら、いろんなことを思った。
財布にはアメリカ人が普段入れていない額の現金が入っている。
クレジットカードも、運転免許証も、グリーンカードも入っている。
あ。鍵が入っているから家にも入れない。
ってか、車運転して帰れない。


女性なら絶対にうなずけると思うが、女性というものは普段から自分が使っているバッグに
自分の生活に欠かせない、いわば「人生」そのものをバッグに詰め込んでいると言っても過言ではないと思う。


あの場所を離れてから、すでに30分は経過していた。


私は何を考えていたのだろう。


財布や携帯をどこかに置き忘れる人は結構いると思うが、
バッグ丸ごとってあんまり聞かない。


私はそんなに疲れているのだろうか。


走ってスーパーに駆け込むとき、若い従業員の男の子が
「そんなに走らなくてもうちのスーパー、夜の11時まで開いてるよー」と笑ってた。


カウンターに到着した瞬間、2人の従業員がいたが、その一人が
「あるわよ。」と言う。


私が何も言わなくても絶望感が顔に出ていたんだろう。



その言葉に安堵で脱力。腰が抜けるかと思った。
ってか泣きたい。


「ファーストネーム、何て読むの?」って聞かれ、腑抜けになった声で答えた。
「金庫からバッグ、出してくるね。」と彼女が奥へ消える。

その間、もう一人の従業員に「誰が発見して持って来てくれたの?」と訊ねたら
「あの人。レジのカウンターにいるでしょう?」と、他の従業員を指差した。


彼女のことは知っている。
行き着けのスーパーだから顔見知りだ。
いつも親切にしてくれる人だけど、今回は心の底から彼女に感謝した。


私のバッグと共に戻ってきて、「中身確認してみてね。大丈夫だと思うけど。」って言われ
一応中を見たけど、全部そのままだった。


「うちのメンバーズカードが鍵についていたから、家に電話入れといたのよ。あ、でも鍵ないから家に入れないか。
それからさっきね、あなたの同僚からも心配して電話があったから、バッグを保管してますよって言っておいたわよ。」
って言ってくれた。
電話を入れてくれたのはデミ嬢だった。



バッグがないと認識してから約30分。
私はもうバッグは二度と戻ってこないだろうと確信さえしていたのに、
今ちゃんと私の手元にある。



ねえ、アメリカもまだまだ捨てたもんじゃないよ。



私は私のバッグを発見してサービスカウンターに届けてくれたその彼女に歩み寄り、
大きなハグをした。


「よっぽど仕事がしたくて急いで会社に戻ったのねえ。」と笑ってアメリカンジョークを言ってくれた。


職場に戻ってからは、トラウマと全力疾走、それから安堵で朦朧としていた。


デミ嬢がキューブを覗き込んで、「普通バッグそのもの、忘れる??」って笑ってたけど
もう疲れて疲れてただ、「へ へ へ。」って笑って返すのが手一杯だった。


レジのあの彼女には、改めてお礼をしようと思う。
休憩をのんびりすごしてねと、スタバのギフトカードにしようか。


『ありがとう。世の中があなたのような人であふれますように。』とカードも添えようと思う。





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みなさんにも信じられない忘れ物、あります?

↓  ↓  ↓

いつもありがとう。
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理由なき反抗

2014年04月15日 | 猫の話

ミディがいなくなってからというもの
飼い主の愛情100%を2人分もらっているフリちゃんは
持ち前の喜怒哀楽の激しさに一層の磨きがかかったようである。


ミディがいた時は全くやらなかったことなんだが、
彼女はテーブルの上に飛び乗って、飼い主のランチョンマットの上に
「あ。肌触りの良さそうなマット♪」と言わんばかりに、のしのしと乗っかってくる。


もちろんその際、飼い主から怒られてしぶしぶテーブルから飛び降りるわけだが、
この怒られた時、かなりむかつくらしく
ちょっと前からダイニングルームにおいてある、エサを入れておく箱を一心不乱に齧り始めた。


齧ることで鬱憤が晴れるらしい。









そして齧っている際、またもや飼い主(♀)に犯行現場を発見され
「また散らかして!もーフリちゃん悪い子!」とさらに怒られるとさらにキレるようだ。











そしてある程度、心行くまで齧り終わると気が晴れるのか、この表情で





立ち去るのだった。







かくして箱はリアス式海岸化し、ダイニングルームの一角は齧り散らかされた塵で一杯。



そこに箱があるから彼女に齧り癖がついたんだと思い、
一度はその箱を撤去しようとも考えた。


だけど人間だってそうなように、猫さまにも何か気持ちのモヤモヤを発散できるものがあっていいじゃん。


って思って、それ以来彼女の怒り不満をそこに蒔き散らかさせている。


こんなフリちゃんでも賢くて、この箱以外は全く齧らないので実は飼い主も大目に見ることにした。


コメンテーターのSoloPinさんとこのカムイ君は、彼女を朝起こす手段としてこの「カジカジ」を行っているらしいが
齧られる対象になるのはSoloPinさんご本人(顔とからしい)ということなので(たまに顔が流血することもあるらしい)
冗談で『カムくん(カムイ君の渾名)は本当は噛む君だね』と言ったことがあるほど。
見た目のキュートさとは裏腹、なかなかハードボイルドなんである。


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さて、フリちゃんには「当たり処」があっていいが、
今日私も何かに怒りを思い切りぶつけたくなった出来事があった。


会社のパソコンがWindows7になってからというもの、会社がかりで大きな問題があちこちで上がっている。


ITの話によると、1日に約500件は質問や問題のメールが入って来るらしい。


なんと私のパソコンも昨日からおかしげなことになっている。


エクセルで.CSVという種類の書式で送られてくるレポートが一切開かなくなった。


開かなくなったどころか、その書式のレポートを開けようものならパソコンがただちにフリーズし
そのフリーズを解除するために何度も何度もパソコンをOFFにしたりONにしたりと
昨日今日で仕事の半分以上が保留になっていて、仕事にならない。


今日はもう私の堪忍袋の緒がプチプチプチプチとほつれ始めた。


直しにきたIT男は最初、『.CSVを開くときのセッティングが変わったのではないか』と言っている私に
「いやいや。これはケーブルと接続してある電話の回線が悪いのだ」と言い、ケーブルを交換した結果
何も問題を解決していないことに気が付き、
そして「ふむ。ではプランBということで、ケイエスさんのセキュリティーの設定をチェックしましょう」と言い
「そのためにはケイエスさんが設定したWindowsを一度リセットしなければなりませんよ。
また設定し直すのは面倒ですが、問題解決のためです。」と言うので、面倒くさいのはわかっていたが了解して
許可した。
その結果、私の設定はキレイに消され、問題は...まだそこにあるじゃねーかIT男。
「Oh,それでは今度はプランCを試さないといけないなあ...あはっ」


...。












『あはっ』じゃねーよっっっ(怒)



結局私のパソコン、そのIT男が「もっと深くリサーチする必要がある」と言って持ってった。







しょうがないので今空きになってるキューブで他のパソコン使ってるけど
設定が自分のじゃないのって非常に使い難く、これも仕事がはかどらない(号泣)。



私のパソコンを返せー(ちょっと切実)。




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日本では小保方さんて人の話題で盛り上がってますが。
あれ、100歩いえ1000歩譲ってSTAP細胞が実際存在するものだとわかったら、
今猛烈に彼女を非難しているマスコミってどうするんだろう。
また手を返したように『理系女 信念を貫く!』とか『ゼロからの反撃!』とか報道するんですかねー。
ちょっと気になる。


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いつもありがとう。
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依頼 (ボードの中の言葉)

2014年04月08日 | アメリカ生活


仕事中、トイレに行って帰ってきたら机の上に、プリントされた写真が一枚。

それが例の「依頼」の内容だった。


『さっき誰かが立ち寄って何か置いてったよ』とデミ嬢が言う。



写真の中のボードを一目見て、私は安堵した。


というのも、そこに書かれてあったのは漢字ではなく、ひらがなだったから。
これなら読めるぜ。


書き慣れているとは言い難い字であったが、間違わないように大切にゆっくり書かれたひらがなで
こう書かれてあった。



わたしは あなたの ともだち
だいすきです
あなたの ともだち
さようなら (Smile!)


何かの練習のために書いたのか、
好きなフレーズをただ書き留めておいたのか
はたまた、好きだった日本語の歌の歌詞なのか


今となってはどういう意図があったのかを知ることはできないが、
最後の行の「さようなら (Smile!)」が、やけに切ない。



英訳したのをその写真の下に書いてあげて彼女のところに持ってったら
「ええ!こんなにすぐに読めるの?」とびっくりしていたが(だって私ニホンジンだもの)
書かれてある言葉を、何も言わずに、静かに微笑んで
そしてありがとうって言って、そのボードの写真をじっと見てた。


私はただ日本語(しかもひらがな)を読んで、英訳しただけだったけど
なんかすごいことをしたような気がした。


それにしても






読めてよかった...。




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仕事で嫌なこと続きだったので
本来は「おめでたい席」に登場するはずの赤飯をあえてストレスな日々に食べてみた。
もちろん「縁起担ぎ」でね。ちょっと前にりんちゃんにもらったの。
ものすごく久々に食べた赤飯、めっちゃ美味しくて、昔大嫌いだった自分って何者?って思った。
りんちゃん、ごちそうさまでした。


↓  ↓  ↓

いつもありがとう。
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依頼

2014年04月05日 | お仕事

金曜日の昼前、ある部署の主任からメールが届いた。


彼女のことは、顔は知っているが他の部署の主任だし、話をしたことがなかったが
私は毎日フロア中にいくつものレポートを送信しているので、
それ関連の質問などで知らない人からメールが来ることは珍しくない。


しかし彼女から届いたメールのタイトルがただ『Question(質問)』とされていたのが気になり
すぐにそのメールを開けてみた。


『今日、あなたが日本の「漢字」を解読できると知りました。実はお願いがあるのです。』


そう書かれたメールは、彼女からの個人的な依頼だった。


私の長女は日本語を習っていたことがあり、漢字を書くのが好きだった。
彼女の部屋の壁にかかっている小さなボードには、彼女が書いたものであろう漢字が残されている。
実は数年前、私はその長女を交通事故で亡くしてしまった。
私たち残された家族は彼女が残したその漢字が何を指すのかどうしても知りたい。
どうかその漢字の意味を私たちに教えてくれないか。



というのが彼女の依頼。


私は快く承諾し、その漢字が書かれているボードを写真に撮って月曜日にでも見せて欲しいと
メールに打って返信した。


メールを送信して数分後、彼女からものすごく感謝され、それでは週末写真を早速撮りますと
また彼女からメールが届いた。


そのボードには一体何が書かれているんだろうという好奇心が溢れ出す。


私が急に不安に襲われたのはそれから数分後。





私、彼女の依頼を快く引き受けたのはいいが、





その漢字





読めなかったらどうしよう。





漢字はもう小学生レベルのものが書けなくなっているが、
読めないことはないと思う。


もし、彼女の娘が難しい漢字を書いていたら?


きっと彼女はその晩、家族中で『漢字が読める人を見つけた。』と言って期待に胸を躍らせているかも知れない。


ああどうか、その漢字が読めますように。


残された僅かな知識を生かして、頑張れ、私。


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最近フリちゃんのことをブログに書いてないけど(ブログ自体更新が少ないだろとか言わない)
彼女は元気で毎日可愛いです。




彼女、どうもハニバニの脱ぎ捨てる衣類がお気に入りらしく、すぐに乗って来る。



鼻の低いところがワタクシに似ていて、とても親近感を感じずにはいられない。
かわいいのぅ。




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今日こちらの桜並木をドライブしたら
結構咲いていた。なんか昨夜で一気に咲いた感じ。
桜っていいよね。


↓  ↓  ↓

いつもありがとう。





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