バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

さくらももこ

2018年08月29日 | ALL ABOUT JAPAN
彼女の訃報を知ったのは、なんと昨日の朝。

ネットのニュースのところでやけに取り上げられてるなと思ったところで。

「え。」

と言ったのが、私の昨日の第一声。



悲しすぎるので、ちょっと明るく思い出話をして彼女がどんな風に私の人生の一部になったか紹介しときたい。



私が高校の時に、リアルタイムで漫画が大ヒットして、クラスメイトの間で漫画本を回し読みしてたんだが

強烈に覚えているのが、シーチキンノートのエピソード。



優しいおじいちゃんがまる子のためにお手製の「シーチキンノート」をあげるのだけど、それが

『ンキチーシ』と逆に書かれて、しかも漁師の大漁旗で描かれるようなイカツイお魚が書かれてあって(やっぱりおじいちゃんテイストだから)

それを見た時に笑いが止まらなくなって、しかも授業中にこっそり読んでいたのにこっそりどころの騒ぎじゃないほど笑えて笑えて困った思い出。

後ろから友達が「あんたのせいで漫画が没収されるじゃん!笑うな!肩も揺らすな!バレる。」とメモを送ってきた思い出。




初めて行った東京目黒の寄生虫館はさくらももこのエッセーを読んだときに紹介されていたのがきっかけで、

それからずっとずっと行きたくて、2年前の12月に祈願達成できたんだよ。

目黒寄生虫館の記事

嬉しかったなあ。

彼女もここにいたんだと、感慨深く思ったわ。




彼女の独特な日本語の表現がとっても好きで、アニメや漫画本よりもエッセーの方に興味はあったものの、

彼女に描かれる絵の種類の不気味でいて憎めない、シンプルかつ表情豊かで優しい感じが好きだったな。



さくらももこ、ありがとね。



From Google


あなたの作品は、私の人生に、確実に何かを落としていきましたよ。



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覆水を盆に返す

2018年08月21日 | アメリカ生活
あのね、最近本当によく考えることがあって、

それがなんかあまりにも深すぎて哲学みたいだから、ここで話してちょっとおちゃらけたい。

じゃないと重くて考えるのがしんどくなるから。



覆水盆に返らずっていう言葉は誰でもきいたことがあるはず。

英悟では It's no use crying over split milk.(こぼれたミルクを嘆いてもしょうがない)


この二つの諺の意味は『済んだことを悔やんでも仕方ない』『後悔先に立たず』みんな知ってるよね。



何か物事が(悪い方へ)起こってしまい、後になってああすれば良かった、こうすれば良かったって思った経験、誰にだってあると思う。

特に愛する家族が、親友が、ペットが他界してしまった場合にこう思うことがとてもあるように思う。

「あの時ああしてあげていたら。時間を戻すことができたらきっとああしていたのに。」

でね。

もしも。

もしもの話。

もしも、本当に神様なるものが存在して、あなたのその思いを叶えてくれたとしたらどうします?



ただ私が考えるのはここから。

もしも今、この生きてる状態が、私があの時「あのときああしていたら」と願った空間だったら。

もしかすると、願いはみんなに平等に叶うもので、ただしそれに気づくか気づかないかの差だったら。



例えばの話。

早朝。

深く眠っていたところに、いつものようにフリちゃんが「遊ぼう」とか「お腹空いた」とかで顔をパシパシ叩きにくる。

まだ眠っていたいたいし、面倒くさいわでフリちゃんを振り払うとする。

ここなのだ。私が思うのは。





願わくばずっと先の話、フリちゃんが旅立つとする。

そのときに私は絶対に「もっとかまってやれば良かった。」とか「もっとずっとそばにいたかったのに。」

そしてあの楽しかったころに戻れたらって思って涙するだろう。

もし、その願った瞬間が今だったら。

もちろん願った瞬間の記憶はないと思うが、願った奇跡がそこに確実にあるわけだ。

嬉しくて思わずハグせずにはおれんよ。まじ。



言いよることわかるかなあ。

ちょっと支離滅裂かも。

酔ってないよ(お酒飲まんし)。



なんかね、私最近仕事が忙しくて、いろんなプロジェクトに関わっていて険悪なムードの会議とかあるわけよ。

で、変なところでアメリカナイズドされてしまっているから自分の主張は絶対に言い切るタイプでね。

たまにすごくキツい口調になることもあって。

そういうときに考えるのがこういうこと。

先で、なんかあって「あのときもっと優しくしてあげれば良かったのに」ってすごく後悔したとして

今がある。や、今がもう一度あるっていう感じ。

やり直しができるだから、もう後悔はしたくない。

そう思うと、不思議と落ち着いて話せたりするんだよね。

考えようだねーとも思うけど。

つい熱くなったりしたら、必ず後で「先ほどはアドバイスをありがとう」と言うようにしている。

「さっきはごめんね」よりも効果的。

謝ると、相手には私がキツく言ってその人が萎えてしまう場面がリピートされるけど

感謝されると相手にはその人が私に何か良いことをしたと思われて逆に嬉しいみたい。

誰だって感謝されることが大好きだしね。



ハニバニとケンカになりそうな会話の気配がすると、

ずっと先の未来で私が悔やんだ会話になるのかも、そして願ったセカンドチャンスがここにあるのかも

と思ったらなんか吠える(吠えるて...)気も失せたり。




いや、本当に物は考えよう。

私も大人になったもんだ。




今日も朝一番からため息出る程の重いメールがあってね、ほぼ一日中引きずりそうだったから

ちょっと休憩にしようと、前に母から送ってもらった日本のお手軽ドリップ式のコーヒーを煎れたんだけど





お湯がステンレス製のカップに落ちるときにね、♬ジョロジョロジョロロ~~♬と、何とも面白い

フリちゃんがフリトイレでオシッコする音みたいな感じで、それがストレス気味な脳裏で踊り始めて

なんか吹き出したww

完全にアブナいアジアン。



毎日が奇跡って、本当に思うよ。
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やる気スイッチOn/Off

2018年08月16日 | お仕事
私は朝から何でも食べることができる。

食べ物の種類もそうだけど、量も割と多めを食べてもへっちゃら。

できることなら朝からガッツリやりたいほうだ。



職場の誰かが誕生日だったりすると、朝からドーナツが振る舞われるのだが

「朝から何でも食べることができる」と言いつつも、朝食でドーナツやら、

日本でいうところの菓子パンを食べるのは少し抵抗がある。

なぜなら、血糖値を急に上昇させるから。

別に私、糖尿病患者ではないんだが、なりたくないので予防はしておきたい。

糖尿病って罹るととても厄介で大変な病なのよ。



だけど!

この朝からドーナツ、とりあえずちゃんとした朝食を摂った後で食べてみることもある。

いきなり胃にぶち込まないから血糖値スパイク(急上昇)も避けられるから。

でね、最近気が付いたのは、この午前中の仕事しながらドーナツ食べると仕事がはかどるの。

Power Napっていう、ちょっとした昼寝をした後で仕事するみたいに、頭がものすごくクリアで、思考が明白な感じ。

頭を使う仕事すると、甘いものが欲しくならない?

これは脳が糖分(炭水化物とかも)を糧にしてフル稼働するからなの。

人によるのかも知れないが、私の場合、朝のドーナツってやる気スイッチをONにするにはもってこいの食べ物みたい。

でもそう再々はやりたくないな、さすがにね。



それから最近の私のやる気スイッチのOFFの仕方なんだが、ものすごく気がゆるゆるになるというか

見た後の、あのやたら陽気になれる気持ちが病みつきになってるYouTube動画がある。

この動画シリーズの虜になっちまった。








私は約20年ぐらい前に、ペンや物を持てなくなるほどの手荒れに襲われいろんな皮膚科をはしごしていたことがあったの。

ある病院では皮膚がんの恐れがあるからと、病理検査のために皮膚を切られたこともあった。

もうこんなの嫌だ。どうしてどの医者も原因を明らかにできないんだろうと思いながら、これで最後にしようと思って行った皮膚科の医者にこう言われたの。

「あなた、毎日どれくらい手を洗うの?もう皮脂が全くないね。こんなんじゃ皮膚を守ってくれるものがなくて絶対に治らないよね。」

どうやら変なところで知らぬまま潔癖症になってしまい、お手洗い症候群だと診断されたのだった。

その医者に「あのねえ、そんなに頻繁に手は洗わなくても大丈夫。生きていけるから。のんびりと生きなさい。」と言われて、

そんなことを言われてもと、背筋をぞよぞよさせながらその皮膚科を後にしたのだった。

それから手洗いの回数を極力減らし、極度の手洗いで失った皮脂を補うべく白色ワセリンを塗り続けていたら

もう何年も治らなかった手荒れが次第に赤みを消してゆき、本来の皮膚の柔らかさを取り戻し、数カ月で元からあった手に戻っちゃったのである。



この動画を見ながら、そんなことを思い出したり、なんか毎日の思い通りにいかないイラつく仕事も

ま、なんとかなるかも。と思えるようになってきた。

「あんまり頑張らなくてもいいよね...」

とにかくインド人、いい意味でテキトーでもの凄く大雑把で、やたら陽気。

なんか疲れた頭に心地いいほどの不衛生というか、適当さが楽しく撮られているこの動画が今すごく好きなんである。

動画の終わりに必ず登場するインド犬とインド猫のぐでっぷりもなかなかw

このインド動画を撮り続けてるYouTuberさんも、言葉のセンスがとても良いのです。


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そういやちょっと前に人生に疲れたみたいなバナナがキッチンカウンターにあったので

ちゃちゃっとその辺にあったものを混ぜてバナナブレッドを作った。





ケイエスが作る親子丼はめちゃくちゃ不味いが、バナナブレッドは美味いんよ。






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*Rockコンサートに行ってきた*&『犬ヶ島』映画

2018年08月11日 | アメリカ生活
仕事関係の記事がちょっと続いたところで、ここで少し息抜き。

先週の日曜日、ロックコンサートに行ってきた。

初めての野外コンサート。

ロックが好きな人ならピンとくるかも知れないけど、日本での知名度は割と低いかも。


<Revolution 3 Tour>
The Cult
Bush
Stone Temple Pilots




野外でめっちゃ暑いけど、その代わりにVIPチケットにしたから❤と、ハニバニがどうしても行きたいっていうので了解。

その日はちょっと早めに家を出て、早めに夕飯を済ます。

FireBirdsというレストランに行ってきた。

まずはAhiTunaのサラダを注文して



私はミートローフを食べ


(すごい量だな)

ハニバニはフレンチディップサンドイッチを食べた。




ハニバニは半分ちょい食べたところで「もうお腹いっぱい。げふー」とギブアップしていたが、

私は驚きの完食へと到達。

胃袋ハニバニよりデカいかも。


コンサート会場はそこから車で5分ぐらいにあるところで、渋滞もなくスムーズに行けた。

VIPチケットを持っていたので、コンサートが始まるまではのんびりしたバーで時間を潰す。

驚いたのが、やはり野外コンサートだからなのか、暑いのでアルコールが飛ぶように売れていた。

こういうところで飲むアルコールはとっても高いんだぜ。

それでもみんな水を飲む感覚でビールやワインをぐびぐび~。

私もハニバニもアルコールは飲まないので、ボトルのお水をちびりちびり飲んでおりました。



ラッキーにもハニバニが一番の目的だったThe Cultがコンサートの一番手。



彼らを見たら渋滞に巻き込まれんようにさっさと帰ろうと言っていたので、一番手に来られてラッキーという感じ。

私はそれほど熱狂ファンではなかったので、人間ウォッチをしていて目に留まったのがこの人たち(矢印)。



赤いTシャツのお兄さん、私も笑ってしまうぐらいノリノリで、一目で彼らの大ファンってことが分かるほど。

だけど時間が経って分かったのは、彼の細かい動作や行動から彼が知的障害者だってことだった。

日本だったら周りの人は思わず引いちゃうんじゃないかなーっていうぐらいの、興奮度。

でもなんか見ていてすっごい楽しそうだった。

周りに迷惑かけるわけでもなく、ひたすら自分の悦に入るという感じ。


で、もう一人の矢印のおねーちゃん。

3人組で来ていて、後ろから見てると女子大生っぽい感じだったが、よく見たら中年女性だったので好感持てたw

彼女もノリノリで、ビールの飲みっぷりも凄くて、彼女もまたThe Cultのファンと見た。


私は彼と彼女を見てる方が面白いことに気が付いて、目が釘付け。

二人とも席は前と後ろで離れていたのに、曲が進むにつれてお互いの興奮度がお互いを見つけたのか

いつの間にかその二人、一緒に並んで歌って踊ってた。

肩組んで。


ハニバニに、「あの二人、他人なのに一緒にコンサート楽しんでるよ」と言ったら

「ほんとだ。友達になってるねー」って笑ってた。


大好きなものを同じ場所で、他の人と共感しあえるからコンサートっていいよね。




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さてみなさん、『犬ヶ島』観ました?



すごく面白かった!

ストップモーションアニメなんだけど、制作に4年かかったそうです。やっぱりねー。

フリちゃんも興味深そうに観てました。



まだ観てなかったら是非!超おススメです。
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転職試験(後編)

2018年08月08日 | お仕事
面接の知らせはOutlookのスケジュールを通じて送られてきた。

「あ。ビクトリアからだ。(彼女が担当者で、この職種が採用になれば彼女が私の主任になる)」と思ってスケジュールの詳細を見て思わず口が開いたわ。

この面接、面接官が3人おるー。

ビクトリアの他にフロアのマネージャーのリタとシャニースで、計女3人。

これは一対一のアットホームな面接はまず無いなと思ったら、余計に何ちゅう軽はずみなことをしてしまったんだろうと思えて沈む。

でもまあこれも社会勉強の一環だと言い聞かせ、当日の面接に臨んだ。




ハプニングその1(遅刻じゃないけど遅刻)

面接会場は下のフロアの307号室。

大きい会社とはいえ、同じ建物の中だしー、レイアウトもきっと同じだしー、すぐ見つかるしー。

と思ったのが大間違い。

フロアがちがうと、トイレ、パントリー、エレベーターの場所は同じだけでオフィスやキューブや、デスクの並びまで違った。

普段違うフロアに出向くことがないのでそんなことも気が付かなかったよ。

307号室を探しに探しまくって、遅刻にはならなかったにしろ、3人ともがすでに着席して私を待ってた。

遅刻してないのに遅刻したみたいなシチュエーションではないか。

握手して着席して、とりあえず場所に着いたことで安堵したけど、緊張がほぐれず、大げさにブルブルっと腕をばたつかせて

「緊張で硬直しちゃって。払いのけないと...」って言ったら「あらやだ。私たちこれでも緩い方なんだから大丈夫よ!」と言ってくれたので

少し落ち着くことができた。

そこからはまず軽く自己紹介して、現在やっている仕事の説明をする。

その間その3人は私が言うことを全部パソコンにパチパチ打ち込んでいて、私が話すのを止めるとパチパチも止まる。

また話し始めるとパチパチ...。

何もかもが記録されているようだった。

こりゃ変なこと言えんなーって思っていた矢先、次のハプニングが早々訪れるのだった。



ハプニングその2(意味違い)

職種は保険の査定リサーチ&コントロールなんだけど、一応システムアナリストだから簡単にソフトウェアとかアプリケーションに関する質問しますねと言われて

「カルマについて説明できますか?」ときた。

知ってる!知ってる!って思って、

それはつまり前世で良いことや悪いことをした分、今の人生でそれが返ってくるということです!( ー`дー´)キリッ

と堂々と言ったら3人共いきなり笑いだす。

「ああ、そのカルマね。そうよね、普通そう答えて当然かもね。質問は、California Affiliated Risk Management Authority(CARMA)のことだったの。

残念ながらKarmaじゃないの。CとKの違いね。個人的にはとっても好きな答えだったんだけどね。」




知るか(涙)





その後はそのお笑いハプニングのおかげで緊張は一気に解れたものの、頭の中がもうギャグにしかならず、

一方的に自虐的なまま質問だけがどんどん洪水みたいに押し寄せてきた。

前にも言ったが、フロアが違うとまるで違う会社なのである。どうしてこんなにも違うんだろう。

恐らく他の部署の人が私が使うソフトウェアを使うとチンプンカンプンになるのと同じだろうから、

何も質問に答えられなくたって恥じることはないと思うが、それにしても「○○を知ってますか?」「○○を使ったことがありますか?」の質問に対しての

私の『No, I don't.』と言った数の多さと言ったらあなた。



極めつけだった質問が、「もしもあなたがミスをしたとします。どう対応しますか?」と聞かれて、

そりゃ人間として、まず初めに主任に知らせて謝るのが当然で、次にどこでどうやってそのミスが発生したのか、

その根源が分かったら2度とそのミスをしないようにメモにまとめておく...云々を言ったら今度は

「あなたはストレスをどう切り抜けたり、対処するの?」と聞いてきたので、答える前にやんわりと

「この職場はとてもストレスレベルの高いところなのですか?」と逆に聞いてみたら、マネージャーの一人がにっこりと微笑んで

「考えてみてください。あなたのミスが会社の損害に直につながるの。でもトレーニングを積めば大丈夫だから安心してね」


私には、彼女の言葉がビッチ。てめー間違えるなよ?指導してやるんだから、間違えるなよ?間違ったらしばくでとしか聞こえんかった。


保険業務で、昇格も早い職業となると、やっぱりデメリットも付いてくる。

私が今やってる仕事のなんと平和で楽なことか。

同じ給料でもこんなに環境が違うなんて、ちょっと採算合わんじゃんって思えて来たのはそのころから。

45分ほどの面接が終わって、自分のデスクに戻ったら、疲れがどっと出るのかと思いきや、

自分の今のやってる仕事のプロジェクト見て、水を得た魚みたいに仕事がはかどった。

やっぱり私にはこれが良いのかな。

保険業務、なかなかタフそうだけど、エベレスト山みたいに登り甲斐もあるのかなとも思う。

山登りは大嫌いだけど。



結果は8月の終わりごろになるらしい。

私の頭の中ではあの面接で、もう不採用の道まっしぐらなのだが、きっと他の候補者も私みたいにビビっていることだろうと

なんか変なところでのんびりした気分のケイエス。


良い経験になったと思って、今の仕事を頑張っていこうと決意してみたり。



みなさんには何のアドバイスにもならなかったと思うけど、私が言いたいのは

「いつかこうしたい」「いつかトライしてみたい」と思っていることは、唐突にやって来るかも知れないので

そのために、ある程度の準備はしておいた方が身のためよ。と言うこと。


長文にお付き合いしてくれてありがとう。

お口直しに、私の一番の夏の風物詩、積乱雲がモリモリ大きくなる写真を。







夏だねー。

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転職試験(前編)

2018年08月04日 | お仕事
私がまだ日本にいたころは、終身雇用制度というものが根強くあった。

一度企業に就職すると、同じ企業で定年まで働くという、昭和テイストの香りぷんぷんな日本人の働き方。

今の日本社会で、未だにその文化が残っているのかどうかわからないけど、私がアメリカで働き始めてからというもの

私が今まで『就職するということ』の考えを180度覆されて、それこそ私のカルチャーショックであった。



アメリカでは一度就職しても、同じ会社でずっと(例えば定年まで)働き続ける人ってあんまり見かけない。

ただ、ワシントンDC近辺は国家公務員がたくさんいて、そういう人はずっと同じ組織で定年まで働くという人はいたりする。

他の人は、一つの企業に就職しても、数年働いたかと思うと、他にもっとお給料が良いところを探して転職するというパターン。

私は1996年にアメリカで仕事を始めて、ハニバニの転勤が理由で職種を変えてきたが、今の会社に就職してからは5回の転職を経験している。



私は今の職業についてから今年の11月で7年目になろうとしている。

気に入っているので当分はこの仕事を続けようと思っていたが、ある朝、昔同僚だったHeatherからメールで

『このJob Opening(求職)考えてみたら?』と、職業内容が送られてきた。

その仕事の職種は、保険業務の契約査定部署のリサーチ&コントロール課のシステムアナリスト。

システムアナリストは今の職業の前にやっていた職業だったので、「うーん。またシステムアナリストか...」とも思ったが

部署が違うフロアにあり、今まで触れたことのない業務内容だったので興味を持ったのが始まり。



簡単にレジュメを作成して、アプライする。

そのレジュメは最初に主任(今はマネージャーに昇格したブラッド)に送られる。彼の承諾がないとそのレジュメはその部署の人事担当には渡らない。

数時間後、ブラッドの承諾のメールがきて、そのあと彼のオフィスに呼ばれて

「他所の部署に移ろうと思ったきっかけは何なの?」って聞かれた。

「もう7年目になるし、他にどんな職種があるのか興味もあるしね。」とだけ言う。

本当に興味だけでアプライしてみただけなので。



その日のうちに担当者からレジュメを受け取ったことのメールがあって、そこにPre-Workも添付されていた。

〇月〇日までに提出して下さい。他の人の助けを使わず自分一人で作成すること。

転職する際には、こういう適正テストが付いてくる。

今の職種に就く時には、エクセルの応用(エクセル関数の使い方)テストやグラフ&チャートの作成であった。

今回はどうやら交通法に基づいた減点法の見分け方や分類、そのチャートのアップグレードの仕方など

ほぼ保険業務関連だった。

職種が違うのは分かっていたが、フロアが変わるだけでまるで別の会社のようだった。

なんかそれだけで頭が圧倒されて、軽はずみな興味本位でアプライしてみた自分を恥じたのだった。





ペイグレード(給料を決める職種のグレード)が同じなので、そこまで困難ではなかろうと思っていたのに

初めて聞くような交通法だったり、それに基づいたいろんなチャートの組み合わせなど、初めての経験。

全然わからん。

何が不安って、エクセルの試験とは違って、正解しているのか間違っているのかが分からないこと。



提出まで数日有ったので、仕事の合間に取り掛かったりして、ほとんど投げやりみたいな感じで提出する。

適正テストでまず落ちたわーと思ったら、なんか気がすごく楽になった。



次の日、担当者から一次試験の通過の合格があり、二次試験の日程の連絡があった。

二次試験は面接かー。

あのPre-Workで落とされなかったのは嬉しいが、保険業務の方の面接かーと思うとちょと複雑。

そんな気分のまま、面接の日を迎えたのだった。



To be Continued...





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