バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

酒を飲め 5月は祝いだ

2011年05月29日 | アメリカ生活

まあ、なんと言うか。


5月は祝いが重なる月である。


まず最初に、5月14日のりんちゃんのお誕生日を筆頭に、
5月17日は姪の「ほのちゃん」の誕生日。

5月21日はケイエス妹の誕生日で、もっと詳しく言うと、同僚で友人のレベッカの誕生日でもあり、
さらにもっと詳しく言うと、車を買ったディーラーで私の車の書類を扱ってくれるラトーヤの誕生日でもあった。


それから5月22日は前回の記事でも明らかにしたが
私とハニバニの結婚記念日で、


昨日5月28日はハニバニの誕生日であった。


祝い事じゃ。

めでたいではないか。

は は は。



(と、笑っていられるのはクレジットカードの返済金額を知らされるまでのことである)




さて。


毎年そうであるが、ハニバニに誕生日プレゼントをするのは容易ではない。
なぜかというと、私もそうであるように、ハニバニは自分が欲しいものは自分でさっさと買ってしまうからである。

かといって浪費癖があるわけでもなく、物欲がないので、
こういう時こそ喜んでプレゼントしたいという妻の私の立場から言わせてもらえば
「たまには私にプレゼントさせてや」っていうチャンスがないわけである。


こないだそういう不満をぶつけてみたら、あっさりと
『そんなら新しいスニーカー買ってくれる?』
と言うではないか。


さっそくショッピングに行って来た2人。


これがハニバニへのバースデープレゼントである。





もう早速履いてウォーキングしてきましたよ。


ちょっと前から流行りはじめた5本指のスニーカー。

街行く人で、これを履いて歩く人を呼び止めては『履き心地はどんななん?』
と聞きまくっていたハニバニ。


見た目に何だかなーと思って止まないのは私であるが、
本人もその履き心地はなかなかすぐに慣れるものではないと言う。


彼曰く、まるで裸足で歩いているような感覚、だそうだ。
うまく言い表せないらしいが、指の間が気持ちよく、とにかく軽くて履き心地が良いらしい。


そういや私も子供のころは、体育の授業は裸足だったっけ。
いつごろからだろう、スニーカーを履かされたのは。


欲しかったスニーカーをプレゼントしてもらった彼はとても嬉しそうで、

プレゼントする機会をやっと与えてもらった私も喜ぶ彼を見て、とても満足だった。



ハニバニ、誕生日おめでとう。



************


さて、その彼の誕生日は彼のご希望でRed Robinでランチをしてきた。
彼の好きなハンバーガーレストランである。


もちろん彼はBurning Loveを注文し、





私はハンバーガーではなく、BBQ Ribコンボを注文してみた。





せっかくのイベントですからと、私にしては超珍しく昼間っからウォッカ入りのレモネードを飲んだが
本人は『僕はやっぱりこれがいいや』



ちなみにケイエスがアルコールを口にするのは1年に1回あるかないかの程度です


チョコレートミルクシェイク。



楽しいランチは今日も続いた。


今日はMOE'sでハニバニはいつものナチョス、





私はいつもなら同じナチョスというところを、今日はブリトーにしてみた。





メキシカンには裏切りがない。
なんて美味しいんだろう...


そんなわけで3連休の残り1日、明日は何して過ごそうかな。


とりあえず、5月の祝いは終了し、あと数日で6月になり、
そして、私の月末レポートも始まるのであった。



************
『同窓会 ラブアゲイン症候群』という日本のドラマにはまってしまいました。
JapanTVでやってるんですがね、あの愛憎のドロドロのドラマが懐かしくて久しぶりにドキドキして観てるんです。
斉藤由紀がやってる役の女性がなんかカッチョ良くて好きです。


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神様がくれたもの

2011年05月22日 | 家族

本日、5月22日は私たちの19年目の結婚記念日で、
今年もまた記録を更新することができた。


ハニバニの車のオイルチェンジをするためにAlexandriaに出かけ、
それが終わってから宴は例のすし屋で開催される。


まずアペタイザーはいつものように私は天ぷらを、ハニバニは餃子を注文。





格別変わった天ぷらというわけではないが、
揚げ立てのカリカリジューシーな天ぷらにはいつも感動する。
ちなみに私はズッキーニの天ぷらが好きだ。

なすの天ぷらに非常に似ていて、実はなすの天ぷらもあるのだが
なんとそのなすの天ぷらよりも味わい深くて好きなのである。


そしてメイン登場。





ハニバニはいつものように、スパイシーアヒツナのお刺身を注文。


今回私はDragon Fireというお寿司を注文。





外側にうなぎが巻かれており、中身は私の大好きなアボカドがある。





うなぎに脂がしっかりのっていて柔らかいのと、中身のアボカドのクリーミーなのが
良い感じに口の中でバターみたいにとけてゆくのとは対照に、Tobikoというトビウオの卵の
プチプチ感と、うなぎの上に乗っかってるあの青ネギのシャキシャキ感とのコントラストが最高に良いと思う。

それからうなぎにあらかじめかかっているの甘辛いソースがアボカドとは絶妙に合う。


ちなみににハニバニが毎回注文するという彼の大好物はKabuki Rollといい



エビの天ぷらとカニのスティックが巻かれている。
何がどうKabukiなのかはちょっとわからないが、私は細かいことは気にしないのだ。


こちらも美味であり、私はあのエビの天ぷらと一緒に巻かれている貝割れ大根のほろ苦さが良い。



これにて宴はオシマイ。



10年、20年っていう大きな区切りはそれなりにイベントをしてみるが、
19年は次回の20年も控えているため、そんなに特別なことはやらない。


日付が変わった時点でお互いにニヤニヤしながら『結婚記念日おめでとう。
また新記録達成ですね。』
と言い、その場で手を取り合って
なんちゃってダンスを踊ってクルクル回るぐらいなのである。


そういえば今日。


ランチが済んで、いつもどおり外にウォーキングしに出かけたときのこと。


ぼーぼーに伸びきった草むらを分けて歩きながら、ハニバニがこう言う。



『昨夜寝るときにね、「神様、いつも僕の横ですごい顔して眠る
この奥さんを与えてくれてありがとうございます」
ってお礼言っといたんだ。』




「すごい顔して眠る」はTMI(余計な情報)だろと思ったが、非常に嬉しくなった。


同時に照れたので、彼の腕をばしばし叩きながら『あんた、とてもラッキーだったよ。』
と言って笑った。


その後で、実はね、私も昨夜、全く同じことを思いながら寝たよ、と告白してみたが
意外にも彼の反応はロマンチックとはかけ離れたものであった。



「そういやケイエス、あんたまた夢に出てきたよ。」



以前彼は、私出演のこういう悪夢を見たことがある。(参考記事:『相互殺人』)


聞くと、今回も私は悪役で、前回と違うところは彼は私に刺されはしなかったらしいが
私と言うキャラクターが彼の知っている私ではなく、心の底から憎んでも憎みきれないほどのビッチだったということだ。


あーあ。
どうしてこんなロマンティックな日にそういう夢を。


ま、現実には2人はとても仲良くやってますんで。


笑いに満ちた日々がまた一年、続きますように。



************
ミディは全く元気そのものです。
やっぱり飼い主(私)が大騒ぎしただけのことだったんでしょうか。
それはそれで良しとしましょう。彼女が元気なんだから。
それにしてもほんまに恐かったよー(涙)


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寿命は縮むよどこまでも

2011年05月19日 | 猫の話


話は月曜日の朝のことになる。



私は午前5時に起床することになっているが、最近お嬢らはちょうどよくその5分前とかに
私を起こしにくることが多くなった。


その朝も私を起こしにきたのはミディで、私の顔の真横の枕元に座って
私の顔を彼女の髭でくすぐるのだ。


私はもそもそと起き上がり、目覚ましが鳴り始めないうちにアラームを解除する。


ミディがベッドから飛び降りたや否や、ゲホゲホと咳き込み、そして吐いた。


今の時期、フリスキーも同じようなことを何度もする。


毛玉を吐くのだ。


あーあ。今度はミディか。


そう思いながらベッドルームを出て、トイレからトイレットペーパーを掴み
ミディが吐き出したであろう毛玉の処理をしようとして床を見て私は即座に気が遠くなるのを感じた。


ミディが吐き出したのは少量の毛に混じった血であった。


量としてはそんなに多くなかったと思う。


どうして人間というものは、血を見るとああも慌ててしまうんだろう。


急に下落してゆく血圧を感じながら気がつくと私はハニバニを揺すり起こしていた。


「ミディがね、今、血ぃ吐いたよっ」


ハニバニもびっくりして飛び起きる。
そしてそのミディが吐き出した物を一緒に見てみる。


病院に連れてくことは即決だったので、とにかくその吐いたものを見せるために
手に握られていたトイレットペーパーでそれを拭ってみると
血だ、血だ、と思っていた液体は、全部が全部血液というわけではなく、
胃液に混じった血液ということがわかった。


トイレットペーパーが吸い取った水分が、思ったよりも赤くならなかったからだ。


当のミディはというと、何もなかったように、いつもどおり自分がどんなに空腹なのかを訴え、
早くキッチンにいらしゃいな、ケイエスは相変わらずトロいわねえ、と言わんばかりに元気だ。


5分前まで心臓発作を起こしかけた飼い主を目の前にして、ミディはケロリとしている。


キャットフードを恐る恐るやってみると、美味しそうに食べた。


それでもまたいきなり食べたものを赤い液体と共に吐き出すのではないかという懸念が消えず、
私の心臓は荒野を駆け巡る馬の、「パカラッパカラッ」というのではなく、
どちかというと『ドドドドドドド...』に近いような
鼓動を続けた。

実はというと両手の震えもずっと止まらなかった。


もう吐く気配はなかったが、少量とはいえ、血液が吐瀉物に混じっていたことは確かだったので
獣医が開くとすぐに予約の電話を入れた。


月曜日の獣医はとても忙しい。


わかっていたが、一番早くとれた予約が夕方5時であった。


助かったのはその日ハニバニが昼に家に帰るようにしてあったこと。


帰宅してすぐにミディの様子を知らせてもらう。


彼女は至って元気であり、食欲もあり、あれから再び吐いた形跡もないと言う。


電話を受け取るまでは仕事が全く手につかなかったが、それから私は少しだけ平常心を取り戻し...


いや、ダメだった。
心配でしょうがない。
どうして血を見るとダメなんだろう。
血ってどうしても「不吉な暗示」に思えてしょうがない。


獣医にはハニバニと一緒に行った。


待合室で無理やり獣医に連れてこられて機嫌の悪いミディを撫でていたら
スタッフ用出入り口から、一組のカップルが出てきた。


2人の、明らかに泣きはらしたとわかる顔。


それが何を意味するのか、私もハニバニもすぐにわかった。


見なけりゃよかったと思った。






暗い気持ちのまましばらく待たされて、そして診察室に呼ばれる。

ドクターJの診察だった。

その朝とっておいたその吐瀉物の一部をサランラップにとって置いたのと、
拭ったときのトイレットペーパーを彼女に見せて、彼女が再び奥へと消える。


15分ぐらいして戻ってきた彼女が言ったことはこうだった。


*******

血の混じった胃液に驚いて病院に駆け込んでくるペットオーナーは多いが、
実は血の混じった血液を吐き出す(毛とかの異物と共に)のはオーナーが思うよりも
よくあることだということ。


猫の胃袋はとてもデリケートで、そこに毛玉などの異物が溜まって腸へと移動しない場合
胃は非常に荒れやすい状態になること。


荒れやすい状態になるとすぐに出血を始めること(毛細血管が張りめぐっているらしい)。


胃液はもともと黄色い液体で、そこに少しの血液が混じるとさらに濃い赤になるのでペットオーナーは慌ててしまう。


疑うのは胃だけではなく、食道も炎症を起こしていることが多いが、ミディの場合、食欲も旺盛であり
水も普通に飲んでいることから食道は大丈夫だろうということ。


********


こう説明してくれた後、万が一他の臓器の問題の有無を確認するために血液検査をしてもらった。


待つこと45分。


疲れているだろうドクターJの顔には笑顔があり、「血液検査の結果、異常はどこにも無しよ。」と
私をハグしてくれて、ハニバニもハグしてくれて、待ちくたびれてさらに機嫌の悪いミディには

『毛をちょっと吐いたぐらいでこんなとこ連れてこられて怒ってるんでしょ?
マミィとダディを心配させたねえ。』


と笑って言って、それから

『もしかしたら上からも下からも出せない毛玉がまだ
胃に残ってるかも知れないから毛玉防止のスナックをもっともっとあげてね。
私からお薬ってのもなくてね、とりあえず胃をコートしてくれる飲み物、あ、やっぱり薬になるのかな、
それを10日間あげてね。それで大丈夫だよ。あはは。胃が本当におかしくなるのはミディじゃなくて
ケイエスなんじゃない?あなたのことって本当によくわかるわ。』


と言ってくれた。


良い獣医がいてくれて、なんと助かることか。


その飲み薬を内服させてはいるが、ミディはあの月曜日の騒動なんて何もなかったように元気だ。



「ケイエスが異様に優しくてウザイのよね。」



「あー。退屈。」



彼女は元気に、食欲旺盛でいてくれるが、私の寿命は縮むばかりなのである。

驚かすのもいーかげんにしてくれたまえね、キミ。


************
今日の午後、すごい雷雨があったんですが、
実は雨ではなくてヒョウが降りました。職場のみんなが口々に「車がボコボコになるよね」っていうぐらいの
すごいヒョウでした。車は大丈夫でしたが、それにしても凄かったです。
その後はいきなり、眩しいぐらいの青空が広がり、



そしてまた雷雨になりました。変な天候です。


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憎きものシリーズ第二弾: 一酸化炭素報知器

2011年05月15日 | 歯列矯正


憎きものシリーズ第一弾は『白髪』であったことは皆さんのご記憶に新しいことと思う。


今回はその憎きものシリーズの第二弾なのである。



先週ハニバニは3日間ほど出張であった。


どういうわけだか、ハニバニが家を留守にするときに限って起こる現象がある。


まず我が家には火災探知機と一酸化探知機がたくさん設置されている。

最初に言っておくが、我が家は豪邸ではない。

ただ、各部屋に火災報知機を設置しておくと火災保険にディスカウントが利くこという点と
あとキッチンがガス式グリルだということ、それから温水もガス湯沸かし器(っていうの?)であるということから
地下室、渡り廊下、踊り場には一酸化炭素探知器が設置されている。


全部あわせて数えると9つほどある。


ハニバニが家を留守にするときに限って起こる現象とは、その探知器の一つが必ず誤報するということだ。

不意にあのけたたましいサイレンが鳴り響くのである。


セコムみたいなホームセキュリティーのサイレンもそうであるが、
どうして危険を知らせるサイレンっつーのはああも神経を逆撫でするような音なんだろう。


確実に耳に入ってこないといけない音だから、というのはわかるが、
何度も言うが、我が家はホワイトハウスではない。

あんな大音響でなくとも電話の呼び出し音レベルで十分だと思うのだ。


さて、話を戻す。


ハニバニの出張3日目の夜のこと。


報知器の一つが鳴り始めて、5秒ぐらいで鳴り終わる。


何度もくどいように言うが、我が家はホワイトハウスではないので
どこかで火災があれば、必ず臭うのでわかる。

よって、火災ではない。

一酸化炭素漏れというのは臭いがないぶんわからないが、
なんとなく私の感でそれは違うと察した(←かなりいい加減)。


誤報の確実な理由は電池切れにある。


問題はどの報知機の電池が切れているのかを探すことなのだが
とにかく警報がけたたましく耳を劈く勢いなので
探知器一つ一つに近寄っても全ての探知器が鳴り狂っているような感じなのである。


神経を逆撫でする音とはよく言ったもので
あれは人の神経をおかしくする。


あの警報が5分おき、10分おきに鳴り続けた末、
私の心臓の高鳴りは落ち着くことはなかったし、
お嬢らはずっとどこかに隠れていて姿を見かけなかった。


問題解決にはどうすればよいか?


答えは一つ。


全ての火災、一酸化炭素報知機から電池を取り外すということ。


私は取り憑かれたように一心不乱に壁、天井に設置された報知器から電池を外した。


これで大丈夫。


するとそこに妹から電話がある。


事情を説明したついでに数日前にも一酸化炭素探知器の誤報についても彼女に話した。


それは数日前の朝、私がヘアをセットしていたときのこと。

場所的に悪いのだが、私がヘアスプレーを撒き散らす真下にその一酸化炭素報知器がある。

とてもセンシティブなため、それが一酸化炭素でなくともきつい匂い、スプレー、変わったものでは
パスタソースの匂いにも反応する。

『じゃけんね、スプレーするときはその探知器をあらかじめ外すんよ。』


と説明したら彼女は「ふーん。」とそれほど興味も無げに言ったその次の瞬間、弾かれたように聞いてきた。



『...つーかね、一体どんだけスプレー吹きかけよん???』



ちなみに私はVO5のコマーシャルのように豪快にスプレーを振り掛ける。
細川たかしレベルとも言えよう。


電話を切ってから、やっと取り戻した静けさに安堵していたところ
私は再び怪奇な現象に連れ戻されることになる。


聞きなれたあの、耳を劈く、警報。


電池を全部抜いたはずの探知機の一つが、まだ鳴っている。





私は本当におかしくなってしまったのだろうか。

仕事のしすぎで、本当に神経が病んでしまったのだろうか。



座り込んだ2階のフロアで今も鳴り響く警報の下、朦朧としていた私の目が一点を見つめた。



それは2階の踊り場に設置されていた一酸化炭素報知器で、
そのもの自体をコンセントから引っこ抜き、それでシステムを解除したと思っていたが
じつは中に停電用電池が入っており、いくらコンセントから抜いたとしても
内臓電池が作動していることになる。

『おまえかよ。』

と、おもむろに電池を引き抜く。


全ての探知機を一心不乱で作動不能にし、寝室においては椅子に乗っても手が届かないことから
はしごを持って来て電池を引き抜いた。


あろうことか、問題の探知器は一番身近なところにあった一酸化炭素探知器であった。


私は白痴のように笑い、そして出来ることなら両足でその探知器をぐちゃぐちゃに踏んで壊してやりたかった。


その夜、やっと安心して出てきたお嬢らと一つベッドで深い眠りに落ちたことは言う間でもない。




*************



ハニバニの留守中恒例のケイエスの手抜きな晩ごはん。


月曜: ナポリタンマイラブ




火曜日: 朝ごはん




水曜日: ローストビーフ&ハムサンドイッチ



************
翌日の朝、ハニバニが無事に帰宅したのですが
私のいない間に引っこ抜かれた電池を元通りの状態に戻してくれていました。
「電池があちこち散乱してるのは目障りでね。」と。いい奴。



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ケイエスの母 2011年

2011年05月09日 | 家族

日曜日は母の日で、私は今年も特にこれという贈り物をしなかったわけだが
電話は必ずすることを忘れない。


日本が母の日真っ只中の日曜日の昼、つまりはこちらの土曜の夜中に電話をしてみる。


意外にも電話に出たのは父であった。


母は天気が良い日は外を歩いているという。


『お母さんは元気なで。』という父の穏やかな言い方が
母がのんびり元気に生きているような感じを表しているようで、なんだか嬉しかった。


しょうがないのでせっかくなので久々に父と世間話をし、
日本の日曜日が終わるまでにまた電話するよと言い残して、電話を切った。


私は日曜の朝早く、つまりは日本の母の日が終わろうとしている夕方にでも電話する予定だった。


なのに、うっかりしたことが目が覚めたら9時半で、
それは日本の夜がどっぷり更けてゆくことを意味する。


飛び起きてすばやく母に電話する。


出てきたのは母で、私だとわかると

『まー、夕方ぐらいに電話してくると思ったら電話ないし。
またあんたのことじゃけ忘れてしもーたんじゃないかと思ったよ。』


と笑う。


私の性格を知り尽くしているから笑えるのである。


母とはメールでしょっちゅうメッセージを交換しているから
お互いの近況はよく知っているが、たまにはこうやって電話で話しするのは楽しい。


そういえば母は最近、長年使っていたコンピューターを最新のに買い換えた。


私も以前関門を克服したが、コンピューターの買い替えというのは
わくわくするようで、慣れるまでが大変なのである。


『あんたが言うようにね、
何度もこの新しいコンピューター、ぶち壊してやりたい気分になってからね。』


と母は言うが、その言葉に余裕が感じられたので
なんとか使いこなしているようである。


自分の母を自慢するつもりはないが、














いや。

母の日だったのだ。

自慢してもいいではないか。



っつーことでちょっと自慢させてもらう。



母がパソコンをやり始めたのは今から7、8年ぐらい前だったと思う。
今までパソコンのキーも触ったことがない人だ。


職場のオバサマたちは母と同世代で、パソコン経験も母に比べたらずっと長いにもかかわらず
パソコンを自ら学ぼうとしない。

毎日、ただ教えてもらった操作を繰り返し、繰り返し...の連続で
少しでもわからなくなると必ず私をつかまえにやってくる。


その点、母は違う。


パソコンを理解する前に父にパソコンを買ってもらったのだが、
宝の持ち腐れになってはいけないと、自ら望んでパソコン教室に通い始めた。


すぐにワードやエクセルの初歩的なことは覚えた。


それから少しずつ上のレベルまで上げて行き、
父の会社の伝票や重要書類も一人で作成することができるようにまで上達した。


驚くべき点は、母は自分でネットウイルス対策のアップデートをしたり
ウインドウオフィスのアップグレードをしたりする。


わからないことがあったら、私に電話してきたり、デオデオという家電量販店のパソコン売り場に出向いたり
とにかく時間がかかっても自分でどうにかしてみようとする。


職場のオバサマが一番苦手とするマニュアルを読んでみるということを
全く苦痛に思っていないのだ。


オバサマが母のように勤勉でいると、私の生活がどんなに楽になることか。


母、エライよ。誇りに思うからね。





っつーことで、これが母への母の日のメッセージ。 (よいか?)


***********************


そういや金曜日に、珍しくあっさりしたこんなもんを作ってみた。



ホタテを少しの塩コショウそれからバターで炒めて、それを塩コショウ、それからレモン汁だけで炒めたほうれん草、白マメ
ベーコンの上に盛る、とういうだけの一品。


最初はあまりにもあっさりすぎて、なんかこう、金曜日の夜は週末のお祝いに(何それ)
コッテリしたいかにもアメリカン!みたいな食事が楽しくていいよねっていう私たちにとっては何だかなーと思ったが
これが思いのほかとても美味しかった。


弱点はその数時間後にはすでに空腹になる、ということである。


土曜日はこれまた珍しく、サーモンを食べに行ってきた。





私は自分ちで魚を料理するのは嫌いである。


だって臭いがこもるじゃんか。


テリヤキソースだったので、なんだかご飯が欲しくなったのだけど(やっぱりお箸の国の人じゃけんね)
ついてきたのは蒸しブロッコリー。


その後でショットグラスに入った小さなデザートをオーダーした。





私はチョコレートケーキ、ハニバニはブレッドプリン。


これね、確かに量が少なくてあれなんだが、『また来てまたこれ食べたい!!!!』って気になる。
素晴らしきマーケティング効果。



楽しい週末でしたよ。


また新しい1週間が始まったが、先週月末レポートを無事に終えたので
これから数週間はまた笑っていられる。 (だといいな)


************
アメリカで母の日ナンバーワンの贈り物は花という統計が
あったようです。ちなみに母親が選ぶ、もらってもあんまり嬉しくない贈り物ナンバーワンも花だそうです。
なんか笑えた。


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『祝:ビン・ラディンの死』の間違い

2011年05月02日 | アメリカ生活

今朝、いつものように5時に起床し
お嬢様に朝食をもてなすためにキッチンにおりてきて
おもむろにテレビをつける。


テレビをつけた瞬間、画面を見るよりも先に耳に飛び込んできた言葉で血圧が一気に低下した。

Breaking News(速報)


私はまた日本で大変なことが起きたんじゃないかと思い、
暑くもないのに体の毛穴から今にも汗が噴出しそうな思いで画面を見る。


Breaking Newsって妙な緊張が走るよね。


ビン・ラディンがアメリカ軍によって殺害されたらしい。
なんだか違う意味でホッとした。


それにしても、9・11から10年目の快挙である。


私は、彼はもう絶対に捕まらないのではないかと思っていた。


確かに快挙ではあるが、それを祝うとなるとちょっと違うのではないかと思う。


みなさんはごらんになっただろうか、ニューヨーク市のタイムズスクエアの馬鹿騒ぎを。





私が見たテレビではタイムズスクエアでの別の祝賀を報道していたが、
はっきりいってあの馬鹿騒ぎは、10年前に9・11が起こった日に、
アメリカの大惨事を祝うイラク市民とまるで同じではないか。


私はテレビ画面を見ながら、うわ。やばー。と思ったわけである。


ビン・ラディンを倒したからって、それですべてが解決だとどうして思えよう。
ビン・ラディンのナンバー2や、3がいて当然ではないか。


国際テロを何とも思わない国だ。

目標達成のためなら自殺ミッションだって平気でやっちゃう国だ。

失うものがもう何もない悪人ほどたちの悪いものはないと思う。


それを。


何もあんなに大げさに祝うこともなかろうに。


気持ちはわからないでもない。

復習果たせたり、というわけで
まるで映画のハッピーエンディングのように、必ず正義が悪に勝つのだといわんばかりの盛り上がり。


映画と確実に違うのは

これがエンディングじゃないってこと。

むしろこれがきっかけで、また何かが起きなければいいけどねって

今朝職場でルイスと話ししていたんだけど。


ルイスがね、こう言うの。


『その速報のニュースをレイラと見てたんだけど。』


レイラとは、5歳になったばかりの彼の娘だ。


『俺の顔をじーっと見てさ、何言うのかと思ったら、



『ダディ。この人は



















ジーザス?』って。』



似てないこともない。


ルイスと2人で笑い転げた。



この親にしてこの子なり、である。



只今月末レポート真っ最中であるが、
ふと『結婚式』もなんだかこの状況に似ているなと思った。


結婚式でよく用いられる言葉に、ゴールインなんて言葉があるが
あれもなんだか間違っているような気がする。


結婚なんて、どちらかといえば、人生のスタート地点ではないか。


終わりどころか、始まりなのに。


どうしてゴールなんだろう。



とにかく。



ハニバニには「当分ペンタゴンには近づきんちゃんなね。」など言って笑う私であるが、
まんざら冗談でもない。


ちょっと嫌な予感がしてならない。


よって、祝賀ムードなんてもってのほかなのである。



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関係ないけど食べ物の写真がいるぅぅぅって人のためにこないだ食べたランチ載せとくね。







これ、メキシカンで、ファヒータサラダっつーんだけど
けっこうガッツリ食べれるサラダ。

美味しいスパイスで炒められた玉ねぎ、ピーマン、それから鶏肉が絶妙で
下にはレタスやらトマトが入っています。

器がトルティーヤそのままなので、サラダを食べながら器の部分もバリバリ壊しながら
食べられて結構楽しい。


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GWの日本列島。
祝日続きでうらやましいばかりです。アメリカにはそういうのってない(涙)


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