バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

誕生日は忘却の彼方に

2012年07月28日 | アメリカ生活








なんだか実感がほとんどないまま、今週の月曜日にあっけなく誕生日を迎えた。


とにかく仕事が忙しく、前の職場では同僚のバースデーにはランチパーティーなんかやっていたが
この新しい職場ではそういうこともできないほどみんな忙しい。


それでも覚えていてくれた同僚の何人かはメールを送ってきてくれ
バースデーメッセージをくれた。


月曜日から出張だったハニバニは出張先から何度も
『バースデーガールは今何をしているのかな?』
と、調子伺いの電話をよこしてくれた。


そういえば、上の写真。


日曜日も仕事に行って、帰ってきたらテーブルに用意されていたもの。


前もって誕生日に「何が欲しいか」と聞かれ、ハニバニの誕生日に私は彼にカップケーキをあげたので
それなら私もそれがいいやと思い、カップケーキと言ったので
ちゃんとそれが用意されていた。


ところで花が白いカーネーション。


ちなみに私の大好きな花はヒマワリである。


貰っておいてこう言うのもなんだが、『あ。ヒマワリじゃない。』と言ってしまった。
しかも『何でヒマワリじゃないん?』とまで聞いてしまった。


ハニバニの答えはこうである。


『だってそれは僕が気に入った花なんだもん。』


白のカーネーションは日本では父の日の花なんだよ、とヒマワリでなかったことでちょっと不機嫌に言うと


『そっか。それなら、父の日おめでとう。』


全く会話に方向性がない。


それでもやっぱり嬉しかった。


誕生日の朝、ハニバニは出張へと出発し
私は多忙の上の超多忙な月曜日を過ごしていたところ一番上のボス(例のこまわり君
に呼ばれた。


温かいバースデーメッセージでもいただけるのかと思いきや
私がやらかしたミスでもないのに叱責された。
私がそのレポートの最終責任者だったので。


まあ、見落とした私も悪いと言えばそうである。


それでも頭の中では


おい、こまわり。今日はケイエスの誕生日なんだぜ。
ちょっとはナイスにしろよ。ブサイクのくせに。



と、ちょっぴり暴言。


それでも何だか気分が晴れず。


とにかくこの1週間は溜まりに溜まった仕事に追いつくために
仕事が終わったら家に帰り、お嬢にエサをやってからまた職場に戻って仕事をするという毎日が
続いていたうえに、ハニバニは出張で家を留守にしていて
やたら優しい言葉をかけてくれる人がいなかったという、
疲れ+ストレス+淋しさが織り成すハーモニーで、あろうことか食欲が激減していた。


お腹はすいていたのだが、とにかく仕事を片付けないわけにはいかなかったので
食欲すら忘却の彼方へ...という感じだったのである。


そういうえば誕生日のちょっと前にSolo_Pinさんが美味しそうなそうめんを彼女のブログで掲載されており、
すぐに母にそうめんを送って欲しいと頼むとすぐに送ってきてくれた。



上品にも小箱に入った高級感あふれるそうめん



ずらずらっとね


すぐにでも食べたかったが、なんせダシがない。


近所のスーパーに麺のダシなどあるわけなく、
結局ネットでカリフォルニアから取り寄せた次第。


今日、その念願のときがやって来た。


ハニバニとそうめんランチである。





私の実家ではこうして食べる。


青ネギ、しょうが、金糸卵とトマトのぶつ切り。





食べた最初の一口は、約2年ぶりに解禁となったカレーを食べたときと同じく
言葉にならないほど美味で、目をつぶったまま踊り出しそうな美味しさであった。


あまりの感激で、すごいスピードで完食したせいか、食後にいきなりしゃっくり発生。



とりあえず、こうやって誕生日を猛スピードで駆け抜けると
なんだか歳をとり忘れた気になるので、ケイエスはまだまだ若い...ような気もする。


歳をとり忘れたということにして、この一年も若いまま頑張っていこうと思ったよ。



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やっと忙しさも終盤に!と思ったら
来週はもう月末レポートが!!夏休みが欲しいケイエスです。


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つかの間のお楽しみ (写真ばっかり)

2012年07月18日 | アメリカ生活

先週の木曜日、殺人的な忙しさの間を見計らって
コンサートに行ってきた。


日本の方にはちょっと認知度は低いかもしれない





Pink Floyd っていうClassic Rockグループのロジャーウォルターズのコンサート。
ちなみに彼、68歳です。


こちではかなり有名で、日本で言うところの『The 昭和な人々』世代だったら知らない人はいないっつー感じ。


でも若い人から上を言ったらキリがないぐらい、幅広い年齢層に人気がある。
まるで日本のサザンオールスターズみたい。


コンサート会場はおなじみDCの中にあるVerizon Center。


コンサートは夕方からだったので、いつものClyde'sでお食事。





前菜にツナのたたきのサラダ。





これがもー、めっちゃ美味しいのなんのって。あの感動は忘れがたい。


毎回ここに来るたびにメニューが替わってるんだけど、今回は2人ともチーズバーガーにしてみた。
ここのバーガー系はすごい人気があるので。



ムェンスターチーズのチーズバーガー(ケイエス)



イタリアンチーズバーガーペストソースがけ(ハニバニ)


確かに美味。

炭火焼のバーガーってどうしてあんなに美味しいんだろう。


デザートは



ブラウニーのホットファッジソースサンデー(ハニバニ)



クーランブレー(焼きプリン)(ケイエス)


いつもここで何を食べても大満足...


DCダウンタウンのリスだって美味しいものが食べられる。
DCとはそんな街...。





食事の後は散歩がてらにホテルの中をぶらぶらしたり





高級アパートメントの家賃がちなみにいくらかを興味本位で調べたりして時間を潰した。


ちなみにコンサート会場には歩いていけるという超便利なその高級アパートメントの一ヶ月のお家賃は
小さなキッチンがあるベッドルームふた部屋という、もろ狭い間取りが45万~でしたよ。




さてさて、これがコンサート会場。





ここはDCで一番大きなコンサートホールで、ここでコンサートするミュージシャンも大物が多いのだ。





ステージ左側にパネルのようなのがあるんだけど、これはコンサート中にいろんな画像を映すための
パネルみたいなもので、これが両サイドに設置されていた。


後でもっとわかると思うが、これがコンサート中にどんどん大きくなっていき、
映し出される画像も大きくなる。


さて、コンサートの始まり。





彼のコンサートはとにかくスケールが派手。


お金かけてんな!ってのがよくわかる。
コンサートのチケットは全く安くなかったが、彼のパフォーマンスを見れば値段になっとく。


大道具さんが大変だったろうと思わせる。


何体もの巨大操り人形が出現するわ(壁が大きくなってきてるのがお分かりだろうか)






とにかく馬鹿デカい


宙を巨大ブタがリモコンで飛ばされたり、飛行機が飛んできたり
ステージに花火が上がったり、何かを爆発させたり(コンサート会場の外には何台の消防車が待機していたのだろう)


もう一つびっくりしたのが、コンサートの中間で『休憩』があったこと。





これが先ほどのパネル『The Wall (壁)』が出来上がった状態で
スクリーン一杯に映し出される戦没者の人々。


ウォーター氏は常々反戦運動に取り組んでいるのです。





この大きな『壁』は最後に全部観客の目の前で崩されるのがメインイベント。


すっげー迫力だったよ。


これが崩された後の写真。





今までいろんなミュージシャンのコンサートに行ってきたが、
はっきり言って彼のコンサートが一番すごかった。


最初は「こんなジジィ、興味ないね。」と言っていたケイエスだったのに、
最後には「なんて素敵なジジィ。ハニバニもいずれはああいうイカすジジィになれよな」と、
イカすジジィの虜であった。


むっちゃカッコえかった~~~~~~~~~~!!!!


ハニバニの横に座ったグループはフロリダから来ていて、なんと彼らは地元フロリダで
ウォーター氏のこのコンサートを観て感動し、
また観たいという思いでコンサートのチケットを購入し、わざわざDCまで飛んできた、とうほどの熱狂振りであった。


確かに。


また観たいと思うが、なんせ彼はもうじき70歳。


これが最後のツアーだという思いが彼にあったのか
最後は彼、泣いてたよ。


そんな彼に、会場のファンの惜しみないスタンディングオベーションが延々と続いた。


そしたらね、会場の天井からすごい量の紙吹雪が落ちてくるわけよ。


最後まですごい演出。


あー、本当に良かったな。


だけど私にとって何が一番良かったかって、
横で終始満悦の笑顔だったハニバニの顔。


彼が喜ぶ顔は、私は大好きだ。



ケイエスも今日、大変だったプロジェクトの一つが終わって
「超多忙」から「多忙」の日々が戻ってきた。


それでも週末はやっぱり仕事。


とほほ。


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DCを歩いていてすごくお客の多い
日本のラーメン店を発見。今度絶対に寄ってみよう。


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私は難破船

2012年07月11日 | お仕事

私は基本的に、上手い下手は別として、文章を書くことは苦にならない。

むしろ大好きだったりする。


そんな私でさえこのところブログ更新がなかなかできないでいる。

とにかく忙しい。


私生活は充実しているんだが、仕事が殺人並みになってきた。


今週なんて『月曜日の出勤時間』、つまり午前5時半には自分のデスクにいて

毎日残業までする始末。


そうやってもまだ仕事は追いつかず。


仕事に溺れゆくワタクシ。


今日なんてその沈没寸前の船に追い討ちをかけるかのごとく、一日中マーケティングの会議があった。


どうやって通常レベルの仕事の量に追いつけというのか。


しかも明日は私は夕方からハニバニとコンサートでDCに遊びに行くので

1時で早退するし。


仕事に溺れゆくワタクシ。


私は難破船。


ぶく ぶく ぶく...


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今週に入ってからやっと普通の夏並みの気温に戻った。


涼しい!!!!!!と思ったら摂氏30度ですってよ。


先週なんて体感温度が40度を超える日々が10日以上も続いてね、こないだの日曜日、





お昼時で既に華氏100度。


摂氏でどれくらいやと思ったら





これ、午後3時ごろになったら実際の気温が40度を超えてました。


体感温度はもっとアブナイ感じだったと思います。


だけれども


私たち夫婦はそんなアブナイ気温の中を、1時間ほど歩いていたのでした。


日ごろから暑い中を歩いているから、体が慣れるんだろうか。


良い子のみなさんは、決してマネをなさらぬように。


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そういや先々週は忌々しい停電のせいで、楽しみにしていたインド料理屋へ行くのが中止になったので

先週の土曜日にやっと行ってきた。



驚くべき美味しさのサモサ






そしてやはりバターチキン


あー。幸せ。


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関係ないけど最近庭にどこからかよその猫がやってきてくつろいでおり、

お嬢らがなんだか興奮気味。

その猫はなんだかライオンに似ていて、恐ろしくフレンドリー。



猫を見つめる猫を見つめるケイエス



それにしても真剣。その後頭部が物語る。


そういえばYouTubeでかなり笑える猫動画を最近見つけた。

非常に有名なので知っている方は多いかも。










2番目のやつ、酸欠するかと思うぐらい笑った。


飼い主の笑い声がさらに面白さを倍増に。


ではまたね~


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来日しているジャスティン・ビーバー。
ハニバニが彼の画像を見て一言。『こういう感じのオバチャンっているよね。レズに多いんだけど。』
彼のコメントは深い。


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週末を返せ (Super Storm)

2012年07月02日 | 4SEASONS

ワールドニュースをご覧になった方ならご存知かと思われるが
先週の金曜日の夜、オハイオ州で猛威を奮った暴風雨がワシントンDC辺りの州に下りてきて
それはそれはものすごい悪さをして消えていったのだった。



*******************


金曜の夜、私とハニバニはいつものように家でくつろぎながらDVDを借りて観ていた。


その映画が終わった頃、私たちは『ああ、面白かったね』と言いながら、
ふと、外の風が強くなってきたことに気がついた。


やがて雨も降ってくる。


こういうことは日常茶飯事なので気にも留めてなかったが、
その晩の嵐はやけに荒く、途中風が窓を割ってしまうかもと思うぐらいの勢いになってきたので
途中でちょっと恐くなった。


「この風、ちょっとヤバイかもよ。絶対に停電するかも。」


と私が言い、それなら電気のある今のうちにお風呂とか入ったほうが良さそうだねと
笑いながら腰を上げたそのとき、ジャストタイミングで停電になるのだった。


まるでドリフのコントのひとコマである。


突然の暗闇。


慌てて懐中電灯を探す。


どうせ電気なんてすぐにつくさ、だって嵐もあっという間に駆け抜けていったし。


と思ったが最後、その停電は『すぐに』どころか、31時間も続くのだった。


*******************


土曜日の朝、目を覚ましたら外はうっすらと青くて、普段見慣れている朝の色から
ああ、早朝なんだなとわかった。


携帯の時計を見たら5時ちょっとすぎ。


電気はまだない。


その日は日中の気温が40度を超えるのに、エアコンが使えないとは残酷だ。


ただの嵐だったのに、こうなるとは。ハリケーン一過でもこんなことはなかったのに。


シャワーを浴びて(お湯が使えたのはラッキー)、比較的涼しい地下室にお嬢様を軟禁してから
私たちは車を走らせ(車内では冷房が利くからね)電気が通っている遠くの町へ食料を求めてドライブした。


外出してみると、その嵐がどれだけ暴れて行ったのかが一目でわかる。


倒された木々の量は、今までのハリケーンの被害でもそれほどまではなかったろう。


やっと見つけたレストランはおなじみのマック。


そこでは同じようなことを考えて漂流した難民でごった返している。


涼しい場所で、とりあえずお腹を満たして気がついたが、そこはすっげー田舎町であった。


『ここ、何もない田舎だね。住む人は退屈だろうな。』と言ったら


『確かに田舎で何もなくとも、僕たちが食べ物にありつけた最初の町。感謝だねー。』とハニバニ。


彼の優しさが窺がえて、なんだか私も優しい気持ちになったのだった。


...のもつかの間。


電気が戻ってきてるかも!とわずかな期待を抱えて家に帰ったが、やっぱりまだダメ。


それからは前庭の木陰で涼を取った。家の中にはいられない。


お嬢らはもう家の中なら行きたいところに行きなさい状態にしたら、いつもは暑くとも日向を好む毛皮着た彼女らも
その日はさすがに影になったフローリングで横に伸びていた。


私は外で何箇所も蚊に刺された。


ハニバニは全く刺されていないのはどういうことだろう。


その夜は、昼間あの田舎町で買った室温で常備できるピーナツバター&ジャムを使ってサンドイッチを作って食べた。


普段は食べないが、こういう時に食べると異様に美味しい。


いや、本当に心から美味しいと思った。


暖かい空気は上へ上へと上昇するので、2階のベッドルームではもちろん寝ることなどできず、
1階も無理で、結局地下室で寝ることにした。


うちの地下室、物置き部屋とフィットネスルームを兼ねてる部屋なので、もちろんコンクリートむき出しである。


その上にアクセントラグを引いて、その上にシーツをかぶせて横になってみたら
5分といわないうちに体全体が痛くなった。


しかしその地下室。お嬢らを軟禁していたと言ったように、信じられないぐらい涼しいのだ。
1階とそこでは気温差が10度ぐらいあると言っても過言ではない。


数時間そこで寝て、あまりにも体中の骨が痛むので
しかたなくそこを離れ、リビングのソファーで寝ることにした。


近所も電気が全く通っていない状態なので、外は暗く、とても静かで、
その夜見た空の星がものすごかったこと、ちょっと忘れがたい。


ラジオでは、この付近の停電はあと数日続くと言っていたが
いつまでこんな生活が続くんだろう。


なんかヤケクソになりながら眠りに落ちた。


そして、ピピピという電子レンジの音でびっくりして目が覚めた。


日曜、午前5時半。


いきなり全ての電化製品が稼動し始めて、眩しくて騒々しくて、
あまりの嬉しさにハニバニを揺り起こした。


生活が戻ってきた!


大げさかも知れんけど、本当にそう思った。


それからハニバニはベッドへ戻って再び睡眠を続け、
なんと私は身支度をして職場へ行って少し仕事をした。


疲れていたけど、やらなければならない仕事が一杯だったし、
そこでまた一眠りすると今度は絶対に起き上がれないのはわかっていたので。


昼ごろ家に戻ってきて、それからは冷蔵庫の物を全て処分した。


ケイエスは、賞味期限が切れてる食品は大丈夫だけど
冷やさないといけなかった物が一旦常温に戻ったら、それには手をつけない。


そうであっても大量に食べ物を捨てるのには気が引けた。


しかし!


ちょうどいい機会なので、冷蔵庫の部分と冷凍庫の部分を隅から隅まできれいに掃除した。


こういうことがないと冷蔵庫を空っぽにするなんてできないじゃん?


空っぽの冷蔵庫は新品の冷蔵庫を連想させて、なんだか嬉しい気分になった。


その夜のディナーはチキンファヒタ。





電気が通う生活って素晴らしい。


職場にはまだ停電している家庭がたくさんいて、ルイスなんて昨日の夕方やっと停電が解消した。


『部屋に灯りが灯ったとき、じーんと来てしまったぜ。』と彼は笑って言う。


わかるよ...。


当たり前の、普通の生活がこんなにも素晴らしいとはね。


これがケイエスの散々な週末でした。


明日は独立記念日でアメリカは祝日ですが、私はできればゆっくりと家でくつろぎたいです。


なんかお疲れ気味~。



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停電中、頭では電気使えないってわかってるのに
トイレに行ったら必ずスイッチをカチャカチャ。
これ、ほぼ毎回やってました。


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