バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

ケイエスの苦悩

2008年06月28日 | 歯列矯正
実は、こないだ朝食を作ってうかれていたのもつかの間、
昼すぎに私はある痛みに襲われて薬局へ走った。

なんのことかというと、「口内炎」。

あの朝も実を言うと少し痛みがあったのだけど
なんせとても張り切って朝食を作っていたので(人間にはある程度の
緊張感があったほうが気持ちがシャキっとしていいね)、口内炎が
こんなに悪化してしまうとは思わなかったのだ。

先週の終わりぐらいから、右下の犬歯にかかるブレースの突起が
やけに唇内側をひっかくと思っていたのだが、
ブレースをしてもう6ヶ月以上たっても、周りが騒ぐほどの
口内炎に見回れなかったので、その引っかき具合も完全無視していた。

...のが祟った。

赤い「ぽち」が警告だったんよね。


早めに、そのブレースの突起のところにキャップでもして
それ以上唇の壁を傷つけない努力をしてれば良かったのだ。

そしてあの朝食も元気にカリカリベーコンなんぞを思いっきり
ガシガシ噛み砕いていたのもいけなかったかもしれない。

後悔先に立たず。

11時ごろになるころに、患部がひどく痛み始めた。

口内炎を患ったことがある人は絶対にわかるとおもうが、
こう、バイオリンの一番高いキーをきりきりきりきりきりきりきりきり
鳴らすようなBGMが流れそうな痛みだ。

手を頬に当てて、「うぅ」とうずくまってしまった。


ケイエスの口内炎(Canker Sore)

これ実物。


ランチなんて取ってらんないので、薬局に行った。

そういえば口内炎って、総合ビタミンを摂りだしてからは
すっかり無縁になっていた。
だから最後に口内炎に襲われた記憶が定かじゃない。

♪懐かしい 痛みだわ ずっと前に 忘れいた♪
って甘い歌なんか歌ってる場合じゃないわね。

で、これを買ってきた。



最近はパッチがあるらしい。
とっても患部に効きそうなのでそれにした。

パッチというか、見た目はバファリンみたいな錠剤が6つ入って
約10ドルだった。高い...と思ったが、この厄介なものを
成敗してくれるなら安いと思うしかない。

錠剤の白い側面を患部に当てたまま、20秒ぐらい待つ。
すると完全にその面と患部がくっついちゃうのだ。
あんまりぴったりくっついたものだから、結構動揺した。
まるで接着剤が付いてるようだ。

で、30分後にその錠剤が唾液を吸って、ゼリー状になると
説明書にある。

待つこと30分。

確かに透明ゼリー状にはなったが、その見てくれの悪いこと!!!

ぶよぶよしてて、錠剤の3倍は大きくなったね。

しかもかなり気持ち悪い。食感っていうか、何て言うのだろう。
味はミントということだ...確かにスースーした感じはもろに
ミント系だが、味はかけ離れている。とにかく酸っぱいのだ。
柑橘系の酸っぱさとは違って、とにかく不快な酸っぱさ。

何度も剥がしたい気持ちに駆られたが、説明書に
「それ自体が溶けるまで絶対に剥がしてはいけません」って書いてある...。

そういえばこの説明書を読んでると、すごい事実を発見した。

1錠で8~12時間もちます
2錠目が必要ならば1錠目が溶けて24時間は待ってください
通常は1錠のみで口内炎を直します

特に最後の、なんだかすごい自信満々な薬だな。


不快なまま時間は流れ、ハニバニが帰宅した。

ぶよぶよでホラーな患部を見せてさし上げた。
無言のまま、彼の顔が森進一が歌うおふくろさんの顔になる。
K姐、あなたにもぜひ見せたかったわ

こんな薬、つけるんじゃなかった...。
痛みがあるときと同じようにまたブルーな気分になる。

夕食もろくにとれず、夜になってぶよぶよゼリーは完全に溶けた。

ミントの爽快感があるせいか、痛みは感じなかった。

そして今朝。

少しの痛みを残して、80%の痛みが無くなったといっても過言ではない。
見かけは昨日と同じなのに、痛みがないことだけで
かなり自由の身になった気がする。

おぉぉ。すごいぞ、このパッチ。
24時間は次のをつけてはいけないので、もちろん何もつけずに
仕事に行ったが、痛みを完全に忘れることができるほどだった。
(っていうか仕事も忙しかった)

このパッチがなければ、あと1週間は痛みに悶絶していただろう。

それにしても口内炎とは。

体の抵抗力が落ちてたのかなあ。
それともやっぱり装置の引っかきなのか。

いずれにしろ、早め早めの処置が大切だったと
舌の先で患部をつつきながら少し後悔した。

体が送ってくる小さなサインを見逃すと
大変な目にあうね...。




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ケイエスんちで朝食を

2008年06月26日 | 家族
水曜日と今日、私は会社を休んでいる。

特にこれ、という理由はない。
有給がたまりにたまってきて、少しずつ消費していかなければ
Take It or Lose It(使うか失うかのどっちかね)というところまで
きたので、それならば消費しましょうということにして、
やる仕事は山ほどあるが、休暇をとることにした。

平日に休みをとるのは結構充実している。
近所はすばらしく静かだし、ハニバニもいないので一心不乱に
家の掃除ができる。

なんだか心地よい開放感に浸っていると、たまにはハニバニに
朝食でも作ってあげたくなった。

「たまには」。

聞こえが悪いので、説明しとくと、
二人の起床時間が違うので、朝顔を合わす時間も限られていることが
一番の理由。
では週末にでも朝食作りなさいよ、と母が言い出すだろうからこれも
説明しとくけど、いつだったかハニバニが、
「休みの朝ぐらい、ゆっくり寝てなさい。あんただって仕事してるんだから。」
って言うから、休みの日は寝ることにしているのだ。

でもそんな私でも、自分から率先して朝食など作ってあげようと
いう気になるときもあるわけで。

パンケーキ、スクランブルエッグ、それからベーコンと
果物もつけよう...と、さっそく買い物に出かけた。





パンケーキ用のフライパンまで買ってしまうところが、
私がいかに朝食を作らない人かというのを物語って情けない。

パンケーキ用のフライパンとはアメリカで「Griddle」と呼ばれ、
まっ平らなフライパンだ。パンケーキとかをひっくり返すのには
普通のフライパンよりもとっても簡単だ。

夕方ハニバニが帰宅して、明日の朝の朝食の話を言って聞かせた。

「...起きれるの?」

朝食は5時半から作ればちょうど良い。どうせミディとフリスキーが
腹減ったと起こしに来る時間だ。起きれない時間帯ではない。



さて、無事に5時半に起床した(やっぱり猫に起されたともいう)私は
張り切って朝食を作り始めた。

パンケーキにブルーベリーを入れてみた。





そして普段から彼を起す6時に朝食も出来上がった。Just in time!




う。ちょっと張り切って作りすぎたかな。
これ全部彼の分。

彼を起こして一緒にキッチンまで戻るやいなや、彼は突然眠りから
現実の世界に戻されましたと言う顔で、「これ全部僕の?」
と驚いていた。やっぱり張り切りすぎたわ。

それでも彼は美味しいと言いながら、ほとんど完食した。

そしてありがとうありがとうと何回も言いながら仕事に出かける
準備を始めるのに2階に上がっていった。

朝食を作っただけで、こんなに感謝されるなんて
すごくうれしい。

作ってよかったな。

彼が出かけた後、自分の分も作って食べて、それから
もそもそと後片付けをしているときだった。

通勤途中の彼からの電話だった。

「朝食、とっても美味しくて、うれしかったよ。
休暇中なのに、わざわざありがとね。落ち着いたら昼寝でもしんちゃい。」

彼はこういう男なのだ。
いつも何かに感謝しながら生きてる。

朝食作ってよかったなと、また改めて思った。







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これも夏の風物詩

2008年06月25日 | 4SEASONS
このところ夕方になると、ほとんど毎日のように発生する雷雨警報。
昨日の夕方も6時ぐらいからゴロゴロといいだした。

TVをお天気チャンネルにしてみると、やっぱり警報がビービーと
なっておりました。

ドップラーレーダー(どこに雨雲があるのかわかる図)ではそんなに
近くなかったし、雷の音も空中で爆弾が破裂するような音ではなかったのが
何気なくキッチンから裏の空を見上げてみて、瞳孔が開いた。


おお!積乱雲、まさに入道雲が見えるじゃないの!







私は青空に浮かぶ雲の写真を撮るのが好きな方だが、
いつか入道雲、でっかい雲が撮りたいと思っていた矢先だったのだ。



あの雲、絶対にもっと上に上がるなと思って、少ししてから
2階に上がって見てみたら、やっぱり高くなっていた。







入道雲は、地上付近と上空の温度差が大きいときに発生しやすい
夏場に多く見られることから、夏の風物詩とか言われている。

その温度差の不安定を解消するべく、上昇気流が発生するから
上へ上へと大きくなっていくとか、かなり昔(爆)高校の地学かなんかで
教えてもらったような気がする。

理由がどうこうよりも、見かけのカッチョ良さが好きだ。
夕日の当たり具合もなかなかビゥテホーだと思う。

雷の雨降らそうとしてる正体はあなただったの...

同時に、日本で最後に入道雲を見たのはいつだっただろうと
夏の風物詩をじーっと見つめた。







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回復する人間と猫

2008年06月24日 | アメリカde健康管理
そういえば先週月曜日の夕方に迂闊にも火傷をしてしまったが、
それもすっかり治ってしまった。

痛みが失せたということで、火傷のあとは今でも残っている。
焼けた皮膚のところがちょうどチョコレートでつけたシミみたいで
なんだか汚らしい。

が、痛みがないことだけでもありがたく思う。

回復したといえば、ずーっと前に私が乳がん検診について
書いた3月に、職場の同僚が乳がんの摘出手術をしたのだけど、
彼女なんと4週間、メディカル休暇をとった後、普通に仕事に復帰して、
仕事をしながらも、放射線治療に毎日通っていた。

うっかりすると彼女が癌の手術を受けたことなど忘れてしまうほど
彼女が「普通に」仕事するものだから、周りがかえって心配してしまう。

痛くないのと聞けば、「腕を動かすとどうしても痛い」というが、
彼女からは決して痛みを訴えることはなかった。

放射線治療も、経験者に聞くところによると、辛いのは、
あの後の疲れだという。だるさというよりも、「眠気」らしい。

それでも彼女は、自分のやるべき仕事は必ずこなしてから
家に帰る。多少あくびは出るが、彼女が他の若い子のように
「うわー!眠い!疲れた!もう家に帰りたい」などと言うことはない。

そういう彼女を見て、すごいなーと思う。

彼女の精神力の強さ。
それから彼女の回復力。

彼女から見習うことは一杯ある。

検査では、がん細胞は全てなくなったとのことだから、
彼女はこれからもっと回復してゆくだろう。

同僚として、友達として、本当にうれしい。

私は思う。

人間の回復力って侮れないなと。

一見ひ弱に見える人間の体でも、「治ろう」という力は
体の中から起こってるのだな、と。

あとは、精神力がそれをどう引き出していくかが先に影響してくるのかな。

すごいぞ、治癒力のメカニズム!と改めて感動してしまうこのごろ...。

やっぱり自分の体は大切にしなきゃね。


あ、そういえば。

火傷をしたついでにうちのフリスキーの猫ニキビのことも書いた。

あれからPetSmartに行って、猫用の消毒剤を買ってきて
それを浸した脱脂綿で彼女のニキビの周りを毎日拭いてあげていた。


ほとんど無臭なので、フリスキーも暴れなかったし



これが先週の月曜日の彼女とニキビ。

そして今日の写真。



寝てるところを起して写真撮ったもんだから
ちょっと怒っているらしい。

あはははは!
それにしてもぶさいくだな、この顔!思わず、あんた誰?と聞きたくなるわ。

わかりにくいかも知れないが、月曜日あったニキビ特有のあの
出っ張りというか、腫れはもう全くなくなった。

ぽちっと跡があるだけかな。

これももうすぐなくなるね。

回復が目に見えてわかるって、とってもうれしい。


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悪いのは猫なのか

2008年06月21日 | 猫の話
 
「快適な場所は猫に聞け」という言葉がある。
ぎらぎら太陽の照りつくキッチンが、そこなの?



今日の昼過ぎに出張からハニバニ(夫)が帰宅した。

私が仕事を終え、家に帰ると彼は日光が差し込む、そのギラギラキッチンで
のんびりとローカル新聞なんぞ読みよった。

「この記事読んで。で、感想を聞かせて。」と手渡された新聞の記事。

そこには、『1歳児、飼い猫に襲われる』との見出しで、お母さんと
そのお母さんに抱かれた男の赤ちゃんの写真が載っていた。

確かに顔や胸、お腹付近にかなりの引っかき傷がある。

それぐらいの傷、大人が負ったならなんてことないだろうが、
皮膚がとっても柔らかい乳児にとっては大事だ。
しかも体に抵抗力もまだ備わっていないだろうから、
引っかき傷からどんな病気になるかもわからない。

それにしてもその猫、よっぽど腹を立ててたと存じる。

私はまずため息をひとつつき、記事を読む前に彼に言った。

「記事、まだ読んでないけど、彼(男の赤ちゃん)って
その猫になにをしでかしたんかね?」

すると彼はやっぱり!という感じに頷き、こう言った。

「やっぱりそう言うと思ったよ。記事読まなくていいからね。」
と、私の手の中の新聞をすっと取り上げた。

なんだか記事も読む気にならなかった。

猫と赤ちゃん。

私にとっては双方が、水と油の関係だと思っている。

飼い猫に襲われたということだが、一緒に暮らすペットは
何もされないで襲い掛かることはない。

以前、動物と子供に関して記事にしたことがあるが(参考記事
子供と上手く付き合えるのは犬だと思う。

簡単に言うと、犬は寛大だが、猫は黙認して大目に見ることが
できない動物だ。

もちろん例外もあるけどね。

この赤ちゃんの母親には申し訳ないと思うが、
もう、言いたくて言いたくてしょうがないのでここで言う。

「あなたの赤ちゃんが何か悪さしたんじゃないの?」ひえ~。

ああ、彼女、本当なら絶対に私に反撃してくるだろうな。

だって、もし彼女が、
「この子が遊んだつもりでしっぽでも引っ張って
(猫に)怒られたんでしょうね。」
などと思っていたなら、まず記事になって新聞には載ってなかっただろう。

飼い猫なので、その猫を彼女がこの先どうするのかは
知らないが、恐らく彼女の息子とその猫は当分不仲だろうことは
超能力者でない私にも手にとるようにわかる。

きっとその猫を手放すだろう。

猫にとっては、いままで快適に過ごしてきた場所を
腹を立てたことがきっかけで追い出されることになるのだ。



そう思うとなんだか気が重くなる金曜日だった。


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TV Dinner

2008年06月20日 | 食べ物
数週間前におめでたが発覚したレベッカが、最近会社を休みがちだ。

一緒に仕事をしてる私たちから言わせると、それは「つわり」だと
思うのだが、彼女が「それはちがうと思う」と、全く認めない。

なのに平日5日間のうち2~3日は必ず「今日は気分が悪い」と言って
朝一で電話をしてきて欠勤する。

今週も火曜日水曜日を欠勤した彼女が、青い顔をして出勤してきた。
相当辛いらしい。「つわりが始まったんじゃない?」と言ってみたが、
「いや、これは甥にもらった胃腸にくる感冒だと思うのよ」と
やはりつわりを否定するのだ。
「スープ以外は食べられないー。」と背中を丸めて座っていた。

ところが、ランチタイムが近づく11時ごろ。

会社にはカフェテリアがあるが、うちの会社では(というか、アメリカの
企業ではよくある風景)みんなでまとめて外のレストランやファーストフードから
注文することがしょっちゅうある。

今日も若い女の子が「〇〇からオーダーするけど、注文したい人は
私がメニュー持ってるからねー。」と言って歩いていた。

私はランチは家に帰るので、めったにオーダーすることはない。

と、横のキューブからレベッカが覗き込んできて「ケイエス、何かオーダーする?」と聞いてきた。
「いや、私家に帰るし。レベッカは?スープでもオーダーすれば?」
と彼女に言った。

それから少しして私はランチで家に帰り、それを終えて職場に戻った。
そしてびっくりした。

彼女が何かをオーダーしたのは知っていたが、それはスープとは
全く違うものだった。

彼女は、おそらく私の足のサイズ(6.5インチ)ぐらいあろうかと
思われるような巨大カルゾンをオーダーしていたのだ。

カルゾンとは何ぞや、と思われる方のために...。



ピザを準備して、それを真ん中から内側に向けて二つに折り、
それをオーブンで焼いたものがカルゾンを思えばいいかと。

彼女はそれを満足そうにもりもりと食べていたわ。

そして、「数週間でもうこんなにお腹の赤ちゃんが大きくなったの。」

と、お腹をさする彼女にそれはなんだか違うと思うが...とは言えず、
「ワォ」と言って、驚くフリだけしといた。

でもお腹を大切そうにさする彼女はなんだかとっても可愛かった。



さて、今日は仕事の帰りにいつものチャイニーズの皆さんのところに
寄って、夕食をお願いするつもりだったが、靴底のような巨大カルゾンを見てから
なんだか食欲が失せたのでやめた。

で、家に帰ってフリーザーを見てみたら、いつかランチで食べようと思っていた
「TV Dinner」があったので、それを食べることにした。

どうしてTV Dinner(ティーヴィーディナーと呼びます)という名前が
ついてるのかというと、テレビを見ながら、簡単にディナーが用意できるからだ。

アメリカらしいというか、とても画期的な食べものだと思う。
日本のレトルト食品が優れてるのと同じ感じかなあ。

 Sesame Chikin and Noodle

これをレンジで4分加熱して出来上がり。

 箱の写真とそんなに違ってもないと思う

私が買うこの「Lean Cuisine」は、ありがたいことに
ダイエット用の食品なので、カロリーがとっても少ない。
なのに味が全くダイエット食品っぽくなくて美味しいので大人気だ。
レパートリーもたくさんある。

どこかのサイトで知ったが、日本人でアメリカのTV Dinnerを
食べたいという人がけっこう多いらしい。

でもね、TV Dinnerってたぶん日本には入ってこないと思うな。

だって、この原材料の項目見てよ。



箱の側面ぎっしりに並んだわけのわからん材料。
どう発音していいのかもわからない単語ばっかり。

あまりにも化学調味料らしき物が多いから、日本の輸入管理局だか忘れたけど、
そういう管轄がOKしないんだって。わかる気もするけど。

でもアメリカに来ることがあったら是非試してもらいたい。
そういやK姐も食べたいとか言ってたっけ?


なんか今日は「手抜き料理」のレベルにも満たないディナーであった。
明日ハニバニ帰ってくるよ










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何もなかったフリ

2008年06月19日 | お仕事
仕事をしていると、お金を貰うぶん、嫌なことと遭遇したり
泣きたくなるほどのピンチに陥ることがあるが、
同じぐらい、またはそれ以上に楽しいこともある。

今の職場ではもう7年がすぎたが、毎日顔を会わす同僚なんて
ほどんど家族みたいなもんだ。

考えてみると、1日8時間も一緒にいるわけなんだよね。
私がハニバニと顔を会わす時間なんて、その半分ぐらいにすぎない。

ありがたいことに、職場の同僚とはとても上手くいっている。
年がばらばらなのと、人種もこれまたいろいろなのと、あとは
女ばかりでなく男もそれなりにいるということで、バランスがいい具合に
とれているのかも知れない。

さて、これはまったりとした午前10時ごろに起こった出来事。

ルイスが私のキューブに走りこんできた。

「ケイエス。スクープ情報があるよ。聞きたい?」

スクープと聞いて「いや、聞きたくない」と、なぜ言えるだろう。

「ここに座って話を始めてちょうだい。」と椅子を促す。

「いや、あまりにもショッキングだから、よそへ行ったほうがいい。」

ルイスはどんな情報を抱えてるのだろう。
二人して忍者みたいにこそこそと人通りの少ない通路に移動した。

「俺ね、見たんだよ。ワーネイが吸ってるのを。」

ワーネイというのは、最近うちの職場に転職してきた若い男の子だ。
若いわりに、とても落ち着いていて、どちらかというといつも
夢を見てるようなぼんやりした感じがある。

で、ルイスが言う『吸ってる』っていうのは、もちろんタバコではない。

マリ〇ァ〇のことだ。

開いた口がふさがらない、アゴがフロアにくっつきそうになるぐらいの
バカ面をルイスに向けたまま、返す言葉もなかった。

会社内はもちろん全館禁煙で、もちろんドラッグフリーである。
セキュリティーの監視もすごく、至る所で巡回なんかもしている。

「非常階段のところでいつものように腕立て伏せをしてたんだけど、
やつ、堂々とやってたよ。ビックリして妻に電話したさ。わははは。」

ルイスに目撃されたことなど全く知らないワーネイ。
どうりでいつもポーっとしてるはずだ。

「大胆不敵」とはこのことなんだな。

それにしても、どうもひっかかることがある。

「なんでマリ〇ァ〇って決め付けるんね。紙切れでも咥えとったんかも
知れんじゃんか。」と聞いてみた。だって、私なら絶対にわからないから。

「俺もやったことないけど、ブルックリン出身だしさー、ああいうの
たくさん見てきてるわけよ。だからわかるの。」

と、マリ〇ァ〇特有の吸い方を披露してくれた。

ああ、それなら映画で見たことあるよ。

で、どうしよう?やっぱり見て見ぬフリしたほうが良いんだよね?
とか言うので、話し合いの結果、ルイスは見て見ぬフリをして、
私は何も聞かなかったフリをすることにした。

あれだけセキュリティーが巡回してるビルだ。バレるときにはバレるだろう。
それに、(これは二人ともが同意した)彼はとても優しくて、ぽーっとしてるが
(理由はもうわかった)仕事にまじめに取り組むし、遅刻もしない。
こちらから彼をトラブルの中に放り投げるなんてできなかった。

しかも、私もルイスも「告げ口」が大嫌いだ。
だいいち「告げ口」なんてbitchesがすることだしねと笑った

かくして、再び忍者みたいにこそこそとお互いのキューブに戻り、
何もなかった顔をして、なんとなくワーネイを壁越しに覗き見たら
彼も何もなかった顔をしてあくびなんぞをしていた。

...ああ、こういうのってほんとにアメリカだわと思ったのだった。



ところで。

ハニバニがまた出張に出かけた。それにしても多いねー。
今度はノースカロライナで、週末戻ってくる。
来月はJapanだって

彼の出張に伴い、私の手抜きが顔をだす。

昨夜は海老のパスタ(それとフランスパン)だったが、

 Shrimp Scampi Pasta



今晩なんて、いつからあるのかわからないピザを解凍して食べただけ。

 Fantastico!

ビバ!一人暮らし。


明日は何を食べようかな。
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わけあって火傷

2008年06月17日 | アメリカ生活
天気予想では、午後3時辺りから嵐になるということだったが、
昼ごろ、あまりにも良いお天気だったものだから家に帰ってランチをした。

ふん、天気予報、今日は大ハズレじゃーん、と思っていたら、
なんと予報どうり、午後3時になったところで、それまであった青空が
あれよあれよという感じにグレーになってゆき、ゴロゴロとまで
言いだした。

やっぱり、最新のハイテクを駆使して天気を予報するのだから、
はずれるほうが少ない、ということか。

それにしても時間的にほぼぴったりに予報ができるのならば、
どうして地震をいち早く探知できるようにならないのだろうか。

これ、切実に「あったらいいな」と思うよね。

家に帰ったのが4時ぐらいで、どんどん暗くなっていったので
嫌な気分に陥り、お天気チャンネルをつけてみたら案の定、
Severe Thunderstorm Warningがビービーと鳴りっぱなしだった。

Severe Thunderstorm というのは、雷雨警報の、まあひどいやつだ。

少なくともトルネード警報ではなかったが、裏の林に雷が落ちて
その木が家を直撃しないとも言えない。

大げさなようだが、私はこないだのことがあったきり、すっかりそれがトラウマになったようで、
『警報』と聞いただけで心臓がドキドキしてしまう小心者に成り果ててしまった。うぅぅ。

そのお天気チャンネルでは、天気を専門にやるのだから(そりゃ当然)
とても詳しく説明してくれるのはありがたいことだ。
しかし、あまりに詳細すぎて、あれやこれや、悪いことばかりを想像してしまう
頭を抱える私にとっては、けっこうスリルだ。




ワシントンDCが赤いのに囲まれてるが、赤いのはとっても最悪な
「強風で暴風で落雷も起きて、しかもトルネードまで起きるかもよ」という
ありがたくない領域をさす。

あの日、私の住む地域でトルネードがかすめてったときも
真っ赤なのに囲まれてたと思う。

幸い、住んでるのがDCではないので、最悪なエリアにいるわけではなかったが、
黄色い部分がいつ何時赤に変わるかもわからない。
緑の部分でさえ、赤に変わることもあるのだ。

少ししたらDCのもっと詳しいエリアの情報が入ってきた。



もうこれ、はっきりいってモンスターに囲まれてますよって言ったほうが
いいのではないかというぐらい怖い。

あんな警告が私のすむ地域にでてたらどうすればいいのか。

今年になって、DCとか北VAってこんなんばっかりよ。
まだハリケーンシーズンは始まったばかりだというのにね。
9月ごろってどんなふうになっちゃうのよ



怖い怖いと言いながらも、やはり主婦のはしくれなので、ポークチョップを
焼いていた私だが、TV画面に目が奪われ、うっかりフライパンのふちで
左手首を焼いてしまった。
自分の手首焼かずに豚焼け、豚を...とか言わない



やけどって、少し焼けただけでもやたらひりひりする。
何か薬があったかなと、とりあえず氷を当てていて、ふと思いだしたことがあった。

私のやけどの薬のまえに、フリスキーのにきび対策だ。

数日前に、フリスキーの下あごに『猫ニキビ』ができているのを発見した。



これもなんとかしてあげないと、ひどくなったら可哀想だしな。
とりあえず、彼女の食事のあとに口周りが不潔にならないように
コットンに温水を湿らせて拭いてやってる。

明日あたりPetSmartに行って塗り薬でも探してくるかな。

もしなければ獣医へ連れて行こう。

でもニキビごときで獣医なんてねー。
人間だったらもろに「放置」なのにね。
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セレブなトマト

2008年06月16日 | 食べ物
朝起きたら、窓辺でフリスキーがすでに日光浴を楽しんでいた。
あんな日差しをガンガンに浴びて喜んでられるなんて、私には無理だ...。


おはよう、ケイエス。ここから向かいのバカ犬が見えるわよ



さて、私とハニバニは、たいてい土曜日にランチかディナー(たまに両方)に
でかけるのだが、土曜日は彼は前の職場の同僚のお見舞いでRichmondの
病院に行っていたので、今日(日曜日)ランチに出かけた。

午前中に一週間の食料品の買出しに行って、それからフラリと行ってみた
所は、「チポットレー」というカジュアルアメリカンメキシカンレストラン。

 Soft Shell Steak Tacos

でもこれ、私としてはかなり不満足。
なぜって、トマトがまったく使用されてないから。
ほれ、今トマトのサルモネラ菌で病人が出た州のトマトが全部リコール
されてるでしょう?バージニアもその州のひとつなのだよ。

だからDCのレストランは大丈夫かも知れないけど、
バージニアのレストランからはトマトが消えてるわけだ。

マクドナルドもサブウェイも、どこのレストランもトマトがないわけよ。

トマトがないから、メキシカンフードには欠かせないフレッシュサルサも
ない。タコスはトマトが主役ではないが、こういうことになると
大切な脇役がいなくなったせいで、主役がまったく引き立たたず、
面白くない映画が出来上がったという感じだ。

しかし、スーパーに行くと、全くトマトがないわけでもない。
こないだも言ったが、チェリートマトとか蔓トマトは大丈夫で、
いつもの様に売られている。

今日、普段買うトマトがないから、この蔓トマトを買った。

 Vine Tomato

なんだ、じゃあレストランもこの蔓トマトを出したら良いじゃない、と
いうなかれ。
この蔓トマト、普通のレストランではまず全くと言っていいほど使用されない。

だって高級だから。

私が普段買う、ばら売りの「ハウストマト」が1パウンド49セントに対し、
この蔓トマトは1パウンド1ドル45セントだ。

レストランがこんなセレブなトマトを仕入れて客に出すわけがないではないか。

以前もハウストマトの質が悪いときにしぶしぶ買っていた蔓トマト。
味はハウストマトよりももっとトマトの味が濃くて美味しいが、
このハウストマトも買ってから数日間、日の当たるキッチンカウンターに
腐らない程度で放置しておけば、結構美味しくなるので、
よっぽどのことがない限り、こんな高級なトマトは買わないようにしてたのだが、
今回はしょうがない。

背に腹は代えられぬ、だ。


早くサルモネラ菌の発生地区を見つけてもらいたいものだが、
野菜や果物にはバーコードがつけられないから、出荷もとを割り出すのは
とても大変だそうだ。

まだまだセレブなトマトの世話になる日が続きそうだ。
主婦の財布に打撃だわ


家に帰って来てからは、ランチでとったカロリーを燃やしましょうと
一心不乱で掃除をやったり、ハニバニとヨーロピアンサッカー観戦など
した。

夕飯には、このクソ暑いのにスープにした。

 Turkey Sausage & Spinach Soup



デザートのブラックチェリー。

 Black Cherries

こうして、アメリカの日曜日ももうすぐ終わり。
日本はすでに月曜日が始まりましたね。

今週も頑張りましょう。



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解雇 In USA (その2 解雇する側)/ おまけ:今日は何の日

2008年06月14日 | アメリカ生活
解雇されるのも大変だけど、解雇する側もそれなりに大変ということらしい。

こないだのHRの講義で、いろんな苦労話も聞いたが、
その中でとても勉強になったことがある。

私の会社では、解雇される人は、警備員にエスコートされて会社を
出るのが普通だ。解雇された瞬間にブチ切れて、暴れだす人もいるからだ。

実際に、今いる職場にエルシーというセールスエージェントがいた。
彼女もやり手のエージェントだったが、有給休暇をけちるべく、
病気を偽って、遊びほうけていたのがばれて、ばれたその日に即クビになった。

それを知った瞬間の彼女の豹変ぶりはすごかった。

おだやかだった人間が一瞬にして別の人間になってしまうのだから。

彼女はラテン系の女性だったが、自分の携帯をだして、彼女の夫に
電話をかけて、ことの全てをスパニッシュで語りだしたのだが、
荷物をまとめる彼女の横で、やはり荷物をまとめるのを手伝う彼女の
上司(女)に、『ちょっと!それ触らないでよ!!!!!』と、
そのまま襲いかかるのではないかと思うほどの勢いで激怒し始めて、
その2,3分後には警備員が2,3人彼女の後ろに立っていた。

見てる側からしても、結構怖かったと思う。


あと、これはその講義をしてくれたHRのインストラクター、トレイシーの経験だ。

ある男が個室に呼ばれた。その部屋にはマネッジメントが何人かと
HRの責任者がすでに待機していた。

その男は今まさに解雇されようとしている。

その男をその部屋に誘導してきたトレイシーはある間違いを犯す。

こういうシチュエーションの場合、精神不安定になりうる人物を
入り口に一番近い椅子に座らせてはいけないそうだ。

なぜかというと、その人物がエルシーみたいに豹変して、
ドアに鍵をかけて、他の人を監禁して、ついにはとんでもない事件に
つながることがあるかもしれないから、とトレイシーは続ける。

が、その時、彼女が気がついたら彼はすでに入り口に一番近い
椅子に座り込んでいた。
トレイシーは、彼が一緒に持ってきた、馬鹿にでかいダッフルバッグの
中身がとても気になったという。

トレイシーは、その同じ大きさのダッフルバッグに
ライフルを入れて学校に侵入してきて襲撃事件を起した、
コロラド州のコロンバインハイスクールでの犯人が同じようなカバンを
持っていたことが頭をよぎったと言った。

静かに、祈るような気持ちで、ことの成り行きを見守ったと語っていた。

私はトレイシーの話を聞くまで、場所付けのことなんて全く考えても
なかったので、そんなこともシュミレーションしてなくては
ならないのかと思い、つくづくアメリカってすげーなと思ったわけだ。
でも日本も最近危ないよね。

まあ、とにかくこの先も、自分が解雇される側にも解雇する側にも
なりませんようにと、その講義が終わって思ったね。


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さて、今日は13日の金曜日ということの他に、
ケイエス父の誕生日である。

父は無事に今日、60歳の誕生日を迎えた。
今朝職場からお祝いの電話を入れて、父と話をした。

「わたしも大台にのりました」

と笑って言っていた父。
はっきり言って、全く60歳には見えないぐらい若々しい。
娘としては、かなり自慢だ。

父、聞くところによると、ほのちゃんは父のこと、とても好きみたいだよ。
これからも元気で、何でもモリモリ食べて、母と仲良くね。

それからほのちゃんの、良きダンスパートナーでいてあげてね。

お誕生日おめでとう。それから少し早いけど、父の日おめでとう。
いつも私たちを影で支えてくれて、本当にありがとう。


父、へべれけの図




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解雇 In USA (その1 解雇される人)

2008年06月12日 | お仕事
今日は2時間ほど、社内で講義を受ける予定になっていた。

内容は、『会社のポリシーについて/雇用と解雇』というようなやつで
なんとまあ退屈そうな講義なんでしょう!と思っていたが、
思いのほか結構面白かった。

この会社には今年の11月で8年目になる。
何でいまさらポリシーなんて知っとく必要があるのかと思っていたが、
Human Resourses (人事管理)について勉強するのも悪いことではなかった。

将来、雇用する立場のマネッジメントになるかも知れないではないか。
ぷぷっ。それはまずないね。

約8年この会社に勤めてきて、いまだに凄いなと思うことは、
人の入れ替わりだ。私がここで言う「人の入れ替わり」とは
人事異動ではなくて、解雇される人の数、ということだ。

私の勤めるこの会社は、この近辺の会社ではある2つのことで有名だ。
一つ目は羽振りの良さ。
二つ目は社則が厳しいこと。

私は今の職場を入れて3回違う職場で仕事をしたが、
解雇された人をそれはもうたくさん見てきた。

ほとんどは、遅刻や欠席が多い人。普通の会社は、解雇する前に
「警告」をしてくれる。2回警告して、3回目に正式に解雇となる。
だからいきなり「もう来なくていいよ」と言われることはないはずだ。

しかし、突然の解雇になるケースもある。

一番多いのは、会社のお金を盗んじゃうケース。それと同じぐらい多いのが
嘘をついてきて、それがばれたケース。

私が知ってる話で、情けないなと思ったのがある。

セルマという若いエージェントがいた。
大学を卒業して、やり手のセールスウーマンだった。
ある日彼女の母親が癌を発病し、母親を病院に通院させるからという
理由で彼女が休みがちになった。

会社はFMLAという書類(医療休暇届け:法律が彼女のポジションを守ってくれる)
をすぐに提出しなさいと彼女に言っていたのに、「精神的に今大変なときだから
遅れる」と、彼女はなかなか提出しなかったのだ。

職場ではお花を買って彼女を励まそうと、募金を始めた。

その矢先、彼女が突然解雇になった。

「ほら、彼女、FMLAの書類、提出しなかったじゃん?」と誰もが口々に
言っていた。会社が「いついつまでに提出しろ」と言ったら、絶対に
期限は守らなければいけない。しかし彼女は守らなかった。

みんな、彼女が解雇になった理由がこれだと思っていたのだが
実は違った。

正しく言うと、それだけではなかったのだ。

彼女の母親は元気で、癌になったという証拠がなかった。
病院にも行っていなかった。職場で募金したお金は、数日後に戻された。


...セルマ、休みが欲しければ有給つかえよな。もう遅いけど。


他に情けない理由で解雇されたケースに、会社のインターネットで
アダルトサイトにアクセスして、それがバレた人。
今ではITに完全にブロックされているが、昔はどこにでもアクセスできたのだよ。
笑えたのが、そんなバカなことをしてたのが若い女だったこと。
...家に帰るまで我慢できなかったか。

あとひとつ、これは上司と口論して暴言を吐きまくって解雇された
トロイという男がいたのだが、口論の結果、プロフェッショナルではない
言葉を吐いてしまい解雇されるケースはめずらしくないのだが、
彼の辞め方、というか、去り方がすごかった。

彼が荷物をまとめてるのは見たが、彼がOutlookにある仕掛けをしたことを
誰も知らなかった。

彼が去って1時間ぐらいしたときに、解雇されたはずの彼から職場に
社内メールが届いた。

なんとその内容は上司(女)を侮辱して罵倒するだけのみの
爆弾のようなメールだった。彼は前もって打ち込んでおいたのを
去って1時間後に送信されるようにしておいたのだ。

あれはすごかったわ。

解雇する側も大変だろうな、と思っていたら、やっぱりそうだった。
今日の講義でその苦労話とかも聞いたので次回挙げることにする。





さて、出張からハニバニ(夫)が帰ってきたので
久々に夕食とやらを作ってみた。
「これのどこが手抜きと違うん?」
と母に言われそうだが、いいのだ。

 ハンバーグ。立派な夕食の献立ではないか。

今日は特別にデザートもつけてみた。もちろん買ってきたやつ。

 チョコレートメレンゲパイ

主婦に戻るって大変。



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「赤いもの」3連発

2008年06月11日 | 食べ物
今日も暴力的なほどの暑さだった東海岸。

今日は、ちゃんと財布はカバンの中にあったので、ランチはデスクでとった。
正午に気温を調べたら37度で、体感温度は40度ということだった。

会社の周辺では、今日も相変わらず工事が行われていたが、
外で働く人が気の毒でしょうがない。

お疲れ様です。



今日は火曜日で、1時間早めに仕事を終了することが出来る日なので、
キャットフードを買いにPetSmartに行き、その足で郵便局に寄る予定にしていた。

午後2時半。

車のフロントガラスにはシェード(日光をさえぎるやつ)を入れてるにも
関わらず、車内はまるで焼けたクッキーが出てきそうな温度で、
ハンドルが触れない。

ひー、とか言ってると、普段は汗をあまりかかない体質なのに、
今日ばかりはあっという間に、即席・スポーツジムで汗を流す人と化した。

何もせんでも、こんなに汗がぼろぼろと流れるのもけっこう面白いかも。

さて、郵便局から家に戻る途中でスーパーマーケットにも寄って帰った。
だって冷蔵庫がまた空っぽ状態なのよ

店頭に並ぶスイカを見てたら即、買いたくなった。



日本の夏の風物詩


それから店内を眺めていたら、何かに欠けてることがわかった。
その何かとは、



と・めぃとー

これはグレープトマトだけど、実際は普通大きさのトマトが
店頭から全部撤去されいたのだ。

アメリカのある州で、トマトからサルモネラ菌が発見されて、
あろうことか、バージニアも汚染されたトマトが散らばってる恐れがある
州に挙げられているのだ。実際に発病した人もいるらしい。

どうりで今日のランチ、カフェテリアでサンドイッチを注文したときに
おばちゃんに「トマトは入れる?」って聞かれないと思ったよ。

チェリートマト、グレープトマト、蔓トマトは大丈夫なんだって。
半信半疑になるけど、上のグレープトマト、もう半分以上は
私、食べちゃってるし。とりあえず、平気だ。


それから最後にもうひとつ「赤」の登場。

今日の「手抜きの一品」。

 
Chiken, Ozo & Zucchini inTomato Soup

いつ作ったかはもう覚えてないけど、作り置きして
冷凍しとったのをちんしただけ。
パルメザンチーズを削って落としたら、結構グルメに見えるかも。

以上、「赤いもの」3連発でした。(なんのこっちゃ)




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眠れぬ理由

2008年06月10日 | アメリカ生活
みなさんもすっかりご存知のとおり、私の月曜日は早い。
だから、日曜の夜は9時半には寝るようにしている。

ハニバニ(夫)が出張のため、日曜日の午後に出かけていったもんだから、
それからはさっさと自分のペースで生活を進め、
予定通りに9時半にはベッドの中にいた。

さあ、寝ましょう。


と、思った矢先に思わぬ邪魔が入った。
打ち上げ花火が始まったのである。

びっくりしてベッドルームから空を眺めてみた。

近所でできる、一般人が使用できるレベルのものではなく、
花火大会レベルの打ち上げ花火だ。

もちろん予告もなければ、まだ独立記念日でもない。

一体何のお祭りだというのだ。迷惑だ。
猫も逃げてどっかに行っちゃったじゃないか。

許せない!!!

と思った次の瞬間にはすでに写真を撮り始めた私。
この情熱を、ダイエットとかに利用できないものか。
















ブレブレ写真で悪いね。

それにしても花火っていいなあ。ハニバニにも見せたかったよ。
安眠妨害されたこともすっかり忘れてるし。

ちなみに今現在も花火の正体がわからない。
新聞にも載ってないし、同僚のケン(彼はわりと近所に住んでいる)に
聞いたけど彼は「僕は花火の音すら聞かなかったけど」と言っていた。

...役立たずめ。

あのレベルの花火を一般人が挙げたとすると、絶対に犯罪級だ。
本当に何だったのだろう。



さて、月曜日がやってきた。

今、東海岸はまるでローストされてるように熱い。
熱波が来ているのだ。
今日もガレージの中で、日が当たってないところで温度を測ると
37度だと。

そんな中、私は心底凍りつくような体験をした。

って言ったら大げさかもしれないが、財布が見つからなかったのだ。
あるはずの財布がカバンにないことを知った瞬間のあの
なんとも言えない一抹の不安といったら、どう言葉で表せばいいのか。

最後に財布を触ったのは土曜日で、すっかり36時間以上が経過している。

私なんて、グリーンカード、ソーシャルセキュリティーカード、
クレジットカード数枚、キャッシュカード、運転免許、
現金少々、保険のカード、ハニバニと猫x2の写真 etc....

つまり財布の中に「ミニ・ライフ」を抱えてるってことになる。

これを無くしたと思うと、いてもたってもいられなくなる。

ものすごい暑さだったので、昼に家には帰りたくなかったが、
帰らざるを得なくなった。

すごいスピードで家に帰った。

そこにあってね、と祈ったテーブルの上にも無かった。
土曜日使った別のカバンの中にも無かった。

...どうしよう。

と思ってなだれかかったテーブルの上の雑誌がずるりと崩れて、
なんとそこから財布が出てきたのだ。

汗がぶわっと出てきたのはその時だ。

最近トルネードは接近するわ、花火が突然あがるわ、
財布は紛失未遂するわで、精神的にかなり疲労だ。(←どういう言い訳だ)

疲れたので夕飯は作りません。
向こう数日間は手抜きです。

今日はチャイニーズの皆さんにお世話になりました。

 Chiken Lo Main



財布、今日みなさんはちゃんと持ってきましたか?



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卒業パーティー

2008年06月08日 | アメリカ生活
只今卒業パーティーから戻ってきたばかり。

今アメリカは卒業シーズンで、隣の家のニックが高校を卒業した。
その卒業パーティーに招待していただいたのだ。

日本でもアメリカでも、パーティーにお呼ばれされたら
手ぶらで参上するなんてご法度ですよ、というわけで、これが我が家の持参品。



もちろんワインは招待してくれた両親、ボブとシーラに。
ニックには、カードとTARGETのギフト券をプレゼント。

家には結構人がすでに集まっていて、アルコールですっかり出来上がっている
「赤い人」もいて、楽しそうだった。



アメリカでは有名な”Sheet Cake"。ベラボウにでかかった




主役のニックはスポーツマンでGoodStudentなので表彰がいっぱい



食べものも飲み物もすごくたくさん用意されていて、
パーティーに行く前に自宅で夕食を済ませてしまったことを悔やんだが、
シーラのお母さん手作りのラザニアを発見したときは、私もハニバニ(夫)も
それを無視することはできなかった。
ラザニアとデザートは別腹なのよ。

それにしても、アメリカのパーティーで私が本当に大好きなのは、
みんな社交的だからなのか、知らない人同士でもすぐにうちとけることが
できることだ。

「ハーイ、私はサンディーよ。あなたは?」と聞かれて
私も自己紹介を始めたが、話し始めると彼女を数ヶ月前から
知っているような気がしてくるから不思議だ。

シーラもボブも良い隣人だが、なるほど彼らも良い人に恵まれている
人たちだなと、パーティーに来ていた人を見ながらそう思った。

だから子供たちもすくすく元気に優しく育ったんだね。

飼い犬もおとなしくて、とってもいい犬だし。


人気者ランサー。「バカ犬」とは決して呼ばれない良い子。


シーらとボブにはニックの他にアリッサという娘がいて、
彼女もあと2年で高校を卒業する。

「早く家をでて大学にいきたいわ」とうっとりする彼女を見ていて
さすがアメリカのティーンだなと思った。


お土産に、シーラ手作りのクッキーと、シーラママが作ったビスコッティと
上で登場したシートケーキを少しもらって家に帰った。


家では、招待されなかったミディとフリスキーが「ケイエス、おなかすいたよ」
と不服そうにキッチンで待機していた。

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トルネードがかすめていった夕べ

2008年06月06日 | アメリカ生活
もう、こんな思いはしたくない。




昨日は午後4時ぐらいから、雷雨注意報が出ていたのだが、
ブログを更新しているころから雷も雨も「やっぱりそうか」と
うなずいてしまうほどひどくなった。

それでも電気がつながっているうちは人間は、とういうか、私は
楽天的でいられるようで、気にせずに普通の生活を続けていた。

ブログを更新し終えてから、メールをチェックしたり、
他の人のブログを読んだりしていたところで、さすがの私でも
手を止めた。

雨というよりは、もっと硬いものが窓を叩き始めたからだ。

気持ちが悪くなって窓辺に行き、私を最初にぞっとさせたものは、
暗い空から降ってくる「ひょう」だった。

これが降ってくるのって、あまり良い報せではない。

案の定、1階でTVを見ていたハニバニ(夫)が、

「トルネード警報に変わったよ」

と言ってきた。TVからは悪天候を知らせる警報がビービーと
ひっきりなしに鳴っていた。

もう一度窓辺に行って空を見た。






いつもは青空ばかりを写真に撮ってはうかれている私なので、
こんな色の空の写真は大嫌いだ。不吉極まりないではないか。

冷蔵庫を開けて、真っ黒な悪魔が飛び出してきたらびっくりするが、
こんな空から降りてくるのなら、なんだかわかるような気がする(でも怖い)。

少ししてハニバニが、外をチェックすべくガレージのドアを
開けてタバコを吸いに出ていたので、私も気になって行ってみた。

もうね、風がすごいってもんじゃないのよ。

突風とかなら一定の方向に吹くが、昨夜の風は四方八方から
ぐちゃぐちゃにやってくると言う感じ。
ハリケーンでもあんな不安定な風を起さない。

茫然といしていたら、封を切ったようにハニバニが言う。

「地下へ移動しよう。猫、捕まえて。」

はっきり言って、彼のこの言葉が一番怖かった。

猫を捕獲して、一緒に地下室に避難した。
できるだけ窓から離れるようにと言われているが、外が気になって
しょうがない。裏の林の木が信じられないぐらい風で萎えてた。

身の安全を祈らずにいられないぐらい怖い時間を過ごしたら、
風が治まってきた。っていうよりも、「さっきのは一体何?」って
聞きたくなるぐらい、突然静かになったという感じか。

ちょっと安心して上に上がって外の様子を見てみた。
あの黒い雲はどっかに行ってしまっていたが、
今度は雷雨がすごかった。
雷っていうよりも、あれだね、空で爆弾が破裂してるっていうような音。


地下室から自由の身となったミディーとフリスキーだったが、
雷にびびりまくって、どこへ逃げたらいいのか、右往左往していて、
それを見るのもなんだか気の毒だった。
人間でも不安になる音だから、聴覚が優れている猫にとっては大変だったろう。

そうこうしていると、こんどはいきなり停電になった。
(これは起こるだろうとは思っていたけど)

太陽が出てない夜とかにくる天災ほど怖いものはないと思う。

いつもは出番のない、埃をかぶりまくった小型ラジオが登場する。

そのラジオで、先ほどのトルネードがNorthern VA周辺にタッチダウンした
ことを伝えていた。近いな、とは思ったけど、本当に近かった。

大きくため息を吐く。

外ではまだ雷の稲妻と爆音がすごかったが、風が弱まっていたので
表にでてみた。

近所の人も同じようなことをやっていて、みんな口々に、
「地下室に閉じこもっていたよ。怖かったねー。」など
話していた。


結局、暗闇で懐中電灯の明かりでシャワーを浴び、
寝床についた。エアコンがつかないので、すごく寝苦しい夜だった。

「こんな夜は初めてじゃないけど、不便でやだね。」と不平を言うと、
「でも家がちゃんとあるじゃん。不平言うな。バカ。」と言われた。

それも、そうだ。

よかった、よかった、よかった、と感謝していると、自然に眠りに落ちた。


そして変な言い方だが、あまりの心地よさで目が覚めた。
午前1時半。
電気が回復して、エアコンが入ったのだ。

とりあえず起き上がって、目覚まし時計をセットして、また眠りに落ちた。



そして今朝。

 快晴なり


空は絶対に青いに限るよね。
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