バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

春休み(3)   

2013年03月29日 | Vacation (NonJapan)

ロンドン旅行記第3日目は、まずセントポール大聖堂から始まる。








3日目の天候はやはり曇り時々雨。


何度も言うが、こういう建物を所有しているロンドンってやっぱり宝物を所有しているに値するね。


大聖堂の中から上(ドーム)を見上げた写真。









あと1週間滞在してたらまだ上に上がれたんだよ。

言った時はメンテナンス中で上がれなかったのが残念。



そしてこれが上の写真を撮った場所から下を取った写真。





チャールズ皇太子と今は亡きダイアナ妃はここで結婚式をお挙げになったらしい。


こういうところで結婚するとだね、間違っても数年後に『別れましょう』と
軽々しく言えまい。





さて、お次は地下鉄に乗ってちょっとのところにあるここへ行ってきた。




ウェストミンスター寺院


ここではウィリアム王子とケイトさんがご結婚されたんだけど
最近のことなので、建物を見て「ああ、あれか」と思われた人は多いかも。


わずかの時間差で入れなかった(涙)


ここはなんと初日に遊んできたあの場所からもとても近い。





ビッグベン、国会議事堂、それからロンドン・アイ。














ホテルに戻るのは地下鉄を使わずに、とにかく歩いた。

歩いて帰る途中にもいろんな博物館とか、現代美術館とかあり、とりあえず立ち寄ってみる。

ロンドンの魅力は、とにかく歩いていろんな所に行けるというところかも知れない。

歩くのが嫌だって人は地下鉄に乗ってもアクセスが簡単である。



バッキンガム宮殿の隣のセントジェームスパークの中(ペリカンがいる公園だよ)を歩いていると
その日はまた別の可愛い小動物に会えた。








ピーナッツを持ってる人がわかるのか、または人間はみんなピーナッツを持ってると思っているのか
立ち止まる人の足元にちょこちょこっとやってきて、何を持っているのかをちらちら見てるのが
これまた最高に可愛かった。





こうやって写真を撮っているときにも、あるご婦人が
「あなたピーナッツ持ってないの?リスがあなたの足元でずっと待ってたわよ」と
ハニバニに話かけていた。


それにしてもどうりで公園内のリスは幸せそうに太っているはずだ。


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さて。


ブーイングがきそうな話。


なんとケイエス、ロンドンでの食べ物の写真はなんと2枚しか撮らなかった。


これがその唯一の2枚の写真である。


まずセントポール大聖堂の中にあったカフェでのランチ。





ハニバニはスパイシーチキンシチュー(カレーみたいだった)、
私はバタースクワッシュスープ(パンプキンスープに似ている)とフランスパンのスライス
それからデザート2人分を食べた。


これで約45ドルぐらい(涙)。

アメリカならその半分だね。


しかし、感動的な美味しさだったので許す。

一緒にアールグレーの紅茶も飲んだが、これまた上品な味であった。



それから夜は、ガストロパブで「社会勉強」のためにフィッシュ&チップスを食べた。





ちなみに。


私とハニバニは定番の付け合せでもあるグリーンピースが大嫌い。


私はマッシュドグリーンピースにしてもらったんだが、そうすると思ったよりも食べやすかった。


これもやはり約45ドルである。

アメリカなら10ドル以下でOKだ。


特別美味しくもなければ、不味くもない。
予想したままの味である。家でも簡単に再現できちゃう味である。


またロンドンに言ったら食べたいかと聞かれたら、
もう二度と食べなくても損はないと答えるだろう。


だけど、これからロンドンへ行こうとされる人がいらっしゃったら、是非ものは経験っつーことで
食べてもらいたい。


私たちも、「これもロンドンでしてきたこと」と言うために食べたという感じである。


そういえば、なんで他の食べ物の写真を撮らなかったかというと
なんか一口で説明するのも難しいんだけどね、ほら、ずっとミディとか風景を毎日撮ってきたじゃない。

毎日そうやってたらね、なんか生きてるもの、風景ばかりが撮りたくなってきたんだよね。

食べ物の写真に興味がなくなったわけじゃないけど、なんかこー『生きてない』っつーかね。



だからこの2枚でおしまいなのである(ゴメンネ)。



次回(4日目)はなんとロンドン旅行記最終日...



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それにしてもドルはお金にならない。
日本に帰国してもドルから円を買うと損をするが、ドルからポンドはもっと酷い。
ロンドンで遊び呆けたツケ(クレジットカード請求書)が今ごろやってきたが
レート換算がこれほどまで悲惨だったとは知らんかった...
無駄遣いせんでよかったよ。



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春休み(2) 

2013年03月24日 | Vacation (NonJapan)

ロンドン旅行2日目はロンドンタワーに行ってきた。


お天気は朝から降ったりやんだりで、これがロンドンの典型的なお天気なんだなと空を見る。





地下鉄を降りてすぐにロンドンタワーに到着。








面白いことに、ロンドンタワーから道の反対側にはこんな近代的な建物ばかり。





これがロンドンタワーブリッジ。2人して、「おぉ。これがあの歌にも歌われたロンドン橋か。」と思っていたが
ロンドンタワーブリッジで、あの歌の橋じゃないんだよ。








イギリスとスコットランドの国旗。


タワーの中には門の監視の兵隊さんがここにも。





赤い制服だったらもっとよかったのにと、やっぱり『ちぇー。』とか思う。


お城の中にもいろんな建物があって、ちょうどこの建物の中では
イギリス王室の宝物、『The Crown Jewels』の博物展をやっていて、写真は撮ることができなかったが
ものすごい数々の宝石をちりばめた冠とかティアラが展示されていた。
もちろんそのセキュリティーガードもすごかったよ。


敷地内には『レイベン』と呼ばれる、アメリカだったら「カラス」と呼ばれる鳥が飼われていた。








ものすごく人懐っこく、立ってるだけでチョコチョコと近づいてくるんだ。
すっごい可愛かったなあ。


話によると、ずっと昔この鳥はお城を守る鳥とされていて、常に6匹が飼われていたらしい。
で、その鳥が飛び立つとお城が崩壊してしまうという言い伝えがあったものだから
飛び立たれないようにその6匹の鳥の羽は飛べないように常に短く切りそろえられてるんだって。
ちょっと可哀相。


本当に飛べないから、チョコチョコとウサギみたいに飛んでるだけ。
見た目は可愛らしかったが、なんだか鳥なのに飛び立てないとはまさに籠の中の鳥。


さて、このロンドンタワーブリッジ。





実際に渡ってみた。


中はこんな感じ。





これがロンドンタワーブリッジなら、本物のロンドン橋ってどこにあるの?ってことになる。


ちゃーんと写真、撮ってきましたよ。Are you ready?




















これがロンドン橋。


私もハニバニも思わず素通りしそうになった。


ただの橋じゃーん、って感じ。これが歌になるほどの橋なん?


実はオリジナルの橋はアメリカのアリゾナ州に売却されてアリゾナ州にあるんだって。


なんか拍子抜けしちゃうよねえ。







写真の向こうに見えるお城の一部とそのすぐ隣の近代的ビルが共存しているのがロンドンなんだねー。


ロンドン2日目の夜も更けてゆく...




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春なのに今雪がじゃかじゃか降ってます。



明日早朝出勤なのに、大丈夫かなあ...




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彼女からの伝言

2013年03月22日 | 猫の話

続けて旅行記を更新したいところだが、
今日はどうしても書いておきたいことがある。


今朝、ミディが夢に出てきた。


彼女が息を引きとってから初めての出来事だ。


こないだまでミディの遺灰に向かって
『ミディはどうして夢にでてきてくれないの』と愚痴っていたところだったので
突然の彼女の出現に、びっくりした。


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場所は確かうちのキッチンだったと思う。


とても日当たりの良い、彼女の好きな窓辺で
突然現れた彼女の毛並みの艶と、まだ彼女が元気で体重がマックスだったころ
私たちが冗談で「ミディは小熊みたい」と言っていた、あの体型で
彼女は現れた。


ただそこにいたのではなく、彼女が何が言いたげに私の顔を見ながら現れたので
夢の中でも私の動揺は抑えられるわけはなく、
そして夢の中でもミディとの再会が信じられずにいた私は
これは夢なのか現実なのかしばし考えたていたが、
こらえきれずに私は滝のように涙を流した。


すぐに駆け寄って抱きしめたら、私の知っているミディの柔らかな毛並みがそこにあり
彼女の暖かさがすぐに伝わってきた。









彼女は何かを美味しそうに食べていて、
私は昔そうしていたように、彼女に食べ残しがないかどうか心配しながら
彼女と器を交互に見つめた。


彼女から目をそらすと彼女が消えてしまうのではないかと思って
私はずっと彼女を見つめた。


なのに一瞬、目をそらしてしまった。


すぐに視線を彼女に戻すと、彼女はまだエサを美味しそうに食べ続けているところで
「もしかしたらこれは夢ではないのかも」と思ったぐらいだった。


それからちょっと安心して、また目をそらしてしまった。


再び視線を彼女に戻すと、彼女はもうそこにはいなくて
代わりにフリちゃんがさっきまでミディが食べていたエサを食べていた。


残念な気持ちは全くなく、むしろ安堵に近い気持ちが残った。




目が覚めてからも、彼女の毛並みの艶とか、コロコロしていた体型とか
抱きしめたときの暖かさや柔らかさがまだすぐそばにあって
不思議な気分だった。








ハニバニが起きたときにすぐに伝えようかとも思ったが
少しの間、自分の中で静かに温めておこうと思い、黙っていた。



夕方になって、やっとハニバニに今朝の夢にミディが出てきたことを言った。


ハニバニは普段は私の夢にはあんまり興味を持たない方だが
今回だけは違って、とても嬉しそうにニコニコしながら聞いてくれた。


「僕の夢にはまだ出てきてくれないよ」と、少し淋しそうだったけど
私の話を通して彼なりに一生懸命想像をしているようだった。



「あれがミディの今の状態なのかね。彼女は日の当たる眩しい場所で
美味しそうにエサを食べながら、『ほら私こんなにまた太ったよ。見て。』って
伝えたかったのかねえ。」と冗談交じりで言ったら

「そうかもよ。だからもう心配しなくていいって言いたくて夢に出てきたんだね。
ケイエスは泣き虫だから。」
と、彼もとても嬉しそうに言ってくれた。



そして私は久々にゲリラ豪雨に遭った。



今もこうやってキーボードを叩きながら涙が止まらないわけである。







ミディ。



しばしの再会、嬉しかったよ。



ありがとね。




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夢を見ることも時間の経過の一部なんですかね。
みんなこうやってゆっくりと回復していくのかな。
次回はロンドン旅行記2日目のお話です。



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春休み(1)

2013年03月20日 | Vacation (NonJapan)

携帯もパソコンも一切使用しなかったので、一部の地域では、
『ケイエスはアフリカに逃亡している』ともうわさがあったようだが(ぶっ)
実はワタクシ、春休みをとって





ロンドンに逃亡。ハニバニと一緒に。


実はこの旅行、去年の9月にハニバニが購入したもので
まさか1月にミディがあんなことになるとは思っていなかったから
1月の時点で、もし奇跡が起きてミディの命がもっともてるみたいだったら
この旅行は喜んで、潔くキャンセルしようっていってたんだ。


だけど結局、行くことになった。


それでも2月に入ってからもそういう気分に全くなれなかったから
どうしたものかと思っていたのだけど
『もう心配しなくていいよ』とミディが言ってくれたものと思って
気分転換も兼ねて行くことになったのだった。


*************


ロンドンへはワシントンダレス国際空港から6時間ちょっと。


快適な飛行ではあったが、私はその日朝6時から出勤で、昼から早退して
夜の8時出発。ロンドンへは朝の6時半に到着。


その間、全く眠れず。


だけどヒースロー空港につくなりアドレナリンが炸裂するのか
眠気も何のその。



ヒースロー空港は古い。今時こんな古い空港ってあったのか。


これが宿泊したホテルの外観。





外からはよくわかんないけど、内装は素敵。







チェックインするには早すぎる時間だったので、荷物を預けて
いざバッキンガム宮殿へ。
なんとホテルから歩いて10分足らずのところに。











見えるかなーバルコニー。

正面のバルコニーで去年ウィリアムとケイト(友達か)が結婚した後、みんなの前に出てきて
そこでキスをしたんだよ。


建物の入り口では皆さんご存知のガード。






キットカットのコマーシャルに出てくるあの赤いユニフォームは、
どうやら冬のユニフォームではないらしい。
3月はグレーだった。
赤いのが見たかったのにな。


そこを見終わったら今度はすぐ隣のSt.James Parkへ。




どれくらい近いかというと



こんなに。
バッキンガム宮殿が目の前なのだよ。


その公園。何やら野鳥がとても多く、それに混じってペリカン数匹おりました。





ここではペリカンも幸せそう。


そこからは地下鉄(Tube)に乗って、数分で行ける





ビッグ・ベンとパーラメント(国会議事堂)。









ビッグ・ベンと国会議事堂がつながってるとは知らなかったケイエス。

それにしてもすごい建物。
イギリスは建物自体が宝物みたい。


そこから徒歩で数分歩いて




今度は



London Eye。ロンドン名物、観覧車。


もちろん乗ってきましたよ。


BigBenからはこんなにも近い。


オフシーズンでもかなり混雑していたから、シーズン中はどうなるんだろうねと
ハニバニとしばし物思いに耽っていたらとても眠たくなってきた。

観覧車には程よいお日さまが入っていて、しかもゆっくりと上へ上へと上がるものだから
眠ってしまうには好都合!だったが、寝てはいけない。
ロンドンは見るものがたくさん!





ちょっと遊び気分でジオラマ(情景模型)で撮るとこんな感じに。





かわいいねえ。
観覧車の中の人々まで模型に見えるから面白い。
思わずゴジラのおもちゃを置いて『ガオー』とか吹き出しを入れたくなったりする。

そういうことを考えながら、ふふふと笑っていたら
また心地よい眠気に襲われて、今度は最後に頭が『ガクッ』と落ちるまで眠ってしまった。

そういう自分に笑えて、それを伝えようとハニバニを見たら
同じことを彼もやっていて、彼の頭がガクッと落ちてはっとした顔で私を見るものだから
これまた2人でお腹を抱えて大笑い。

こんなに笑ったのは久しぶりだなー。


それからまたさらに歩きに歩いて、行き着いた先はハロッズ。




まだ私が1ドルが何ポンドになるかを知らなかった時に
ここに来たら是非あの有名ブランドのバッグを記念に買って帰ろう!とワクワクしていたけど
その夢は絶たれた。


高い。


高すぎる。


アメリカに戻って買うほうがよっぽど安いではないか。


つーか、なんでそんな物が欲しかったのか私。


それにしてもハロッズには超高級ブランドの品物がたくさん。


よって日本人観光客がたくさん。


だけど日本円からポンドにしてもすごい損するのになー。
日本人はお金持ち。


その日本人観光客と、それを迎えるハロッズの定員の身なりがあまりにも良く
私とハニバニはお互いを見て

『何かワタシら、USAから来たホームレスっぽいね』と
悪いこともしてないのにコソコソとハロッズと後にしたのだった。





ロンドン初日の夜は更けてゆく...。



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乗った飛行機のシートベルトにエアバッグがついてました。
初めての経験です。
10数年前に、「本当にエアバッグって役に立つのかね」と言った数日後に私は交通事故をして
エアバッグが飛び出し、「ああ、役に立つのだな」と実感した経験があったので
間違っても「このシートベルトのエアバッグは役に立つのかね」とは言いませんでした。


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生活を支えてくれるから

2013年03月10日 | お仕事

『Nobody is perfect!(誰だって完璧な人なんていないよ。)』とか
『You can learn from the mistake!(間違いから学ぶことができるんだから。)』とかいう
慰め的な言葉が通用するのは、間違いをしてから2回目ぐらいまでなのがうちの会社。


日本の企業では解雇される人って少ないのではないかと思うが、
アメリカの企業、特にうちの会社は解雇がハンパなく多い。


1月の半ばぐらいに、仲が良かった同僚のショーンが降格になって、よその職場に飛ばされた。


彼の話では、降格になる数週間前ぐらいに上司に呼ばれ、これ以上ミスが多いと今の給与レベルで
給与を与えるわけにいかない、会社を辞めてもらうか、降格にしなければならないと告げられた。


ショーンはお父さんになったばっかりで、妻やこれから生まれてきた娘を養うために
もっとお金が必要だったのに、そういうことになってしまった。


上司からそう告げられた時点で彼は、すでに薄い氷の上を歩いていた状態だったが
またミスをやらかしてしまった。


もう彼の作成するレポートの数字の何を信じたらいいのかというレベルまで落ちていたという。


降格と解雇のどちらかを選べといわれ、ショーンは降格を選んだ。


収入ゼロよりも、恥と収入の大幅なカットを彼は選んだのだった。
もし私が彼の立場だったら、迷わず同じ選択をしただろうと思う。


1月の半ば。


私がミディのことで頭が一杯になっていたころ、「ちょっとコーヒーでも飲みにいこう」と
休憩に誘われたときに彼にそのことを言われた。


彼はとても頭の良い人だったので、彼が最近頻繁におかしていたミスはどこから来るのか聞くと
どうやら家庭内(彼は妻、娘の他に彼の母とも同居している)でいろいろあったらしい。


それで注意が散漫になってしまったんだと、彼は言っていた。


それを聞いて私はぼんやりと、だったら私ももしかしたら薄い氷の上を歩いているんじゃないかなとか
思ったのである。


1月の私の精神状態は酷かった。


私は人の前で精神状態を隠すのが上手いので、知らない人は私が毎日泣きながら過ごしていたことなんて
誰も気がつかなかったと思う。


そんな中で「ミスをせずに」ということ以上に、単純に「会社にやってきて仕事をする」ことすら
とても辛くて本当に辞めたかったぐらいだったから
私もいずれはショーンみたいに降格になったらまたそこからコツコツとやってくしかないなとか
そういうことも考えた。


それからしばらくしてショーンのキューブはきれいに片付けられ、新しいアナリストが雇われた。


そしてその数日後、ショーンが私のキューブに立ち寄ってくれたのだが
彼は意外にも元気そうだった。
収入が減ったのは痛いが、それだけストレスのレベルも減って、夜よく眠れるようになったと言う。
「月曜日の朝を思うとものすごいプレッシャーで、日曜の夜なんかもう苦しかったなー。」
と彼は言い、それはまさに今の私ではないかとしみじみ思う。


私のストレスレベルも高い。
以前の彼のポジションはシニアレベルのアナリストで、私はまだジュニアレベルだから
彼の抱えていたストレスには到底及ぶものではないが、
それでもストレスはストレスなのである。


もう1月ほど辛くはなくなったが、いつも何らかの緊張と向き合っている。


ミスをしないように、レポートの提出期限を守るためにと
週末の何時間かは出勤して少しでも仕事が楽になるようにとやっているが
会社からお金を貰うということは本当に楽ではないなと実感するようになった。


文句も言い続けたいが、その仕事をしてお金を貰うから今の生活があるんだと思うと
文句を言うその口を閉じて、黙々と仕事しようという気になる。


雇われてる身、という言葉がぴったりである。


だけど辛いことばかりでもないんだよね、会社勤めって。


そういうこともあるから私は明日も頑張って会社に行こうとか思うんだな。


頑張れ、働く人々。



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フリちゃんはとても過保護に育てられており
何不自由することもなくぬくぬくと生活しております。





食後、窓辺でのんびりグルーミングするフリちゃん。





ちょっと前は、そこに確かにミディもいたんだよなー。





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日本は花粉と黄砂と有害物質が飛んできて大変ですね。
うちの母が花粉症なんですが、広島もどんよりしてて嫌よぉー!と超鼻声で訴えていました。



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激務の中で

2013年03月02日 | お仕事

ミディの体調が崩れて私の精神状態がめちゃくちゃな時であろうと
ミディがあちらの世界に戻っていき、私が多大なる喪失感の中にいようと
会社は普通通りに経営され、私のこなす仕事の量も減ることはなく(むしろ増えていた)
それこそ私は無心で仕事をしていた。


このブログでも書いたことがあるが、ミディの体調が崩れた1月は昼休みは
どんなに忙しくとも(月末レポート中でも)家に帰って彼女の様子をチェックしていたが
本当にあんな精神状態の中、仕事を続けるということが苦痛で苦痛でたまらなかった。
あんな中、大きなミスをせずに仕事ができたのが不思議なくらいである。


いつもは仕事が激務でも仕事をやり終えた後に達成感があるから
それなりにやりがいを感じていたが、あのときばかりは本当に仕事をするのが嫌だった。


だけどそういう精神状態だったからこそ、一旦仕事を始めると
それこそ無心で、機械になったような気分で仕事をしていたと思う。


気を抜くとダムを自分で崩壊するようなものなので、とにかく仕事に没頭しようと
あまり誰とも口を聞かず、黙々と仕事をした。


プライベートなキューブがあり、高い壁に囲まれて仕事ができるって、こういう時に役に立つ。


あるとき「最近仕事がとっても忙しそうだけど大丈夫?」と隣のキューブのデミ嬢がやって来た。
無視するわけにもいかないので、なにげなく他愛ない会話を続けていたが
何かの弾みでミディのことを口にしてしまった。


しまったと思ったが最後、ダム崩壊。


驚いたことにそれを知ったデミ嬢まで泣き始めた。


実は彼女も去年の夏ぐらいから黒猫を飼い始めて
黒猫がどんなにスイートで可愛らしいかをいつも話ししていたので
私の気持ちがとてもわかったんだと思う。


職場で泣いたのはその時だけだった。


ミディを虹の橋に送ったあとも、私の激務は勢力が衰えることはなかったが
ミディが病気と闘っていたときに比べると、どんなに仕事がつらくても
またそういうことに感謝できるようになった。


1月は泣きながら何度も仕事辞めたいって思ったのに
今は仕事があるからひどいペットロスにも陥らなかったのかも知れないと思う。


もし仕事をしてなかったら、ずっとミディのいないお城に閉じこもって
立ち直ることすら忘れていたかもしれない。


仕事が忙しければ忙しいほど、私は水を得た魚のように活き活きと仕事ができた。


その時だけ、頭から完全に悲しみを取り除くことができたから。


********************


ミディが永眠して1ヶ月がたった。


ハニバニはもちろん、私もミディのいない日常が日常化されつつある。


フリちゃんはこんなに甘える猫だったのかと驚くほど私とハニバニの後をついてくるし
いつも常に何か話しかけてくる。


夜はお互いに暖を求めて、私はフリちゃんを抱えて寝る。
これも新しい「日常」だ。





ハニバニはフリちゃんにべったりで、だからフリちゃんもハニバニにべったり。


彼女もまたうちの家族の一員で、幸せであってくれますように。




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昨夜「ミディがいないとやっぱりまだ淋しいね。」
と言って、ハニバニがいきなりポロポロと泣き始めて、びっくりしたけど
それから私も泣きながら2人でミディの面白かった話をしたらとても気分が暖かくなりました。
最後は2人とも笑っていました。
こうやって送り出した愛するペットの思い出を食べながらみんな立ち直ってゆくんだなと実感しました。


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