バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

フリちゃん、救急病院へ(長文)

2016年09月23日 | 猫の話

いやー。

こういうタイトルつけると本当に救急な感じがしてあれなんだけれども。

結果から報告すると、フリちゃんはもう大丈夫です。

こないだの日曜日はそうじゃなかったんだけどね。


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ことの発端は先週の金曜日あたり。

私はフリちゃんのトイレ掃除を兼ねておしっこやうんちの状態も一緒にチェックするんだけど

あの辺りからどうも便がやけに軟便なことに気が付いていた。しかも回数がやけに多い。

そういえばおしっこの量もかなり減っていて(猫砂が固まるタイプでその塊が小さい)、やっぱりこれも回数が多い。

...うう。なんか嫌な予感。


『ちょっと様子を見なければ』のスイッチがON。

土曜日になっても状態維持というか、相変わらず軟便でトイレの頻度も高く、かと言って

ミディが以前そうだったように血尿しているわけでもなかった。

監視継続...。


そして日曜日のこと。

昼過ぎにウォーキングに出かけ、戻ってきたらちょうど彼女がトイレに行っている最中で

その様子をずっと見ていると、おしっこを少しした後も、その体勢のままずっとまだ構えてる様子。

尿の切れが悪いのってもろに尿道炎のサインじゃんかー!

で、あきらめたかと思ったら今度はおもむろにうんちの体勢に。

出てくるうんちがまた軟便で、量が少なく、その時点でもうふりちゃんがいつもの状態じゃないってことを理解した。

トイレから出て行ったと思ったら、すぐにまた戻ってきて、「おしっこ&うんちwith少量」のセットを

何度も何度も繰り返した。

で、どうなっちょるんじゃい?と思ってふと彼女のお尻をみたら!

サルの発情かね?




と思えるほど、肛門さまが真っ赤っ赤に!!!!!

何度も排便しては、少量または出てこない状況後、何度もお尻をあのサンドペーパーみたいな舌でザリザりやるものだから

ああなってもしょうがない。ってか、状況はもっと悪くなるばかり。

彼女ももうなんか、わけわからんけどタスケテー、みたいな感じでぐったりしててさー。

But! Today is Sunday!!!!ってことに気が付いた。

開いてる獣医っつったら救急病院しかないじゃんね。

ってことで、救急病院へGO。


そこで判明したことはフリちゃん、まさかの


肛門炎

二つのうち一つに膿がたまっているということだったのでそれを絞ってもらって、

念のために腎臓、膀胱のレントゲンも撮ってもらった。


その間、私とハニバニは待合ロビーにいたのだけど、

そこに一緒にいたある家族は、13年飼っていた老犬がもう歩けなくなり、いよいよ最期が来たということで

家族全員で見送るためにそこにいたのだった。

犬は白いラブラドールレトリバーの大型犬で、もしかしたら体がもう自分で動かせないからなのか、体のあちこちに皮膚炎ができていた。

人間でいうところの「床ずれ」っていうのかな。

見た目にもう本人(犬)もしんどそうなのがわかった。

お母さんらしき人が書類にサインしてる間、二人の息子(10代後半あたり)がその犬に寄り添って

複雑な顔をしていた。

ちょうど向かい側に、同じ種類で同じ白い子犬を連れてきてた人がいて、

お母さんがふと、『〇〇も昔はあんなにちっさかったね。』って息子に言って、

そんな彼らを見ていたら、ミディを見送ったあの日のハニバニと自分のことがフラッシュバックで思い出されて

私、急に涙がボロボロ出てきた。

何年ぶりかのダム崩壊。

自分の猫は奥で肛門絞られてるだけなのに、なんか他人から見たらお別れの日を迎えた飼い主みたいに見えたと思う。

『その日』が来なければ良かったのにって、何度も思ったことを思い出した。




フリちゃんは肛門をきれいに絞ってもらって、薬も何も出されなかったことからそのまま安心して家に帰ることができた。

レントゲンでも異常は見られなかった様子。

救急病院だったので、日本でいうところの諭吉が3枚分飛んでった。

フリちゃんも心身共々かなりお疲れだったようで、その日はしっかり眠ってくれて

量は少なくとも、トイレに行く回数が減ったのでその日は安堵した。



ところが月曜日。


肛門腺をきれいに絞ってもらって楽になったはずだったのに、依然としてお尻を舐めまくる彼女を見て

ミディのときはこんなんじゃなかったのにと、なんか不安になってきた。

何かやっぱりおかしい。

お水もキャットフードも今までと同じ量を食べているのに、排せつの量がいままでとは全く違うし

肛門さまの状態がすっきりしてないことは第三者の私にだってわかった。

トイレに行く頻度なんて日曜日よりもさらに増えていた。

フリちゃんが発狂するまえに私が発狂しそうだった。


火曜日にハニバニが仕事を早退できたので、行きつけの獣医に連れて行ってくれた。

念のためにもう一度じっくり見てもらおうと思って。

結果:

1.その時点で二つの肛門腺は両方膿で一杯になっていて絞ってもらった。

2.明らかに尿道炎も起こしているので抗生物質をもらってきた。



ってことは、一体何のために救急病院へ連れて行ったっつーの?!

それも含めてハニバニがいつもの獣医に聞いたら、「たぶん絞り方がうまくなかったんじゃないかと...」って言ってたって。

だけどあっと言う間にまた膿が溜まってしまうこともあるようで。

もう、腹が立つやらフリちゃんが不憫だわで私もものすごく疲れがどっと出た。


2度目の肛門絞りをやってもらったフリちゃんは、明らかに気分が良さそうで

抗生物質も手伝ってか、驚くことにその日を境にあれほど頻繁にトイレに行っていたのがぴたりと普段の回数に戻った。

お尻を舐める回数も俄然と減り、それがゆえ、真っ赤だったサルの尻も数日で普段の

フリケツに戻ったのだった。


おしっことうんちの量も普段通りになった。


抗生物質(飲み薬)がなんとなくフルーツの香りがするからなのか、フリちゃんが嫌がるけど

それでもしぶしぶ飲んでくれていて助かる。

副作用の下痢とか心配したけど、整腸剤もキャットフードに混ぜて飲ませているので大丈夫そう。


とにかくフリちゃんが安心して気持ちよさそうに眠れてるから、私もハニバニも安心して安眠できる。


多忙な一週間だったなー。

やれやれ。




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もうすぐ10月だってのに、まだ暑いんだよ。

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いつもありがとう。
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あるのか?蜘蛛の恩返し(ちょっと閲覧注意かもよ)

2016年09月15日 | アメリカ生活

こないだハエの命を救った私であったが(記事はこちらへ)今回は蜘蛛の命も救った。

ただね、命を救った相手が悪名高い...(蜘蛛が苦手な人、この下をサササッとスクロールダウンね)















Black Widow (黒い未亡人)
写真は借り物です


毒蜘蛛ですー。



ガレージの隅っこにいらしてね、最初彼女を見つけた時はもー背筋がぞわぞわしましたとも。

お世辞にも掃除が行き届いたガレージというわけではないので、そこでしっかりスパイダーウェブを作ってた。

『これ、ブラックウィドーだよ。毒持ってるよー。どうしよう。』とハニバニに言ったものの

もちろん私もハニバニも命あるものをやたらめったら始末する気にはならず、

彼女の背中の真っ赤な砂時計の模様をじっと見ていたわけだ。

ま、様子を見ましょう、襲われるわけじゃないし。ということで放置していおいた。

これに刺されたら下手すりゃ人間の命が奪われることもあるわけだが、家の中で見つけたわけでもないし(←かなりのんきだ)。

それから毎日毎日彼女をチェックするのが日課になり、しまいには名前までつけてしまった。

命名:レディー


ある日、レディーさんが大きくなってきてるのがわかった。

小さな獲物も結構捕まえていたけど、最近コオロギとか、自分の体ぐらいの蜘蛛とかあって

もしかしたら子供でも産む準備かね?と言っていたら、レディーさんは急に姿を消してしまった。

いつもいたところにいた彼女がいなくなって、なんかちょっと複雑な気分さえした。

もしかしたら車の中に息をひそめていて、私らが運転中にチクリとか?

と、思うとゾッとしたが、なんか名前も付けていただけに、残念な気がしていた。


その数日後、レディーさんがいなくなったのなら蜘蛛の巣ももう必要ないねと

レディーさんが作ったスパイダーウェブを掃除し始めた時のこと。

ハニバニが『あー。こんなところにいたんだ。』と指をさしたところを見てみると

上の写真と全く同じ、ボールみたいな繭の隣で子供の誕生を待っているようだった。

びっくりしたのは彼女がとっても小さくなっていたこと。


子供が生まれるのはおめでたいが、さすがに毒を持った蜘蛛がワラワラと出てくるのは勘弁して~ということになり、

お引越しをしていただくことにした。

ハニバニは頑丈なガーデン手袋をし、私は小枝に繭をひっかけ、ハニバニはプラスチックのカップでレディーさんを捕獲。

裏庭の、比較的陽の当たらない木の枝に繭をひっかけて、その隣にハニバニがレディーさんを解放した。

最初は彼女は動揺していたようだが、私らもさっさと退散したので後のことはわからないが、

とりあえず命を奪うことだけは逃れた。

「相手は毒蜘蛛よ!なんで殺さなかったのよ!」

と、あとでヘザーに怒られたが、すべて毒を持つ虫や爬虫類がそうであるように、こっちが相手に危害を加えない限り

向こうも襲ってこないのである。

しかも、ガレージの奥の、もっと目立たないところでひっそりと子供を産む準備を進めていた彼女を見ると

なんか「始末」なんてできなかったのである。

人によっては『お前ら馬鹿か』と言う人もいるだろうが、なんかムリだった。



あれからレディーさんと繭がどうなったかチェックしてないのでわからないが、

こないだのハエと同じく、恩返ししに現れてくれなくていいから普通に自然界のサイクル、というか、

普通ならこうなっていたっていう状態でいてくれればいいと思っている。


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今週月曜日、オフィスの窓から日の出を見た(午前6時44分)。



自分のオフィスから日没を見る人は多いと思うが、日の出を見る人はそうたくさんはいないと思う。



最近カフェテリアのベジタブルのおかず3種に凝っていてる。



ブロッコリーのグラタン、茄とスクワッシュのトマトソース煮、アスパラガス。

がっつり盛ってもらって$4ぐらい。安い!

食べたあと、薬品みたいな臭いのおしっこをしたのは言うまでもない。

TMI
Too Much Information



ハニバニが出張中、焼きそばを作って食べようと思ったが、もちろん「そば」などあるわけもなく、

スパゲッティーで代用したけど全然普通に焼きそばになった。



横の黄色いのは目玉焼きを作ろうとして失敗したのであえてスクランブルエッグにしたのよ。

人生、失敗しても考えようでどうにかなるのかも知れない。


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月末レポートもやっと!終わりました。
みなさん、良い週末を!


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いつもありがとう。



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良いことがある兆しかな?

2016年09月02日 | アメリカ生活

ここ2日間ほど、職場で非常にムカつくことが連日あって

気分を変えるためにビルからいったん出て、外を歩く日が続いている。

歩くとなんだか気持ちがすっきりするので、こんな日はタイマーでもしてないと

いつまでもいつまでも、ただひたすら歩いてしまいそうだ。

音楽を聴きながら歩くことが多いが、決まってベートーベンの第九である。

何でか知らんけど、ベートーベンはいい。

今日は珍しく気温が下がり、ほんのりと冷えた空気が気持ち良かった。

適当に、黙々と歩いていると気持ちが落ち着いてくる。

『じゃそろそろ戻ろうか。』

そう思って顔をあげたら、目の前に面白いものが出現。

今までずっと悶々と下を向いて歩いていたからわからなかったが、

上を向いて歩けばいいことがあるってもんだ。

見上げた空にあったのは





ネットで調べると、これ、虹色現象の『ハロ』ということらしく、

こないだ見たこれ



と同じく、とっても珍しい超レア現象なんだって。

これは『環水平アーク』と呼ばれている現象。

『わあ。』と言って、それからは写真を撮りながら上ばかりを向いて歩いていた私。

仕事の嫌なこともすっかり忘れて、ただ感激していた。

なんて単純なんだろう。

虹の輪っかで囲まれた太陽は、何かの瞳み見えてぞっとしてしまったけど

眺めてるうちに、何かに見守られているのかなあと思えるほどに気持ちが回復。


よし。下ばかりじゃなくてやっぱり上を向いて歩くべきね。と

自分のキューブに戻った時には元気になっていた。




みなさん、良い週末を!


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Labor Dayで3連休です!ゆっくり眠れる♪

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いつもありがとう。

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