獣医のドクターJに、
『フリスキーは、もうそろそろ歯のクリーニングだね。』
と去年の暮れから言われていたにも拘わらず、
いつも延び延びになっていた事実。
虫歯になっては困ると思い、数週間前に血液検査をしてもらって
本日、フリちゃんの歯のクリーニングに至ったのである。
血液検査をするのは、歯のクリーニングをするときに麻酔をかけるので
体調に問題がないかということを前もって調べないといけないからだった。
もちろん問題なし。
問題だったのは彼女、前日の10時以降は食べ物を一切食べてはいけないということ。
普通、夜の10時に最後の食事を差し上げて、
朝は大体4時半ぐらいから空腹を覚えるのか寝ている私への嫌がらせが始まる。
でも今日は心を鬼にして、空腹の彼女には何もあげられない。
かと言って、連れのミディは食べなければならないので、
ちょっとばかりフリちゃんを地下室に軟禁して、その間ミディに朝ごはんを振舞う。
想像はついていたが、ドアを『ワォワォ』と言って、バシバシ叩くフリちゃん。
可愛そうで、申し訳ないが、食べさせてはいけない。
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獣医にはハニバニがフリちゃんを連れて行った。
その時の様子を彼はこう語る。
『フリスキーを抱きかかえた時点で彼女にシャーシャーと威嚇されて、
ミディーは音もなくどこかへ去っていった。』
クリーニングは午前中に終わり、私は仕事が済んでから彼女を迎えに行った。
目は覚めていたが、麻酔がほんの少し体内に残っているので
バタバタと走りまわせないでと言われていたのに、
家に帰ってゲージの扉を開けた瞬間、びっくり箱の仕掛けみたいに飛び出すフリちゃん。
一目散に飛んでったのは餌をもらえるキッチン。
胃がびっくりしないように少しずつの量をゆっくりあげた。
機嫌がまだ悪いのはわかっていたけど、餌を食べ終わるとちょっと気分が落ち着くのか
顔つきがトロンとしてきて、これがまた人間っぽくて笑える。
ミディはミディで獣医の匂いぷんぷんさせてるフリちゃんに
フリちゃんがハニバニにそうしたようにシャーシャー威嚇するんだが、
あの上品で可愛らしい小さなミディの体から、どうすればあんな悪魔みたいな
憎しみをこめた声がでるんだろうというようなすごい威嚇である。
猫も体が大きければやはりライオンとかトラなんだなあと実感する。
ところでフリスキーはいつもミディと比較されて
ちょっとおバカさんだの、性格悪いだの言われるが(もちろんハニバニ談)
こればかりはフリちゃんのがはるかに優等生だと言えることがある。
それは
薬を飲むこと
なのである。
例えば抗生物質は錠剤を与えるのだけど
ミディは砕こうがおやつで包んで与えようが、絶対に飲み込まない。
よって、リキッド状の抗生物質にしてもらって、
実力行使でほぼ羽交い絞めにして与える。
一方フリちゃんの場合、錠剤はおやつで包むとそのまま丸呑みしてくれるし、
痛み止めがリキッドなんだけど、羽交い絞めにしなくてもそのままおいしそうに
ゴクゴク飲んでくれる。
猫でもこんなに違うんだよー。
昔うちの母がいつも『あんたら姉妹をそのまま足して、2で割るとちょうどいいのにねえ。』って言っていたけど
うちのお嬢らってこんな感じだ。
フリちゃんは、空腹で長い長い一日を終えて、今ぐーぐー眠ってらっしゃるよ。
お疲れさまー。
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私も先月歯のクリーニングだったのですが
あれは好きで嫌いなんだな。
歯茎をあの尖がったやつでぐりぐりされるのがキライだけど、口の中がとてもきれいになるのは
うれしいね。
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