バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

感謝祭 2011

2011年11月24日 | アメリカ生活

仕事が地獄並みに忙しく、消灯時間も9時ごろが当たり前になってきたこのごろ。


あっという間に今年も感謝祭がやってきた。


かろうじて感謝祭が近づいていることだけは忘れずにいたケイエス。


頭の中は覚えたばかりの仕事のルーティンで一杯であり、
そこへ七面鳥をローストする時間は...とか、スイートポテトスフレの作り方は...とか
余計なことを頭に入れ込もうとするとさっき覚えた仕事の一つや二つがこぼれ落ちそうである。


仕事が本当に冗談抜きで忙しくなってきた。


ランチタイムにのんびり本を読みながらランチしたのはいつだったろう。


昇給をし、前よりも多く給料を貰うという代償がこれか。


前よりも多く給料を貰うと言うと聞こえが良いが、
実は給料自体はもうかれこれここ数年は変わっていない。


どういうことかというと、
アメリカでは401Kという退職金の積み立てみたいなシステムがあるのだが
毎年給料が上がるたびに私はその積み立て金の金額のパーセンテージを上げている。


だから、今の会社に勤めてもう11年になったが、手取りの給料はもうここ数年ほとんど変わっていないのだ。


老後の自分に支給する給料のために頑張っていると言えば聞こえは良いが
給料が上がっても結果的にほぼ同じ給料しか手元にないってのはなんだかちと淋しい。


しかしどうにかならないかこの仕事の量。


愚痴るのは簡単だが、よく考えると愚痴ることができるということは
私に職があるからということを忘れてはいけない。


こないだコメンテーターのSolo_Pinさんとも話しをしたのだが、
今現在も職がなく、払えない請求書が溜まるどころか、毎日家族が食べていくのが精一杯という家庭があるという事実。


世界には想像を絶するお金持ちというのがどこにでもいるが
同じように想像を絶するほどお金がない人もいるのだ。


仕事があるから文句も言えるってもんだ。


確かに仕事は時としてきついが、私生活では文句なしに幸せな生活が私の手の中にある。


それも仕事があって生活が安定しているから。


そう考え直して文句言わず頑張ろう。


ちゃんとした仕事や生活があることに感謝だ。


これが私の今年の感謝。


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今年も焼きましたよ、七面鳥の胸肉。









毎年全く同じものしか作らないケイエスんち。


七面鳥はお嬢たちも喜んで召し上がる。





今年の感謝祭もミディは元気でした(2年前は救急病院だったけどね)。


食後のデザートも毎年恒例のチェリーパイ。





ホイップクリームてんこ盛り。


一緒にコーヒーも楽しみたかったが、私は明日は5時半出勤なので
今夜はしっかり眠らないといけない。
よってコーヒーは控えた。


明日しっかり働いたら楽しいウィークエンドの始まりだ。


頑張ろう!


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今更気がついたけどもうすぐ12月じゃん!

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職場ピリピリムード

2011年11月19日 | お仕事



お日さまが当たるところから色が変色していきます。
紅葉の過程がよくわかるね。


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正式には私が所属する部署の名前はProduct Management Teamと言い、
要は売る保険内容の売れ行き、問題点を分析したり、統計をとって先の見通しを立てたりする部署である。


その部署が、一年で一番神経質になる時期がなんと今である。


今月の終わりに2012年度のビジネス計画会議があるのだが、
そのプレゼンテーションには全国の部長クラス、またはそれ以上の役職をもった人が集まる。


プレゼンテーションは主にコマワリくんこと、ジョンが行うのであるが、
その全てのデータは私たちが用意するのだ。


数字一つに誤りは許されない。


毎年の行事なので、もうみんな慣れているのだろうが、やはりものすごく大切な会議だということで
リハーサルなんてほとんど毎日である。


私はただ参加して人の話を聞くだけでいいのだが、
どうもこの極度の緊張が張り詰めた空気ってのに慣れていないせいだろうか、とても居心地が悪い。


この職場に移ってきて気がついたが、
私はほとんど毎日笑うことを忘れて、黙々と仕事だけをしている。


毎朝一度だけ前いた職場に寄って、他愛ない座談を楽しむが
そこでは常に安心して笑っていられるのだ。


今になって前いた職場がどんなにアットホームで楽しかったかを思い知る。


今の職場にももちろん前の職場にはなかったメリットもあるので文句は言えないが
『笑うこと』をメインにして考えると、まったくカジュアルではない職場という感じである。


ありがたいことに、私にはデイリールーティンという毎日やらなくてはならないレポートがあり、
自分のキューブにこもって黙々とやらねばならないことをやっていくことができる。


自分のペースで、ただ静かに黙々と...。


まるで研究所で働く研究員みたいだ。



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さて、ケイエスにも文明開化である。


今まで使っていたデジカメはハニバニが職場で貰ってきた2005年式のNikonのものであった。


前にもどこかで愚痴ったと思うが、
スクリーンが大変小さく、一番の問題点はとにかく遅いということだった。


ただ普通に写真は撮ってくれるし、日々のブログに載せる写真程度のものならキレイに撮ってくれていたので
使い続けていたが、最近になってあののろまなスピードに絶えられなくなってきた。


スイッチをONにしてから作動するまでの時間。

写真を撮ってから次の写真を撮る体勢になるまでの時間。


私は今までどれぐらいの時間をムダにしてきたことだろう。


では新しいのを買いましょうと思い立った頃、なんとタイムリーにハニバニのクレジットカード会社が
彼のポイントが貯まりに貯まったので何か欲しいものがあれば選んでくれと、
カタログを送ってきた。


そのカタログからゲットしたのがこちらのCANONのデジカメ。





性能が良いのか悪いのかもまったく知らないが、
とにかく新しく、今までのデジカメに比べるとテクノロジーの違いは雲泥の差である。


今日は車のオイルチェンジでサービスに出してきた帰りに
ハニバニといつもの寿司屋(Yamazato)で豪華なランチをしてきたので
そこで早速使用してみることにした。



まずはお決まりの天ぷらと餃子



ハニバニの好物、アヒツナのお刺身


白味噌とぬた(っていうの?)の辛さが美味しさを引き立たせる。
あまり辛いので私は一口で断念。





今回私は『Summer Doragon』というのを注文してみた。
手前のはサーモンで、向こうがハニバニの『Kabuki』。





色が本当に初夏を思わせるほどのカラフルな色彩で、これが大変美味しいの。
何が感動したかって、中に入っているシソである。

久々に食べたが、シソのあの独特の爽やかな風味といったらあなた。

難点は非常にスパイシーだったということ。
口がビリビリと燃える燃える。

ベリースパイシーであったが、シソの香りに誘われてリピートもありかなあと思っている。

サーモンのにぎりはいつ食べても最高に満足である。



こうしてブログにアップしてみた時点で前のカメラと新しいカメラの違いがいまいちわからない。
一番上の紅葉の写真は古いやつで撮ったもの。
新しいカメラではまだ夜に撮ってみたことがないのでこれから試してみようと思う。

アップの写真は前よりも性能が良さそうである。


しかし何だかんだでタダで手に入れたシロモノ。
有難く使用させてもらうことにしよう。



そんなこんなで週末をエンジョイしておりますよ。


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お寿司を食べるとすぐにお腹一杯になるのに
消化がいいからか、またすぐにお腹がすくんですよ。あんなに食べたのに。


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慣れてくると見えてきた

2011年11月13日 | お仕事

木曜日の午後、新しい職場になってから最初のスタッフミーティングがあった。


前の職場ではスタッフミーティングでしゃべる重要人といえば主任のテレサか
マネージャーのボブであったが、これからはフロアの総責任者であるAP(アシスタントプレジデント)
のジョンがしきる。


ジョンは全ての部署のマネージャーの上司であり、
当然のことながら、ボブの直の上司である。


この職場に来るまで、彼について良い話を聞いたことがなかった私は
彼の直下で働くことに対して躊躇しなかったといえば大嘘になる。


彼の渾名は『デビル(悪魔)』であった。


彼に怒鳴られ続け、結局辞めてしまったマネージャーは数知れない。


彼はもともとNew Yorkerなので言葉がぶっきらぼうだ。
声も大きいので人を威嚇するには十分な素質を持っている。


まるで映画『ゴッドファーザー』にでてくるマフィアを彷彿させる。


前のボスのボブとは大違いである。


ところが、そういううわさが外で流れている反面、
ここの職場ではまったく違うことを聞いた。


彼は実はとても家庭的で、口は悪いが本当は優しく、
どこにでもいる普通の気のいいおっさんらしいのだ。


実際に次の日の金曜日、『僕の部下はみんなハードウォーキンググループで誇りに思うよ。』と言い
ランチをみんなにご馳走してくれた。


彼の独断と偏見でそのランチがチャイニーズってのが彼っぽい。


彼を初めて見たときはがきデカのこまわり君(これ知ってるあなたは昭和人)
に似てるなあと思ったものだ。





なのにゴッドファーザーのマフィア風、なのであるから彼の存在はちょっと侮れない。


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さて、話がそれたが木曜日のその会議では改めて個人個人が一体どんな仕事を受け持っているのかを
明確にし、問題があれば話し合うというものであった。


順番に自分の任務をジョンに伝えてゆく。


そこで気がついたが、私が今やっている仕事の量は他の人に比べて大変少ない。


確かに私は新入りだから仕事の量が少なくて当然かも知れないが、
私よりも一ヶ月前に新入りとして入った同僚でも私よりももっと仕事を受け持っている。


なんだかしっくりこなくて、その会議が終わってから主任のキャラのオフィスに行ってこう言った。


「会議で私に負かされている仕事が他の人に比べて大変少ないと思ったんだけど
私ってそんなに役に立ちそうにないのかな。」


言い終わると彼女はいきなり大笑いをし、


『笑ってごめね。ケイエスの仕事の量が少ないのは私のせいなの。
今私がすっごい忙しくてケイエスのトレーニングが滞っているだけなの。
やってもらう仕事はこれからもっともっと増えるわよ。だから心配しないでねっていうか
覚悟しておいてね。』



と言い、次の日の金曜日にはいきなり4つの新しい任務を言い渡したのであった。


アメリカのことわざで


Be careful what you wish for.(願い事も気をつけて望むべし)


というのがあるが、まさにそれである。


私は当分『もっと仕事増やして』とは口が裂けても言わないだろう。


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うちの職場ではIM(インスタントメッセージ)という簡易メール、まるでチャットみたいなシステムがあるが、
金曜日の午後は、同僚でファイナンシャルアナリストのショーンと1時間ほどチャットをしていたケイエス。


彼は以前、私の前の職場(海外保険部)の監査をしたことがあり既に知人であった。


『新しい職場には慣れた?嫌いなことはない?
誰にも言わないから嫌なことがあったら僕に言ってよ。』



というメールに私は苦笑をし、

『気を遣ってくれてありがとう。
新しい職場は今のところ好きだよ。


今のところはね(笑)


と送ったのがきっかけでそこからは仕事も忘れてメールのやり取りをし続けた。


彼の職業柄、なんだか硬い人格なのかもと思っていたが、
メールのやり取りからうかがえたのは、彼も私たちと全く同じで
暇あらば手抜きをする方法を見つけるもんね、という感じの人であった。


彼の歳はたぶん私と同じくらいで彼も私と同じように外国からアメリカに渡って来た移民である。


中東の人であり、顔がとってもコアラに似ていて優しい顔つきである。



これから仕事がもっと増えて、当然ストレスも増えるのだろうが
同僚が実は思っていたよりもカジュアルで楽しい人だと知ることができたら
それだけでも心を緩めることができるので少し安心している。


それにしても増えてゆく仕事の量。


同僚が昼休憩になってもキューブを離れていかない理由が見えてきた今日この頃。


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昨日、久々にハニバニとインドでカレーを食べてきた。



サモサ




ハニバニは青い方のコリアンダーソースを使うが、私はこのフルーツチャツネでいただく。
甘くて非常に美味しい。





久々のインドのカレーはやっぱり美味であった。


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さてTPPなんですがどう思います?難しいですよね。
私は目先のTPPよりもまずは月曜日の任務です(涙)
今週も頑張るよ。



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駐車場一番乗り

2011年11月07日 | お仕事

今日は月曜日で、一応月曜日全般のトレーニングを終えた私の『月曜任務』が始まった。


予定では5時出社ということにしていたが、
シェリーを始めとしてキャラ(主任)がそこまで早い出社でなくても十分時間に余裕はあるよと言ってくれ、
それでもやはり初めて自分で作成するしということで今朝は5時半に出社したのである。


日曜日は早起き(って言っても7時だ)することにしたし、
日中は太陽の下を2時間弱ぐらい歩くので、夜9時に眠ることに何の困難もない。


5時半出社のためには、私は3時15分には起床しなければいけない。


通勤に時間がかかるのかというわけではなく、化粧と髪のセットに時間がかかるのである。


朝早く起きるのに何が大変かというと、ハニバニを起こさないようにするということ。


私が9時に寝てからは、彼も私を起こさないように気を使ってくれているので
私も彼を起こさないように、まるで忍者のようにそろそろと歩く。


有難いことに、彼は耳栓をして寝る習慣があるので
ちょっとやそっとでは目を覚まさない。


それにしても午前3時15分。


普段なら、爆睡している時刻だ。


前の日の9時に寝ているので、睡眠時間が足りていないという感覚は全くない。
むしろ月曜日のレポート攻めという緊張感も手伝って、頭が非常に冴えているぐらいだ。


いつもどうりに身支度をし、ハニバニが起きる時間(6時)に目覚ましをセットして、
『行ってくるよ。じゃ、6時にね。』と言って、私は出かける。


6時にね、と言うのは、6時になったら彼にモーニングコールをすることにしているから。


目覚ましは6時5分前に鳴るようにしているので本当は電話などしなくてもいいのだが、
万が一、私が目覚ましをセットするのを忘れたときのためにモーニングコールは欠かせない。


さて、出社して私が車を駐車するのはビルの裏なのだが、
さすがに今朝は一番乗りであった。


ビルに一番近い場所に駐車する。


早起きは三文の徳なのだ。


実際得かどうかはわからないが、月曜日のマネッジメントレポートを終えると
時はすっかり10時半ぐらいで、やけに気持ちの良い充実感があった。


慣れたらもっと楽になるかも知れない。


大変なことは、自分のなかでちょっとしたゲーム感覚にして
少しずつ片付けて、慣れていこうと思っている。


とりあえず最初の難関の月曜日を克服した。

あと残りの4日間は笑ってすごせそうだ。


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ハニバニが帰ってきてから、食生活が元に戻った。



ステーキナチョス



ラザニア


2人だと、食も会話もハイカロリーなのである。



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冬時間になったのでちょっくら時差ぼけです。

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