バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

5月最後に、もうひとつ(ジョンの退職)

2019年05月31日 | お仕事

初夏のある日、ハニバニとフリちゃんが、ドアの前でまどろんでいて、



なんかとっても気持ち良さそうにしていたので、嬉しくなってつい私が歌い出すと



例によって、フリちゃんのイカ耳が発生。(失礼だな)



瞳でハニバニに救助を頼むの、やめろw


****************************


さて、昨日はジョンの退職日。


日本では定年退職というものが存在し、ジョンの年齢からすると彼はとっくの昔に定年退職を迎えているはずだが、
アメリカ企業では特にそういうものがなく、退職する日は自分で決めることができる。


3月のある日、その話は突然飛び込んできた。


会社幹部とフロアのマネージャーやディレクター、そして私たちがいるプロダクトマネジメントチームに充てられたメールには
5月いっぱいで退職(引退)することを決心したことが書かれており、それが苦渋の決断だったと綴られていた。


いきなりのことで、これはなかなかの衝撃。


ジョンほどのポジションで、残りの勤務日数がわずか2カ月だけってのがまず普通じゃないことは誰もが感じたことだった。
幹部クラスなら、後の引継ぎも大事なので会社としては、少なくとも半年は必要なところだろう。


しかも彼は仕事の鬼。
彼は死ぬまで仕事をし続けると思われていた。


年がら年中、朝から晩まで、寝ても覚めても仕事優先で、彼がバケーションだとしても、
毎日のセールスレポートは必ず提出しなければならず、彼自身もちゃんと目を通しているから驚きだ。


以前にも彼のことは色々書いてきたのでご存知だと思うが、
とにかく彼のやることはモラル的に指摘するところが山ほどあっても、会社に対する貢献度はどんなやり手の幹部よりも高く、
彼が今のポジションに着いてからというもの、フロアの売り上げが常に右肩上がりだったのは事実だ。
だから、どんなスキャンダラスなことでも会社に守られながらここまでこれたんだと思う。


彼の周りには、彼を慕う、優秀なマネジメントチームがいて
何もかもが上手くいっていると思っていた矢先のことだったので、誰もが「何で今?」という疑問を持ったのは言うまでもない。


それからの2カ月間で、会社は彼の後釜を見つけ、副社長が社長に繰り上がるように
彼のRightHand(2番手)が彼のポジションに昇格し、2番手を補うのが今までの3番手、という感じでシフトしてゆき、
あれよあれよという感じにポジションが発表となった。


とにかく忙しい人だったので、引退発表後もほとんどオフィスにおらず、
国内はもちろん、後任者を引き連れてヨーロッパへも出張に行っていて、
丁度そのころ、私らの部署が他の場所へ仮移動していたこともあって、私がジョンを見かけたのはなんと今月に入ってからであった。


5月の終わりに近づくある日、ジョンがフロアの全社員宛てにメールを送った。
今まで自分に尽くしてくれたことへの感謝と、これからの益々の健闘を祈るものだった。


私はそのメールを読みながら、色んなことを思い出していた。


初めて彼のオフィスに呼ばれたのは、まだ海外事業部でシステムアナリストをしていた時。
彼に提出していたレポートのことで、どうも読み方が分からなくてどの数字が何を示すのか説明して欲しいと言われて
私は当時のマネージャーと超緊張しながら彼のオフィスを訪ねたのだった。
彼のハチャメチャな性格はもう知っていたので、すっげー怖くて、彼のオフィスの大テーブルの一番端、
つまり、彼から一番離れた椅子に座ろうとしたら、
「噛みつかないから、横に座りなさい。」
と言われ、彼の真横の椅子に座らされて、チャートの一つ一つを説明させられたのだが
あの時の恐怖に対する心拍数の数やら速さやら、同行してくれたマネージャーの苦笑いやらははっきりと覚えているのに
自分が何をしゃべったのかということは全く頭に入ってこなかった。
「そんなに悪くなかったでしょう?」と最後に言われて
「はい。」と答えたが、この人と直で関わる仕事は絶対にしたくないなと確信していたのに、
何の因果だろう、その数年後には彼を直にサポートするチームに加わっているとは神様も知らんかったはず。


その、彼を直にサポートするチームで、チームの全員が怒鳴られたり、渋々残業をやったり、休日出勤したり、
過度なストレスを抱えたり、私らは本当によくやったと思う。


なのに、彼の引退セレモニーには、チームからは彼の秘書、ファイナンス部のシャノンとうちの部署のブラッド以外、
誰一人として呼ばれなかった。
チーム全体で、どんな時も彼を支え続けたのに。


これにはもう部署全体がしらけムード全開で、呆れて物も言えなかった。


それでもジョンの最後の日、帰る時は、「今までありがとうございました」とか「引退おめでとうございます」と、
やっぱり一言でも言って帰ろうねと、同じ時間に帰る者同士で言い合っていたぐらい。
こんなに暖かいメンバーにサポートされていたこと、ジョンには伝わっているのかな。
「最後ぐらいは私らに対しても感謝の気持ちを言葉で聞きたいけど、どうかなー。」と、デミ嬢はちょっと言葉を濁す。


でも、伝わっているといいな。













そして私たちが帰る時間の30分前ぐらいに、それは起こった。
ジョンのオフィスでは、彼の後任者のメリッサと、彼女の直の部下の3人で何かを話し合っていたのだが
急に、オフィスのドアが、物凄い勢いで閉められた。
壁に掛かってあるポスターや絵画が落ちてきそうな勢いだった。





何が気に入らなかったんだろう。


部署全体がざわついて、『マジか...』とか『うわー。最後の最後までやっぱりそう来るか。』とか言ってる同僚もいた。
デミ嬢が駆け寄ってきて、耳元で『ほらね。最後まであのまんまだよ。』と言った。


あのオフィスで何があったのか、わからない。
それからすぐに私たちは、もう何も言わず帰ったのだから。


今日、出勤してメールをチェックしていたら、ブラッドからチーム宛てに
「本日を以て、全てのレポートの宛名リストからジョンの名前を削除するように。」とメールがあった。


それが、私にとってのジョンに関する最後の思い出になった。




さあ、6月が始まる。









コメント (4)

5月の終わりに

2019年05月28日 | アメリカ生活
なんかすっかり初夏のよう。


まだ春なんだが。


私、初夏は大好き。
生きてる物、全てが元気に発色してるような、そんな季節だと思う。


数日前、家の前の庭で可愛らしいもの見つけた。


ハニバニが、『しーーーーーっ』て人差し指を唇にくっつけて静かにしろというので何かと思ったら庭に





わかるかな。子ウサギが隠れているの。





怖がらせないように、そっとしておきましょうと思って、静かに家の中に戻ろうとしたその時、隣のベイリーが





私たちの姿を見つけて喜び駆け寄ってきた。


子ウサギ、隠れろ!と思ったら、もうすっかり草陰に逃げており、ベイリーとハニバニが遊んでる間にその子ウサギを探すと
ちょうどベイリーが見えないところで待機しておった。





真後ろの私の気配には全く気が付いていない様子。
可愛いなあ。


この時期、動物の繫殖期なのか、ウサギだけでなく、リスやらカルガモやら、バンビやら野鳥など、近所を見てると
ここはディズニーか?と思えてくる。


動物だけじゃなくて、虫もやっぱり増えるよね、この時期(嫌だ)。


雨もよく降る時期なので、容姿は大変悪くても実は益虫のゲジゲジ(流石に画像はやめとく)とか
屋内に避難してくるのか、ミニサイズを最近よく見る。
ちょっと前はこのミニサイズでも、背中に戦慄を感じるぐらい苦手だったのに、最近は普通に見て見逃すことも出来るようになった。
大きいものは、トロい私でも流石に駆け出してしまうほど今でもダメだが、心の中でそっとお疲れと言って見逃してやる。


実は先週の金曜日、ある出来事で、私の声が家中に響き渡った。っ


職場を出て、駐車場に向かう途中、空中を飛んでいた虫が私の額を突撃して一瞬ひーっとなったが、よそへ飛んでったらしく
私も気にはしていなかった。


家に帰ってから手を洗ってる時に、ふと頭の中がもぞっとしたので手を当ててみたけど何もなく、
やっぱり気にせず手を洗い終えて、2階に上がろうとしてトイレの横を通過しようとした瞬間、また頭の中がもぞっとして
手を当てたら、今度はしっかりと指先に何かが髪の中でもがいてるのが確認できた。


ケイエス
ソプラノで悲鳴を熱唱
オペラ歌手のように


そのソプラノの悲鳴でフリちゃん逃げ出すわ、ハニバニが走ってくるわ、私発狂するわでもうカオス。


髪の中に十本の指つっこんで、思い切りガシガシやったら(その間もソプラノ熱唱)コロンと何かが床に転がった。
それをハニバニが摘み上げて一言。


「もーーー。びっくりするじゃないの。これ














Ladybug(てんとう虫)じゃん


急に気が抜けた。
いや、もっとデッカい虫だったと思ったのに、まさかのてんとう虫。
幸運のてんとう虫。

「ケイエスの頭(髪)、グルングルンでBIGだから、一旦そこに潜り込んだら迷宮だねーwww」と大笑い。
私の頭はラビリンスか。


その後、そのてんとう虫はハニバニのレスキューにより無事に外へ帰還したのだった。


てんとう虫だったから良かったけど、もし、何か違う虫だったら...
出会いたくない、虫だったら...
ハニバニがいなかったら...


初夏の好きなところと、嫌いなところ、両方を体で感じるこの季節。





さて、行事の多い5月も終わろうとしている。

数日前、私とハニバニは無事に27年目の結婚記念日を迎え、
そして今日はハニバニの誕生日。

そして!

今月をもってジョンが退職しますー。














コメント (8)

同僚とボウリング

2019年05月23日 | お仕事
今週、ニューヨーク支部から3名ほど新しいアナリストが採用され、
トレーニングと顔合わせを兼ねて、うちの支部に研修に訪れていた。


一昨日、交流を図りましょうということで、みんなでボウリングしてきた。
Team Buildingの一貫で、同僚が一丸となってゲームして
何かを競い合うという、組織作りが目的なんだが、要はみんなで遊ぶこと。


同僚みんなで遊びに出かけるのって一年ぶり。


そういや去年は脱出ゲームだったんだ。


14人が3チームに分かれて競い合うのだが、
私とデミ嬢、それからエイドリアンがそれぞれのチームリーダーに選ばれて、
適当にチームを構成してゆく。


誰かが、「ニューヨーク州出身者はみんなボウリングが上手い」と言っていて、
騙されたつもりで数人をうちのグループに入れてみたら、本当にNY出身者のスコアがとても高かった。


デミ嬢とエイドリアンのチームにもNY出身者が複数いたが、これまたもれなく上級ボウラー。


なんでそんなに上手いのか聞くと、NYでは雪が多く、野外で活動することが限られていて
夏も海は遠く(NYCではないのでww)、これまた野外で活動することが限られていて
結局屋内で楽しめる娯楽施設がボウリングしかなく(さりげなくNY支部をディスる同僚)
その結果みんなボウリングの腕が自然と上達するのだ、とドヤ顔で言っていたジョエル。
なんとその本人も元はNY支部出身で、私のチームの最高得点を稼いでくれた。



(黄色いスター:デミ嬢  緑のスター:ブラッド)


誰かがガターを出せばみんなで『あぁぁ...』と落胆し、『でも次で頑張ろう』と励まして、
誰かがストライクを出せば、これまたみんなで歓声を上げる。


うちの同僚、めっちゃいい奴ばかりじゃん。


と、なんか心に花が咲くようなそんな気分になった。
あんなに怒り狂っていた私もデミ嬢も、上司に対する棘を一旦抜いて、楽しめたと思う。


てか、本当に楽しくて、Team Buildingでみんなで遊ぶことがどんなに大切かってこと、わかった。
NY支部の3人も、実質NYにいながらこちらの職場に配置ということになっているが、
「引っ越してこようかな」とか、冗談だろうがそんなことも言っていた。


案の定、私は今筋肉痛で体の節々が痛いが(他の同僚はヤングなので(←死語)影響無し)
楽しかった余韻もずっと残っている。


職場の誰かを罵っても嫌いにならないのは、
日頃からこういう環境にいるからなのかも知れない。


そういえば、ボウリング場でみんなで食べた
食べ放題のピザとバッファローウィングが思いのほか美味しかった。


ボーリングが終わってみんな会社に戻ってきたのはいいが、
食べて運動して大騒ぎしたからなのか、午後からはみんな静かに黙々と仕事を再開していた。


ちなみに、今回のボウリング。
ケイエスにとっては少なく見積もっても20数年ぶり。
ボウリングがあんなに面白いこと、忘れていたぞ。








コメント (4)

止まらぬケイエス愛

2019年05月17日 | お仕事

今度はデミ嬢が激怒している。


事の発展は、部署の仮移転に始まる。


今、私らがいるプロダクトマネジメントは、キューブの改装で、チーム全体が仮のロケーションにいる。
とは言っても同じフロアなんだが。


その仮のデスクの配置で、誰がどのデスクを使用するか、同僚のジョエルが順番に「どこに座る?」って聞いていて、
私は仮のデスクだし、どこでもいいやって思っていたけど、いざジョエルがやって来たときに、
「ケイエスは指定席に移動してね。」って言われてびっくりして、なんで?って聞いたら、

「デミ嬢が彼女の席を決めた時に、『ケイエスは私の傍で』っていう指名があったから。」

お、おぅ。
デミ嬢とは通路を挟んで向こう側とこっち側で離れていて、でもしょっちゅう行き来してたので離れて不便とは思ってなかったけど
今回都合がいいようにデミ嬢がさっさと席を決めたってことか。
デミ嬢は私が大好きだからねー。


で、今、仮のロケーションで彼女は私の横、というか、後方にいる。



振り向いたら彼女がいるという感じ。
だからいつでも話しかけられるし、話し出すと止まらなくて、前回の記事でデミ嬢が風邪で欠席していたら
その日の仕事がはかどったと笑い話になるほど。
同僚の男の子らは、うちら二人でいるといつも話ばかりしているので、本気で冗談でブラッドに
「この二人をよく同じキューブに配置したねー」とか言う。


それにしても、営業4人用のキューブに二人ずつのスペースを与えられた私らの部署。
かなり優遇されていると思う。


そして、新しいデスクの配置の話になってデミ嬢が、
「ね、ブラッド。新しいデスクの配置も私らを一緒にさせてね。それぐらいのお願い、聞いてくれるでしょう?」と言って、
「うん。考えとく。」っていう彼の言葉を聞きながら私はぼんやりと、それはまずないなと思った。
ブラッドにとってデミ嬢と私という組み合わせは、トランプ大統領が銃規制と移民問題を抱えるのと同じ。
非常に面倒くさいデュオ以外の何ものでもないはず。
一人は元祖KYで態度がデカく、面と向かって言いたいことを言うわりにはすぐ拗ねる子供みたいで、
もう一人は表向きはプロフェッショナルで行動こそ美しいが、自分の要求を受け入れてもらえるまでかなりゴリ押しする手強いやり手(しかも美人&グラマラス)。


数日後にジョエルがブラッドの決めた新デスクのレイアウトを持ってきた。


私とデミ嬢、違うキューブに配置されており、私は4人用のキューブにフィルと2人だけで配置され、
デミ嬢は4人用のキューブに彼女プラス他の同僚3名、しかも彼女が「あの男はうるさい」と日ごろから言っている同僚の隣になっていた。


それを見たデミ嬢は、今にもその紙を引き裂いてしまうほどのブチ切れ。


放送禁止用語のダム崩壊


これには同僚もざわついた。


「どういうこと?!私らを一緒に座らせないって、子ども扱いしてんじゃん!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


それが起こったのが帰り際だったんだが、
次の日出社してきたデミ嬢を見てびっくりした。
彼女の美しい顔には朝からすでに眉間に深い皺が刻まれており、
まるで生まれたときからゴルゴ13だったんじゃないかという形相。



「腹立つ。許さない。今までプロフェッショナルでいようと思ったけど、もう止めた。
これからはケイエスのように自由に振る舞ってやる!!!」(え。)


これは相当ヤバいことになってきたぞ。


なのに実際は、朝の挨拶をしにやって来た彼を目の前にして、罵倒を始めるどころか、
いつもと何変わらぬ様子で、普通に挨拶するデミ嬢。お見事。


しかし、顔が





さすがにブラッドもそれには何かを察したらしく、無言の『何、何、何があった?』という顔を私に向けてきたので
関わりたくないと思った私はとっさに顔を逸らしたわ。


ブラッドが去ったらまた怒涛の放送禁止用語を吐き続けるデミ嬢。


なんかそんなにも私と一緒に仕事をしたいなんて、嬉しいような、怖いようなw


ケイエス愛が止まらないデミ嬢なのだった。


さすがに私のあの日の怒りも飛んでった。




皆さま良い週末を~♬



コメント (2)

燃えろ、いい女

2019年05月13日 | アメリカ生活
今、脳裏で世良公則が歌い始めた人。
そうとう昭和の人ですね。


燃えろいい女、て聞こえは良いけど、私、燃えたんです今朝。
燃えたっていうか、焼けたっていうか、焦げたっていうか。



マイコ―(舞妓さん)じゃないので襟足の見苦しいのは許せ。


やってしまった。
ほんの一秒ほど、じゅっとね。


いつものように朝、髪をぐるぐる巻いていて、つい手がすべって高温のヘアアイロンを首に当ってしまった。
その時は『あ。』という感じだったけど、時間が経つにつれて熱いのなんのって。


しかもこんがり良い色になって。


実は、こうやってうっかり焼いてしまうのはしょっちゅうのこと。
首はもちろんのこと、おでこ、耳、腕、手、それから指。


もうハニバニは呆れてしまって、「そんなに痛い思いしてまでやらんといけんことなん?やめればいいのに。」とか言う。


でも巻かんかったら貞子みたいだし。

ヘア&メイク決めると、それだけで一日の運気が上がる気がするし。


そんなことがあったのが午前4時半ごろのこと。


金曜日にデミ嬢が風邪気味だったんだが、案の定今日は欠席しとって
珍しく無駄口叩かず黙々と仕事したら、仕事がはかどるはかどる。
うちら実質、何時間ぐらい本当に仕事してるんだろ。


そういえば、こないだパソコンの写真を何気なく見ていたら、こんな写真を見つけた。
もしかしたら以前アップしたことがあるかも知れないけど、ジワるので再度アップする。



何とも不思議な顔をしているフリちゃんで。
ムカつくけど、とりあえず感情的になってはみっともないし、後でミルク飲みたいし、みたいな微妙な顔をしていて
猫といういきものは後でゆっくり復讐してやろうと思うとあんな微妙な顔になるのかな?フリちゃんだけかな?と思っていたら
以前Chieさんとこのベリたんも同じような微妙な顔してた。
可愛いベリたんも何か復讐を企てていたのかしらん。


猫て、まじ背中にチャックがあってそこから小さいおっさんが「ふぅ。」とか言って出てきそうなぐらい
人間味のある顔するよね。



最近また体重を調整するべく夕食の量を減らしている。
よって、寝る時間になるともうお腹ペコペコ。

で、昨夜ハニバニにどんなに今空腹かを伝えていたら、「今何が食べたい?」と聞いてきたので思わず、
『牛(うし)。』って答えると、「僕もお腹すいたなー。」って言うから、
「じゃあハニバニは何が食べたい?」って聞いたら、



「んーとね。ブルーベリーマフィンかな。」



乙女かよ。




コメント (6)

完璧なる、偽りの

2019年05月08日 | お仕事

前回の記事でご承知の通り、先週金曜日、ケイエスはとても機嫌が悪かった。


皆さん、またはハニバニの激励、および、グレて盗んだバイクで走ってみた結果(おぃ)かなり気がすっきりした。(ありがとう尾崎。)
皆さんには本当に感謝しておるよ。


          


ブログやってて良かったって思うのは、こういう時。
本当にいろいろと励まされて、時には厳しいアメリカ社会で働くうえでとても大切な糧になっています。


いつも応援してくれて、ありがとう!!!


ケイエスは幸せです。



さて、昨日面白いことがあった。

いつものHuddleのためみんなが集まった際、よりによってブラッドが「ケイエス。おはよう。元気?」とかわざと名指しで聞いてくる。
うるせーほっといてくれと思ったが、ここは私も大人の対応しなくてはと思い、

『元気です。尋ねてくれてありがとう。』と、自分でもひーーーーとなるような
眩しい笑顔で答えると、向こうも数秒間をあけて、『..そう。』と大人の対応してくれた。

もしかして、あんなスコアを付けたこと、今更後悔してるのか。てか、後悔しろ。


Huddleが終わるとデミ嬢が駆け寄ってきて、

「ちょっとあんた!さっきの対応、パーフェクトなフェイクだったね!良かったよ!!」と称賛してくれた。
デミ嬢は普段からこういうことをして上手く世渡りしているけれど、私はその真逆で、喜怒哀楽が顔や態度にもろに出るので
デミ嬢が驚くのも無理はない。


驚いたのがその日の午後。


「今日は天気が良いし、気分も良いのでソニック(近くのドライブインファーストフード店)に行くけど、みんな何かいる?今日は僕のおごりね。」とブラッドからメールが届いた。
それからみんながやったーーー!と言いながらシェイクやアイスクリームのリクエストを返信していると、またデミ嬢が駆け寄ってきてこう言う。

OMG!きっとケイエスが珍しく笑顔で、嬉しかったんだわ。
あんたこれからずっと完璧な偽りの笑顔を絶やさずいきなさいよ。おやつがタダになるから!!!」



デミ嬢よ、食いつくのはそこか?


中には、ブラッドにもっと仕事をさせられる前触れ説もあるけれど(その場合はたいていランチをご馳走してくれる)、
私がたまに微笑むとブラッドの財布の口が緩む説が本当だとすると、私の日ごろの態度ってVeryVeryカスじゃん。


なんか非常に、気を付けないといけないなと思った。
きっと、そういう上司を甘く見すぎると先で困るのは自分なんだろうなと思えてきた。


だからちょっと大人しくしとこう。
まだちょっと腹立つけど。



昨日見た空が、青いのと、ものすごく暗いところと交じり合っていて、
なんかこう、私の頭の中みたいだった。






コメント (2)

Be perfect, and...

2019年05月03日 | お仕事





叫びたい。


前回の記事元祖KYケイエスも、裏では悪玉デミ嬢も成績は良い方なので
と豪語していたが、今日1Q(ファーストクオーター:1月から3月までの期間で、2Qは4月から6月という感じ)の成績が出て、それが思いのほか悪かった。


まず成績評価は5つのカテゴリーに分かれており、そのカテゴリーとはこういう感じ。

1.Accuracy
2.Communication & Written Analysis
3.Timeliness
4.Subjective
5.Creativity

1では分析解析のレポートの正確さが評価対象になる。
2ではその分析解析のレポートの内容の濃さ、
3ではその分析解析のレポートがリクエストまたは期限内にちゃんと提出されているか、
4ではチームワーク、同僚の仕事のバックアップがどれだけ行われているか(与えられた仕事以外の仕事をしているか)、
5ではレポートを作成するにあたり、時間または質の効率を上げるために何をしたか、5ポイントで成績がつき、
この総合点が1Qの成績になり、年末の4Qで年間の総合点が出され、その得点で来年の年収が決まるというシステム。


成績を見て俄然とした。

5ポイント中3.21


またもやトム大活躍。


いや、もう笑うしかない。
てか、こんな低評価今までで始めてなんだが。


私はすっかり忘れていたが、毎年新しい年に変わった最初の数カ月は、必ずと言っていいほど計算式がどっかでずれていて
今年の1月と2月はもうあちこちで小さいミスを確認せずにレポートを送ってしまい、ブラッドから「ここの数字が違う」っていう指摘を
何度もされたんだった。


最悪なのは、各カテゴリーの得点は振り分けられる比重が違っていて、#1のAccuracyの得点が一番悪かったことで
#2と#3が高得点でも、総合で見るとスコアが上がらなかったのだった。


思い出した。
ふと、いつかの何気ないブラッドとの会話で私が「あー。そういえば年の始まりって私のレポート酷かったよねー。」と言ったことに対し、

「もしかすると前代未聞のマイナスかもよ。」って言ってたのを。


最初の1月2月はヤバいでってこと、知っていたのに甘く見ていた自分が悪いっちゃ悪いんだが、
何度見ても大暴れしたくなるような成績に、私は家に帰ってきてからも気分が大変悪くハニバニ相手にブラッドに対する毒を吐きまくった。




なのに味方してくれるはずのハニバニも「『なんでや!?』って、そりゃ自分のミスでしょうが。ちょっと態度悪いんじゃないの?」とか言うしもう

グレてやる。盗んだバイクで走ってやる!!!!!


すっごく腹が立っていて、ブラッドに対する理不尽な怒りをどこにぶつけていいのか分からなくて、
思わず、もし会社のフロアで襲撃が始まって襲撃犯が私とブラッドがいるオフィスに突撃してきたら
私は迷わずブラッドを指さし彼をどうぞと言ってやろうとか、そういう暗い情熱を燃やした。


ハニバニに言われたんだ。
『Be perfect, and you can complain.』(完璧になれ。文句をいうのはそれからだ。)

確かに、やることも完璧にに出来ないうちに、不平不満をぶつけるのはカッコ悪いよな。



と、そういうことがあり、金曜の夜はどーんと落ち込んでいたのだった。
でももう、そのスランプは抜けた。(でもまだ腹立つ)
多分これ以上落ちることはないし(今年の1月2月はまじ最悪だったのよ)、上へあがる余白がたくさんあるってもんだ。


2Qは、頑張る。



コメント (6)