バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

元気でいられること

2008年02月29日 | アメリカde健康管理
                  




インフルエンザにかかっていた同僚のルイスが生還して、職場に戻ってきた。

最近、なんとなく会社全体が風邪にかかってるような、ばい菌だらけな雰囲気だ。
仕事してても、『あの人、このまま死んでしまいそうな咳しよるね。』と、思わず同僚と、その壮絶な咳に聞き入ってしまうこのごろ。

「ひどい目にあったよ~。」とルイスはまだ目の周りを真っ黒にして、不健康そうな顔で言う。

「熱がすごく出てね、あのまま起き上がれなくなるのかと思って怖くなった。でも3日目ぐらいから熱も汗も引いて、歩けるようになってね、もう、うれしくてうれしくて、もうだらだらとベッドで寝るのが嫌になったよ。」

よっぽど、辛い思いをしたのだろう。

しかし、それには訳がある。

彼は去年、会社が無料で振舞うインフルエンザ予防接種をボイコットしていたのである。

「あんた、あのときのツケが今頃きたね。首に鎖つけてでも、あんたを引っ張って注射させるんだったよ。」と優しい言葉をかけてやった。

「今までは予防接種せんでも大丈夫だったのに...。」と彼は、弱気なことを言う。

そういえば、同じ職場にいるレベッカは、数ヶ月前に胆のうの摘出手術をしたが、術後の結果が思わしくなく、ずっと原因不明の胃痛に悩んでいた。食べたら食べた分吐き戻してしまうし、とにかく胃痛がすごかったらしい。

そんな彼女もこないだ、その原因を解明するべく、また別の手術を受けたのだが、
それが『ビンゴ!』という感じで、今までの痛みもどこへやら、苦痛の日々から突然開放されたのである。

みんな食べることって大好きでしょう?その楽しみを奪われたら、生きてる楽しみって激減するよね。

彼女の楽しみである「食べること」をまた手に入れた彼女。

何を食べても美味しくて、料理するのもすごく楽しいと言う彼女の目には、うっすらと涙さえ見える。それだけ毎日、辛い思いで過ごしていたのだ。

そして、こう続ける。

「普通でいられるってことがどういうことか、わかったの。」

ルイスも同じようなことを言っていた。ただ、彼の表現方法はユニークで、

「歩けるようになったから、ついでに掃除もしてみた。そしたら食欲がでてきたから、チーズバーガーが食べたくなって、ワイフに買いに行かせた。あのチーズバーガーの美味しかったこと!!!」

と、最後を語るあたりで彼は、なぜかゲラゲラと笑っていたが、いずれにしろ、彼なりの『健康ばんざい!』だったのだろう。

元気で毎日生活できることって、奇跡に近いかもね。




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クリスタルの自慢にならない自慢

2008年02月26日 | お仕事
                     




今日、同僚とコンタクトレンズの話をしていた。

職場では、目が悪い人がいっぱいいて、メガネかけてたり、コンタクトしてたり、なかにはレイシック(レーザー治療)で視力を治した人もいる。私はコンタクトで、夜だけメガネだ。

レイシック、私も一度は考えたことがあるのだが、ずっと昔、TVでレイシックの手術をした人が、手術した後で調子が悪くなり、片目を失明してしまったことをやっていたのを見て、「それは、なんだかついてない私には、必ず起きそうなことだな。やめとこ。」と本気で怖くなった。

本気で怖くなるのは、次の日だった。

当時ハニバニは長期の出張で日本にいた。私はノースカロライナ州で一人で留守を守っていたのだ。

問題のTV番組を見た次の日、いつもどうりに彼から電話があったのだが、なんだか様子が暗い。

「どしたん?暗いけど。」と聞いてみた。
「あのねー、すっごい嫌な夢みてねー。起きた後でもすごい気分が悪い。」と言う。

彼の夢はこうだ。

横で私が寝ていたのだが、突然ガバっと起きて、泣き叫ぶ。
『目が見えない!』と。

私はそのTV番組のことを彼には言ってない。

私もなんだかつられて暗くなって、昨夜の話をしたら、彼も相当驚いていた。

続けて彼は言う。「何かのサインかも。だから止めとき。」

こういうことがあってから、私はレイシックをしたいとも思わなくなった。




さて、話は同僚とのコンタクトレンズの話に戻そう。

同僚のクリスタルもレイシックを考えたことがあったが、値段も高く、彼女はコンタクトレンズで今はやりくりするわ!と言うので、

「でもね、長い目で見ると、コンタクトレンズを買い続けるよりも、レイシックで一括でぱっと大金はたくほうが結構お金のセーブになるかもよ。」と言ってやった。

彼女は「うーん。私のはバイウィークリー(2週間ごとの使い捨て)なんだけどね、なんとか安く使ってるわよ。」と言う。バイウィークリーなら、私もそうだ。でも決して安上がりではないと思う。

「それって、全然安上がりじゃないじゃん。」と言ったら、彼女、突然『フフン♪』と自慢げな顔をして、信じられないようなことを言ったのだ。

「2週間ごときで使い捨てしなけりゃいいのよ。ね、お金セーブできるでしょう?」

なんだか嫌な予感がしてきたが、こういうわけのわからないホラーな感覚を感じ取ったなら、それが何だか知りたい!と思うのは私と友人のK姐だけだろう。

「...。クリスタル。どういうこと?」と、少し引け腰で聞く私。

「あはっ。これはちょっと自慢。使い続けたのが一番長いので6ヶ月。すごいでしょう?」

背中がゾヨゾヨしてきた。

「...。まあ、あんたの目の健康だからさ、あーしろ、こーしろとは言わんけど、それは、まずい。」と言っておいた。

だって、ねえ?

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海の猫にはグルメなパンを

2008年02月24日 | 家族
私は金曜日が好きだが、土曜日も好きだ。

ハニバニ(夫)も私も、フルタイムで月曜日から金曜日まで働いているので、週末にやっと二人でゆっくりと外出できたりする。

午前9:00AM、のそのそと起き上がって、目を覚ますために熱いシャワーを浴び、それが終わるとおもむろにハニバニを起す。

私がグルーミングをしている間に、彼もシャワーを浴びて、それから洗濯を始める。洗濯は彼が担当なのだ。

11時ぐらいになって、出かける。

土曜日の外食ランチは恒例だ。今日も二人のお気に入りのBaja Fresh!というアメリカナイズドされたメキシカンレストランに行ってきた。

あのフィッシュタコは癖になるな...。

その後で、「今夜の晩御飯は何?」という質問に、「ターキーソーセージとほうれん草のビーンスープよ。」と言うと、「なかなかいいね。それならパンもグルメなほうがいい。」ということで、近くにある、Paneraという、ベーカリーレストランに寄った。

そこで彼は彼の大好きなSourdough Breadを1ローフ買う(読んでそのまま、酸っぱいパンだ)。

ついでにフランスパンも一本買う。

...?フランスパン???何のために?

「なんでフランスパンもいるん?」と聞いてみた。彼は、ニヤッと笑い、

「だってこれからカモメにパンをやりに行きたいから。」

そう、彼は野生の鳥にパンをやるのが大好きなのだ。

彼は、家でもパンが余って、それが乾燥してパサパサしてくると、それを小さくちぎって家の前庭に、「子鳥がやって来て食べるから。」と蒔いておくぐらいだ。

余談だが、少し前、彼がやっぱりパンをちぎったのを、そのときは多めに蒔いておいたのだが、次の日のランチタイムで私が家に帰ってきたときに、前庭で「食事」を堪能していたのは、野生の小鳥どころか、カラスが4,5匹だった。

私もビックリして見ていたが、私よりもビックリしていたのは、うちの猫で、窓辺で瞳孔を開きまくって、そのカラスの食べっぷりを観覧していたのだった。

...さて、そのフランスパン。
私たちが普通に食べるフランスパンは私がいつも近くのスーパーで買ってくる、普通の値段の普通のフランスパンだ。

でも、彼がカモメに振舞うフランスパンはPaneraのフランスパン。

う~。なんだかもったいないな...と貧乏性な私は思う。

でも彼は、「僕が払ったんだし」と、まったく気にしていない。

私たちが行ったその駐車場は昼になるとたくさんのカモメが休んでいるのだ。

キレイにスライスされたフランスパンを小さくちぎって空中に投げると、それが地面に着地するまえに、カモメがキャッチする。
見ていても面白い。

                 
           カモメって漢字で海の猫らしいけど、鳴き声だけじゃなくて顔も猫っぽい

私はクールな自分を捨てきれないので、車の中で見ているだけだが、ハニバニのあの、なんとも楽しそうなことよ。
「ほら、そこのキミ。今度はそっちへ投げるからね!あははは!」とか言っちゃって。

そして気がつくと、私も参加していた...。

似たもの夫婦かも知れない。


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今夜の主役はあなた (皆既月食 2/20/08)

2008年02月22日 | アメリカ生活
2月20日の夜から、皆既月食を見ることができるということはニュースで知っていた。

しかし夕方から雪になり、とても月を見ることができる状態ではなかったので、諦めていた。
どうせニュースで、ラッキーだった地域の月食シーンを見ることができると思ったし。

今出張中のハニバニ(夫)に電話で言った。
「すごい残念。あんたがいないときに限って必ずと言っていいほど雪になるから、これはあんたのせい。」

雪は夜になっても降っていたし、9時半ごろ、風呂の準備をしていた。

と、そのころ、電話が鳴る。ハニバニだった。

「ちょっと!こっちはキレイに月が見えるけど、そっちは?見てみて!」

まだ雪、降っとるし...と思って夜空を見上げる。

『Oh my god!!!!! 見えるよ!!!見える!!!』

彼は料理は全くダメだが、こういうことに関してはとてもマメでデキた男だ。
でかしたぞ、ハニバニ。

かくして私は窓にへばりついてシャッターチャンスを待つオタクへと変身。
オタクっぽい自分を見つめて少しウキウキしてしまう。

そいうえば、2001年に流星群の天体ショーがあったのだけど、オタクな私は次の日が保険のライセンス試験だということもそっちのけで、やはり窓にへばりついていた。試験には「当然」落ちてしまったが、あの夜見た流星群のが、保険のお仕事よりも、はるかに大切だったのだ。私も若かったものよのぉ。

せっかくなので写真を挙げておく。

たいした写真ではないが、後々、完全に個人のみ楽しめるブログのひとコマになりそうだ。

 ハニバニと電話を切ってすぐに。 9:30ぐらい。

 影が少しだけ大きくなってきた。 9:35ぐらい。

 風呂上り。すっかり地球の影の中に入っている。 9:55ぐらい。

 このあたりから皆既月食の始まり。うっすら赤い月になったきた。 10:05ぐらい。

 時間は経過して、10:50ぐらい。右下の方から太陽が当たり始めたのが分かる。

 どんどん地球の影から逃げてく月。 11:00ごろ。 もう寝よう。

そして!!!

                      

うちの猫どもに「おなかすいたよ」攻撃を受けた3:30AMごろには、月はスカッと、影にかからない場所で、思う存分に太陽の光をあびていたのだった。

夜出現しといて、太陽の恩恵を受けるってのもなんだか趣がある。

ちなみに次回の皆既月食は2010年の12月だ、ということだ。
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コリアンのおばちゃんは親切だった

2008年02月21日 | アメリカ生活
 キレイな朝焼け。

  NIUでの襲撃事件で、完全に上がらない旗。

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ここからは写真とは全く関係ない話。

こないだ服のサイズが変わりつつあることを挙げた。
哀しきファッションショー

あれから、サイズダウンしたパンツを何着か、インターネットでオーダーし、そして、あの日のパンツ数着をどうしたかというと、
今日、直しに出してきた。

日本がどうだったかは忘れたが、アメリカは、ドライクリーニングしてくれるところなら、たいていは服の直しはやってくれる。

会社が終わってから立ち寄ると、いつものコリアンのおばちゃんとは違うコリアンのおばちゃんがいた。

ここに勤めるコリアンのおばちゃんたちは、英語はそれこそあまり流暢ではないのだが、親切度は最高にハイレベルだ。

「あのね、ウエストを詰めて欲しいんだけど。」と言うと、「サイズ、合わないものを買っちゃったのね。」とおばちゃん。

「それがね、痩せちゃってね、体に合わなくなってしまったよ。」というと、「あら、そう?どうやって痩せたの?
世の女性が駆け寄ってあなたの話聞きたがるわよ!」と、ユーモアもばっちりだ。

結局ウエストは5センチほど詰めることになった。

パンツ2着とも、左右後ろポケットがあって、おばちゃんはそれを指差してこう言った。

「あまり詰めるとね、ほら、両方のポケットお互いが中央に寄りすぎになってくるからカッコ悪くなっちゃうでしょう?だからできるだけ緩く詰めるね。」

それには私は全く気がついていなかったので、言われてみて、「なるほど!」という感じだった。その道の人でしか気がつかないのでは?

おばちゃん、とっても親切だね...。

そしておばちゃんは続けて言うのだった。

「それと、またいつか、脂肪が戻ってくるかも知れないから、その時のために生地は出来るだけとっとくからね!」

...おばちゃんは本当に親切だ。

私のお肉が必ず戻ってくることを前提としてパンツを直してくれる。

悪気のない、おばちゃんの笑顔に、私も笑顔を返したのだった。



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ハネムーンの呪縛がとけるとき

2008年02月19日 | ALL ABOUT JAPAN
妹が彼女の娘と共に、広島に里帰りしている。

先週やってきて、あと1週間ぐらいして、東京に帰るらしい。
今回の里帰りの目的は、彼女の幼馴染が最近出産をしたので、そのお祝いと、Babyの顔を見るためでもあった。

妹の娘(ほのちゃん)は今1歳9ヶ月で、言葉をスポンジのごとく何でも吸収しているらしい。

こないだ電話で母と話ししていても、BGMがほのちゃんの覚えたてであろう言葉であった。

妹曰く、「こないだは小島よしおでオッパッピーっていいよると思ったら、今度は志村けんになっとるよ。」と。

ほのちゃん、ギャグを真似るのはいいけど、どうして時代がさかのぼるのだ?

さて、私の妹、結婚してもずっと子供が出来なかった。

私は欲しくなくて作らなかったので、彼女のように、欲しくても出来ないというのは、姉の私から見ても、とっても可哀想でしょうがなかった。

実は、私はあることに、とても責任を感じていた。



彼女は2000年に結婚した。
彼女の結婚式のために、私もハニバニも、喜んで帰国した。

お祝いを渡す際、私は一枚のウェディングカードを彼女と義弟に送った。
そのカードに書かれた祝いの言葉を、今でもはっきりと覚えている。

『 May your Honeymoon never end.(このハネムーンが終わりませんように) 』 

簡単に言うと、この甘い時間が長く続きますように、ということだ。

このどこが悪いのか?

実は、彼女たちはハネムーンから帰っても、また海外旅行にでかける、帰ってくる、落ち着くとまた海外旅行に出かける、を繰り返していたのである。

本人たちは「え?そんなに行ってないよ?」と言うかもしれないが、傍から見ると、「はい、そんなに行ってました。」と断言できるだろう。

これには父も、「あの二人、よくあんなに遊ぶお金も時間もあるよの。貯金はせんでも大丈夫なんじゃろうか。」と不思議がっていたのだ。

あのあたりから、私は胸がドキドキしていた。
別にワクワクするドキドキではなく、何かこう、悪い予感がして、それが的中してしまうんじゃないかというようなドキドキ。

私がハネムーンが終わりませんように、とおまじないもどきをかけた故に、彼らがあんなふうになってしまって(って私は魔女か?)、子供に恵まれないかもしれない...。

私は、なんともいえない気持ちになり、彼女たちが結婚3年目に差し掛かったあたりから、

「神様、彼女たちがハネムーンを一時停止して、子供が授かりますように。間違っても私が妊娠しませんように。」

と寝る前に言ってから寝ることがあった。

さすがに「都合のいいときだけの神頼み」は、成功するまで時間を要したが、彼女は2005年に御懐妊し、翌年の5月に無事ほのちゃんを産んだのだ。

「サンキュー、ジーザス。」と、即席クリスチャンは思ったね。

やっと、あのハネムーンの呪縛がとけたのだ。

思い出して、思わず空をぼんやりと眺めたりして。


 
なんだか

                            
                            初夏、みたいな空でした。
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笑う女

2008年02月16日 | お仕事
馬鹿笑いする女がいる。

幸いにも、彼女は同じ職場ではなく、壁を隔てた別の部署にいる。

この女、すごいのだ。
一度笑い出すと「もうどうにも止まらない」らしく、笑って、咳き込んで、しまいには嘔吐しそうになっている。

『ひぃっ!やっはははははは!!!ごほっ、ごほっ、ごほっ、おぇ。あははははは!!!』

彼女のすぐ隣の部署で働く私の職場はいつも迷惑を被っている。
彼女の同僚は、彼女をどう受け止めているのだろう。

私の職場は朝7時から始まるのだが、彼女がいる職場は9時半からだ。

だから9時半までは、高原の朝みたいに静かで、みんなまだどこか目が覚めていないのだが、彼女の出勤に伴い、目が覚める。

彼女はフォンカウンセラーで電話で保険を売っているのだが、暇になるといつも馬鹿笑いしているのだ。

もちろん彼女が「笑ってしまう」素になる会話も聞こえてくるのだが、これが全く面白くない。何がそんなに愉快なのか。
笑っているのは彼女のみ、なのだ。

彼女の馬鹿笑いで目が覚める私たちも、次第に疲労感を感じる。

一度数人で、うちの部署の主任のテレサにこう言った。

「あの馬鹿笑いで仕事がはかどらない。はっきりいって迷惑だ。」

馬鹿笑いは、遠く離れた場所からもはっきりと聞き取ることができ、テレサももちろん知っていた。

「...。今は我慢してちょうだい。あの部署、もうじき下の階に移るから。」

私たちは、しぶしぶデスクに戻る。テレサは社員の間で波風を立てるのが嫌なのだ。

私も含めて、雑音を遮断すべく仕事中にiPodを聞きながら仕事する同僚もいるが、すでにその効力は発揮できていない。
あの馬鹿笑いを消し去るほどの音量にしようものなら、iPodを使用する同僚すべてが難聴になってしまうではないか。
それで会社を訴えるつもりはないが、会社は何らかの責任を取ってくれるだろうか。

この馬鹿笑い女、私はほぼ目星はつけているのだが、実際に馬鹿笑いしているところを見たことがないため、誰が笑っているのだか分からない。

こういう笑いは好感がもてる

これは怖い
(イメージ画)

ぜひとも馬鹿笑いの現場をカメラで捉えたいものだ。

今日は花の金曜日。彼女の馬鹿笑いも一際うかれていた。
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Love is in the air

2008年02月15日 | お仕事
またまたバレンタインデーがやって来た。

うちの会社はバレンタインデーとクリスマスが、最もロビーが華やかになる。
クリスマスにはもちろんクリスマスツリーだが、バレンタインデーになると、彼氏、夫などからうちの会社に勤めるLoverたちに花の贈り物が届くからだ。

今日も朝10時ごろから花屋のデリバリートラックが会社の前広場に停まり始める。
ランチタイムとなればピークだ。

この話を、毎年バレンタインデー前になるとハニバニ(夫)にして聞かせる。

「花、欲しかったら注文して送ってあげるけど。」と夫。

しかし私は花には興味がない。花を貰うぐらいならチョコレートやクッキーにしてもらいたい。(食べ物万歳)

しかも花を貰っても、置く場所がない。(マイ・デスク

ちなみに私とハニバニの間には「毎日がバレンタインデー」というスローガンがある。

これを職場で言ったら、
「んもう!あんたたち、結婚して長いのに、まだまだスイートなカップルね♪」とか言われたが、実際のところ、バレンタインデーだからと言って特別なことをするのが面倒だ、ということを正当化したまでのことだ。

でも私と夫がラブラブでないのかというと、そうではない。

仲はとてもいいほうだ。旅行に行っては「新婚でしょう?」と今でも聞かれる。
ちなみに結婚今年で16年目になる。

私たちの関係は、どちらかというと、縁側に二人並んで饅頭を分かち合うような、老夫婦みたいなのに近い。
そして、経済共同体でもある。

彼がどう思っているのか知らないが、私はこの関係が大好きだ。

...二人のことはどうでもいいとして。

何の話してたんだっけ?
あ、会社だ。

                  
                       「愛」が空気中に漂ってる職場があった


うちの職場でも主任がチョコレートを部下に配ってまわっていた。日本じゃ普通こういうことはないよね。
上が「いつもありがとう」という感謝の気持ちをもってチョコレートやクッキーをばらまくのだ。中にはシャボン玉キットを配る人もいて、そういうところがますますアメリカンな感じで、楽しい。

ま、特別な日じゃないにしろ、
Happy Valentine’s Day, Honey Bunny.
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バスガス爆発(...って言えた?)

2008年02月13日 | お仕事
今日は火曜日。

毎週月曜日に1時間多めの勤務時間のため、火曜日はその分1時間早く帰るようにしている。

会社を出ると、目の前にでっかい消防車が2台止まっている。

え?火事?でも非常ベル鳴ってなかったけどな、と自分の車を駐車してあるビルの裏に向けて歩いていたときだった。

「ノー、ノー。こっちに来ちゃだめだ!」と消防士。

「あ、でも車あっちに停めてあって、もう帰るだけだから。」と私。

消防士は少し苛立ったように、

「爆発の恐れがあるんだ。だから今は誰も車を発車できない。悪いけど、今は帰れないよ。はい、どいてどいて。」

こないだ挙げたように、今会社の周りでは大型建設工事が行われている。
参考記事

工事中にガス管を壊してしまい、ガスが漏れてるから危険だと言うのだ。
壊れたガス管があるのはビルの裏の工事現場...。

突然、ガスの臭いが一面を漂ってることがわかった。
危険であるという証拠を感じ取る。

う~。どうしてよりによって早く帰れるときにこういうことが起こるのだ。
しかも裏に駐車するのはごく最近になってやり始めたことじゃないか。

まったくついてない。

しょうがなくビルの正面まで戻る。ガスの臭いはもうここまで来ている。
すごい量のガスなんだろうな、こんなのがうちで漏れたら月のガス代、すごいだろうな、と急に行き場を失った私はいろいろ想像してみる。

復興にどれだけかかるのか分からないと言われて、家に帰れないのは困ると思い、
すぐにハニバニ(夫)に電話する。「それじゃそろそろそっちに向かうよ」と、あっさり仕事を放棄していいのか、夫。

会社のロビーには私のように行き場を失った社員でごった返していた。

1時間ほどして、駐車場に戻って良しというGOサインが出る。

しかし、待っていた社員は半信半疑というところで、中には、

「まさか、エンジンをかけたらいきなりドカンじゃないでしょうね。」
「あんた先にエンジンかけなさいよ。」

「いやよ、私は2児の母よ。今まだ死ねない。」

など、おもしろいやり取りをする社員がいた。

かくして駐車場へ戻る途中、「は!写真に撮っとけばよかったのに!」と思って、次の瞬間、「げ!カメラ忘れた...。」という始末。

結構緊張した空気を漂わせたシーンだったのにな。

写真がなくてはつまらない。ということで、土曜にとったDCの街の様子と、飼うことができるなら是非裏庭で飼いたいと思う動物の写真を。

DCに来るときこの建物に差し掛かると「DCだ」と思う

平日は人と車でごったがえしてるDC

レッサーパンダ。英語ではレッドパンダ。キャワイイ...。
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動物園に行ってきた

2008年02月12日 | DC
土曜日の話になる。

DCにはいろんな博物館があって、全て無料だ。入園料というものは全て税金でまかなわれている。

動物園もその博物館の中のひとつで、入園料は無料。
バージニアに移動してきたのがもう8年前で、この8年間ずっと

動物園、行きたい

というはあったものの、DCとは近くて遠い、なかなか足を運ばないところだった。(余談:だからこのブログのタイトルが生まれた)
とにかく渋滞がすごいのと、街特有のあのややこしさです。

でも!!!とうとう行ってきた。雪でも降るかも。

まずはランチで腹ごしらえ。Famous Dave’sというBBQレストランで軽くね。




トウモロコシは矯正中につきNG.ハニバニにあげた。ちぇ。

デザートのブレッドプディング。最高...。独り占めしたい美味しさ。

これがペンタゴン。上から見るとちゃんとした五角形。

そして車をとばして到着したWashington National Zoo。...ってか、
なんだかあんまり人を歓迎してなさそうなエントランスで、初めての印象が、
これが8年間夢見たZooか。...なんか違うぞ。ということだった。



冬場は寒いので、どうしても動物が外に出たがらないのか、閉鎖されてるゾーンがたくさんあって、つい胸のうちで「動物園のくせに」と怒りが湧き上がる。

ここの動物園の主役的存在のパンダ「タイシェン」もただのパンダで、笹をむしゃむしゃのんきに食べておった。
(パンダだからしょうがないのだが、TVで見たときはもっと垢抜けするパンダだったぞ)


おい、何か芸はできんのか...とつい思ってしまう。

もうね、とにかく「いない動物が多い」動物園で、これが有料だったとしたら苦情の手紙でも送ってやりたいところだ。

横でハニバニは「まーまー、そんなキーキー怒りなさんな。タダなんだし。」といたって穏やかだ。

とぼとぼと歩きながら思ったことは、この動物園が有料、しかもディズニーワールドみたいにベラボウに高くて、それでいてサービスやエンターテイメントがその値段に合っているところだったらな、ということだった。

いくらでも払って見に来るのに。

それから動物が観たくて動物園に来たのに、こんなことを思うのはとても変だし矛盾していることなのだが、
動物園の動物ってなんだか可哀想だ。

あれは動物がいるべき場所じゃないよね。




真冬の動物園を後にして、夕食はPizza Hutにて。(外食万歳)



体重戻りつつあるかも。

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経験者が語ったので聞いておこう

2008年02月08日 | 歯列矯正
あれからすっかり元気になったベッキー

今朝、彼女と矯正の話になった。彼女も私が行く矯正歯科に通っているのだ。

初めて彼女を見かけたのは、私がこの会社に勤めだして間もない頃だから今から8年ぐらい前だ。彼女の印象は、「歯並びがすっごい良い人だな。」ということだった。だから笑顔も抜群に映える。

この彼女も今矯正をしている。しかし彼女のやってるのは私がやってるブレーシスではなくて、インヴィザラインという、ワイヤーがなくて、歯にまるごと被せ物(クリアー)をして、少しづつ歯を動かしてゆく、というものだ。



私も最初はこれでいこうかと思っていたのだが、矯正医師のキャスパー君が「ケイエスの歯にはむいてないよ。こんなんを使ってたら矯正がいつまでたっても終わらないぞ。ワイヤーのが近道だ。」

近道だと言われてそれを断るほど私はおバカさんではなかった。だからブレーシスにしたのだ。

話は戻って。ベッキーはなんとこれで矯正が2度目なのだ。
彼女も、たいていのアメリカ人がそうだったように、子供の時に私がしてるワイヤーの矯正を済ましている。

ところが、大人になってきてから下の歯が動いてきて、どうしても気になる1本があったという。だから今回インヴィザラインにしたそうだ。

「ほら、この歯がね」と見せてくれるのだが、どの歯が問題のそれなのかが分からない。彼女の歯、とってもきれいで問題なんて無さそうなのだ。

「この歯がね、どうしてももう動かないの。キャスパー君がね、ワイヤーじゃないと動かせないっていうのよ。でももうワイヤーなんて嫌なのよね。」

ワイヤーの矯正は厄介だらけなので、彼女の気持ちも分かる。
どうしても分からないのは、どの歯がいけないのかってことだ...。

私の周りのアメリカ人で、2度目の矯正をしているとか、したって人がけっこういてびっくりする。よその職場のクリスは、彼女の息子も若いときにワイヤーで矯正をしたが、大きくなって親知らずを治療した。それから歯が動いて今はバラバラになって、あれじゃ一体何のために大金をはたいたのか分からないとこぼしていた。

原因はここにある。

ベッキーが私にこう言う。

「いい?ブレーシスがとれてもリテイナーをサボっちゃだめよ。これやっとかないとまた動くからね。」

リテイナーとはワイヤーがとれてから後の、歯並びをさらに固定させておく補助的なものだ。たいていの人はこれを怠ってしまうのだ。

リテイナーの話なんてまだ来ない未来の話だが、彼女の助言はしっかり覚えておこうと思った。

さて、最近の歯の写真。このごろ気がついたのだが、以前は前歯も下の歯もガタガタで、上下の歯をあわせて左右に動かすと、文字通り『ガタガタ』と音をたてていたのだが、今はもうその音すらない。
なんかこう、『スリスリ』と言う感じなのだ。いい感じ、いい感じ。

上の左の、八重歯の隣で引っ込んでた歯が前歯にあわせて出てきた。

この歯が

前歯と(ほぼ)同じ列に!
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うちの彼女たちに望むこと

2008年02月07日 | 猫の話
昨夜、ミディのことが少し心配になって、なかなか寝付けなかった。

ミディとはこの方↓



夕べはなんだか食欲がなかったみたいで、いつもならがっつくはずの猫缶も、ひと舐めしたら、はい、終わり...という感じだったのだ。

彼女は11歳。いまどきの家猫の寿命からして、そんなに「長老」というわけではないのだが、先代の猫(ペプシ)が11歳2ヶ月で向こう側の世界に行ってしまったので、私とハニバニ(夫)は彼女の健康状態には、とても神経質だ。

さて、去年のいつだったか、雑誌かなんかでこんな質問を見つけた。

『猫を飼ってる人。猫に望むことで叶えられたらいいなというものは何?』

質問の答えとしては、「家具を引っかかないでほしい」とか、「しゃべって欲しい」「笑ってほしい」などなど、いろんな要望があった。

ハニバニに同じ質問をしてみる。

「ゴミを出しに行って欲しい。あ、夏はあれだ、芝刈りをして欲しい」

...。

それは猫ではなくて私に対してのお願いか?と一瞬思う。

私が彼女たちに望むことはこれだ。

しゃべらなくてもいい。笑わなくてもいい。ゴミを出せだの、芝を刈れだの、多くは望まないし、家具を(少しなら)引っかきたいならそれも許そう。

ただ、ひとつだけ。
体のどこかが悪いときだけ、メッセージを送って欲しい。

歯医者などでは「痛いときには手をあげてください」というそうだ。
これと同じように、私が彼女たちの痛みが分かるように何か知らせてくれたらな、と切実に思う。

そして、今朝。

ミディが今日食べなかったら病院に連れて行こうと思っていた。

もそもそベッドから起き上がると、ハニバニがこう言った。

「ミディね、夜中に小腹がすいたのか、餌を催促しにきたからドライフードをあげたら3日間ぐらい食べてない人みたいに食ってたよ。」

やっとお腹がすいたか...。

案の定、猫缶をぱかっと開けると『かる缶』のCMみたいに猫まっしぐらで飛んできた。

こういう姿を見ると、心のそこからほっとする。
誰に対して言うわけではないのだが、ただただ、「ありがとう」と思ってしまうのだ。
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哀しきファッションショー

2008年02月06日 | アメリカ生活
だいたいの人の朝がそうなように、私の朝はとても忙しい。

私はもともとあまり計画を立てて行動する人間ではない。ハニバニ(夫)はそうだ。寝る前には、ちゃんと次の日に来ていく洋服を、ベルト、靴にいたるまでちゃんとコーディネートしている。

私は毎朝、化粧とヘアスタイルを整えて、もうすぐ出発!というときになって、
「さて、今日は何を着よう?」
と、クローゼットの中で考えるのが常だ。忙しい朝でもここではひとたび時間が止まる。

それが今朝は、考えるどころか頭を抱えてしまった

話は去年の10月ぐらいにさかのぼる。

ちょうど矯正を始める前ぐらいだった。前からなんとなく分かってはいたけど、認めたく事実、少しふっくらとしていた(自分のことだからデブって書くのはよそう)。すでに穿いても横向きに皺が入るぐらい、ジーンズやズボンがきつくなっていたのである。

無理して穿けなくはないが、道を歩いていて、「あ、あの女の子みて。ズボンぴちぴち。サイズ合ったの穿けばいいのにね。」と、言うような男(ハニバニ)と生活しているものだから、「やっぱりかっこ悪いよな。」と思わず自意識が過剰になってしまっていた。

だからまとめて、少々きつくなったものは寄付団体に寄付し、今回新たにサイズアップしたものを購入したのである。

もちろんお金がかかっている。でもこの先ずっと穿けるものだからと、思い切って「えいや!」と投資したのだ。

で、今朝、たくさん買った中のドレスパンツを履いてみてぎょっとした。

「それも穿けなくなったぐらい太っちゃったのか」と思った人がいたらビンタひとつ食らわしたい。

実はすっかりブカブカになっていたのだ。いつの間に細くなっちゃったのよう!?



見た目には分からないかも知れないが、腰まわりにこれぐらい隙間があると、ずいぶんちがう。ベルトもその用途を果たさないし、とにかくカッコ悪い。

他のペアも穿いてみた。やっぱりダメ。

時間は刻一刻と迫っている。結局哀しきファッションショーは取りやめて、チノパンで出かけた。遅刻寸前だった。

思えば矯正を始めてから無駄食いが目に見えて無くなっていたので、やせた原因はここにある。普通なら痩せたことを大げさに喜ぶところだが、なんせ投資をした分際だ。とっても複雑な気持ち、というか、う~ん、...どうしよう。

明日会社の帰りに車とばしてモールに行って、もとのサイズに戻すべく、また別の投資をするか...。

こういう意味でも歯列矯正ってお金がかかるのだ。



話は変わって、イングリッシュキューカンバー、見たことない人に...。

(日本のキュウリの何倍あるのか...。)
怖くて近づけないフリスキー。でも好奇心は隠せない。

普通に売られてるキュウリが1ドル以下のときに、このイングリッシュキューカンバーは3ドルぐらいするよ。種無しで、美味しくて、なんといってもビニールでコーティングされてるところが高級感をかもし出している。

うちで唯一、「贅沢な食材」と呼ばれる物(爆笑)。





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血だらけオレンジ

2008年02月05日 | 食べ物
私はほんっとに月曜日が大嫌いだ。

この憂鬱は日曜日の午後からすでに始まるので、厳密に言い換えると日曜日の午後から月曜の朝が一番嫌だ、ということになる。

最近は、日曜のランチの後で、大きく「はぁぁぁぁぁぁぁ...。」とため息をつけば、横でくつろいでいるハニバニ(夫)なんか、「え?もう?落ちてくの、最近早いね。」と、私とため息は日曜日の風物詩のように考えているのである。

今朝は最低だった。

んごっ』という音にびっくりして目が覚めた。たしか3時50分だったと思う。音の正体は、横で気持ちよさそうに「Z(ゼット)」の文字の連打がそれこそ似合うようなハニバニが発するイビキで、あの一発で私はもう完全に目も頭も覚めてしまった(恋も一緒に冷めたとか言わない)。

もちろん4時15分までもうひと寝入り...などとのんきなことなど言ってもいられなく、しかたなく可愛い彼女たち(Cats)に朝食など振舞う。

そう、月曜日はバトルなのだ。

それにしても月曜日ってどうしてああにも面倒くさいことが山ほど、それも一気にやってくるのだろう。ただでさえ月曜日には、その日のうちにこなさなければならないことだらけなのに。今月末レポートの真っ最中だ。明日が締め切りなのである。

しっかり眠れてない、やること一杯の月曜日、しかも月末レポート真っ最中。

まるで三重苦を丸ごと引き受けたような気分だ。

朝6時から出勤し、帰宅したのが5時だった。車で帰宅途中、ふと、「日本人ってもっと長時間働いてるんだよな」と思った。
...気分はすっかり外国人。

もちろん夕食なんて作る気力もなく、今夜はチャイニーズのテイクアウトですませた。

                 

               野菜が結構食べられるのはうれしいが、何だこの炭水化物の多さは。

前書きがいつも長くて情けないが、今日はそんなことを書いとこうと思っていたわけではない。ここからが本題。(ブーイングが聞こえる)

こないだスーパーで懐かしいものを見つけた。Bloody Orangeだ。
数年前、ハニバニがイタリアで仕事をしていて、遊びに行ったときに初めて食べた。「血まみれオレンジ」なんてグロテスクでとても興味をそそる。

知っている人は多いと思うが、うちの両親なんてきっと知らないだろうから、ここで切って中身を見せて差し上げよう。

見た目は普通のオレンジ。でも切ってみると!

結構グロテスク。だからこそ興味深々。で、味は?!

オレンジだ(爆)。

切ってみるとますます肉々しくて、面白い。

そういえば味、どちらかといえばグレープフルーツに近い。
どうりでハニバニが森進一みたいな顔して食べてると思った。

ああ、砂糖ぶっかけて食ってやったさ。



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ヘアカット事情

2008年02月03日 | アメリカ生活
今日は土曜日。

朝から美容院の予約があったので、ヘアカットに行ってきた。
ハニバニ(夫)も「じゃ、僕もヘアカットに。」と同行。

彼は以前一度だけ私が行くサロンに一緒に行って、私のヘアスタイリストに髪を切ってもらったことがある。

散髪代を払ってやったのは私なのに、「散髪ごときに45ドルも払うなんてクレイジーだ!」
と言い、あれから同じショッピングエリアにある「理髪店」で12ドルカットで落ち着いている。

私がヘアカットを終えて、近くの本屋で落ち合った。私の頭を見るなり、
「?どこ切ったん。全然変わってないけど。」とハニバニ。

「いつも揃えるだけよ。揃えんとセットしにくいし。本日チップ込み、66ドル也。」と私。

「僕のはチップ込み、15ドル也。君のはなんだか間違っている。」

果たしてチップ込み66ドルは払いすぎなのか。

確かにヘアスタイリストのジュディーはマスターヘアスタイリストで、その道の勉強をしっかりしているから他の人よりも高い。けど、ハリウッドやらNYのサロンでヘアカットしようものなら100ドル以上は軽くするだろう。

でもやっぱり、職場の女性軍の中でも66ドルヘアカットは信じられないと言う。

ジュディー曰く、「この辺の平均はヘアカット45ドルってとこかしら。」だと。

でも彼女はチップ込み66ドルを払うだけの仕事をする。
会社で、私は知らない人にも「あなたの髪ステキね。誰が切るの?」と声をかけられることがしょっちゅうある。
サロンの名前とジュディーの名前を言った後で、「で、いくらなの?」とくる。

「55ドルよ。」と言うと、たいていの人は「Oh my god!ヘアカットごときにそんなに払いたくないわ。」と言う。

私はそう言われるといつも思う。人のプライオリティー(優先順位)ってみんな違うんだ、と。彼女たちに言わせれば、私はえらい金額を髪に使っているが、彼女たちがえらい金額を注いでいるのは、最新の携帯だったりする。私の携帯なんて、確か30ドルだったと思う。超低機能。
私にとっては、携帯ごときにお金を使うことこそ、信じられないのだ。

ヘアカット事情について、あーでもないこーでもないとハニバニと論争していたが、時間はランチタイムになっていた。

今日は彼がランチでよく使う、Moe’sという、South-Western(ようはアメリカナイズドされたメキシカンフード)スタイルのレストランに行ってきた。

食べ物の写真が好きなK姐のために写真は撮っておく。


私のオーダーしたソフトシェルタコス。ハードシェルは矯正中につきNO。


ハニバニのチキンナチョス。夕飯までカバーできそうな量。

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