みどりの野原

野原の便り

10月23日 舞洲(まいしま)緑地の外来生物 アレチムラサキ 種のできないカタバミ 雑種いろいろ 

2016年10月23日 | Weblog
初めて来た舞洲。
舞洲は大阪市此花区にある人工島。スポーツ施設やレジャー施設・物流拠点などがある。
島の入口の遊園地のような派手な建物(焼却場だそうだ)には度肝をぬかれた。

人工島ということは、元々生えていた植物はなく「全部が外から持ち込まれたもの」ということ。
植栽された木や園芸植物もある。外来生物を観察した。

ホウキギク・ヒロハホウキギク、シマスズメノヒエ、タチスズメノヒエ、セイバンモロコシ、ヒメムカシヨモギ オオアレチノギク ヒナギキョウ アレチハナガサ メマツヨイグサなどなじみの外来植物。

近くにはないが、見たことがあるメリケンムグラ・フトボメリケンカルカヤ・ムラサキウマゴヤシなど。

 
 淀川あたりにもあるフトボメリケンカルカヤ       ムラサキウマゴヤシ(アルファルファ)

ムラサキウマゴヤシには痛い思い出が・・もう30数年前、バイクで手話サークルからの帰り、道端でムラサキウマゴヤシが目に付き、前籠に入れて帰宅途中、車と接触。救急車で病院へ直行。足首骨折で3か月入院。 
その場所にあったムラサキウマゴヤシはその後なくなった。

今日初めて見たのは 

 
アレチムラサキ ミズタビラコのような花序 海岸性らしく肉厚の葉。白い花が少し残っていた。
まだ生育地は少ないらしい。  
      右)種ができないカタバミ カタバミとオッタチカタバミの雑種らしい。マット状に群生する。
「吾輩は雑種。名前はまだない」・・・今後広がってくるのか?種ができないので極地的にしか増えないのか?

ヒメジョオンの雑種 ホウキギクの雑種ムラサキホウキギク ウスゲヒメムカシヨモギ ダキバアレチノギクとヒメクマツヅラの雑種・・・お手上げだ。

 
イガオナモミ? 確かに果実の表面やトゲに腺毛や鱗片毛?のようなものが見えたが、オオオナモミとの違いがよくわからない。オオオナモミの観察不足だ。今度見たら果実や葉をよく見てみよう。  
        右)オヒゲシバ 似たようなものは外国や南の島で見るけれど近くでは見たことがない。

 
人工の小川に生えていたのは コウガイセキショウモ アクアリウム由来の水草で、誰かが持ち込んで植えたらしい。(水にほおり込んだだけでは根付かないそうだ) 
              右)水草のあった小川で子供たちがザリガニや小さいエビを見つけた。

ナルトサワギクもあちこちに見られた。
みんなで抜いたらいいのにと思う。少ないうちに抜いたら広がり方も違うのではと思うけれど・・


初めて見たセアカゴケグモ 近くにもいるらしいが見たことがなかった。
この頃大阪でもよく見られるようになったアカハネオンブバッタ ここではこればかりで普通のオンブバッタは見つからなかった。


ヒメモロコシの葉に赤褐色の斑 この病気が出ると株は一気に弱るらしい。


近くの広場でパラシュートで飛んでいる人がいた。
野球場もあるし、子供を遊ばせに来ている家族もいたが、広くて静かな島だった。
コメント
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