つくば実験植物園で実った柿を干し柿にしたものが展示されていました。見事に出来上がっているように感じました。品種は「香川碁盤」と記されていました。関東地方は今朝から雪が降っており、交通網も混乱するとの情報ですが、家で「こたつ」に入って干し柿でも食べるのが良いかもしれません。植物園の説明によれば、日本の風物詩にもなっている「干し柿」は、砂糖よりも甘く、独特の食感があります。干し柿に使う柿は一般に「渋柿」が多いです。渋柿には水溶性のタンニンが多く含まれており、生で食べると渋みを感じます。乾燥させることによってタンニンが不溶性に変化するため、ヒトの舌では感じにくくなるのだそうです。干物にすると美味しくなる秘密があるんですね。
素とは厳しい寒さが続いている頃、つくば実験植物園の熱帯資源温室は汗ばむほどの高温多湿に保たれています。その温室の入り口に展示されていた「スパトグロッティス・ボルツスフィンシィ」です。説明によれば、ニューギニア島に分布する地生ランです。笹のような長細い葉に長く伸びた花茎の先端に写真のような美しい花が咲いています。写真は1月28日に撮影しました。
つくば実験植物園の多目的温室で咲いていました。多肉質の葉と長く伸びた花茎の先端に直径1㎝位の小さな黄色い花が咲くキク科の常緑多年草です。説明によれば、南アフリカ原産で、流通名は「ルビー・ネックレス」であると記されていました。「黄花新月」友呼ばれるようです。写真は1月28日に撮影しました。
関東地方は昨夕積雪がありました。つくば地方は7㎝の積雪と報道されていました。こんな日は、温室の植物を楽しむのが一番ですね。写真のような数珠のような花軸がついているアンスリウムの仲間です。中米ベリーズ産のサトイモ科と記されていましたが、まだ詳細には判っていないようで、詳細不明の名札が付けられていました。良く見かけるアンスリウムは、赤い仏炎苞をもつ花が有名ですが、写真は珍しい形だと思います。1月28日に撮影しました。
昨日までの春の温かさが嘘のように「立春」の朝は寒くなりました。午後から小雪が舞うかもしれないとの予報です。寒さを忘れて、つくば実験植物園の熱帯資源温室で実るバナナの写真をお送りします。市販されているような大きなものではありませんが、完熟バナナで美味しそうです。写真は1月28日に撮影しました。
ここ数日の温かさに誘われて、フクジュソウが咲いてきました。この植物は、陽が当たると開花しますので、今朝開花したばかりです。正月の縁起物として盆栽にもされ、「元日草」との別名もあります。旧正月を過ぎた頃、春一番に花が咲く花です。写真は2月3日に撮影しました。
春の息吹を感ずるものの一つに、植物の膨らんだ冬芽の観察があります。つくば実験植物園でもあちこちで各種植物の冬芽が膨らんできていますが、写真のハクモクレンの芽は、比較的大きくて陽に映えて銀色に光って見えるので印象的です。あとひと月もすれば、ハクモクレンも咲き始めるかもしれません。写真は1月28日に撮影しました。
我が国の本州の太平洋側~九州にかけて広く分布しています。近くの茨城大学農学部の正門付近で咲いていました。前掲のシナマンサクとは少し花の形が違うと思います。比較してみてください。マンサクの由来は、春一番「まず咲く・・訛ってマンサクとなった」との説が有力のようです。写真は2月1日に撮影しました。
一月も終わりの頃になると、つくば実験植物園でもあちこちに春の息吹を感じます。春を一番に告げる花と言われる「シナマンサク」の花が咲いていました。枯葉の間から花が咲いてくるように見えるのが特徴です。写真は1月28日に撮影しました。