今年も後楽園ドーム球場で世界らん展日本大賞2014が開催されています。日曜日の半日をゆっくりらんの香りや美しい花を楽しみました。写真を多く撮影しましたので、印象深いものを逐次ご覧いただきます。ご笑覧ください。
厳しい寒さが続く今年の冬でしたが、植物園の植物を観察していると、春は着実に近づいているように思います。春を感じさせるイヌコリヤナギの膨らんだ芽をご覧ください。ヤナギの芽は、ふわふわした銀色の毛皮のように輝きとても美しい印象深いものです。植物園には柳の種類も多くありますが、イヌコリヤナギが池の畔で一番早く膨らみます。説明によれば、北海道~九州、東アジア地域に分布する柳と記されていました。写真は2月13日に撮影しました。
つくば実験植物園で咲き始めていました。鮮やかな黄色い色をしています。朝日が昇るのと同時に開花し始めて、太陽の方向に花首を動かすのも特徴の一つです。日没を迎える頃には、花は萎んで翌日陽が昇るとまた開花します。フクジュカイは、ミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草)とフクジュソウ(福寿草)の交配により江戸時代に作出された園芸品種で、キンポウゲ科の多年草です。北海道から九州にかけて分布しています。写真は2月13日に撮影しました。
つくば実験植物園で、毎年節分を過ぎた頃この花を見るのが楽しみです。今年は、寒さが厳しかったこともあるでしょうが、10日くらい遅く開花したように思います。砂礫質の土を分けて花茎が盛り上がり、白い蕾を垂らして伸びてきます。そして開花するのですが、写真は開花したばかりで、まだ全開となっていません。もう少しすれば直径2㎝位の可愛い花を咲かせてくれそうです。この花が咲くころから植物園でも地面が薄緑色に変化してくるように感じています。写真は2月13日に撮影しました。
つくば実験植物園も先日の大雪でまだ残雪があちこちにありましたが、雪の中で咲く「ヘレポルス・バラーディアエ'シナモン・スノー’」です。園芸品種は、ホワイトローズで知られていますが、つくば実験植物園では、野生種を含み、数多くの原種が展示されています。昨日は春の強い日差しを受けて美しく花を広げていましたが、今日はまた雪で、うつむきに堪えているかもしれません。写真は2月13日に撮影しました。
つくば実験植物園も先日の大雪でまだあちこちに雪が残っていました。写真のようにソシンロウバイも開花が遅れているのでしょうか、まだ蕾のものが目立ちます。中国原産のロウバイ科の落葉低木です。写真は2月13日に撮影しました。
つくば実験植物園のらん展で撮影したものです。世界らん展2014が今週末から開催されます。時間を見て今年も撮影に行き、印象深いものを紹介する予定です。写真のカンランは、大変香りが良くその成分(メチルジャスモネイト)に抗ガン作用があるとされて研究が進んでいます。またその香りの良さから香水などにも使われています。このランは、朝方に強く香りを発するとのことです。
つくば実験植物園のサバンナ温室入り口周辺には、多肉質植物が屋外花壇にも多く展示されています。寒さに耐えられるのでしょうが、中でも鮮やかに赤い色をした植物を見つけました。メキシコ原産のベンケイソウ科の「ニジノタマ」と標記されていました。春から夏にかけては、緑色をしていますが、秋にかけて徐々に赤く色づきます。初夏には可愛い黄色い花を咲かせます。写真は1月28日に撮影しました。