つくば実験植物園で黄色い花が鮮やかな「黄梅擬(オウバイモドキ)」が開花していました。ヒマラヤ地方原産の常緑性低木で、花は「黄梅(オウバイ)」に似るが、落葉する「黄梅(オウバイ)」とは違いがあります。春一番に枝いっぱいに輝くように咲くので、印象深いです。写真は3月21日に撮影しました。
つくば実験植物園で「江戸彼岸(エドヒガン)」が開花し始めていました。本州・四国・九州に分布する中輪・一重咲きの野生種で、江戸(東京周辺に多く、彼岸の頃咲くことからの和名と言われます。写真で確認できると思いますが、萼筒が丸みを帯びたつぼ型である特徴があります。写真は3月21日に撮影しました。
つくば実験植物園で「馬酔木(アセビ)」が白い小さな鈴のような花を咲かせていました。日本特産の常緑低木で、山方以西の本州・四国・九州に分布しています。秋になると黒い小さな実をたくさんつけます。樹全体に毒があるため、多くの動物を寄せ付けないことから、野生の馬酔木が群生したようになっていることが多いです。写真は3月21日に撮影しました。
名刹「大聖寺」の庭園で珍しい桜「アーコレード」が開花し始めていました。英国で「オオヤマザクラ」と「コヒガン」を交配させて作出された大輪八重咲の桜です。輸入されたわが国では、春と秋(10月ころ)の二季咲きします。写真は3月21日に撮影しました。
茨大構内に辛夷の大木があります。樹齢が古く、花の数も減ってきましたが、今年も咲き始めました。白い花が雪解けとともに山地で咲くので、上空から見るととても美しい光景になります。写真は3月19日に撮影しました。
茨城大学農学部構内に数本の「八重寒緋桜」の樹があります。今年は昨年より1週間程度遅かったですが、3月17日には開花していました。濃い紅紫色の八重の花が下に向いて咲きます。前述した「寒緋桜」を八重咲に改良した園芸品種と言われます。
茨城大学農学部の構内にある早咲きの桜で、中国系の「ミザクラ」を台木として「ヒガンザクラ」を接ぎ木して作出された桜だと言われ、作出した良永啓太郎の名前を冠して「啓翁」とされたと記されています。枝を切っても強いことから正月に切り枝が販売されており、花を楽しむことが出来ます。写真は3月17日に撮影しました。
茨城大学農学部構内に数本の「早咲き大島」の桜の樹があります。葉が出るのと大輪の白い花が咲くのがほぼ同時で、見事です。「大島桜」より早く花が咲きます。別名は、「寒咲き大島」と呼ばれ、伊豆大島では、1月頃から咲くとも言われます。写真は3月17日に撮影しました。