四国八十八ケ所 愛媛県 徒歩遍路
第八日目
1.伊予の小京都内子町から川を遡り石鎚南麓へ、山間の
難所に挑む。昨日、小田川・田渡川の渓谷を遡り、今日は
下坂場峠・鴇田峠(ひわだとうげ)の二つの岩屋峠を越えて、
久万高原に至る。
2.今日の行程
①三嶋神社(350m) → 下坂場峠(570m) →
鴇田峠(790m) → #44大宝寺(560m) →
岩屋寺(670m) → 久万町おもご旅館(486m)
②晴天・寒い朝・冷たい空気の中・静かな森を元気に歩く。
三嶋神社で宿で作ってくれた朝食のおにぎりを食べる。
ウグイスがきれいな音色でさえずり、気分が和む。
③杉並木の山道を下坂場峠へ登る。
④国道42号線を歩いたり、山道に入ったりして、本日の
ハイライト、鴇田峠を目指す。峠からは急傾斜の山路を
下り、久万町へ出る。
⑤旅館に荷物を置いて、#44大宝寺へ、
⑥山道を避けて国道を歩いて、#45岩屋寺へ
⑦遅い昼食を国民宿舎「古岩屋荘」で取る。
⑧おもご旅館で美味しい夕食を頂く。
3.トピックス
①昨日・今日のコース、#44札所への道は、八十八ケ所
遍路の中で、最御崎寺道84.4Km・金剛福寺道86.7
Kmに次ぐ長さで、起伏の多い山間部を通り二つの峠を
越える道のりは、遍路道での難所の一つである。
②旅館の女将の話では、この季節峠は雪が積もっていて
登れないか、相当苦労することになる。とのこと
暖かい今年の冬は雪もなく、めずらしい。お客さんは
ついていると言われた。話を聞いて驚いた。遍路客が
少ない訳が分かった。
③岩屋寺
山門から266段の階段を登り、老杉の巨木群が迫って
くる。さらに杉木立を行くと本堂が見えてくる。
背後を山に守られるように建つ岩屋寺。山全体が本尊
とされているそうな。(写真は山門からの道)
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