“川崎の翁” 探訪の記

「ウオーキング」と「乗りつぶし」で日本全国制覇を計画し実施中。

昭和記念公園 紅葉劇場

2020年11月29日 | 国営昭和記念公園の花

日本の72の季節

七十二候  第五十九候

朔風払葉

 (さくふうはをはらう)

冷たい北風が、木の葉を吹き散らす候

少しずつ強さを増してきた北風が、赤や黄色に染まった木の葉を

吹き飛ばす時候。

気がつけば木々はすっかり葉を落とし、

色を失った景色はとても寒々しく感じられる。

日本海を渡る時にに水分を含んだ北風は、山地にぶつかり日本海側では

多くの雪を降らせます。そして、山を越えた太平洋側では、

乾燥した風になり、「空っ風」と呼ばれます

 

昭和記念公園 紅葉劇場では、

「ケヤキの黄葉」・「イチョウの黄葉」・「モミジの紅葉」以外の俳優が

紅葉劇場の出番を待ちわびております。

(撮影は11月7日⇒11月21日に実施)

 

 

その他の紅葉の主役

 

アメリカスズカケノキ

(亜米利加鈴懸の木)

スズカケノキ科  スズカケノキ属 

日本で見られプラタナス3種の中で、最も切れ込み浅く面積が広い。

黄色くなるカエデ(モミジ)の代表的存在

 

 

 

イタヤカエデ  (板屋楓)

ムクロジ科 カエデ属

カエデの中でも大木になる部類で、大きな木が黄色く染まる姿は見事。

黄色くなるカエデ(モミジ)の代表的存在

 

 

トウカエデ  (唐楓)

ムクロジ科  カエデ属

街路樹や公園樹に多く使われているので、都市部でも最も目にする

機会の多いカエデである。

紅葉も若木の方が赤みが強く出る傾向にある。

 

 

 

モミジバスズカケノキ

(紅葉葉鈴懸の木)

スズカケノキ科  スズカケノキ属

スズカケノキとアメリカスズカケノキの交配種で、全ての形態が中間的。

現在最も多く見かけるプラタナスであり街路樹として植栽されるのは

ほとんど本種である。

橙色を帯びた黄褐色に色づき、落葉すると褐色になる。

 

 

ヤマコウバシ  (山香ばし)

クスノキ科   クロモジ属

山にあって芳香があるのが名前の由来。

 

黄色⇒橙色に紅葉した後、葉が褐色になってもほとんど落葉せず

翌春まで枝に枯れ葉が残ることが多い。

 

 

アカシデ   (赤四手)

カバノキ科  クマシデ属

シデの仲間でももっとも小ぶりなため、コシデの別名がある。

葉は小さくて緑葉の内から葉柄に赤みがかかっていることが多く、

どこか女性的な繊細さをもつシデである。

 

 

エゴノキ   (野菜莉)

エゴノキ科  エゴノギ属

花後同様、紅葉後、散った葉で埋め尽くされる樹下も壮観。

紅葉のポイント

黄色⇒青褐色に淡く色づくことが多い。

 

 

 

アオギリ  (青桐)

アオイ科  アオギリ属

東南アジア原産だが、古くから庭木街路樹として植栽され

暖かい地域では野生化している。

紅葉のポイント

黄褐色からライムイエロー、黄色、黄褐色になるが

同じ頃熟す果実も一見の価値あり。

 

 

アブラチャン  (油瀝青)

クスノキ科  クロモジ属

漢字で油瀝青と書くように、全体に油分を多く含み、果実や樹皮から油を取り

灯火に使ったことが名前の由来

紅葉のポイント

黄色く色づき、緑葉の時から赤みがかる葉柄に

赤みが残ることがある。

 

 

シナマンサク  (支那満作)

マンサク科  マンサク属

中国から渡来したマンサクが名前の由来

厳冬期から濃黄色の花を咲かせる

葉は左右不揃いのゆがんだ広めのたまご形

 

 

シマサルスベリ  (島百日紅)

ミソハギ科 サルスベリ属

樹皮がしま模様に見えるサルスベリなのでこの名が

暖地性で樹皮は斑紋状。幹が直立性で街路樹や緑陰樹に向く。

葉は細長いたまご形で両端は短くとがる。

 

 

ナンキンハゼ  (南京櫨)

トウダイグサ科  ナンキンハゼ属

葉の形のおもしろさや紅葉の鮮やかな色合いから、最近は

街路樹や公園樹としてもよく植栽される

暖地でも鮮やかに色づき、赤色、黄色、橙色、紫褐色など

複雑に混ざる

 

 

ユリノキ   (百合の木)

モクレン科  ユリノキ属

 

新緑はもちろん真夏でも明るい色の緑葉は清々しく、

紅葉の色も美しく端正なため、街路樹・公園樹に利用される

紅葉のポイント

基本は黄色⇒黄褐色に色づく。日当たりが良いと色濃くなり、

橙色に近くなる。

半纏のような独特の形をした葉から、ハンテンボクの別名を持つ。

 

 

 

 

アオハダ  (青膚)

モチノキ科  モチノキ属

北海道~九州の雑木林などに生える小高木

葉はカマツカやサワフタギに似る

 

 

アキニレ  (秋楡)

ニレ科  ニレ属

中部地方~沖縄の河原などに生え、公園などに植えられる

葉は高木としてはかなり小さく2.5cm~5cm。

葉や樹皮がケヤキに似ているためニレケヤキなどの別名がある

 

 

コナラ  (小楢)

ブナ科   コナラ属

クヌギとともに里山の雑木林の主要な木の一つである。

より標高の高い所に多く見られるミズナラがオオナラと呼ばれるところから

それより小さいのでコナラと名付けられた

  

都市部では褐色が強く出ることが多いが、寒冷地では

鮮やかな黄や赤に色づくことが多い

 

 

モミジバフウ  (紅葉葉楓)

フウ科  フウ属

北アメリカ原産の落葉高木で、形の良い樹形と新緑や紅葉の美しさ

排気ガスなどに対する強さもあり、街路樹・公園樹に利用。

赤色や橙色に色づくことが多いが、その過程で暗紫色や黒に

近い色が見られることもある。

 

 

リョウブ   (令法)

リョウブ科  リョウブ属の小高木

幹はほぼ直立し、株立ち樹形になることも多い。

雑木林や山地のやや乾燥した場所によく生える。

葉先に近い方で葉幅が最大になり、枝先に集ってつくことが特徴。

 

 

 

 

 

 

 

 

紅葉

旅路の果ての輝き

 

紅葉  それは旅路の果ての一瞬の輝き

落葉樹の葉は、春から秋まで黙々と働き

役目を終えると

はなやかに色づいてちっていく

 

 

紅葉樹にお詫びします

モミジ・イチョウ・ケヤキだけが美しい紅葉ではない !!

 

昭和記念公園の「紅葉劇場」において

紅葉劇の主役が、モミジ・イチョウ・ケヤキであるかのごときに

表現をし、残りの紅葉樹は脇役のように

ブログに投稿していたことは

今、世界で起こっている問題、「人種差別」同様

「紅葉樹差別」と気づきました。

深くお詫びを申し上げます。

 

本日のブログをみて、全ての紅葉がすばらしく

全ての紅葉樹が主役であると感じました

 

反省をします。


昭和記念公園 紅葉劇場

2020年11月29日 | 国営昭和記念公園の花

二十四節気

小雪  しょうせつ

雪の字がついている節気ですが、この時期に雪が降るのは

北日本と山沿いの地方のみ。まだ雪が少ないことから小雪といわれてます。

しかしながら

北風は日増しに冷たくなり、冬本番は目前に迫っています。

 

昭和記念公園の紅葉劇場

「ケヤキ」・「イチョウ」に続き、主役「モミジ」の登場です。

(11月19日に撮影)

 

 

日本庭園

国営昭和記念公園は、都市周辺の、貴重な緑に包まれた広大な憩いの空間として

公園の一角に、首都圏で戦後つくられたものとしては最大規模となる日本庭園が

平成9年4月に誕生いたしました。

 

「紅葉劇場」 ・ 本日の主役 「モミジ」

 

 

 

 

 

 

池畔に立って庭園を見渡せば、美しい池を中心に明るく見晴らしが広がる一方

ふと足元を観れば我が国伝統の造園技術の妙を楽しめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「花木園」 ・  「モミジ」

水鳥の池に隣接する花木園では、四季を感じさせるさまざまな花が咲き

この季節、「モミジ」が訪れる人を楽しませてくれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

原っぱ 中央売店横

 

 

 

 

モミジ

モミジ・・・・カエデ科カエデ属の木 

世界の暖帯から冷温帯に約160種あり、北半球の温帯林を代表する木。

日本の野山に生えるのは26種ほど、みな見事に色づいて落葉する。

 

モミジのなかのモミジ

今回の写真のモミジは「イロハモミジ」・「オオモミジ」・「ヤマモミジ」のどれか。

この3種が日本のモミジの代表で、葉はてのひら状に深く裂ける

 

「イロハモミジ」・・・・名は、子供たちが葉の裂片を

「い ・ ろ ・ は・ ・ ・」と数えたことから。

 

3種以外を「カエデ」と呼んだりする。

ハウチワカエデ・コハウチワカエデ・コミネカエデ・イタヤカエデ・カジカエデ

ウリカエデ・ウリハダカエデ・ホソエカエデ・トウカエデ・カラコギカエデ

ミツカエデ・ネグンドカエデ・ハナノキ・チドリノキ・メグスリノキなど

 

 

 

 

 

 

 

 

 


昭和記念公園 紅葉劇場

2020年11月18日 | 国営昭和記念公園の花

昭和記念公園

紅葉劇場

 

本日の主役

「ケヤキ」と「イチョウ」 第2弾

 

 

昭和記念公園 遠景

秋が深まると昭和記念公園の木の葉は思い思いに色づき、

やがてひらひらと散り落ちます。

公園全体が一面に色づく景色はまさに圧巻。

 

水鳥の池に浮かぶ ケヤキ

 

ふれあい橋から眺めのテラス方面

 

さざなみ広場の眺め

 

こどもの森 イチョウ並木

 

こもれびの丘 雑木林

 

みんなの原っぱ

 

花の丘 ケヤキ

 

 

ケヤキ黄葉

ゆめひろば  A3記念館口

 

眺めのテラス横広場

 

ふれあい広場 レストラン前

 

水鳥の池

 

運動広場  ケヤキ

 

遊歩道 No16交差点前

 

雲の海 広場

 

 

 

イチョウの黄葉

 

こどもの森 イチョウ並木

 

カナール イチョウ並木

 

かたらいのイチョウ並木

 

かたらいのイチョウ並木

 

かたらいのイチョウ並木

 

こもれびの家 広場

 

バーベキューガーデン イチョウ並木

 

 

 

 

 

11月14日(土) 撮影


昭和記念公園 紅葉劇場

2020年11月09日 | 国営昭和記念公園の花

昭和記念公園

紅葉劇場 

見頃を迎えつつあります

 

今回の主役は

「ケヤキ」と「イチョウ」

 

 

色づく木々に包まれて

「紅葉」・「黄葉」まつりが開催されております

 

 

 

ケヤキ  欅

水鳥の池に浮かぶ 「ケヤキ」

 

ふれあい広場の「ケヤキ」

 

ケヤキ

ニレ科 ケヤキ属の高木。幹は直立しておおぎ形の樹形になる

ケヤキは、葉・樹皮・樹形それぞれに個性があり見分けられる

 

黄葉のポイント

黄色・橙色・赤色などから褐色へと変化する。

同じ環境でも木ごとに違う色になる

 

 

 

特徴

ほうきを逆さにしたような樹形と細かく繊細な枝先、美しい新緑と紅葉

四季折々の多彩な表情を見せてくれる。

 

街路樹や公園樹として親しまれている。

 

寒暖差が大きい鮮やかに色づく。

 

 

イチョウ  銀杏

カナール イチョウ並木

 

かたらいのイチョウ並木

足もとから頭上まで一面 黄金色

 

 

最盛期はまるで黄金のトンネルのようです

あと少しで、その光景が見られます。 乞う!!ご期待

 

 

黄金色に輝く 昭和記念公園の「イチョウ」

 

太陽の光を浴びて、青い空を背景に輝くイチョウの黄葉は

本当に美しい。

 

古くに中国から渡来し、日本でも寺社・公園・街路樹を中心に

全国に植えられてきました。

 

 

 

紅葉と黄葉

紅葉(こうよう)も黄葉(こうよう)読みは同じです。しかし、

日本では「こうよう」といえばモミジなどの赤い紅葉を意味することが大半です。

でも、黄葉もなかなかのものです。

 

 

紅葉劇場 脇役の登場

 

イタヤカエデ  板屋楓

特徴

イタヤカエデの葉は、縁に鋸歯がない。つまり全縁であることが、ほかのカエデ類と

異なる大きな特徴

 

ドウダンツツジ  灯台躑躅

彩度の高い紅葉が観賞できる樹木の一つ。

背が低く刈り込にも強く生垣として人気がある。

名前のドウダンは枝分かれする様子を昔の結び灯台に見立てた

「トウダイ」に由来。

 

 

トウカエデ  唐楓

 

 

トウカエデ

街路樹や公園樹に多く使われているので、都市部で最も

目にする機会の多いカエデである

 

紅葉のポイント

黄色から橙色に黄葉するものが多いが、条件によっては

真っ赤に色づき変化に富む。

成木の葉は鋸歯がほとんどない3裂が基本形

 

 

モミジバスズカケノキ  プラタナス

 

モミジバスズカケノキ

スズカケノキとアメリカスズカケノキの交配種で、すべての形態が中間的

橙色を帯びた黄褐色に色づき、落葉すると褐色になる

 

 

ナンキンハゼ   南京櫨

ナンキンハゼ

トウダイグサ科 シラキ属の高木。幹は直立してまとまった樹形となる。

ぽっちゃり横太りした葉

かってはハゼノキの果実同様「ロウ」を採った。

 

 

ヤマボウシ  山法師

ヤマボウシ

ミズキ科ミズキ属の小高木。幹は直立し枝をほぼ水平に伸ばす。

紅葉のポイント

条件により赤色、橙色、黄色、紫褐色、赤紫色など多様に色づく。

 

 

 

北国や山々はすでに紅葉に染まっている頃であり

各地の紅葉の名所は観光客で賑わっている

 

平地である昭和記念公園、美しい秋の景色が楽しめた

しかし、紅葉劇場のクライマックスは

も少し先のようである

 

楽しみに期待をしよう !!