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2011.11.04 串かつ あーぼん

先日、友人のMIEちゃんが我が家へ来た時、雑誌「あまから手帳」を持って来ました。
そして、この「串かつアーボン」へ一緒に行きましょうと言いました。

と言うのは、ここのマスターとは、彼女は昔からの知り合いだそうです。
この店は有名な店で、姪から聞いていたので、いつか行きたいなと思っていました。
そこで、先日彼女と一緒に、このお店へ行って来ました。

昔、マスターが若い頃魚屋をしていたとき、MIEちゃんのお母さんがお客様で、いつも
彼の店で魚を買っていたそうです。品物がとても良い店だったからだそうです。
お母さんは大変優しい人で、いつもその若い魚屋さんに「ニイチャン、頑張りや~!」
と声を掛けておられたそうで、その優しい励ましが、いつまでも感謝として残っている
のだと、今は老舗の串かつ屋の経営者となったマスターが、しみじみ語ってくれました。
彼女とお母さんは母娘共昔から大の阪神ファンで、その魚屋のお兄さんが一度も野球を
観戦したことがないと聞いて、始めて球場に連れて行ってくれたこともあるそうです。

 

元々日本料理人への道を志していたマスターは、その後、料理旅館や割烹での修業の後、
縁あって、串かつ屋を引き継ぐことになりました。
この串かつ店を開業した後も、母娘で何度かこの店を訪れたとのことです。
100才になられたお母さんは、今はお店に通うことはままならなくなりましたが、この
様に懐かしがられ、いつまでも感謝されていることを聞いて私も感動しました。
今回、MIEちゃんも久しぶりのお店訪問だったのです。

さすがに魚を扱っていた人だけあって、食材を見る目が確かで、どれも吟味されたもので
極上の串かつでした。
野球選手などが、家族連れで訪れることも多く、予約が取り難い人気の店です。

母親の徳が娘に来るということを実感するような、そんな感動の一日でした。

「2011.10.06 百才のお祝い」

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