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2019.05.20 突然思い出した「当座煮」のこと。上海時代の家族の写真。

(5月 4日)

最近のこと、お吸い物が少し味が薄く、かつお節でお出汁を取って
追加しようかなと考えていたら、ふと思い出した。
昔、花かつおを入れて漉さずにそのまま食べる料理があって、美味しかったなと。

 

それは、50年程前、京都の主婦兼料理研究家(名前も、思い出しそうで思い出せない)で、
 たしか「京のおばんざい」という本が出て、その時、京都では夕ご飯のおかずのことを
「おばんざい」と言うのですと説明していて、その言葉が世間に広まった。

その時、忘れられないのが、「京都ではおかずに困れば『当座煮』という言葉がある。」
とのこと。
それは、豆腐と厚揚げを煮て、煮立ったらそこへ削りかつおをたっぷりと入れて、そのまま
食べる。味付けは、醬油だけ(と思う)と言うもの。
私は、すぐ作ってみて、これは美味しいと思った。
そのシンプルさが素晴しいと思うし、味付けも、不要な物が無いことに、感動さえ覚えて、
その頃良く作った。
(両親が歳取ってから生まれた私は、両親の健康を何よりも願っていて、若い頃から長寿料理
の研究に情熱を傾けていた。) 

久しぶりに、当座煮を思い出して、嬉しくなり作ってみた。
案の定、美味しかった。滋味を感じる優しい美味しさだった。 懐かしい!

(注:ネットで当座煮を調べると、私が思っていた物とは全く違っている。甘辛く煮た保存食の
様な物を言う様だ。なにしろ50年以上前のことなので、様変りしたのか。それとも、私の方の
思い違いか。) 

 

まあ、こんな感じ。これは厚揚げが多すぎるが、木綿豆腐と同量ぐらいが美味しい。
煮立ったところへ、削り節をたっぷり入れて、醬油で味付けするだけ。滋味がある。
 

(5月5日)

(昼食)

サラダ(野菜、ミニトマト、ハム)、ガーリックフランス、卵、エスプレッソコーヒー

昼食が美味しくて、毎日満足。コーヒーの美味しさのお陰だと思う。

 

(夕食)

なすと豚肉の炒め物、蓮根のカレー炒め、当座煮、ご飯(ウニの佃煮)、
梅酒水割り 

当座煮の出汁を多目に作ると、おつゆ代わりとなる。

 

先日来、食材のお取り寄せを開始しようと、まず「お試しセット」を試し出したが、
量が2人分の為、持て余していて、困っていた時にこれを思い出してしまった。 

やっぱり、私は渋い昔ながらの献立を求めていたのだと分かった。
自らを「粗食研究家」と言っていたぐらいだしーと気付いた。
 


左肩が、ジンジン激しくしびれる。
左脚が痛い。いろいろ体操して、努力しているけれど、なかなか治らないな〜と思う。 

 

 

 

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