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2022.04.27 何十歳差の友人では、理解されないことが起こる。



先日、このブログで、下の記事を書いた。
https://blog.goo.ne.jp/miracle-titan/e/6218af7b0ac640bc0d5caa49dbba1483

すると、Bちゃんから、この塩昆布見たら、お善哉が食べたくなったと言ってきた。
え〜?私が、思ったことと同じじゃ無いの。なんだか嬉しかった。
私は、お善哉を炊く前に、この塩昆布を作って準備することが多かったから。
彼女とは、20歳も歳の差があるのに、感じることが同じなんて。
彼女は、長年、お母さんとおばあちゃん、もちろんお父さんもだけど、と暮らして
いたので、そんなことから、年寄りの私と好みが合ったのかしら?と思った。

というのは、私は長年勤めていたので、若い友人が多かったが、食の考え方などでは、
いろいろと齟齬があった。

私は、カレーを煮る時は、その前に、ピクルスか、マリネー、又は、酢の物などを
準備する。
その後で、カレーを煮始めることにしている。

ピクルス、マリネーなどは、味が沁みて、美味しくなるのに、時間がかかる。
それで、先に作っておいて、カレーを煮始める。

しかし、40年ほど前のこと、若い友人たちと食事に行って、私のカレーがもう食べ
終わろうとしているのに、まだピクルスが出て来ないことを焦った私が言った
「福神漬けは、まだですか?」という言葉が、何十年もの間、からかいの対象に
なってしまった。
私は、ピクルスというより、福神漬けといった方が庶民的かと思って、遠慮して
言ったのだが、それでも、長い間、からかいの材料になっていた。

というのは、その頃には、そろそろカレーに薬味がついて来なくなっていたらしいのだ。
だから、彼女たちは、わたしが薬味を求める気持ちがわからないらしかった。
私は、「薬味をケチるぐらいなら、カレーなど出すな。」とさえ言いたい人である。

だから、後年、たまたま、私の友人から、「私、昔、喫茶店でアルバイトをしてた時、
カレーの薬味を薬味入れに補充するのが日課だったのよ。」という言葉を聞いた時は
彼女たちは驚いていた。その後、私をからかうことは止めた。ひつこい後輩達だった。

それで、私がつらつら思うことが、いくつかある。
我々世代では、おにぎりには、たくあんなどの香の物が付くのが当たり前だけれど、
今はコンビニのおにぎりは、お米の中に塩を加えて炊いており、漬物などは必要ない
味付けなっている様である。

又、最近、私が時々行く居酒屋では、鮭茶漬けを頼んでも、漬物は出て来ない。
漬物は?と聞くと、当たり前そうに、ありませんと言う。

それで、オーナー手作りの、超酸っぱいピクルスを半量にしてもらって、漬物がわりに
出してもらう。
居酒屋のオーナーは、40〜50代と思うが、お茶漬けに漬物が必須だとは思っても
いないらしく、涼しい顔をしている。

これも、「〇〇園のお茶漬けの素」などと言って、塩分が入っていて、漬物など不要な
ものが売られているので、それが一般的になりつつあるからだろうと思う。

がっかりして、20歳下のBちゃんに、「この頃、お茶漬け頼んでも、お漬物が付いて
来ないのよ。」と言ったら、「え〜?私それは嫌やわ。」と言ったので、ほっとした。

「でもね、Bちゃん!あなたも、これから、どんどん若い人と付き合うだろうから、
「お茶漬けに漬物が要る」などと言ったら、笑い物になる時代が来るよ。いろいろ
覚悟してね。」と私は心の中で言った。
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