高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

ミネアポリスに学ぶ。

2008年04月21日 23時59分43秒 | ●高島平・地域の将来の“夢”
今日、読み始めた本の中で、高島平再生のヒントになるような、話しを見つけました。

内容は60年代から70年代にかけ、アメリカの古い各都市で、ベトナム戦争に反対する、若者たちのデモや暴動が相次ぎ、嫌気がさした古い市民たちの、郊外に逃げ出す現象が続いたそうなんです。

ミネアポリスでも市民が流失し、市民が去った後のに、巨大なショッピングセンターを建てたのですが、かえってダウンタウンを、寂れさす結果になったそうです。

そこで、ある会社が資金を出し、劇場や歩行者優先の歩道を作り、ダウンタウンを快適かつ文化的にしたところ、見事に市民が戻ってきたと書いてありました。

そして、資金を提供した会社のビルの高さが236mだったそうなんですが、その企業の貢献を忘れないため、ミネアポリスのビルは総て236mを超えないようにして、その会社のビルが一番目立つようにし、市民が敬意を表しているそうです。

一見、合理主義の権化の国のようなアメリカで、美徳の精神がこんなカタチで表すのを知り、精神の“粋さ”を考えさせられずにおられません。

高島平では現在、第七小の跡地利用がいろいろ検討されていますが、ミネアポリスの例のように、儲けを優先させる施設ではなく、文化的施設の方が長い目で見れば、街を活性させると思います。

個人的には音楽の練習が出来るような、貸しスタジオやホールの複合体。
陶芸や絵画のアトリエに、オープンテラスのカフェがあるような、集合施設があればと、勝手に夢を描いてますが・・・。

賢者は歴史から学ぶと言われていますが、高島平が賢者のいる街か、いま、問われている気がします。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする