高島平発・文化的居場所「ミストラル」への夢

地域をファッション・音楽・お酒の“文化”の力で元気に!……地元に文化的な居場所作りを模索しています。

祖父の愛

2010年03月07日 04時44分04秒 | ●雑記録
今日、3月7日は祖父の52回目の命日です。

祖父は私が4才の時に亡くなりました。

今でも祖父の鮮明な想い出があります・・・


私を乳母車に乗せて散歩をしていた時、道で会った人が私の顔を覘き込んで、顔が黒いと言われたのに腹を立て、直ぐに家に戻って祖母に怒りをぶつけたこと。

また、そのことを死んだ祖母がよく聞かせてくれたのです。

目に入れても痛くないぐらい可愛がられ、祖父が死んでからはそれを引き継ぐように、祖母も私をとても可愛がってくれました。

だから私は、お祖父ちゃん子でもあり、お祖母ちゃん子でもあります・・・


祖父が自宅で亡くなった時に、死んだことが理解出来ず、家族が泣いている意味が分かりませんでした。

葬式の時に撮った写真も、ニコニコしていたぐらいです。

でも、火葬場に行き火葬炉に火を点けた時に、焼いてはダメだと必死に泣いて止めようとしたそうです。

その時の情景をかすかに覚えており、叔母達もその時の様子をよく話してくれました。


2年前に50回忌がありましたが、50回忌までしてくれる家はとても稀だと、お坊さんが話してくれました。

私の父は養子できたのですが、とても立派な父だと思います。

娘たちもその話をとても神妙に聞いておりました。

今の私が“友”に恵まれているのは、そんな祖父や祖母の愛情のお陰でもあり、先祖を大事にする両親の後姿を見て育ったからかもしれません。

果たして、今のモンスターペアレント達に、50回忌まで出来る親がどれくらいいるやら。

33回忌すらしない家庭が、多くなるような気がします。


そんな祖父の愛情に報いるためにも、意味のある人生を送りたいと思います。
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