2016.10/30
天気が良い。今日も素敵な秋晴れだ。青空で、ちぎれ雲が飛ぶように流れていく。
そうなると前日に引き続き、どうにも我慢ができず、「外へ出よう!」となる・・・・かと言うと、さにあらず。
芭蕉翁ではないけれど「片雲の風に誘はれ」は、する。
「誘われ」は、するけれど、「飛ぶように流れる雲」は、ただ眺めていたい。
「一緒に流れて」みたくはならない。
何故なんだろうと考えるまでもない、「飛ぶように流れる雲」と一緒に走ったって、結局置いてけぼりだ。一緒に走っていると飛ぶように流れている様子は全く分からない。取り残されて、吹き荒れている風に振り回されるばかり。で、ちぎれ雲を愛でる余裕もなくなってしまう。
風に誘われて外に出る。バイクで風に向かう。「風に流されたい」わけじゃない。
「風に吹かれて」歩くのも良いけれど、それをバイクには求めない。何より「バイクで風に流される」、なんて危なくってしょうがない。
バイクは「楽しい」。車は「楽」だ。けど物事には表裏がある。
「バイクに乗っていて楽しい」ということは、「バイクに乗っていて楽しくない、嫌だ」ということも同じようにある、ということだ。
車は受け身の「楽」、だから、当然、代償として「あ~っ、退屈だ」、が付いて回る。
バイクで楽しくないことは色々ある。けど、大体は対応策が確立されている。
雨の中を走るのはたまらなく嫌だし、ブーツや揚句にはパンツの中にまで雨が浸みてくれば、もう最悪だ。けど、しっかりと雨対策をしていれば、意外にこれが楽しかったりする。(当然、パンツは濡れない)
夏、信号待ちでは股下はストーブというより火鉢を抱えているようなものだけど、走り出した直後から、それなりの速さで走っている時の爽快感は、経験してみなけりゃ分からない。
冬、何もしてなけりゃ凍りそうだけど、これも防寒対策次第。昔、風間某はバイクで北極点を目指した。一番は、止まった直後から攻めてくる寒気の中で身震いしながら飲む温かい飲み物のうまいこと!
ところが色々な対応策がある中で、今でも確立されていないものが「風」への対応策。と言っても、「向かい風」も「追い風」も楽しさのうちで、嫌な風、楽しくない風というのは、「横風」だ。突風、強風に関しては「狂風」そのもの、だ。
「横風」は正攻法を執らない。いきなり横から吹きつけて、バイクの命である「バランス」を崩させようとする。車で「横風がこわかった」なんて言っても、よっぽどのことでなければ、ハンドルさえしっかり押さえていれば、それで済む。
そうなると前日に引き続き、どうにも我慢ができず、「外へ出よう!」となる・・・・かと言うと、さにあらず。
芭蕉翁ではないけれど「片雲の風に誘はれ」は、する。
「誘われ」は、するけれど、「飛ぶように流れる雲」は、ただ眺めていたい。
「一緒に流れて」みたくはならない。
何故なんだろうと考えるまでもない、「飛ぶように流れる雲」と一緒に走ったって、結局置いてけぼりだ。一緒に走っていると飛ぶように流れている様子は全く分からない。取り残されて、吹き荒れている風に振り回されるばかり。で、ちぎれ雲を愛でる余裕もなくなってしまう。
風に誘われて外に出る。バイクで風に向かう。「風に流されたい」わけじゃない。
「風に吹かれて」歩くのも良いけれど、それをバイクには求めない。何より「バイクで風に流される」、なんて危なくってしょうがない。
バイクは「楽しい」。車は「楽」だ。けど物事には表裏がある。
「バイクに乗っていて楽しい」ということは、「バイクに乗っていて楽しくない、嫌だ」ということも同じようにある、ということだ。
車は受け身の「楽」、だから、当然、代償として「あ~っ、退屈だ」、が付いて回る。
バイクで楽しくないことは色々ある。けど、大体は対応策が確立されている。
雨の中を走るのはたまらなく嫌だし、ブーツや揚句にはパンツの中にまで雨が浸みてくれば、もう最悪だ。けど、しっかりと雨対策をしていれば、意外にこれが楽しかったりする。(当然、パンツは濡れない)
夏、信号待ちでは股下はストーブというより火鉢を抱えているようなものだけど、走り出した直後から、それなりの速さで走っている時の爽快感は、経験してみなけりゃ分からない。
冬、何もしてなけりゃ凍りそうだけど、これも防寒対策次第。昔、風間某はバイクで北極点を目指した。一番は、止まった直後から攻めてくる寒気の中で身震いしながら飲む温かい飲み物のうまいこと!
ところが色々な対応策がある中で、今でも確立されていないものが「風」への対応策。と言っても、「向かい風」も「追い風」も楽しさのうちで、嫌な風、楽しくない風というのは、「横風」だ。突風、強風に関しては「狂風」そのもの、だ。
「横風」は正攻法を執らない。いきなり横から吹きつけて、バイクの命である「バランス」を崩させようとする。車で「横風がこわかった」なんて言っても、よっぽどのことでなければ、ハンドルさえしっかり押さえていれば、それで済む。
バイクはいけない。ハンドル抑えたって風が吹きゃ身体はヨットの帆だ、バイクごと傾く。身体が傾けばそのまま直進はできない。引力のままに倒れようとするからそれに耐えるために進行方向を大幅に変更する。
風の、「強さ」と「いきなり」のセット攻撃で進行方向が数メートルズレてしまえばオフコース、じゃなかった、コースアウト、だ。サメが口開けて並んで待っているようなもんだ。
「雲の流れる中を走る」のはロマンだけれど、「突風や強風に煽られながら走る」のはちっとも楽しくない。とにかく必死で、無我夢中で風と格闘している。
そこに「楽しさ」みたいなものがあるとすれば、突風・強風から逃れ切った時の安堵感だけだ。安堵感を「楽しい」とは言わないだろう。
まあ、それでも、今日、出なかったのは「出るべき理由」をつくれなかった、ということが一番の理由なんですけどね。暇だけはたっぷりあるんですから。
風の、「強さ」と「いきなり」のセット攻撃で進行方向が数メートルズレてしまえばオフコース、じゃなかった、コースアウト、だ。サメが口開けて並んで待っているようなもんだ。
「雲の流れる中を走る」のはロマンだけれど、「突風や強風に煽られながら走る」のはちっとも楽しくない。とにかく必死で、無我夢中で風と格闘している。
そこに「楽しさ」みたいなものがあるとすれば、突風・強風から逃れ切った時の安堵感だけだ。安堵感を「楽しい」とは言わないだろう。
まあ、それでも、今日、出なかったのは「出るべき理由」をつくれなかった、ということが一番の理由なんですけどね。暇だけはたっぷりあるんですから。
追い風だ、逆風だ、解散風だ、と色々聞こえてきますが、「風に吹かれて云々」というのは碌なものじゃありません。己をしっかり持たねば。
でも、明日辺りは落ち着いた良い天気になりそうです。
出るべき理由は簡単に作れそうな予感・・・・・。
でも、明日辺りは落ち着いた良い天気になりそうです。
出るべき理由は簡単に作れそうな予感・・・・・。