2016.05/26 (Thu)
昨晩になって、このブログが更新されていたことに気づき、遅ればせながら例によって部分転載を。
「西村眞悟の時事通信」 平成28年5月24日(火)
「挙国一致体制・・・台湾と日本」、からです。
西村氏は「小異を捨てて大道につく」と書いておられる。
確か「小異を捨てて大同につく」、じゃないかな、と思って検索してみたら、やはり「大同につく」、とある。
しかし氏は文中数回「大道」と書かれている。思い違いなのだろうけれど、文脈からすればこれが一番似つかわしい。
「独立国家としての本当の道を歩む」ということに思えるからだ。
台湾は日本が清国より割譲されたものだ。そして日本が敗戦で放棄させられた「どこの国でもない島」。だから国ではない。
その「真空地帯」に、大陸から国民党軍が進駐という形で落ち延びてきた。そしてそのまま不法に居座って「中華民国」を名乗った。
大陸は御存じの通り「中華人民共和国」という、「人民」と「共和国」の二つもの日本語(翻訳語)を採り入れた国名を名乗り、中華民国は消滅した。
それが今、十数個の少数民族と昔から断続して移住してきた大陸のシナ人を総称する「内省人」と、国民党軍とともにやってきた「外省人」が協力して、初めて「あるべき独立国家」として、一歩を踏み出そうとしている。
そうなると「小異を捨てて大道につく」。これ以上に見合った言葉はなかろうと思う。
今の野党の野合、逆に愛国活動を行っている筈の日本国内の憂国の士の面々。民進党(民主進歩党)に相当先を行かれているのではなかろうか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「挙国一致体制・・・台湾と日本」 平成28年5月24日(火)
国家は国難に直面したときに、
挙国一致体制を整える。
これは、国難を前にして小異を捨てて大道につき
一致団結して国難を克服するときに執られる体制である。
何故、今になって挙国一致体制について語ろうとするのか。
それは、台湾の蔡英文新体制を観て、
「小異を捨てて大道につく」を思い起こしたからである。
(略)
国民教育が国家存亡に如何に切実に関わっているのかを理解する者ならば、
蔡英文新総統が就任の翌日に、
従来の馬時代の学習指導要領を廃止したことを以って
蔡英文総統の決意が
「脱中国」にあることを理解するであろう。
まことに、蔡英文に率いられた台湾は今、
百二十五万人の陸軍兵力、
千七百機の戦闘機と四百機の爆撃機、
二百基の中距離核弾道ミサイルと千基の短距離核弾道ミサイルを擁する
内蔵から腐臭を発する虎の口から脱出しようとしている。
就任から一日後に、間髪を入れずに学習指導要領廃止を発表した新体制が、
如何に緊張状態にあるか、我が国政界はそれを察知する生物的能力を欠落させている。
その新体制とは、
蔡英文総統が民進党の総統でありながら、
副総統には父親が国民党の有力者である陳建仁氏
首相に当たる行政委員長に国民党の軍人を父にもつ林全行氏
外交部長(外相)と国防部長(国防相)にも国民党籍、
この体制で、間髪を入れずに学習指導要領を廃止したことを思えば、
まさに、挙国一致体制ではないか。
この蔡英文新体制が、
我が国に京都大学出身で行政院長を務め
八年前に総統選挙を戦って馬英九に敗れたあの謝長廷氏を
「駐日大使」として送り込んできた。
これで、蔡英文総統の意図が読める。
台湾は、西の虎との強まる確執を覚悟して
我が国との連携を深めようとしているのだ。
台湾における新体制発足によって、東アジアに激変が起ころうとしている。
我が国は、この変動に対処し得るのか?
(略)
思い返せば、悔しくもあるが、
我が国は大東亜戦争においても、挙国一致ではなく、それが敗因となった。
第一に、陸海軍の統帥が分裂していた。それ故、陸海軍に情報の共有がなかった。
人事においても、蔡英文総統の決断はなく、
意見の違う者との小異を捨てて大道につくことはなかった。
(以下略)
http://www.n-shingo.com/jiji/?page=1202
~~~~~~~~~~~~~~~
「就任から一日後に、間髪を入れずに学習指導要領廃止を発表した新体制」。
就任の翌日、学習指導要領を廃止する。
水際立っている、と思います。どこかの大統領候補のように煽りにあおって神輿に乗って、というのではない。
「風」や「勢い」ではなく、「断じて行えば鬼神も之を避く」、でしょうか。「義気の果断」にも似ています。さらには「敵は身近に置け」という金言も教科書通りに実行されているみたいです。
昨晩になって、このブログが更新されていたことに気づき、遅ればせながら例によって部分転載を。
「西村眞悟の時事通信」 平成28年5月24日(火)
「挙国一致体制・・・台湾と日本」、からです。
西村氏は「小異を捨てて大道につく」と書いておられる。
確か「小異を捨てて大同につく」、じゃないかな、と思って検索してみたら、やはり「大同につく」、とある。
しかし氏は文中数回「大道」と書かれている。思い違いなのだろうけれど、文脈からすればこれが一番似つかわしい。
「独立国家としての本当の道を歩む」ということに思えるからだ。
台湾は日本が清国より割譲されたものだ。そして日本が敗戦で放棄させられた「どこの国でもない島」。だから国ではない。
その「真空地帯」に、大陸から国民党軍が進駐という形で落ち延びてきた。そしてそのまま不法に居座って「中華民国」を名乗った。
大陸は御存じの通り「中華人民共和国」という、「人民」と「共和国」の二つもの日本語(翻訳語)を採り入れた国名を名乗り、中華民国は消滅した。
それが今、十数個の少数民族と昔から断続して移住してきた大陸のシナ人を総称する「内省人」と、国民党軍とともにやってきた「外省人」が協力して、初めて「あるべき独立国家」として、一歩を踏み出そうとしている。
そうなると「小異を捨てて大道につく」。これ以上に見合った言葉はなかろうと思う。
今の野党の野合、逆に愛国活動を行っている筈の日本国内の憂国の士の面々。民進党(民主進歩党)に相当先を行かれているのではなかろうか。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
「挙国一致体制・・・台湾と日本」 平成28年5月24日(火)
国家は国難に直面したときに、
挙国一致体制を整える。
これは、国難を前にして小異を捨てて大道につき
一致団結して国難を克服するときに執られる体制である。
何故、今になって挙国一致体制について語ろうとするのか。
それは、台湾の蔡英文新体制を観て、
「小異を捨てて大道につく」を思い起こしたからである。
(略)
国民教育が国家存亡に如何に切実に関わっているのかを理解する者ならば、
蔡英文新総統が就任の翌日に、
従来の馬時代の学習指導要領を廃止したことを以って
蔡英文総統の決意が
「脱中国」にあることを理解するであろう。
まことに、蔡英文に率いられた台湾は今、
百二十五万人の陸軍兵力、
千七百機の戦闘機と四百機の爆撃機、
二百基の中距離核弾道ミサイルと千基の短距離核弾道ミサイルを擁する
内蔵から腐臭を発する虎の口から脱出しようとしている。
就任から一日後に、間髪を入れずに学習指導要領廃止を発表した新体制が、
如何に緊張状態にあるか、我が国政界はそれを察知する生物的能力を欠落させている。
その新体制とは、
蔡英文総統が民進党の総統でありながら、
副総統には父親が国民党の有力者である陳建仁氏
首相に当たる行政委員長に国民党の軍人を父にもつ林全行氏
外交部長(外相)と国防部長(国防相)にも国民党籍、
この体制で、間髪を入れずに学習指導要領を廃止したことを思えば、
まさに、挙国一致体制ではないか。
この蔡英文新体制が、
我が国に京都大学出身で行政院長を務め
八年前に総統選挙を戦って馬英九に敗れたあの謝長廷氏を
「駐日大使」として送り込んできた。
これで、蔡英文総統の意図が読める。
台湾は、西の虎との強まる確執を覚悟して
我が国との連携を深めようとしているのだ。
台湾における新体制発足によって、東アジアに激変が起ころうとしている。
我が国は、この変動に対処し得るのか?
(略)
思い返せば、悔しくもあるが、
我が国は大東亜戦争においても、挙国一致ではなく、それが敗因となった。
第一に、陸海軍の統帥が分裂していた。それ故、陸海軍に情報の共有がなかった。
人事においても、蔡英文総統の決断はなく、
意見の違う者との小異を捨てて大道につくことはなかった。
(以下略)
http://www.n-shingo.com/jiji/?page=1202
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「就任から一日後に、間髪を入れずに学習指導要領廃止を発表した新体制」。
就任の翌日、学習指導要領を廃止する。
水際立っている、と思います。どこかの大統領候補のように煽りにあおって神輿に乗って、というのではない。
「風」や「勢い」ではなく、「断じて行えば鬼神も之を避く」、でしょうか。「義気の果断」にも似ています。さらには「敵は身近に置け」という金言も教科書通りに実行されているみたいです。