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『人を生かす』稲盛和夫著(11)

2016年08月14日 | O60→70(オーバー70歳)
【248ページ】
(強引に社員を引っ張っていく面も必要)お金も何もなかった時に、とてつもない目標を掲げて、それに社員の関心を向ける。そのことで、目先の小さな不平不満が吹っ飛んでしまうことになったと思います。もちろん、私は策をもってそうしたのではありません。結果としてそうなったのです。当時の私には、そういうモチベーションの与え方しかできなかったです。

【251ページ】
中国の古典に「一国は一人をもって興り、一人をもって滅ぶ」という言葉があるように、国家であり、企業であれ、あらゆる集団の盛衰は、そのリーダーによって決まります。組織にバイタリティーを与え、すばらしい集団へと発展させていくには、リーダーが人心をまとめ、目標に向かってみなを率いていかなければならないのです。

[ken] 私自身の経験で学んだことでもありますが、「目先の小さな不平不満」を吹っ飛ばすためには、よりでっかい目標を掲げることが個人的にも有効ですね。「目先の小さな不平不満」が気になっていると、大事な仕事でミスをしたり、肝心なことに集中できなかったりして、いろいろと失敗した記憶があります。また、251ページの「一国は一人をもって興り、一人をもって滅ぶ」と似た言葉として、佐藤優氏がよく引用する「魚は頭から腐る」があります。国家、会社、組織、団体が崩壊するのは、そのほとんどが内部要因と言われていますし、個人がダメになるのも大半は自分にあるのですね。(つづく)
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