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抜き書き帳『一芸一談』(その6)

2016年04月06日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
《河原崎長太郎》1990年5月17日

【287ページ】
米朝 随分個人的にもお持ちでしょうね、衣装は。
国太郎 いえ、衣装は持ってないですけど、差し物とかとかの持ち物はね。煙管とか。

《辻久子》1990年2月1日

【311ページ】
米朝 ----。安心し切ってるネタで、とちりが出る。
辻 そう、同じですわ。
【316ページ】
米朝 便法---便利な方法はないということを私は言いたいですなぁ。何でも近道というのはない。
辻 「やっぱり忍耐して、我慢しないとできないんだ」ということは小さい子供の時からですね。
米朝 そうですかぇ、楽な近道というものはないということを、今の若い衆は、そればっかり探しているような気がしますね。

[ken] 仕事でも特異な分野でミスが起こりやすいことは、自分の体験でも自覚していましたが、米朝さんほどの方でも「安心し切ってるネタで、とちりが出る」わけですから、「雑事徹底」という言葉にもあるとおり、ルーチン化していることほど慎重でなければいけませんね。
316ページの「便利な方法はない」「近道はない」「楽な近道というものはない」ことが、たしかに今の世相をみると軽んぜられていると思われますね。仕事や勉強において、近道を見つけ出し「わかったような気になっている」若い人たちが多いと感じます。自分もそうだったのかも知れませんし、63歳になろうとしている現在、知らないことの多さに背筋が寒くなる想いです。(つづく)
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