ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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ご近所の落語会~和泉ワンコイン寄席

2008-07-20 22:28:27 | 和泉ワンコイン&笑福亭伯枝
家から、ほん近くの和泉中央で行なわれた
和泉ワンコイン寄席ヘ、贔屓の鶴二さんめあてに。

会場は、和泉シティプラザの綺麗な和室、冷房完備。
限定50名、前売り、完売でありながら、10人分空席。
勿体無い。なまじ500円の安さが、アダか。

一、桂三幸・・・・・・・・・・・・・・「立候補」

マクラは、繁昌亭のニコスカードの抽選で当たった
師匠の三枝さんの色紙をもって、舞台ヘ。
前回も見たが、得意のマクラに、それが証拠に
送られてきた際の、封筒がボロボロになっていた。

話しは、子供が学校の会長選挙に立候補。
他の二名、福田君と小沢君と戦う。

当日、前夜、お父さんとお母さんがつくってくれた
原稿を忘れたものの、精一杯の演説。
残念ながら、一票差で二位に。

三枝師匠の作と思えるが、三幸さん自身の新作のお披露目は・・。
年季明け後のこれから、進んで聞けるのでしょうか・・・。


二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「舟弁慶」

三時開演ジャストに駆け込みで控え室ヘ、入られたのが、
襖の向こうから聞こえる。

昨晩は、大銀座落語会。昼は繁昌亭を終えて、
この和泉ワンコイン寄席ヘ、24時間内に、三席。大忙し。

噺は、「舟弁慶」。かみなりのお松が、家に帰って来るところ、
長屋の雰囲気、空気を、いつも以上に伝えてくれる。

お隣さんに、あれこれと立て弁に説明し終って、
亭主の喜六に再び、説明しかけて
着物を着替えての容子が違うのを見つけてからのさま。
清八を、ぼろ糞に言い、その本人が真後ろにいると知ってからのさま。

夏の暑さに負けぬ、お松さんの元気良さ。
何度聴いても、鶴二さんの「舟弁慶」、よろしおますなぁ。

舟に乗り込んでからの、鳴物が無いのは、もったいない。
あればもっと完璧。

でも、十分に、嫁さんも感激・・・。
鶴二さんのファンが、一人確実に増えましたでぇ。


三、笑福亭福輔・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」

夏のバイトで稼いでいた、お化け屋敷の仕事、年々減る一方。
経費節減で、生の人間より、機械化、しまいに外人採用か。

話しは、「はてなの茶碗」
京の茶金さん、油や、帝・・・。すべてが淡々と進行。

三両、そして五百両、を目の前にした油屋の気持ちの
揺れが、もっと欲しかったでおます。

「五百両のお金。最低二百両、三百両は大阪ヘ持って帰りなはれ」は
茶金さんの言葉としては、おかしおまっせ。
中途半端に指示するから、後から一万両の儲け話持って来るのか。

「五百両、無駄使いせんと、早く大阪へ帰って親を喜ばしてあげなさい」
と言うのが、茶金さんの人格を考えると本筋では。

まあ、我家から車で五分のほん近く、
「和泉ワンコイン寄席」、初めての参加、楽しめました。

第41回和泉ワンコイン寄席
2008年7月19日(土)午後3:00開演
和泉シティプラザ3階

一、桂三幸・・・・・・・・・・・・・・「立候補」
二、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「船弁慶」
三、笑福亭福輔・・・・・・・・・・「はてなの茶碗」
コメント
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