ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

日本語は天才である

2010-07-13 06:39:40 | 本の少し
日本語は天才である (新潮文庫)
柳瀬 尚紀
新潮社

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当代随一の翻訳家が、日本語のおもしろさを語る。
縦書きも横書きもOK。漢字とかなとカナ、アルファベットまで、
自由になんでもかける日本語の器用さ。

池田弥三郎「暮らしの中の日本語」からの紹介を、更に紹介。

おでんなどは、お、はとれない(・・・・) おひやを持ってこいと言った場合は
水が来るが、ひや持ってこいというと酒がきてしまう。まけとおまけとは違うし
つきあいとおつきあいには、微妙な違いがある。しぼりとおしぼりは違うし、
しゃれとおしゃれも違う。 (・・・)にぎりもそうで、にぎりというとおすしで
おにぎりというとむすびのことで・・・・。

お手元、おビール、お手ふきなど、「お」の乱発、乱用も警鐘されているが
いずれにしても、敬語の「お」について、奥が深いと解説。

その他、興味のあるのは、回文。
「軽い機敏な仔猫何匹いるか」、「うかつにダムをひく国費を無駄に使う」
「食いに行く」、「品は無し」、「夏まで待つな」、「飼いならした豚知らないか」など
日本語、言葉の楽しさを、御教授してくれる。

大阪弁の前に、日本語を、勉強しなければ・・・。



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