![]() | 師匠、五代目文枝へ (ヨシモトブックス) |
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三千円で高かったですが、三枝さんのサイン入りなので、購入。
早くから売れて、内弟子時代も少なく、師匠のことは知らなすぎるし、親密という言葉も使えないと。
売れれば売れるほど遠のく、師匠と弟子。後ろめたさと感じる弟子、扱いかねる師匠。
古典がうまくいかず、自然と創作の道へと、相談すれば「好きにやったらええやないか」と言われるのは分かっていたが、
直接聴いたわけでもない。
自分自身が知らな過ぎる溝を、五代目文枝を、弟弟子とのインタビューで埋めようとする。
最初は、三枝さんの得意の聞き役に徹した、「文枝の弟子、いらっしゃい」で、あまり興味は湧かなかったのですが、
トリを締める文珍さんとの芸に対する話は面白く、「しっかり、うっかり、ちゃっかり」の三人も
外から思う以上に結束は強そう。
読み通すと、文枝師匠の、多種多彩に自由に個性を持って育て上げた、懐の深さを感じる。
師匠は、細かいテクニックを説明するのが苦手で、名コーチではなく、
細かいことは言わず、根っこの部分だけいうと落合型監督だと。
三枝、きん枝、文珍、文太、小軽、文福、文喬、文也、小枝、枝女太、枝光、あやめ、坊枝、文昇、枝曾丸、文華、こけ枝、文三、かい枝、阿か枝。
が、五代目文枝を語り、六代目を全員で支える、一門にとって大事な襲名でおますな。
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