ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

道の駅いずみ山愛の里らくごすぺっしゃる・・7

2012-03-25 23:41:38 | 落語
家の近くである落語会、梅團治さんがお越しとなれば、馳せ参じなければ・・・。



道の駅のある、和泉市南部リージョンセンター


桂春蝶さんの会・・・今年も4回、開催が決定。


今日は、梅團治さん効果か、今までの最高の大入りとか・・・。

一、桂小梅・・・・・・・・・・・・「転失気」

入門して丁度一年の小梅ちゃん、堂々の高座。

演目は「転失気」、おならを題材にした話だが、下品にならず、
ましてや、初めて聞く方も多いようで
最後の予想していた答が「おなら」に、「へぇー」。

噺っぷりは、噛むこともなく、落ち着いていて堂々の舞台だが、
笑いが少ないのは、表情が硬いからなのか、師匠からまだまだ語りを中心にの
段階なのか・・・。

「目は口ほどにものを云い」、というように、
目の表情に余裕がでてくるのが待ち遠しんいですな・・・。

でも、どのネタも安定感のある小梅ちゃん、プロの落語でおます。


二、笑福亭由瓶・・・・・・・・「真田小僧」

いつも元気な由瓶さん、いつにも増してパワフルな高座。

母親が浮気しているかのごとく、父親を騙して小遣いをせびる子供。
いたって頭の良い子、朝ドラのごとくヤマ場のよいところで切って、
続きは別料金と、更に小遣いを求める。

でも、母親も、父親も、騙す子供のしたたかさを喜んでいる。

私の由瓶さんのネタで一番のお勧めは、この「真田小僧」でおます。


三、桂梅團治・・・・・・・・・・「荒大名の茶の湯」

賑やかなあとなので、講談調の「荒茶」を。

梅團治さん、失礼ながらこの荒大名の七人衆の武骨さとダブる。

いつもながら、繊細でありながら骨太。
心優しくて力持ち・・・金太郎さんような梅團治さんの落語でおました。


四、桂春蝶・・・・・・・・・・・・「任侠伝」

あえて、先代の「昭和任侠伝」の昭和を外して「任侠伝」と・・・。
まあ、40年ほど前にできた新作ですが、古い様な、新しい様な・・・・。
でも、ヤクザに憧れる様な気持ち、男ならどこかに持ちあわせている。

最後のオチは、先代は「おっかさん、右も左も真っ暗闇でござんせんか」
「あほ、今、停電や」ですが、当代の春蝶さんは、「顔を洗うて出直しといで」
「いや、足を洗いたく思います(ウラ覚え)」、私は昔の方が好き・・。

「健兄いや、鶴田オジキ」、「さくらはもう寝たかい」
「東映も松竹もごっちゃになるてるやないか」
「おまえあそこの八百屋の子やないか仰山家にバナナあるやろ」、など、
キマリ文句が満載の「昭和任侠伝」。

昭和生まれの私たちには、ノスタルジーも含めて、
原典版、復刻版を期待しますな・・・・。


でも、充実の落語会・・・アンケートに希望するゲストはとありましたので、
鶴二、文華、南天、文三、遊喬、吉坊と書かして頂きました。

次回は6月あたりの開催とか、どなたがゲストか楽しみですな。


道の駅いずみ山愛の里らくごすぺっしゃる・・7
2012年3月25日(日)午後2:00開演
和泉市南部リージョンセンター

一、桂小梅・・・・・・・・・・・・「転失気」
二、笑福亭由瓶・・・・・・・・「真田小僧」
三、桂梅團治・・・・・・・・・・「荒大名の茶の湯」
四、桂春蝶・・・・・・・・・・・・「任侠伝」


12-14-71



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コメント (2)
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