ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな」~大谷由里子

2014-10-14 05:43:21 | 本の少し
吉本興業女マネージャー奮戦記「そんなアホな!」 (朝日文庫)
クリエーター情報なし
朝日新聞社

☆☆☆

この前の、吉野伊佐男さんに続いての、吉本の本。


女子大出で吉本興業に就職、そしてよりにもよって横山やすしさんのマネージャーに。
ミーハー気分の抜けきらない女の子が、癖のある芸人さんに鍛えられれ成長していく。

会社の吉本も、まだ東西合わせても30名ほどの小さな会社、
その後に会社のトップにのぼりつめた、大崎さんらがマネジャーとして
飛び跳ねているときに、何も解らず失敗続きの新人さん。

でも、持ち前の明るさとガッツで、芸人さんの信頼を得ていく“まっちゃん”。

その“まっちゃん”と共に、いくよくるよ、大助花子、こずえみどりらが売れていく。

その漫才ブームのさなか、各プロデューサーとしての芸人さんのあり方を
書いたところがおもしろいので紹介してみると・・・・。

フジテレビの横澤さんは、若い子の感性に合わせて古いものを切っていける人。
それに対し澤田隆治さんは、若いものにばっかり合わせず、昔からの芸も守らなければ
いけないという考え。そして木村さんは昔からの芸人が好きなくせに、、新しいものも
作ろうと努力をしていた・・・と。

そういう中で、やすきよの漫才もダウンタウン、ウッチャン・ナンチャンなどの
新しい笑いの流れに、戸惑いをみせ始める・・・芸人とタレント。

一人の女の子が一人前の仕事人への成長期と、楽屋裏からみた
ちょっとした上方の漫才史でもおます・・・・お笑い好きの方にお薦めの一冊。


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