ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第26回船場今橋・大美落語会

2016-05-25 15:02:40 | 落語

船場今橋・大阪美術倶楽部


立派な高座。お客様も250名の満席。


本日の出演者のお顔・1


本日の出演者のお顔・2

さすが、大美、充実の落語会でおました。


Windows10に替えようとして、トラブル気味。
なかなか思うように動かず、苦戦。

この大美のレビューも手短にして・・・・・。

一、桂弥太郎・・・・・・・・・・・「播州巡り」

凄い、さすが、吉弥さんのお弟子さん。

でてくるなり、あまりおもしろい噺ではないのでご辛抱をと。
噺は西の旅の「播州巡り」、まあ東の旅の「発端」と双璧の口慣らしの噺。

でも、テンポ良く淀みなく語っているうちに、客席から笑いが、
どんどん笑いが膨らんでいく、この噺で、笑いがとれるなんて、最高。

基礎がきっちり出来ていることは、どの分野でも後の飛躍につながる。

遠く離れた席だったので、喋りだけでなく顔立ちまで師匠に似てきたような
弥太郎さんの一席でおました。

二、笑福亭由瓶・・・・・・・・・「強情灸」

由瓶さん、先ほどの弥太郎さんの高座、べた誉め、到底私なんかには
出来ませんと・・・・笑福亭で、それも勢いで演じる由瓶さん。

まあ、対極にあるような噺と落語家さんですな。

訛りを取るために、リズムとメロディで落語を捉える時、
こんな噺「東の旅」や「播州めぐり」など、重要ですな・・・・・・。

由瓶さんは得意の「強情灸」、既に三回目の出会い。
汗たっぷりの熱演ですが、いなせな部分がないと、お灸やでも、
若いおなごにはなかなかモテそうにありませんな。

三、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・「蛸芝居」

吉弥さんの「蛸芝居」、初めて良かったですな。

さすが、吉朝一門、実は吉朝さんはDVDがあるだけで、生はなし。
「蛸芝居」、生で聴いたのはは小文枝さんと春之輔さんのお二人だけ、

音曲も必要なのでなかなか高座には掛からないですが、
今一番は、吉弥さんですか・・・・よろしいで。

吉坊、佐ん吉、千朝、宗助、さんなんぞで聴いてみたいですな。

四、竹林・吉弥・由瓶・・・・・「座談会」

竹林さん、吉弥さんをエサに話を進めようと考えていたらしいですが、
急きょ由瓶さんを話題の主に、最初タレント志望で鶴瓶師匠に、
すると師匠が落語を、自分も演らなければと、落語のお稽古をと、
最初にお願いしたのが竹林さん・・・・・。

由瓶さん曰く、吉弥さんと年収400倍の違い。
300万だったら、12億円。
2億だったら、50万円。

落ち着くところで言えば、100万の、4億円。
人の懐具合、探るのはあまり気持ちの良いもんではありませんな。


五、笑福亭竹林・・・・・・・・・「お花半七」

「お花半七」、鶴瓶さんは同じく前半だけだが「宮戸川」。

若い二人の、恋心、もどかしいほどの男女、今ではないだけに
よろしいな・・・・・・。

全編、竹林さんのテレが満載の、「お花半七」でおました。



六、笑福亭呂鶴・・・・・・・・・「三人上戸」

良かったですな、貫禄の高座。

笑い上戸に、泣き上戸に、怒り上戸。

酒にまつわる噺はやはり、笑福亭ですな。

うどん屋に絡むところは、
「うどん屋」「親子酒」「替り目」などあちらこちらで出会うが、
酒の酔いっぷりは「市助酒」「一人酒盛」・・・
そして「らくだ」へと繋がるんですな。

弥太郎さんからはじまった大美落語会、
呂鶴さんまで一本の線でつながる、充実の落語会。

さすが鴻池さん、質の高さを感じさせますな・・・・・。


第26回船場今橋・大美落語会
2016年5月25日(水9午後7:30開演
船場今橋・大阪美術倶楽部

一、桂弥太郎・・・・・・・・・・・「播州巡り」
二、笑福亭由瓶・・・・・・・・・「強情灸」
三、桂吉弥・・・・・・・・・・・・・「蛸芝居」
仲入り
四、竹林・吉弥・由瓶・・・・・「座談会」
五、笑福亭竹林・・・・・・・・・「お花半七」
六、笑福亭呂鶴・・・・・・・・・「三人上戸」

三味線・中田まなみ、鳴り物・笑福亭生寿




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