
現代歌人集会春季大会in大阪
短歌をかじり始めて、まだ五日足らず。
大好きな、穂村弘さんが大阪へ。
偶然も偶然、運命の赤い糸を感じます。
早速、素人も素人の私が、場違いを感じながらも本格的短歌の会に出席。
当日、会場に入ると
女性の方の多さに、着物姿の方もちらほら、
そして更に失礼ながら年代層の高いのにびっくり。
独特の世界があるんですな。
テーマは、
『調べの変容』~前衛短歌以降
近代から戦前・戦後、さらに前衛短歌を経て口語を主流とする現在に
至るまで、うたの「調べ」はどう変容してきたのか。それらを再検証するとともに
新たな「調べ」とは何か、またどのように生み出せるのか。
ああ、素人の私には、チンプンカンプン、
でも解らないなりに一生懸命受講致しました。
最初「調べ」と「韻律」、「初句七音・句割れ・句跨り」の言葉でさえ、初めての言葉。
でも。4時間の間に、おぼろげながら理解できました。
いかに、歌人にとって苦慮している課題なのかと・・・・。
そのなかで、やはり、穂村弘さんのハナシはおもしろい。
ボソボソっとのしゃべりの中で、独特の世界観を述べられる。
それは、マニアックではなく、一般人の目線で語られるので共感を呼ぶ。
例えば「短歌って年金だ。30年後にしか恩恵を貰えない」
「たった、一音の出し入れに苦慮している」とか、周りから同意のため息がでる。
エッセイストから歌人の穂村さんを知った私のように、
穂村弘さん、短歌界の裾拡がりに貢献されてますな。
現代歌人集会春季大会in大阪
2017年7月17日(月・祝)午後1時~5時
エル・おおさか
講演「調べの変容」~前衛短歌以降~・・・・・・穂村弘
基調講演・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・大辻隆弘
パネルディスカッション・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・堂園昌彦、阿波野巧也、河野美砂子、(進行)魚村晋太郎