ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

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虫武一俊歌集「羽虫群」批評会

2017-07-31 00:36:04 | 短歌

虫武一俊歌集「羽虫群」批評会

初めて、歌集の批評会に参加。

一言でいうと、不思議なものです。

出版社が作者と作品を売り込む為のものでもなく。

著者の作品を品評する、良いところをおだてながら、
少し辛口の部分も述べる・・・・。

仲間のデビューを祝福しているのか、まだまだ未熟と諭しているのか、
ゴルフの女子プロの世界でもあるんですが、若い時から知りすぎていて
親衛隊なのか、いつまでも親のごとくそれも小言幸兵衛の存在なのか。

パネリストの立ち場って、微妙ですな。


でも、今回の歌集の作品の特徴。

駄目さを出しながら、微妙な距離感、駄目さを武器に
汚いネコを、素敵な写真で表現するような・・・・

穂村弘さんがいう「この本が面白いのは、作者が己をさらけ出しつつ
作品として作り込んでいるからだ」と・・・。

歌人としての、これからの、マップでの位置づけ、作品の特徴づけ。など
第二歌集に期待と言いながら、次がシンドイんだとどんなものがでてくるのか
良いも悪いも興味津々といったところですか・・・・。



初めて買った様な、歌集でおます、
じっくり、読んでみようと・・・・・・。


虫武一俊歌集「羽虫群」批評会
2017年7月30日(日)午後1:30~4:15
大阪府立大学Ⅰ-siteなんば 2F

パネリスト
〇穂村弘
〇染野太朗
〇大森静佳
〇魚村晋太郎



それと、大好きな穂村弘さんに、ご本にサイン頂きました。

一番好きな作家さんだけに、ミーハーですが、宝もんです。



あの体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ
の一節を書いてくださいました・・・・。


ハロー 夜。 ハロー 静かなる電柱。 ハロー カップヌードルの海老たち
の一節を・・・・。

今月、二回、穂村さんの生声でお話しを聴きしましたが、
非常に周りがみえている方で、どのような答が期待されているのかお分かりで
そのストライクゾーンを意識しながら、自由に球を扱われているのが
よ―く解りました・・・・ますます、大好きになったごまめでございます。





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