今回は、当初七人の噺家さんの名が出てましたが、
昨日、生寿さんのツィッターで、ご本人さんは高座には上がりませんと。
でしょうね、七人もなら、大喜利でもするのかと逆に心配してました。
一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・「平林」
これまた、よろしいな、呂好さんの「平林」。
師匠の呂鶴さん仕込みなのか、でも最初の旦那さんと定吉の掛けあいなんか
春團治さんの「平林」さんを彷彿させる・・・・いいなあ、
この様な噺をきっちりできる。
この頃、声の良さ、ダミ声でもよく通る声、声量というのは、
噺家さんの最大の武器ですな。
二、笑福亭喬介・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
声の大きさでは負けてません、喬介さん。
この「饅頭こわい」はまさに、師匠の三喬さん、うりふたつ。
師匠って、こんなに声が高かったのか、改めて確認。
違うのは、光っあんが次々饅頭を食べるところ、
師匠の食べっぷりの仕草は、最中の皮の屑や、羽二重餅の粉がみえるようで
やはり最高、なぜか帰りに甘いものが買いたくなりますな。
三、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・「真田小僧」
壱之輔さんの「真田小僧」、よろしいで、何度聞いても最高。
子供の適度のおませぶり、色っぽくなるお色気度もさらりで、
親をまんまとその気にさせる話術の凄さ、何度も話を切りながら
お金をつり上げてせしめる。
壱之輔さんの真面目さと一生懸命さが、ケン坊に乗り移って好演。
でも、「真田小僧」がでてくる最後まで演じて、大ネタにして欲しいですな。
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「七段目」
鶴二さんの「七段目」、今迄150席ほど鶴二さんの落語聴いているが、
2010年の田辺寄席以来、二度目、レアな演目に感激。
なんと、なんと、一度しか出会ってないのは
「親子茶屋」「軽業」「動物園」「眼鏡屋盗人」「佐々木裁き」「祝いのし」ですが、
「七段目」のように、たまに虫干しに出して欲しいもんですな。
五、笑福亭喬楽・・・・・・・・・・「宗論」
すごい「宗論」、ギャグ満載というより、ご自分のおもしろいと思うものの
オンパレードだけど、結構自己満足で終わる、・・・讃美歌も昔歌っていたというが
どう聞いても、音程は外れているようで・・・・・汗たっぷりの熱演でしたが、
着物シミが気になって気になっての高座、仏教とキリスト教、どちらにしても
有難いお教えだけに、もっとクールに理詰めの「宗論」、聴きたいものですな。
六、笑福亭鶴志・・・・・・・・・・「千早ふる」
よろしいな・・・・・鶴志さんの「千早ふる」、
最後の最後の「とは」が最高、どんなに遊んでも、
落語の本筋から離れないのが、好き。
進化とは、一度現実を壊さなければ前へ進まないものだが、
壊した結果、改善になるものと、改悪になるものとがあるのが明白。
もちろん、鶴志さんの「千早ふる」は、最高の進化版でおます。
「とは」。
第13回・ラジ関寄席
2014年9月1日(月)午後7:00開演
道頓堀 角座
一、笑福亭呂好・・・・・・・・・・「平林」
二、笑福亭喬介・・・・・・・・・・「饅頭こわい」
三、桂壱之輔・・・・・・・・・・・・「真田小僧」
四、笑福亭鶴二・・・・・・・・・・「七段目」
仲入り
五、笑福亭喬楽・・・・・・・・・・「宗論」
六、笑福亭鶴志・・・・・・・・・・「千早ふる」
司会・・・・小川恵理子・森脇健児
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