ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

演技でいいから友達でいて~松尾スズキ

2014-08-09 04:06:08 | 本の少し
演技でいいから友達でいて―僕が学んだ舞台の達人
クリエーター情報なし
岩波書店

☆☆☆

作家で演出家の松尾スズキさんが、各演劇界の注目の方と対談。

吉田日出子さん、柄本明さん、ラサール石井さん、天海祐希さん、板尾創路さん、
野田秀樹さん、大竹しのぶさん、串田和美さん、中村勘九郎さん、河原雅彦さん、

舞台人としての、各自のスタンス、そして仲間と一緒につくる愉しさなど、
皆さん苦労されたようですが、楽しかった思い出として昇華されているみたい。

天海さんととの対談で、映像と舞台の違いについて
舞台では「いかに動くか」ですが、
映像では「いかに動かないか」「いかに小さな動きで表現するか」・・・。

舞台人は、声は大きく、表現がオーバー、
でも大きいのを小さくするのはまだ楽だが、
反対に、映像人が、初めて舞台に立って、声を出せと言っても
シンドイみたい・・・・・。

でも、勘三郎(当時勘九郎)さんの、歌舞伎に対する熱意を伺うと、
歌舞伎界にとどまらず演劇界にとっても、あ惜しい人をなくしたと痛感しますな。

この題の「演技でいいから友達でいて」、洒落てますな。
「恋人でなくていいから友達でいて」「嘘でもいいから好きと言って」

「文庫本でいいから、一度手にとって」でおます。



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