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中島たい子さん、著者が40代半ばを過ぎて、パリに住む叔母のロズリーヌさんの家に居候。そこにはいたって自由なパリ人の自由な生活が。
食べるものも、着るものも、家具も、生活用品も、すべて必要なものしか持たない、そして古いものでも使えれば何でも大事に使う。
昔の日本以上に、すべてのものを大切に、それは決して貧しいからではなく、モノに対する愛情から派生している。昔パリへ仕事で通うようになって、なんてパリの男の子はオシャレなんかと感心、大きめ目のジャケットを袖をロールアップしてきている・・聞けば、自分のは買ってもらえないので親父のを借りて無理してきているのだと。息子が自分のジャケットを着てくれるなんて、何て嬉しいことか。
ちょっとした気遣い、モノを大切にする気持ちが、居心地の良いお部屋、手間をかけないのに美味しい料理、しいては心地よい人との関わりが生まれるのではないかと・・・。

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