一回こっくり | |
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
第一章・弟
第二章・一年生
第三章・出た長男
第四章・独立
第五章・一回こっくり
この本の題になっている「一回こっくり」は、第五章で、談四楼さんが自ら創った
時を江戸においた、子供を亡くした夫婦の噺を速記本のごとく、そのまま載せている。
とするとそれまでの、第一~第四章は、長い、長いマクラ。
ご自分の弟を亡くしたことを、ずっと心の奥におき、ご自分を責めていた談四楼さん。
自ら、吹っ切れる為に書かれた噺か。
今、たくさんの名作と言われる落語のネタがあるが、一つ一つに実在したモデルが
居たりして・・・普段、気楽に楽しんでいるが、心底に人間の性があるだけに、
落語が今の時代にも活きづいているんでしょうな。
まあ、できれば、本で読むより、実際の高座で聴きたい噺ですな。
まさか、演じられたのは、初演の銀座落語会の時の「一回こっくり」ではないんでしょうな。
今回、市のインターネット予約を申しこんで近くの分室に届いた最初の本。
続いて、落語関係の本を中心に、活用しなければ・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます