恩返し - 不死鳥ひとり語り | |
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中央公論新社 |
歌丸さんの半生記。
元々は古今亭今輔師匠に入門、古今亭今児で二つ目の時、「寄席の出番を増やせ」と二つ目仲間五、六人と
ストライキを企てるが、実行寸前に仲間が逃げて、今児さん一人が悪者に、そして師匠との関係も疎遠に。
二年半後、仲間の粋な計らいもあって、師匠に詫びをいれる、元の鞘に収まっても、負い目があるから居にくいだろうと、
兄弟子の米丸の弟子に・・・「桂米坊(よねぼう)」と。
そして、二年半後、二つ目のまま、「桂歌丸」に、襲名もなければ、手拭も配らない。
でも、この名前を変えてから、噺家人生に明かりが・・・・あれよあれよというまに、「笑点」のレギュラーに。
正直言って、「笑点」の、大喜利の歌丸さんしか知らない私には、後半の落語への想い、
三遊亭圓朝師匠の怪談噺など、大ネタを取組み(大師匠であたり前ですが)、
うもれた古典の復活も行っているとか、いたって新鮮。
歌丸さん曰く、自分には三人の師匠が。
金語楼先生から落語のネタを、春風亭柳橋先生からは芸を。
そして今輔師匠からは人間としての生き方そのもを教わったと。
噺家生活60周年を終えた、歌丸さんのひと区切りのおはなし。
12-B19
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