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この頃、落語をするんで着物を着る機会が多く、季節によって着る着物も違って何を合わせるのか、悩みながら楽しんでいます。
そのヒントになればと手にした本。まさに日本の花鳥風月に映える、美しい色と組み合わせ。その微妙な色についた名称がなんと粋なことか・・・。
例えば、幽玄の美意識で語られる「墨色」これは水墨画の墨の色で「黒の五彩」(焦・濃・重・淡・清)の中の「焦」にあたる色。それに続いて「焦・こげ」「丼鼠・どぶねずみ」「素鼠・すねずみ」「銀鼠・ぎんねずみ」「白鼠・しらねずみ」がある。
単なるモノトーンでこれだけの微妙なる世界を描き分ける日本のすばらしさ・・・・。ある方が言っていましたが、日本人の目が黒いのが成せる技だと・・これは定かではありませんが・・・。
日本の美しい色・・・よろしおますな。

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