
笑福亭伯枝独演会~2022.11.20
詳細は昼に・・・。
一、桂源太・・・・「紙入れ」
凄いですな、源太さん。五年目ですよ。「紙入れ」ですよ。春蝶さんに匹敵するぐらい色っぽい女将さん。それでいて若者の初々しさもあって最高の高座。
今乗っている雀太さんのお弟子さん。師匠選びから落語のセンス、目指すものがみえてきます。
注目の落語家さん、一人見っけでおます。
二、笑福亭伯枝・・「源平盛衰記・扇の的」
この独演会に向かって何度も高座に掛けられて聞いた「源平盛衰記」。でも、やはり独演会の出来が一番。いつも思うんですが、大舞台など少し緊張感のある方が落語としての出来は良いようで。何ごともちょっとした油断のすきに落とし穴があったりして、まさに“驕る平家は久しからずや”でおますな。
三、ラッキー舞・・「太神楽」
大好きな、ラッキー舞さんの高座。いつまで経っても初々しくてかわいい舞さん。茶碗の積み上げから、傘回し、ボール遊びから最後は得意の皿回し。後ろの女性のお客様が「どうすんの」「こわー」「まだ載すの」とその声聞いているだけで、こちらまで嬉しくなる。最後の皿回しで包丁が出てきたときは「ほんまにするの」「こわー」「えェ―、もうやめて」と叫び声に・・・。
ほんま凄い芸でおますな。ラッキー舞さん、大好き。
四、笑福亭伯枝・・「平の陰」
鶴志さんにつけていただいとか。どこか鶴志さんに、そして師匠の松鶴さんがちらちらと現れる「平の陰」。一人芝居のような進行で笑いを拾っていくとは、ほんま難しい噺ですな。ごまめが、これに挑戦しようとその日がくることは、絶対あり得ませんな。
五、笑福亭伯枝・・「高津の富」
つくづく聴きながら、「高津の富」は笑福亭の噺、やはりお家芸でおます。他の一門とどこが違うのか、セリフも同じなのに、なぜか骨太。間?。声の質?。押しの強さ?。松之助、鶴二、遊喬、そして伯枝さんと、笑福亭の「高津の富」が好きでおますな。
笑福亭伯枝独演会
2022年11月20日(日)午後6:00開演
天満天神繁昌亭
一、桂源太・・・・「紙入れ」
二、笑福亭伯枝・・「源平盛衰記・扇の的」
三、ラッキー舞・・「太神楽」
四、笑福亭伯枝・・「平の陰」
中入り
五、笑福亭伯枝・・「高津の富」
糸・はやしや律子、お茶子・東杏子





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