ピアノ名曲探訪・生演奏でつづる・⑦
ピアノ名曲探訪・生演奏でつづる・⑦
~バッハ・「掛け合い」の世界~
2022年8月18日(木)9:45~11:15
和泉シティプラザ・3階レセプションホール
講師・宮崎剛
ついに今回で、7回目。バッハです。このカノンというか「掛け合い」が本日のテーマ。楽しみでおます。
◉バッハの音楽の魅力
バッハはヘンデル、ヴィバルディとともに“バロック”と呼ばれ、この前と後ろでは音楽の傾向が変わる。
◉バッハの残したもの
「掛け合い」、それまでは歌、声の音楽、お祈りが基本であったのを、鍵盤楽器へと移した。そこで、多声音楽から和声音楽へと移行した。
【演奏曲目】
①、アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帳 第2巻より メヌエット ト長調 BWV Anh114
和声音の見本に・・・。
②、平均律クラヴィーア曲集 第1巻より 第1番 ハ長調 BWV.846より
グノーがこれに旋律を似せて「アヴェ・マリア」を作りました。
和声音と言いながら、時々濁った和音も使っており、いまのJAZZにもつながる。だから、バッハはJAZZの方にも重宝される。
③、半音階的幻想曲とフーガ BWV.971
このフーガの主題が「ラ・#シ、シ、ド」調性で言うと「A、B、H、C」で、BACHと遊んでいる。・・・お茶目なバッハさん。
④、パルティ-タ 第1番 BWV.825
パルティータ、変奏曲風の組曲のこと。プレリュード、アルマンド、クーランド、サラバンド、メヌエット、ジーク、へと続く。王子のために作られた曲のため全体には明るい曲に。
⑤、イタリア協奏曲 BWV.971
バッハにはほかに「フランス組曲」「イギリス組曲」などもあるが、バッハは出不精で当地へは一切行かずして、仲間からのいまこんなん流行ってるという情報だけで作ってしまう。この「イタリア協奏曲」も、イタリア趣味による、まてゃイタリア風というのが正式らしいが、協奏曲も鍵盤楽器一台で「バッハさん挑戦、できましゃろ」の声に、挑戦、まあ、いろんなことを試みたのがバッハさんです。
⑥、協奏曲 第2楽章
マルチェロのオーボエ協奏曲の第二楽章が素敵なので、そっくりそのままピアノ曲に置き換えたのがこの曲。著作権も何もなかった時代なんですな。
⑦、G線上アリア・JAZZにて
②、和泉シティプラザ
③、手持ちのバッハのピアノのCD
19枚中17枚が、グレン・グールドのCD
④、いずみ市民大学
価値ある講座でおます。
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