おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

大きなケーキにワクワクしよう!!

2009-12-06 16:24:38 | うんちく・小ネタ

ブルガリア人はだれでも甘いものに目がない!!

Keksove これは私の個人的な確信!! 甘いものを勧めてブルガリア人が断る場合、それは、ドクターストップがかかっているから!!

大家のエンカは糖が出ているにもかかわらず、「でも、少しくらいはいいのよ~」と、甘~いケーキを焼いている!! いいのか? どうもやめられないらしい・・・

ソフィア市内にどこでもある「スラドカルニッツァ」!! 甘味屋さんです。最近はいろいろなところにあらゆるお店が支店を出しています。 メインの商品は・・・ トルコの蜜シミシミのお菓子やパン菓子などもありますが、やはりホールのケーキ!! 利幅が大きいからでしょうかね? 2~3人用のミニサイズで10~20レバ(700円から1400円くらい)、6人前以上の大きなものは15レバ以上!! 

特に「ポルチカ」と書いてあるケーキ屋さんはスゴい!! 「ポルチカ」とは"オーダーメイド"的な意味合いの言葉です。といってもフルオーダーではないんですが、だいたいそんなお店にはカタログがあって(なんとケーキだけで20ページ分もある!!)、めくると30~50レバ(2000円から3500円くらい)で、子供の誕生日用、コレダ(クリスマス)用、新年用(!?)、ウェディング用などから選べます。

子供用(?)の最近の流行は、丸型ではなく四角で、上にプリント!! ディズニーなどのアニメのキャラクターが・・・ ど~やって印刷してるの? それより、著作権のほうは大丈夫?!

上に字もクリームで書いてくれますが、仕事はかなり雑・・・ 新年パーティー用にはたった3文字!! 「ЧНГ」 これは「チェスティータ・ノヴァ・ゴディナ」の略で、「新年おめでとう」の意味。クリスマスはもっと少なくなって2文字!! 「ЧК」、=チェスティータ・コレダで、クリスマスおめでとうの意。キリル文字が分からないと何のことやら・・・

そんなある日、友人のところにケーキを買っていくことになり、どうせならホールで!! と考えていたとき、甘いもの大好きな友人のエルザに会う機会があったので聞いてみました。

「お勧めのスラドカルニッツァ、ある?」

「そ~ね~。スボヴォダ地区にある”ニカイ”かな~?」

そのスラドカルニッツァ、値段は良心的で、いろいろなバリエーションがあり、2日前には「ポルチカ」も受け付けてくれるとのこと。フムフム・・・ でも、まずは味でしょーっ!! ということで、小さいパルチェを2つ、「ザ・フクシュティ」(お持ち帰り)に包んでもらいました。たった2つ、そのうちの一つはエルザが「これ、サッパリしてるわよ!」といったヤツ。だったんだけど・・・ 家に帰って一口パクリ・・・ んんん~~、あ、甘っ! を通り越して、激甘ぁぁ・・・ す、すごい・・・ ブルガリア人全員がこんなに甘いケーキを好むわけじゃないとは思うけど・・・ スゴい!! 一口でノックアウト寸前・・・ とにかく激甘のホイップクリームが、お口いっぱい、だけじゃなくて体中に行き巡っちゃった感じ・・・ でも、残すわけにはいかないし・・・ 必死で食べきりました。ふ~、久々に死ぬかと思った、甘いもので・・・

この甘さでホール・・・(汗)・・・ ということで結局は別の店で買ったケーキ。でも、甘いもの大好きなブルガリア人の友人たちは、この激甘ケーキをいっぱい食べれる!! と幸せな気持ちになるんだろうな~。

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黄色い?白さくらんぼ!!

2009-07-01 15:31:30 | うんちく・小ネタ

Belichereshi 「わっかい娘が、ウッフン…」なんて歌がありましたね… 「黄色いさくらんぼ」、昭和34年のヒット曲だそうで…(古っ!!)でも、いまだにインパクトのあるこの歌詞、宣伝や替え歌で使われたりしますよね。山口県に住んでいたことのある私、地元では有名な「星野哲郎大先生」の作詞と聞いてなおビックリ!

パザールにおいしい果物があふれるこの季節、ジェンスキー・パザール(地元民はキルコフと呼んでいる)やリューリンのパザールでもプラスコヴィ(桃)、プペシュ(メロン)、カイスィー(あんず)、それから最近はディヴィ・ヤボルキ(野りんご?)などが所狭しと並んでいます。キロ単位で買い込んで朝ごはんにしたり、ジャムやコンポートを作ったり… 最近は「1レバ分ちょうだい!!」と言って買うようにしています。これだと小銭を出さなくていいし、売り手のおじさんおばさんたちもはかりの準備ができているようで、嫌がらずに売ってくれます。

チェレシ(さくらんぼ)は友人アンゲルおじさんのところで取り放題で食べられるので買わな~い!! ということでヴィシュニ(サワーチェリー)を買ってみよう!! チェレシとは違うさわやかな酸味が心地よい…はずでしたが、今回のは酸っぱすぎ!! 歯が浮きそう…朝ごはんにするのはあきらめて、砂糖漬けに。これにブルガリア産のブランデーを入れて「チェリーブランデー」ならぬ「ヴィシュニブランデー」にしちゃおう!

それから、去年までは市場であまり見なかったもの。それが「べリ・チェレシ」つまり「黄色いさくらんぼ」ならぬ白さくらんぼです。友人たちの間では「こう見えても甘くておいしいのよ!!」色がつきそこなって黄色いんじゃなくて、こういう品種らしい… 試してみようかな?と、ジェンスキーパザールに行くと、ありましたありました!! キュステンディル産の白さくらんぼ、1キロが1.4~1.6レバ(100円強!!)。普通のさくらんぼとあまりかわりません。

食べてみると… さわやかに甘~~い!! そしてぷちっとした歯ざわりがなんともいいですね~。これはハマるかも!! 

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冬のお楽しみ!? キャベツの漬物で作る「ピレススゼレ」

2009-02-24 02:01:46 | うんちく・小ネタ

よくこのブログに登場するうちの隣人ターニャ。彼女が私に示してくれる親切のパターン。「バーニッツァ、食べてって!!」、「フィレイキ(薄切りのパン)にシレネ(白チーズ)をのせて、トーストするとおいしいのよ~」、「ほら!! シャーレン・ソル(ハーブソルト)をかけたら?」・・・ つまり、ブルガリア人ターニャがおいしいと思うものを勧めてくれる!! 80歳の彼女。外国の食べ物について話すことはまずありません。

そんなターニャなので、「自分がおいしいと思うものをあげる」=「最高の親切」という法則がいつも働きます。私がその食べ物を好きかどうかについて疑問に思うことさえないようで、「これ、好き?」と尋ねられたことすらありません・・・ でも、好きだから問題はないんですけどね、今までのところ。(笑)

で、今回も、

Kiselozele 「さァ~ もう漬かったわヨ!! キセロ・ゼレ!!」 と、ドド~ンと約5Kg分くらいのキャベツの漬物をプレゼントしてくれました。1回では持ち帰れず、2回に分けてキャベツの入った大瓶を抱えて階段を下から上へ・・・

こちらでは冬にかけて大きな入れ物(ビドン=樽?)にキャベツと塩を水に入れて(発酵を促進するのにアスピリンを入れる人も!!)漬物にするという習慣があります。ゴロゴロ丸ごと漬けると、葉が柔らかくなってはがしやすくなり、これでロールキャベツにするとウマイ!! ブルガリア語で「サルマ」という料理になります。(サルマ(複数形でサルミ)は必ずしもロールキャベツではありません。ぶどうの葉で巻いたものや羊のレバーの入ったドロップ・サルマなどもサルマなので・・・ よく分かりません)

が、ターニャは親切にも、このキャベツを漬けるときに全部をザクザクと1~2cm幅位に切ってくれていました・・・ だから、こりゃサルマには出来ない・・・で、この量・・・ やはりこうなると「ピレススゼレ」かな~・・・ 字義通りには「鶏とキャベツ」・・・ レシピはItsukoさんのサイト「Pazar.jp」を参考にさせていただきました。Itsukoさんのはトマト味を足すことで旨味と酸味が普通のキャベツに加わりオイシそう。でも、私のほうはすでに塩と発酵した酸っぱさの加わった(ついでにすごい発酵臭も!!)キャベツなのでどうしよう・・・ で、あまり味を加えず、チェルベンペペル・スラダク(甘口、というか辛くないパプリカ)と塩を少々。鶏肉はブチェタ(もも骨付き)と冷凍庫の中に残っていたフェネル(胴体部分、というかちょっと肉のついた鶏がら・・・)で。

Pileszele 仕上げはオーブンで!! すると、ウマ~イ!! 我ながらよく出来た!! 最後にオーブンで水分を飛ばしつつ煮たほうが私の好み! 濃い味が好きなので・・・(だから塩分取りすぎで血圧上がるのよ・・・)

今年の冬はこのキセロ・ゼレが大量にあるから、またピレススゼレを作ろう!! あと、5~6回は出来そう・・・にしてもスゴイ量くれたな~。 

Redpelin 食前酒はこれまたこの季節の物。赤ペリン!! ハーブの入った甘口のワインです。チンザノに近い味ですね~。ああ、今晩も外はマイナス・・・ 聞くところによるとマイナス15度くらいまで下がるらしい・・・ でも、おいしいものを食べて元気に冬を乗り切るゾ!!

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ブルガリア・ワイン・・・今が旬?

2009-02-11 16:26:08 | うんちく・小ネタ

2月に入ったある日、ソフィアの街外れにある大型スーパー「ヒット」に行きました。意外とここでしか手に入らないものがあって・・・ その日はお店の中央のスペースにたくさんのワインがずらりと並べられ、試飲用に売り出し中のワインのサンプルが出て、きれいなおねえさんがすすめてくれます。(ちなみにスーパー内は撮影禁止のため、きれいなおねえさんの写真はナシ・・・すみません。) そういえば以前も2月にヒットに行ったときワインの試飲、したなァ・・・

Bulgarianwine2 ウチの手作りのワインはとっくに消え去っています。そしてペルニックの市場などで売られていた手作りのワインは2月にはほとんど姿を消しています。なにせ早く飲まないと酢になっちゃうから。それにブルガリア人は出来た先からガンガン飲んじゃうのがおいしいと思ってるし・・・ でもワインセラーのある蔵元(?)のワインはしばらく寝かされて、この時期から出てくるのかな? 去年収穫したぶどうから出来た物や、数年樽やビンの中でしっかり温度管理されて寝かされた物が出てきています。2月1日(場所によってはバレンタインデーと同じ2月14日)がワイン祭り(トリフォン・ザレザン=初摘みの日、1年のうち初めてぶどうの木を剪定する日)と関係あるのかな?

「ヒット」の入り口にはワインフェアーの広告が貼ってあって、ボトルの写真に値段だけでなく、生産者の顔とコメントが詳しく書かれています。どの町でどんなぶどうを使って、どんなポリシーを持っているのか、などなど。ふ~ん、けっこう力入れてんだね。ワインフェアー。

おねえさんに、「シレネにはどのワインが合う?」と聞くと、「アミ・・・ シチコ オティバット!!」(え~と・・・全部合うわよ!!) あ~、そりゃそうでしょうよ。地元のワインと地元のチーズ・・・ 「でもね、」とおねえさんは続けます。「マヴルードのは一番重いから、マゼナ・フラナ(脂っこい料理)、そうね~、豚肉なんかに合うわよ。これはマヴルードとカベルネソーヴィニオンを混ぜた物で、この中ではこのメルロのが一番軽いわ。」と試飲させてくれながら説明してくれました。

Bulgarianwine1 今回のチョイスは一番リーズナブルなのを2本。「ストーンリバー メルロ」と「メズィーク マヴルード+カベルネソーヴィニオン」。(今まで何回かワインの話で「マブルッド」と表記してましたが、今回から上のリンクの表記に合わせますね。) どちらもトルコやギリシャの国境に近い地方のワインです。シレネとテレシュコ(牛肉)のルカンカ(長くて平べったいソーセージ)と一緒にいただきました。手作りの出来立てのさわやかなぶどうの味のするワインもいいけど、ワインセラーでしっかり作られたワインじゃないと重口のしっかりボディーの味は出ませんね。それに、ぶどうをつぶしたり、混ぜたり、待ったりする手間、かかんないし・・・ そんなワインがなんと1本7レバくらいから。今のレートでいうと・・・ ナンと420円!? 15レバ(900円)も出せばすばらしい味のフルボディ・ワインに出会えます!!

ブルガリア・ワイン、もっと注目されないかなァ・・・ と思っていたら、やっぱりパルバノフ大統領、日本で宣伝してたんですね、ブルガリア・ワイン。日本で一番有名なブルガリア人と言えばカロヤン(つまり琴欧洲関)、それにワインと言えば(?)この人、川島なお美(わたしたちの世代から言わせると「お笑いマンガ道場」の「だん吉・なおみのおまけコーナー」の人なんだけどなァ・・・)。おいしいブルガリア・ワイン、是非お試しあれ!!

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日本食への挑戦?! おまけ編・・・ 紅しょうが

2008-10-10 18:50:33 | うんちく・小ネタ

真っ赤に染まったジャンキ干の汁を見ていると作りたくなってしまったのが紅しょうが。これだけ赤ければ生姜も赤く染まるかな? イザッ、挑戦!!

「ヒット」や「カウフランド」、「ビラ」などの大型スーパーでは生姜が売られています。生姜はブルガリア語で「ジンジフィル」。以前から調味料として乾燥させた粉末は売られていましたが、最近では生姜の効能に「あやかりたい」ブルガリア人も増えているようで、少しずつですが根生姜も流通してきているようです。でも、輸入品なのか、ちょっと悲しく乾燥して筋っぽい・・・ ホントはみずみずしい新しい生姜が欲しいのに・・・ しょうがない(?)のでとりあえず大きな、なるべく新しそうな生姜を一かたまり買って来て、インターネットで探したレシピに従って漬けてみることに。まずは塩でつけて天日干し、それからジャンキ干の副産物のジャンキ酢(?)に1週間ほど漬けておきました。

Siso そうこうしているうちに何と!! すぐ近所に住む友人マシューとエミリーの家の裏に赤紫蘇がボーボーはえているのを発見!! いつも通ってる所なのになんで気づかなかったんだろう・・・ まさに「灯台下暗し」でした。ちょうど庭いじりをしていたエミリーに「これ、日本では食べるんだよ!もらってもいい?」と聞くと、

「全部持ってっていいわよ! どうせ来年にはまたボーボー生えてくるし、それにもうすぐ枯れるから。」

それを聞いていたマシューは、「どんな味がするんだ? 日本じゃどうやって食べるの? どんな味?」と興味深げでしたが、あんまり説明できませんでした。刺身のツマとか漬物とか、説明できなくて。ブルガリア人には紫蘇を食べるという感覚はないみたい・・・ ブルガリア人の家の庭や、お部屋の鉢植えでもしょっちゅう見るんだけどなあ・・・

Benishoga ということで、きれいなところを少しだけもらって(来年はたくさんもらってジャンキ干にも使おう!!)、塩もみしてアクを出した赤紫蘇を、下漬けして1日天日干しした生姜と一緒に漬け込みました。さてその結果は?

しっかりと赤く漬かっています!! どんな味か試してみようと、まずは一時期こちらのサイト、NIKKEIの「食べ物新日本奇行」で話題になった「紅しょうがの天ぷら」に。(ちょうどその日いい天ぷらのねたが見つかったので、そのついでに。その件はまた近日中に!! 請うご期待!!) ウ~ム、ちと塩辛いかな? でも本来細切りにして食べ物の上に載せるものだからまあ、いいか!これをとんこつラーメンや牛丼なんかにのっけるとおいしそう! で、この国のおいしいものの一つジャガイモとパスタの麺を使って超ローカルB級グルメ、おジャガの入ったやきそば(両毛線沿線名物・・・笑、これもこちらで話題でした。)で味わってみました!! ああ・・・これぞ海外生活・・・Potatoyakisoba  

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