おいしい国ブルガリアでのフボボな生活

ブルガリアのこと、まだ忘れ難く・・・
でも、アラフィフからまた新たな挑戦をはじめます!!

ウキウキ!春はお祭りだらけ! マルテニッツァ

2006-03-07 04:14:24 | ブログ

3月にはいると、寒い日があっても、雪が降る日があっても、「今は春だ!」と自分に言い聞かせてウキウキしてしまう私です。いや~、ブルガリアの冬はつらかった~!、しんどかった~!! 暗いし、大好きなカフェもインドアのみ(たばこ臭い!)だし、トイレは凍るし、雪の中を歩くのはなんだか砂浜を歩いてるみたいだし、それが溶けるとべちゃべちゃだし・・・ああ~あ、もういやっ!!!

ブルガリア人も同じ思いのようです。3月に入ったとたんに近所のバビチキ(かわいいおばあちゃんたちの意)4人もそろってお出かけするようになりました。

Martenitsa1  この時期ブルガリアは「お祭りだらけ」になります。3月(ブルガリア語で「マルト」)1日は「マルテニッツァ」といって春の訪れを告げるイベントです。この日に備えて2月の後半から、まるで日本の縁日のよう道端どこでも露店が並び、赤と白のひもで作るラッキーチャームを売っているのです。だいたい20ストティンキ(15円)~1レバ(70円)くらいで、なんでも「ラッキー」ならいい、とばかり星座名を入れたり、「愛(ブル語でリュボフ)」と書いてあったり、はてはアイドルの写真や「キティ」ちゃんもどきがつけてあったりするものもあります。これを上着の、ちょうど胸の辺りにブローチのようにつけたり、首飾りとしてつけたり、ミサンガのように手首に巻いたりします。どうもこれは3月中つけていて、そのあと木に結び付けるようです。(なんだかおみくじみたい)

Martenitsa2  この「マルテニッツァ」には、(momoさんのコメントに書かれていますが) 特有のあいさつがあります。「チェスティタ ババ マルタ」 チェスティタはおめでとう、ババは日本語と同じく「おばあさん」、そしてマルタは3月(女性形?)。んん?「弥生ばあさん??」 友人のロザンに「なんでババ・マルタなの?」と尋ねたら、「3月は女性の月」なんだとか。この月は女性が男性に命令する月なんだとか・・・ おお、それはいいことを聞いたな! よお~し・・・・

 さらに3月3日は(女の子のお祭り、ひな祭り、ではなく)ブルガリアがトルコの支配から解放された日と言うことで国の祝日で学校もお休みです。さらに地元の(ブルガリア正教会の)カレンダーをみると、3月後半には「クルスト・ポクロンナ」、つまり十字架崇拝という意味の祝日があり、4月にはいると復活祭、そして5月もなにやら祝日マークで真っ赤です。おお、ブルガリアの少年少女諸君はいつ勉強するのだろう・・・そしてブルガリア人たちはいつ仕事をするのだろう・・・・

ところで、この赤白を身に着ける「マルテニッツァ」、ブルガリアの伝統的なお祭りなんですが、友人たちに起源を聞いたところ「なんか、中国から来たらしいよ・・・」 ホントかなあ~? まあ、なんともいい加減なものです。でも、世の中おもしろいものですね。紅白がおめでたいのは洋の東西を問わないものなのでしょうか。なんでも赤は血液、白は空気を表していて生命に不可欠なものなのでおめでたいとか・・・ だからそれを3月になると身に着けるんだそうで・・・

その他、日付は確認していないのですが、「イエス・キリストが弟子たちの足を洗った記念日」なるものもあるようで、3~5月は祝日だらけです。ウキウキ気分はいいけど、あまりに祝日ありすぎじゃない? とツッコミたくなります。まっ、とにかく春はおめでたい!ブルガリア人はけっこう「おめでたい」のかも・・・

コメント (6)
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