とうとう今月の13日、ビトシャ山に初冠雪!! その日からソフィアはいきなり「冬」に突入!? って感じで寒くなりました。その日の夜には雪も混じり気温もマイナスに、日中も10度くらい・・・ サブ~っ!!! その前の週まで半そでを着ていたのに急にセーター+ダウンジャケット!!
ブルガリア人の友人たちも慌てはじめました。「カーペット洗ってない!! 窓、拭いてない!! カーテン洗わなくっちゃ!!」・・・ そんな友人の一人ヴァーニャは「ブルガリアでは初雪を見たら半袖の服をしまうとちょうどいいのヨ!」 なんだかスゴイ変化です。
この時期、家具屋やDIYショップの宣伝がよく入ります。日本もそうですけど、こういう季節の変わり目ってお部屋の模様替えをしたくなりますね~。ブルガリアでは、すすの出やすい薪や石炭を燃やすタイプのペチカをよく利用しているせいもありますが気楽に壁紙を張り替えます。ブルガリア語で壁紙のことを「タペティ」といいます。もともとブルガリア人の好きなラクダ色のモヤモヤ~っとした柄や、北欧から輸入したっぽい明るいカラフルなもの、凹凸のあるものなどなど・・・ 値段もピンキリです。慣れてくると2年に一回くらい壁紙を張り替えていて、貼り方もシロウト目にはきちんときれいに見えます。比較的安く、一気に部屋の雰囲気を変えられる模様替えですネ。
さらに最近は若い人たちに人気なのが、家具などのインテリア関連商品を一ヶ所で扱う大きな店!! だいたい大きな四つ角にドドーンとビルが建つと、そこには「メベリ」(ブルガリア語で家具の意)の看板が!! 中には高級感漂うヨーロッパの「本物」から、合板で作られた見た目モダンな若い人向けのものまでいろいろ!! 一つ一つ、壁紙、カーテン、ベッド、ソファーやテーブル、それにシーツやカバー類からスリッパやカーペットに至るまで、トータルに、いわゆる「お客様にご提案」しています。ワ~!! ステキだけど、こんなのブルガリア人に見せちゃったら、お金なくてもみ~んな買っちゃうんだろうな~、クレジットで・・・
実際、友人のラトカは去年結婚してこういう家具をトータルで購入したそうですが、現金がそろわずクレジット・・・ その上、家具の納入日に家のレモント(修理、もしくは改装)が間に合わず家具屋の有料倉庫においてもらわなければなりませんでした。一日ごとに倉庫使用料がかかる上に毎月その家具代も返していかなければなりません。(っつ~か、それに加えて家のレモントにもかなりお金をかけた!!)
こんなに貧乏なブルガリアですが、なぜだか人々は財布の中にいっぱいビザやマスターなどのクレジットカードを持っています。銀行なんかが簡単に発行するせいか、はたまたEU加盟国だから? そのせいかな~・・・ ソフィアの、あの外観はとてつもなくバッチぃ感じの共産団地の中はすっごくオシャレに、モダンになりつつあります・・・