夕方からちょっと街の散策へ出かけることに。道を歩くとダナイルとデスィの知り合いばかり・・・
「小さな街だから、もう近所みんな知ってるの。」 ふ~ん。でもそれは町のサイズだけでなく、人々の気質も関係あるかも。フレンドリーなんだよね、ソフィアより。
サンダンスキには以前にも来たことがありますが、そのときはサンダンスキ一有名なホテル、「ホテル・サンダンスキ」(某「地球のXき方」にも出てる・・・。ちなみに地元民は「アヴストリスキ・ホテル」と呼ぶらしい)の前までは行ったことあったけど、今回はその奥へ。ホテルのところまではストリートにカフェがいっぱい並んでいて、みんなは「サッカーW杯」を観戦中・・・ 橋を渡ってホテルをすぎると大きな公園になります。ダナイルが
ギンコ・ビロー!! つまり日本でおなじみのイチョウ!! 確かにイチョウの木が。秋には銀杏がなるのかな?
公園の中にはけっこう日本で見かける木々が・・・
ねむの木、そしてその隣に大きなくちなしの木。花が咲いて優しく薫っています(と、「「い~までは指輪が・・・」と、ついあの歌「by大門、じゃなくて渡」を口ずさんでしまう・・・)が、でもどれも日本のより大きく育っているような・・・ これ、ホントにくちなしの花ですか?
ホテルの前は広くなっていて、電動のバイクやジープのおもちゃで遊ぶ子供達やベンチで雑談する年寄りなど、どの街の公園でも見る風景が見られますが、歩いてみると、けっこう奥深い!!
川にはつり橋がいくつも架かり、カートの列車(??)が広い公園を巡回・・・
さらには、温泉水を使った本格的な競泳用のプールも!! 温泉に浸かりながら運動なんて一石二鳥でいいなっ!! 公園の奥のほうから、先程家で聞いたのと同じような音楽が・・・ と思っていると、公園のレストランでさっきのカップルが結婚式の披露宴。宴もたけなわ!!
おおっ、何かパルテノン宮殿みたいなのが!!
エゼロ、つまり湖(池?)がその丘のふもとにあり、ボート遊びをする家族連れが。ほとりにはカフェ。で、まずはビール♪と「パルジェニ・カルトフィ スス シレネ(白チーズののったフライドポテト)」と行きたかったのですが、店員が、「シレネがのると時間がかかりますが・・・」 あれ?何で?だってシレネをレンデ(おろしがね)ですってのせるだけでしょ?! と、ツっこもうと思ったらダナイルが「シレネを揚げるんカイ?」と先手・・・ 何のことはないシレネを切らしていて街まで買いに行かないといけない、ということらしいんですが・・・
夕涼みのそぞろ歩きにピッタリ!で、人々がぞろぞろと・・・ にしても、カフェに入って気づいたけど、お値段は首都ソフィア並みに高いゾ。
「そうなのよ。ここ、ギリシャ国境に近いでしょ。ギリシャ人がい~っぱい来るようになって上がったのよ。」
そういえばギリシャ・・・最近よくニュースで聞く国・・・ EUとかIMFが手をつける、経済危機の国として有名な・・・ 何でも多くのギリシャ人年金生活者がこの街に移住してきているとか。700ユーロしかギリシャでもらえなくて、ギリシャでは生活するのはとても大変だそうです。でもブルガリアに来たら悠々、余裕♪ 700ユーロ=1400レバ!! それはブルガリアではお金持ちだもんネ。でもブルガリアでそれだけの収入のある人が増えたら、そりゃ物価は上がるか・・・ お金持ちのギリシャ人とロマの人たちが混在する、不思議な温泉町、サンダンスキでした。